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大陸制覇
第3話 牢獄
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地下へと伸びる、薄暗い階段にカツカツと乾いた音が響く。
足音だ。
露出の高い水着の様な衣服の上から、深紅のマントを羽織った女性が階段を下りていく。
女の肌は黒く、まるで薄闇に溶け込んでしまいそうな程だった。
日焼けなどとは明らかに違う、特殊な種族特有の暗色の肌。
それに反発するかの様に、彼女の髪は美しい金のブロンドをしていた。
光と闇のコントラストとでも言うべき姿ではあるが、だが女のもっとも特徴的なのはその瞳だった。
薄闇の中、血の様に真っ赤に怪しく輝いている。
――ダークエルフ・リーネ。
正確には、元ダークエルフの末裔と言った方が正しいだろう。
現在の彼女は姿こそ大きな変化はないが、最上級の魔物である鮮血の女王へと生まれ変わっていた。
魔物は遺伝子レベルで、魔王に対する絶対の忠誠を植え付けられている。
それはアイテムによって変貌した者でも同じだ。
そのため、彼女はかつて欲望の赴くままに裏切り殺そうとまでした相手であるセドリに、今や絶対の忠誠を誓い、従っていた。
「食事を持って来たわ」
地下深くにある牢獄。
その一つにリーネが足を止める。
その手には食事の乗ったトレーが持たれていた。
「ありがとう。姉さん」
牢の中には、ギュレイ王国第二王子カークルと彼女の妹であるリーンの姿があった。
二人は脱走防止用に沈黙の杖で魔法を封じられており、更に王子の手足には頑丈な金属の枷が付けられている。
――堅固な牢に枷。
人間相手に一見大げさの様にも思えるが、王子はドラゴンスレイヤーありきとは言え、魔王に一太刀入れた程の力の持ち主だ。
痛い目を見たセドリがその腕を警戒し、慎重になるのも無理はない。
「外に……何か変化は?」
カークル王子がリーネに尋ねる。
その顔はかなりやつれていた。
リーネがセドリから与えられた仕事は、妹達の見張りと世話だ。
その際、外の情報を伝える事を禁じられていなかったので、彼女は大陸で今起こってる事を全て王子に話している。
――国が半壊し、多くの民が命を落とした。
そんな話を聞かされ、責任感の強いカークル王子が平気な訳もない。
彼の疲労は、牢に閉じ込められた我が身というよりも、守るべき者達を守れなかったという精神的負担から来るものだった。
「エネルギー問題で止まっていた侵攻が、近いうちに再開するって聞いてるわ」
「そうか……」
ほんの僅かでも希望の持てる知らせを。
そう思い尋ねたにも拘らず、更に悪い知らせを聞かされ、王子は小さく溜息を吐いて力なく項垂れる。
「王子……」
そんな痛ましい様子の王子の肩に、リーンがそっと優しく手を置く。
彼の事を心から心配しているのは、傍からもでハッキリ見て取れた。
だが彼女の口から、希望を抱かせる様な慰めの言葉は出て来ない。
今の状況では、それが空虚で意味のない物だと知っているからだ。
「それと、食事が終わったら魔王様に貴方を連れて来る様に言われてるわ」
「まさか!?」
姉のリーネの言葉に、リーンが目を見開く。
魔王の拠点に攻め込んだ罪で、カークル王子は牢に閉じ込められていた。
妹を思った姉のリーンが魔物化を条件に懇願した事で、何とか彼はまだ殺されずに済んではいる。
だがそれも所詮、一時的な事でしかない。
魔王の気分次第で王子はいつ処刑されてもおかしくない身だ。
「覚悟はしていたが、思ったより長かったな」
カークル王子が自嘲気味に笑う。
王子が閉じ込められてから、既に2か月以上たっている。
彼からすれば、約束など無視して魔王が直ぐにでも自分を処刑するとばかり思っていたので、覚悟はとっくに出来ていた。
「姉さん!私も!私も連れて行って!私も王子と一緒に――」
「リーン!」
カークル王子も、当然リーンの気持ちには気づいている。
そしてそれを嬉しく思ってもいた。
だが一緒に死ぬと言おうとしたリーンを、カークル王子が強い語気で一括する。
そして彼は、牢の外に立つリーネへと視線を動かした。
「あ……ごめんなさい。姉さん、私……」
リーンの願いの為に、姉であるリーネはその身を犠牲にしている。
魔物となった彼女はもう、自分の意思で死ぬ事も許されない。
それなのに感情的になって、リーネを残して好きな相手と共に死のうとした自分を彼女は強く恥じた。
「私の事は気にしなくていいわ」
そんな妹に、リーネは優しく微笑んだ。
以前なら、どんな事をしてでも妹を生き残らせようと彼女はしただろう。
だが、今大陸はセドリの手によって蹂躙されつつある。
魔王の支配する希望のない地獄の様な世界を生きるより、初めて心から愛する事が出来た男性と共に死んだ方が、きっとリーンにとって幸せなはずだ。
そうリーネは考えている。
だから、彼女は妹が望むのならそれを反対するつもりはなかった。
「二人で里を出た時の事、覚えてる?私、あの時絶対いつか里の奴らに後悔させてやるって言ったわよね」
「うん……」
「そう、これは私にとってチャンスなのよ。魔王様の御機嫌を取って上手く取り入るの。そして魔物の力を使って復讐してやるわ。きっと痛快よ。だから……私は上手くやっていくから、貴方は貴方の思う様になさい」
「姉さん……私」
リーネが牢の中に手を入れる。
その掌が、優しく涙を流す妹の頬に触れた。
「下らない三文芝居ですわね」
牢越しに見つめ合う姉妹に、不意に冷たい女の声が投げかけられた。
驚いてリーネが振り返ると、そこには――
「ナゲット様!?」
気配もなく現れた上役に気付き、リーネが思わず声を上げた。
魔物と化した彼女なら、普段ならその接近に容易く気付けたはずだ。
だが今の彼女は妹との事で頭がいっぱいだった。
そのため気づけず、彼女は激しく狼狽する。
「そ……その。いつからそこに……いらしたのですか?」
「魔王様に取り入るって所辺りかしら」
「うっ……それは……その」
魔王に対する不敬な言葉に、ナゲットの視線は厳しい。
彼女はその場でリーネの首を切り裂いてやりたい怒りを抑え、牢の方に視線を移した。
「魔王様を待たせているというのに、食事にも一切手を付けず下らない雑談に興じるなんて。呆れて言葉も出ませんわ」
「も、申し訳ありません!」
「無粋な真似をせず、最後の晩餐位ゆっくり取らせて貰いたいものだがな」
慌てて頭を下げるリーネとは裏腹に、カークル王子は落ち着いた物だ。
既に覚悟のある男に、今更恐れる者などない。
「最後の晩餐?ああ、道理でおかしなやり取りをしていると思いましたわ。言っておきますけど、魔王様は貴方を処刑する為に呼んだのではありませんわよ?」
「「「え!?」」」
「魔王様をこれ以上待たせる訳にはまいりせんから、食事は後になさい。リーネ、王子の足枷を外して外に出すのよ」
驚くリーネ達の反応を無視する様に、ナゲットはリーネに命じる。
そして牢から出た王子を、彼女はそのまま連れて行こうとした。
「あ、あの……私も――おごぉっ!?」
「「リーン!」」
リーンがその後を追う様に牢から出ようとした所、高速で動いたナゲットの蹴りがその腹部を捕らえた。
もし彼女が本気で蹴っていたなら、きっと胴体が破裂していた事だろう。
だがそうなっていない事から、ちゃんと死なない程度に手加減されていた事は分かる。
「う……うぅ……」
「私の前で堂々と脱走しようだなんて、いい度胸をしてますわね」
蹲るリーンを見るその目は、凍えるほどに冷たい物だ。
ナゲットにとって、人間は道端の虫程度でしかない。
特に好きも嫌いもなかったが、リーネ達姉妹だけは話が別だった。
彼女達がかつて敬愛する魔王を裏切り殺そうとした事を知っているナゲットは、いつか二人を自分の手で八つ裂きにしてやりたいと考える程毛嫌いしている。
それでも今殺さなかったのは、魔王の許可なく勝手な真似はしたくなかったからに過ぎない。
「待ってください!妹は脱走何て!」
「貴様……」
慌てて妹を庇おうとするリーネに、怒りで今にも飛び掛かって来そうなカークル。
そんな二人を鼻で笑い、ナゲットは敢えて無防備な背を向けた。
――もし王子が飛び掛かって来る様なら、その時は手足でもへし折って返り討ちにする。
カークルも魔王に逆らった不届きものであるため、痛めつけてやろうと考えての挑発的行動だ。
だが残念ながら王子はそれには乗ってこず、彼女の思惑は外れてしまう。
「王子……私は大丈夫です。だから……」
「分かった。魔王が俺に何の用か聞いてくる。だからここで待っててくれ」
「はい……」
「ふん。付いてきなさい」
仕掛けて来なかった事に対する不機嫌を隠す事なく、ナゲットはカークルを連れていく。
去っていく王子と姉の背中を、不安そうにリーンは見つめ続けた。
足音だ。
露出の高い水着の様な衣服の上から、深紅のマントを羽織った女性が階段を下りていく。
女の肌は黒く、まるで薄闇に溶け込んでしまいそうな程だった。
日焼けなどとは明らかに違う、特殊な種族特有の暗色の肌。
それに反発するかの様に、彼女の髪は美しい金のブロンドをしていた。
光と闇のコントラストとでも言うべき姿ではあるが、だが女のもっとも特徴的なのはその瞳だった。
薄闇の中、血の様に真っ赤に怪しく輝いている。
――ダークエルフ・リーネ。
正確には、元ダークエルフの末裔と言った方が正しいだろう。
現在の彼女は姿こそ大きな変化はないが、最上級の魔物である鮮血の女王へと生まれ変わっていた。
魔物は遺伝子レベルで、魔王に対する絶対の忠誠を植え付けられている。
それはアイテムによって変貌した者でも同じだ。
そのため、彼女はかつて欲望の赴くままに裏切り殺そうとまでした相手であるセドリに、今や絶対の忠誠を誓い、従っていた。
「食事を持って来たわ」
地下深くにある牢獄。
その一つにリーネが足を止める。
その手には食事の乗ったトレーが持たれていた。
「ありがとう。姉さん」
牢の中には、ギュレイ王国第二王子カークルと彼女の妹であるリーンの姿があった。
二人は脱走防止用に沈黙の杖で魔法を封じられており、更に王子の手足には頑丈な金属の枷が付けられている。
――堅固な牢に枷。
人間相手に一見大げさの様にも思えるが、王子はドラゴンスレイヤーありきとは言え、魔王に一太刀入れた程の力の持ち主だ。
痛い目を見たセドリがその腕を警戒し、慎重になるのも無理はない。
「外に……何か変化は?」
カークル王子がリーネに尋ねる。
その顔はかなりやつれていた。
リーネがセドリから与えられた仕事は、妹達の見張りと世話だ。
その際、外の情報を伝える事を禁じられていなかったので、彼女は大陸で今起こってる事を全て王子に話している。
――国が半壊し、多くの民が命を落とした。
そんな話を聞かされ、責任感の強いカークル王子が平気な訳もない。
彼の疲労は、牢に閉じ込められた我が身というよりも、守るべき者達を守れなかったという精神的負担から来るものだった。
「エネルギー問題で止まっていた侵攻が、近いうちに再開するって聞いてるわ」
「そうか……」
ほんの僅かでも希望の持てる知らせを。
そう思い尋ねたにも拘らず、更に悪い知らせを聞かされ、王子は小さく溜息を吐いて力なく項垂れる。
「王子……」
そんな痛ましい様子の王子の肩に、リーンがそっと優しく手を置く。
彼の事を心から心配しているのは、傍からもでハッキリ見て取れた。
だが彼女の口から、希望を抱かせる様な慰めの言葉は出て来ない。
今の状況では、それが空虚で意味のない物だと知っているからだ。
「それと、食事が終わったら魔王様に貴方を連れて来る様に言われてるわ」
「まさか!?」
姉のリーネの言葉に、リーンが目を見開く。
魔王の拠点に攻め込んだ罪で、カークル王子は牢に閉じ込められていた。
妹を思った姉のリーンが魔物化を条件に懇願した事で、何とか彼はまだ殺されずに済んではいる。
だがそれも所詮、一時的な事でしかない。
魔王の気分次第で王子はいつ処刑されてもおかしくない身だ。
「覚悟はしていたが、思ったより長かったな」
カークル王子が自嘲気味に笑う。
王子が閉じ込められてから、既に2か月以上たっている。
彼からすれば、約束など無視して魔王が直ぐにでも自分を処刑するとばかり思っていたので、覚悟はとっくに出来ていた。
「姉さん!私も!私も連れて行って!私も王子と一緒に――」
「リーン!」
カークル王子も、当然リーンの気持ちには気づいている。
そしてそれを嬉しく思ってもいた。
だが一緒に死ぬと言おうとしたリーンを、カークル王子が強い語気で一括する。
そして彼は、牢の外に立つリーネへと視線を動かした。
「あ……ごめんなさい。姉さん、私……」
リーンの願いの為に、姉であるリーネはその身を犠牲にしている。
魔物となった彼女はもう、自分の意思で死ぬ事も許されない。
それなのに感情的になって、リーネを残して好きな相手と共に死のうとした自分を彼女は強く恥じた。
「私の事は気にしなくていいわ」
そんな妹に、リーネは優しく微笑んだ。
以前なら、どんな事をしてでも妹を生き残らせようと彼女はしただろう。
だが、今大陸はセドリの手によって蹂躙されつつある。
魔王の支配する希望のない地獄の様な世界を生きるより、初めて心から愛する事が出来た男性と共に死んだ方が、きっとリーンにとって幸せなはずだ。
そうリーネは考えている。
だから、彼女は妹が望むのならそれを反対するつもりはなかった。
「二人で里を出た時の事、覚えてる?私、あの時絶対いつか里の奴らに後悔させてやるって言ったわよね」
「うん……」
「そう、これは私にとってチャンスなのよ。魔王様の御機嫌を取って上手く取り入るの。そして魔物の力を使って復讐してやるわ。きっと痛快よ。だから……私は上手くやっていくから、貴方は貴方の思う様になさい」
「姉さん……私」
リーネが牢の中に手を入れる。
その掌が、優しく涙を流す妹の頬に触れた。
「下らない三文芝居ですわね」
牢越しに見つめ合う姉妹に、不意に冷たい女の声が投げかけられた。
驚いてリーネが振り返ると、そこには――
「ナゲット様!?」
気配もなく現れた上役に気付き、リーネが思わず声を上げた。
魔物と化した彼女なら、普段ならその接近に容易く気付けたはずだ。
だが今の彼女は妹との事で頭がいっぱいだった。
そのため気づけず、彼女は激しく狼狽する。
「そ……その。いつからそこに……いらしたのですか?」
「魔王様に取り入るって所辺りかしら」
「うっ……それは……その」
魔王に対する不敬な言葉に、ナゲットの視線は厳しい。
彼女はその場でリーネの首を切り裂いてやりたい怒りを抑え、牢の方に視線を移した。
「魔王様を待たせているというのに、食事にも一切手を付けず下らない雑談に興じるなんて。呆れて言葉も出ませんわ」
「も、申し訳ありません!」
「無粋な真似をせず、最後の晩餐位ゆっくり取らせて貰いたいものだがな」
慌てて頭を下げるリーネとは裏腹に、カークル王子は落ち着いた物だ。
既に覚悟のある男に、今更恐れる者などない。
「最後の晩餐?ああ、道理でおかしなやり取りをしていると思いましたわ。言っておきますけど、魔王様は貴方を処刑する為に呼んだのではありませんわよ?」
「「「え!?」」」
「魔王様をこれ以上待たせる訳にはまいりせんから、食事は後になさい。リーネ、王子の足枷を外して外に出すのよ」
驚くリーネ達の反応を無視する様に、ナゲットはリーネに命じる。
そして牢から出た王子を、彼女はそのまま連れて行こうとした。
「あ、あの……私も――おごぉっ!?」
「「リーン!」」
リーンがその後を追う様に牢から出ようとした所、高速で動いたナゲットの蹴りがその腹部を捕らえた。
もし彼女が本気で蹴っていたなら、きっと胴体が破裂していた事だろう。
だがそうなっていない事から、ちゃんと死なない程度に手加減されていた事は分かる。
「う……うぅ……」
「私の前で堂々と脱走しようだなんて、いい度胸をしてますわね」
蹲るリーンを見るその目は、凍えるほどに冷たい物だ。
ナゲットにとって、人間は道端の虫程度でしかない。
特に好きも嫌いもなかったが、リーネ達姉妹だけは話が別だった。
彼女達がかつて敬愛する魔王を裏切り殺そうとした事を知っているナゲットは、いつか二人を自分の手で八つ裂きにしてやりたいと考える程毛嫌いしている。
それでも今殺さなかったのは、魔王の許可なく勝手な真似はしたくなかったからに過ぎない。
「待ってください!妹は脱走何て!」
「貴様……」
慌てて妹を庇おうとするリーネに、怒りで今にも飛び掛かって来そうなカークル。
そんな二人を鼻で笑い、ナゲットは敢えて無防備な背を向けた。
――もし王子が飛び掛かって来る様なら、その時は手足でもへし折って返り討ちにする。
カークルも魔王に逆らった不届きものであるため、痛めつけてやろうと考えての挑発的行動だ。
だが残念ながら王子はそれには乗ってこず、彼女の思惑は外れてしまう。
「王子……私は大丈夫です。だから……」
「分かった。魔王が俺に何の用か聞いてくる。だからここで待っててくれ」
「はい……」
「ふん。付いてきなさい」
仕掛けて来なかった事に対する不機嫌を隠す事なく、ナゲットはカークルを連れていく。
去っていく王子と姉の背中を、不安そうにリーンは見つめ続けた。
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