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第33童 蘇生魔法

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「ま……待ってくれ!俺はあの場所が危険だと思ったから外に非難しただけだ!逃げようとした訳じゃない!」

前方で仁王立ちしているユーリに向かって叫ぶ。
まずは油断させる。
俺は魔法が使えないと思っているのだ、隙を突くのは容易いだろう。

「そうかい?じゃあ――」

ユーリがその手に持った鞭を突然振るう。
バシンと空気を切り裂く音と「きゃあ」と悲鳴が辺りに響いた。

「ルーリ!」

ルーリが鞭で弾き飛ばされた。
強い衝撃を受けたためか透明化の魔法は解け、地面に横たわるルーリが姿を現す。
ピクリとも動かないので、焦って駆け寄り脈を確かめた。

「良かった。生きてる」

どうやら強い衝撃で気絶しているだけの様だ。
肩の傷口を見ると、服が弾け飛び、皮膚が抉れて血が溢れ出してきていた。
直ぐに回復してやりたいところだが、それをすると魔法が使える事が相手にばれてしまう。

何より5秒のディレイがきつい。
ルーリには悪いが、少しの間だけ辛抱して貰おう。

「私は魔力の流れが見えるのよ。だから魔法で姿を消してもむ・だ」

ユーリが嬉しそうに口の端を歪めた。
明かに楽しんでいるその表情を見つめ、俺は彼女を殺す事を決意する。
正直人殺しなどしたくはないが、この女を生かしておくのは余りにも危険すぎるからだ。

だから……ここで殺す。

「ま……待ってくれ。嘘を吐いたのは謝る。素直に掴まるから、命だけは許してくれ!」

俺は懇願しながら、左手を突き出した。
ユーリはそんな俺の命乞いを、酷薄な表情で眺めている。
俺が魔法を使えないと言う油断からか、その姿は隙だらけだ。
これならいける。

「ウォーター!!」

デスカタストロフを使うのが手っ取り早いのだが、それだと周りに被害が出過ぎてしまう。
そこで人間サイズに放出範囲を絞り、高魔力を込めた水魔法を放つ。
この威力なら分厚い鉄板すら貫通する。
当たれば人間など即死だ。

水はビームの様に高速でユーリに飛んでいく。

そして直撃の寸前――突然爆発した。

「な、なんだ!?」

爆発の衝撃に倒れそうになるが、何とか堪えた。
見ると辺りには濃い霧が立ち込めている。

「ひょっとして水蒸気爆発か?なんで!?」

俺の疑問に答えるかの様に、辺りを覆う水蒸気が熱風に煽られ霧散していく。
そこに姿を現したのは、炎に身を焼かれた――いや、炎を鎧の様に身に纏ったユーリだった。
どうやら水蒸気爆発は、あの炎の鎧に水が一瞬で熱されて起こった物の様だ。

恐らく魔法だろうが、一体何時詠唱したのだろうか?

ユーリの腕が動く。
次の瞬間、ぼとりと何かが地面に転がる音がした。
気になって地面に視線を落とすと――

「ぁ……ああぁぁぁぁ!?うでがぁぁぁ!!!」

転がっているのは俺の左手。
遅れてやって来た痛みに、俺は堪らず悲鳴を上げた。

激痛で目がちかちかする。
痛みで気絶してしまいそうだ……

「あああぁぁぁぁぁぁ……」

幸いと言っていいのか、傷口からはぶすぶすと煙が上がり出血はしていない。
ユーリを見ると、いつの間にか炎で出来た鞭をその手に握っていた。
どうやらあれで俺の左手を焼き切った様だ。

しかし軌道がまるで見えなかった。
これは不味い。
例え攻撃魔法を使っても、あのスピードだと最悪相打ちに持ち込まれかねないからだ。

だがやられなければやられる。
俺は痛みで涙に滲む視界でユーリを捉え、右手を突き出した。
魔法を放つために。

だがそれより早く、ユーリの腕が再び動いた。
次の瞬間空気を打つ鋭い音が響く。
恐怖から俺は思わず目を瞑ってしまう。
だが衝撃はやって来ない。

「神様係を!舐めるなぁ!!」

恐る恐る目を開けると。
青い光に包まれたリピが、俺の目の前で鞭を受け止めていた。

「リピ……お前……そんな力が……」

「これは妖精全体の力です!神様を守る為託された!この力で恩返しするです!」

そうか……リピは俺を守るために。
その為に俺の側にいてくれたんだな。

「ありがとう」

「さあ、神様!早くやっちゃってください!」

「ああ!」

俺はユーリに再度右手を向ける。
だが今度もユーリの方が早かった。

「舐めるな!!」

彼女の雄叫びと同時に鞭が燃え上がり、それはリピを身に纏う光ごと包み込んだ。
轟轟と炎の燃え上がる音。
その炎の塊が地面に落ち、その中からリピの悲鳴が……

不味い!
間に合ってくれ!

「ディメンションブレイク!!」

俺は自らの強力な魔法を放つ。
あの女を――ユーリを確実に殺すために。

俺の生み出した黒い刃は、耳を覆いたくなる様な不快な音をたてて空間を貪り喰らい、真っすぐユーリへと迫る。
流石の彼女もこの魔法は不味いと思ったのか、咄嗟に炎の壁を前方に出現させるが……

無駄だ。

俺の魔法は炎の壁など初めからなかったかの様に素通りし。
ユーリの右半身を切り飛ばした。
何が起こったのか理解できないのか、口を半開きにしたままユーリはその場に崩れ落ちる。

「リピ!……ああ、そんな……」

同時に彼女を包んでいた炎が消える。
だがそこには何も残っていなかった。
あるのはただ、地面に積もる――白い灰だけだ。

「くそっ!?なんでこんな……はっ!そうだ蘇生魔法を!」

以前サーラに尋ねられ、蘇生魔法を検索した事を思い出す。
その時見つかった方法は3つ。
3つの内2つは条件的に現実的では無かったが、1つは時間制限内なら蘇生できたはず。

俺は頭の中を検索し――そして絶望する。

「嘘だろ……なんでだよ……」

最初に検索した時気づかなかったが、よく見るとその蘇生魔法には他にも条件があった。

遺体の原型が残っている事。

その一文が、俺を絶望に叩き落とす。
どの程度の破損迄がとか、そういう次元では無かった。
リピはもう完全に灰になってしまっている。

これでは絶対に……

「え?」

屈んでいた体が急に崩れ落ちる。
何事かと思い視線を足元にやると――左足の膝より先が無くなっていた。

「う、うばああああぁぁぁ!!」

痛みに藻掻きながらも気づく、傷口から肉を焦がす煙が上がっている事に。
俺はそんな馬鹿なと思いながらも必死に顔を動かし、ユーリの倒れ辺りに視線を向ける。

そこには――

「やってくれたじゃないか……」

怒りから般若の様な形相で此方を睨みつけ、仁王立ちするユーリがいた。
吹き飛んだはずの右半身は完全に炎に包まれ、欠けた部位を補うかの様に人の形を形成している。

「嘘……だろ……」

あり得ない。
どんな化け物だよ。
体が半分吹き飛んだんだぞ?
チョビー達が何故あんなに彼女を恐れていたのか、その意味を最後の最後で痛感させられた。

意識が遠のいていく。
ディレイは終わっているが、痛みで体が動かせそうにない。

「殺してやる!!殺してやる!!」

ユーリが一歩、また一歩と此方に近づいて来る。
そしてその右腕を振り上げた。
その手には、轟轟と焔を弾かせた炎の槍が……

すまない、リピ。
ユーリ、皆……
俺が死を覚悟した瞬間、突然大きな影が落ちる。

一陣の風が吹き抜け、突如ユーリの体が吹き飛んだ。
それだけではない。
体の痛みが消え、吹き飛ばされた腕と足がみるみる再生していく。

「間に合ったか。腕が切り落とされた様なので、瞬間移動してとんで来て正解だった様だな」

上を見上げると、そこには巨大な竜。
エメラルドドラゴンの姿があった。

「助けに……来てくれたのか」

修復された足を使って俺は立ち上がる。
どうやったのかは分からないが、エメラルドドラゴンの力だろう。

「約束しただろう。必ず力になると」

「ありがとう」

大きな地響きを立て、エメラルドドラゴンが俺の前方に降り立ち。
吹き飛んだユーリを睨みつける。

「糞っ!!」

彼女は必死に炎の魔法を放つが、人を丸呑みにする様な燃え盛る炎もその巨体を軽く焦がすのが精々でしかなかった。
殆ど効いてはいないだろう。
流石は伝説に出て来る守護龍だけはある。

「さて、我が盟友を傷つけた罪は重い。その命で贖ってもらうぞ」

「ひ……」

エメラルドドラゴンがその前足をユーリに伸ばす。
踏みつぶすつもりなのだろう。
だがそれは困る。

「まて!殺すな!!」

俺の声にエメラルドドラゴンはゆっくりと振り向き、怪訝そうに首を傾げた。

「まさか、この女を助けるつもりなのか?」

「んな訳ねぇだろ!」

助ける訳など無い。
ここでこの女を助けるとか、ファンタジーとかで出て来る頭のおかしい正義マンぐらいのものだ。
俺が止めたのは、死んでしまうと困るからに過ぎない。

「材料に使う。だから捕まえておいてくれ」

「材料?まあいいだろう」

そう言うと、逃げ出そうとしていたユーリをエメラルドドラゴンは無造作にその右腕で地面に叩きつけた。
「ぐぇ」とユーリは蛙が潰された様な悲鳴を上げる。
だがどうやら死んではいない様だ。

俺はゆっくりと彼女へと近づいた。

「な、何をするつもりだ!あたしを殺せば、この国を敵にまわす事に成るんだよ!その覚悟はあるのかい!?」

「知るかぼけ!」

最後まで口の減らない女だ。
だがそんな事、もうどうでもいい。
俺は怒ってるんだ。
軍を送って来るというなら、纏めて消し飛ばしてやるだけだ。

俺は彼女の顔の前に手を翳し、魔法を使う。
使うのは蘇生魔法。
正確にはその一段階目だ。

蘇生魔法は三つ。
その内の一つは触媒が必要になるが、灰からでも蘇生する事が出来る強力な魔法だった。

そしてその触媒は――強力な魔力を持つ人間の魂。

この女の魂なら触媒として十分なはずだ。
役に立ってもらう。

魂強奪ソウルスチール

魔法を使うと、俺の手から透明な白い手が伸びユーリの体を――その中にある魂を掴み取る。

「あがぁああああぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ」

その瞬間彼女の目は白目を剥き、雄叫びと共に体が小刻みに揺れる。
口の端や鼻からは涎や鼻水が垂れ、綺麗だった顔は水分が抜けていくかの様に皺皺へと変わっていきやがて動かなくなる。

かなり苦しそうだったが知った事ではない。
自業自得だ。
触媒を手にした俺はリピの元へと戻り、その灰へと蘇生魔法を掛けた。

悪魔の代償蘇生デモンズリザレクション

魔法の光は灰に吸い込まれ。
きらきらと輝きながら小さな人型を形成していく。
やがてそれは中空へと浮かび上がり、ひときわ強く輝いた。

「リピちゃん!大復活!!」

輝きの中から、彼女が元気な姿を現す。
さっきまで死んでいたのが嘘であるかの様な元気っぷりだ。

「元気だな、おい」

「神様係ですから!!」

相変わらず意味が分からん。

「はいはい」

俺はパタパタと俺の周りを飛び回るアホを引っ掴み。
その頭を優しくデコピンした。

「何です!?まさかの虐待ですか!?」

「うるせぇ。さあ帰るぞ」

色々とやらかしてしまったから今後色々とこの国でごたごたが起こりそうではあるが、とにかく今は疲れた。
さっさと村に帰ってゆっくり休みたい。
後の事は後で考えよう。

俺は気絶していたルーリの傷を治し、村の皆やエルフ・妖精達と合流して村へと帰るのだった。
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