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第二章 希望を求めて
第一話 ファーストキス
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剣を振るう。
剣を大上段に掲げ、振り下ろす。単純な作業ではあるが、体の軸を一切ぶらさずに振るうのは案外難しい。
この一連の動作を日に千回。
唯々無心で行う。
「マイキ―!マイキー!」
日課の素振りを行っていると遠くから甲高い声が聞こえてきた。
俺は日課を中断し、振り返り応える。
「誰がマイキーだ!このブス!」
「なんですって!!せっかく遊びに来てあげたのに何て言い草なの!」
「俺は訓練中なんだよ!分かってて邪魔しにくんな!」
毎日毎日人の訓練を邪魔しに来る。
どんだけ暇なんだよ、こいつは。
「訓練なんかより公園でデートしましょうよ」
「しねーよ!ていうか何でお前とデートしなきゃならないんだよ!」
「何言ってるの、フィアンセである私とデートするのは貴方の義務よ」
「そんなもん親が勝手に決めただけだろ!」
彼女の名はエミリー。エミリー・フーファ。
一応俺の婚約者という事になる。
「マイキー。私とあなたが結ばれるのは運命なのよ。お父様達はその運命に従っただけよ」
「運命とかそんな胡散臭いもの俺は信じねーよ。後マイキー言うな!」
俺の名はマイケル・フーコン。
皆からはマイクって呼ばれてる。只一人を除いて。
「何でよ!エミリーの恋人なんだから、マイキー以外ありえないでしょ!」
彼女は子供の頃に読んだ絵本にかなり感化されていた。
その絵本の主人公がマイキーで、恋人の名がエミリーだったため俺の事をマイキーと呼びやがる。
あほっぽい呼び方だから止めろと、何度も注意しているのだが聞きやしない。
「とにかく、俺は朝の訓練で忙しいんだ。邪魔しないでくれ」
「マイキーが私を守るために強くなろうとするのは嬉しいけど。でもでもデートしたいんだもの!」
俺はお前の為に強くなるなんて一言も言ってないぞ。
いや、勿論危険な時は助けてやるけども。
後マイキー呼ぶな。
「エミリーは他にやる事ないのかよ?」
「マイキーと愛を育むこと以外ないわ」
エミリーを眺める。
ふわふわのフリルが付いたピンクのワンピースに身を包み、軽くウェーブがかかった金の髪。
大きな瞳も髪と同じく金色に輝いており、その顔立ちは綺麗に整っていた。
美少女と言って差しさわりない容貌ではあるが、一つだけ大きな欠点がある。
そばかすだ。
ほっぺがそばかすだらけなのだ。
これが無かったら冗談抜きで惚れていた可能性は高い。
人間顔だと思ってはいないが、そばかすだけは許せない。
何事にも好みという物があるものだ。
後マイキー言うな。
「やだわマイキー、そんなに見つめちゃって。恥ずかしいじゃない」
そう言いながら彼女は目を瞑り、頬を染めながら唇を突き出す。
この女あほか?
何でこの状況下でキスされると思ったんだ?
まあ正直、突き出されているバラ色の唇は魅力的で、キスしたくないかと言えば嘘になる。
だがここで衝動に負けてキスしてしまっては、もはやエミリーから逃れられなくなってしまうのは目に見えていた。
12という若い身空で将来の相手が決まるなど冗談ではない。
という事でエミリーから少し離れ、再び素振りを始める。
俺が無視したことに気づいたのか、エミリーが抗議の声を上げるが華麗にスルー。
「マイキーのいけず!もう知らないんだから!!」
そう叫びつつも彼女はその場で三角座りを始める。
どうやらどこかにも行くつもりはないようだ。
いけずだと思うならどっか行けよ。
後、マイキー言うな。
「素振りが終わったらちゃんとデートしてよね」
「終わったら次は走り込みだ」
「ぇー。やだやだー」
こんなやり取りを始めて早四年。
彼女はいつになったら諦めてくれるのだろうかと、溜息を吐く。
まあいい。
気を取り直し素振りを再開する。
俺は将来、父の様な偉大な戦士になる。
この街を守れるぐらい立派な戦士に。
その為の訓練だ。
「ねぇマイキー、お空がとっても青く澄んでて素敵よ。早くデートしましょう」
彼女は俺の将来の夢を知ってて当たり前のように妨害してくる。
こいつ本気で俺と結婚する気あるのだろうか?
とりあえず。
「マイキー言うな!」
▼
「ルンルンルン。マイキーとデート!マイキーとデート!」
「…………」
「ねぇマイキー。好きって言って」
「言うか!」
無駄にハイテンションでスキップしてたかと思うと、唐突に頬を染めながら馬鹿なことを言ってくる。
そもそもこれはデートではない。
ここはエニルの森。
サンロイスの街の南に広がる大森林だ。
この森の名の由来は、かつて魔女エニルが自身を魔法で森に変えたという逸話からくるもので。
その為エニルの加護が森にはあり、魔獣たちはこの森には寄ってこないそうだ。
「キャッ!マイキー!今向こうの方で何か大きなものが動いたわ!」
突然エミリーが大声で叫びながらこちらに抱き着いてくる。
「ウサギか何かだろう?一々大声上げるなよ」
「本当よ!本当に何か動いたの!」
見間違いに決まってる。
逸話の信憑性は兎も角、この森に魔獣は出ない。
「ひょっとしたらブラウンさん達じゃないの?」
「パパ達は反対側に言ったじゃない!」
そういやそうだった。
俺達はブラウンさんに頼まれて、薬草収集の手伝いのためにこの森へやって来ている。
大人は単独で。
俺達はまだ子供という名目で、二人一組で行動させられていた。
当然、これは娘のエミリーに激甘のブラウンさんの仕掛けた罠だ。
魔獣が出ない以上子供でも単独行動で問題ない。
そう主張してはみたが。
「君は娘をこんな危険な場所に一人にするつもりかね!」
そう凄まれて仕方なくエミリーと行動する羽目に。
「とにかく、何かの見間違いだろう。とりあえず離れてくれ」
エミリーが本気で怯えていたからそのままにしておいたけど。
いつまでも抱き着かれたままじゃ堪ったものでは無い。
色んな意味で。
しかしエミリーは離れようとしない。
まさかまたキスのおねだりかよ。
懲りない奴だとエミリーの顔を見ると、その顔は恐怖で引きつっていた。
今までに見た事も無いような恐怖の表情。
その視線の先をゆっくりと確認し、息をのむ。
「エミリー逃げろ」
恐怖のあまり、そう小さく声を絞り出すので精一杯だった。
ありったけの勇気を振り絞り、エミリーを庇うように前に出て腰に掛けてあった剣を引き抜く。
構えた剣先が震える。
剣先だけじゃない。
恐怖で足も竦む。
目の前にいる魔獣が怖くて仕方なかった。
魔獣ケルベロス
三つ首の魔獣。その巨体は四足の状態で優に二メートルは超える。
そんな魔獣が、音もなくいつの間にか直ぐそばまで忍び寄ってきていたのだ。
「マイケル……」
「いいから早く逃げろ。あいつは僕が倒すから」
「そんなの無理よ……」
彼女の言う通り。
倒すなんて絶対無理だ。
だけど僕は戦士だ。
まだ認められてなくたって、子供のころからずっと戦士を目指して頑張ってきた。
だからか弱い女の子を守るために命を張る。
父さんだってきっと同じことをするはずだ。
「だったら助けを呼んできてくれ。僕が時間を稼ぐから」
「マイケルぅ……」
エミリーが今にも泣きそうな顔をする。
そんな彼女の唇にそっと口づけをする。
「大好きだよエミリー。さあ、行って」
「私も!私も大好きだよ!!」
涙を流しながらそう叫び、エミリーは走り去る。
魔獣は動かない。
エミリーを追う様子すら見せなかったことで確信する。
こいつは上位種だ。
知能の低い通常のケルベロスなら、逃げようとする相手を本能的に追うはず。
ケルベロスでさえ時間を稼げるか絶望的だってのに。
さらに上位種なんて……
「別れは済んだか?」
真ん中の首が野太い声で語り掛けてくる。
魔獣の上位種は知能が高く、人語すら解して操る。
「なあ、見逃してくれないか?」
無駄だと思うが、一か八かで聞いてみる。
「見逃してくれるんなら、俺に出来る事なら――」
「残念だが諦めろ」
俺の言葉を遮り死刑宣告が下される。
「我は小腹がすいている。お前でそれを満たす」
そう告げた瞬間ケルベロスは跳躍した。
その一飛びで、五メートルはあった間合いが一瞬でゼロに。
咄嗟に剣を振るうが左の頭に噛み止められ、前足で吹き飛ばされる。
「ガハッ」
胸に激痛が走った。
口から暖かい物を吐き出し、痛みで意識を失いそうになる。
それでも生きようと痛みに耐え、必死に体を動かそうと試みるが反応してくれない。
目の前にゆっくりと迫るケルベロスを、今にも途切れそうになる朦朧とした意識で眺める。
だめか……
俺はこいつに食われるのか……
観念して目を瞑る。
次の瞬間、何かが刎ね飛ばされた様な鈍い音が響き。
次いでドスンと大きなものが倒れる音がした。
恐る恐る目を開いてみると。
そこにはつなぎを来た緑の瞳の天使が立っていた。
「てんし……さま?……」
そう呟くだけで限界が訪れ。
俺の意識は闇に落ちて行った。
剣を大上段に掲げ、振り下ろす。単純な作業ではあるが、体の軸を一切ぶらさずに振るうのは案外難しい。
この一連の動作を日に千回。
唯々無心で行う。
「マイキ―!マイキー!」
日課の素振りを行っていると遠くから甲高い声が聞こえてきた。
俺は日課を中断し、振り返り応える。
「誰がマイキーだ!このブス!」
「なんですって!!せっかく遊びに来てあげたのに何て言い草なの!」
「俺は訓練中なんだよ!分かってて邪魔しにくんな!」
毎日毎日人の訓練を邪魔しに来る。
どんだけ暇なんだよ、こいつは。
「訓練なんかより公園でデートしましょうよ」
「しねーよ!ていうか何でお前とデートしなきゃならないんだよ!」
「何言ってるの、フィアンセである私とデートするのは貴方の義務よ」
「そんなもん親が勝手に決めただけだろ!」
彼女の名はエミリー。エミリー・フーファ。
一応俺の婚約者という事になる。
「マイキー。私とあなたが結ばれるのは運命なのよ。お父様達はその運命に従っただけよ」
「運命とかそんな胡散臭いもの俺は信じねーよ。後マイキー言うな!」
俺の名はマイケル・フーコン。
皆からはマイクって呼ばれてる。只一人を除いて。
「何でよ!エミリーの恋人なんだから、マイキー以外ありえないでしょ!」
彼女は子供の頃に読んだ絵本にかなり感化されていた。
その絵本の主人公がマイキーで、恋人の名がエミリーだったため俺の事をマイキーと呼びやがる。
あほっぽい呼び方だから止めろと、何度も注意しているのだが聞きやしない。
「とにかく、俺は朝の訓練で忙しいんだ。邪魔しないでくれ」
「マイキーが私を守るために強くなろうとするのは嬉しいけど。でもでもデートしたいんだもの!」
俺はお前の為に強くなるなんて一言も言ってないぞ。
いや、勿論危険な時は助けてやるけども。
後マイキー呼ぶな。
「エミリーは他にやる事ないのかよ?」
「マイキーと愛を育むこと以外ないわ」
エミリーを眺める。
ふわふわのフリルが付いたピンクのワンピースに身を包み、軽くウェーブがかかった金の髪。
大きな瞳も髪と同じく金色に輝いており、その顔立ちは綺麗に整っていた。
美少女と言って差しさわりない容貌ではあるが、一つだけ大きな欠点がある。
そばかすだ。
ほっぺがそばかすだらけなのだ。
これが無かったら冗談抜きで惚れていた可能性は高い。
人間顔だと思ってはいないが、そばかすだけは許せない。
何事にも好みという物があるものだ。
後マイキー言うな。
「やだわマイキー、そんなに見つめちゃって。恥ずかしいじゃない」
そう言いながら彼女は目を瞑り、頬を染めながら唇を突き出す。
この女あほか?
何でこの状況下でキスされると思ったんだ?
まあ正直、突き出されているバラ色の唇は魅力的で、キスしたくないかと言えば嘘になる。
だがここで衝動に負けてキスしてしまっては、もはやエミリーから逃れられなくなってしまうのは目に見えていた。
12という若い身空で将来の相手が決まるなど冗談ではない。
という事でエミリーから少し離れ、再び素振りを始める。
俺が無視したことに気づいたのか、エミリーが抗議の声を上げるが華麗にスルー。
「マイキーのいけず!もう知らないんだから!!」
そう叫びつつも彼女はその場で三角座りを始める。
どうやらどこかにも行くつもりはないようだ。
いけずだと思うならどっか行けよ。
後、マイキー言うな。
「素振りが終わったらちゃんとデートしてよね」
「終わったら次は走り込みだ」
「ぇー。やだやだー」
こんなやり取りを始めて早四年。
彼女はいつになったら諦めてくれるのだろうかと、溜息を吐く。
まあいい。
気を取り直し素振りを再開する。
俺は将来、父の様な偉大な戦士になる。
この街を守れるぐらい立派な戦士に。
その為の訓練だ。
「ねぇマイキー、お空がとっても青く澄んでて素敵よ。早くデートしましょう」
彼女は俺の将来の夢を知ってて当たり前のように妨害してくる。
こいつ本気で俺と結婚する気あるのだろうか?
とりあえず。
「マイキー言うな!」
▼
「ルンルンルン。マイキーとデート!マイキーとデート!」
「…………」
「ねぇマイキー。好きって言って」
「言うか!」
無駄にハイテンションでスキップしてたかと思うと、唐突に頬を染めながら馬鹿なことを言ってくる。
そもそもこれはデートではない。
ここはエニルの森。
サンロイスの街の南に広がる大森林だ。
この森の名の由来は、かつて魔女エニルが自身を魔法で森に変えたという逸話からくるもので。
その為エニルの加護が森にはあり、魔獣たちはこの森には寄ってこないそうだ。
「キャッ!マイキー!今向こうの方で何か大きなものが動いたわ!」
突然エミリーが大声で叫びながらこちらに抱き着いてくる。
「ウサギか何かだろう?一々大声上げるなよ」
「本当よ!本当に何か動いたの!」
見間違いに決まってる。
逸話の信憑性は兎も角、この森に魔獣は出ない。
「ひょっとしたらブラウンさん達じゃないの?」
「パパ達は反対側に言ったじゃない!」
そういやそうだった。
俺達はブラウンさんに頼まれて、薬草収集の手伝いのためにこの森へやって来ている。
大人は単独で。
俺達はまだ子供という名目で、二人一組で行動させられていた。
当然、これは娘のエミリーに激甘のブラウンさんの仕掛けた罠だ。
魔獣が出ない以上子供でも単独行動で問題ない。
そう主張してはみたが。
「君は娘をこんな危険な場所に一人にするつもりかね!」
そう凄まれて仕方なくエミリーと行動する羽目に。
「とにかく、何かの見間違いだろう。とりあえず離れてくれ」
エミリーが本気で怯えていたからそのままにしておいたけど。
いつまでも抱き着かれたままじゃ堪ったものでは無い。
色んな意味で。
しかしエミリーは離れようとしない。
まさかまたキスのおねだりかよ。
懲りない奴だとエミリーの顔を見ると、その顔は恐怖で引きつっていた。
今までに見た事も無いような恐怖の表情。
その視線の先をゆっくりと確認し、息をのむ。
「エミリー逃げろ」
恐怖のあまり、そう小さく声を絞り出すので精一杯だった。
ありったけの勇気を振り絞り、エミリーを庇うように前に出て腰に掛けてあった剣を引き抜く。
構えた剣先が震える。
剣先だけじゃない。
恐怖で足も竦む。
目の前にいる魔獣が怖くて仕方なかった。
魔獣ケルベロス
三つ首の魔獣。その巨体は四足の状態で優に二メートルは超える。
そんな魔獣が、音もなくいつの間にか直ぐそばまで忍び寄ってきていたのだ。
「マイケル……」
「いいから早く逃げろ。あいつは僕が倒すから」
「そんなの無理よ……」
彼女の言う通り。
倒すなんて絶対無理だ。
だけど僕は戦士だ。
まだ認められてなくたって、子供のころからずっと戦士を目指して頑張ってきた。
だからか弱い女の子を守るために命を張る。
父さんだってきっと同じことをするはずだ。
「だったら助けを呼んできてくれ。僕が時間を稼ぐから」
「マイケルぅ……」
エミリーが今にも泣きそうな顔をする。
そんな彼女の唇にそっと口づけをする。
「大好きだよエミリー。さあ、行って」
「私も!私も大好きだよ!!」
涙を流しながらそう叫び、エミリーは走り去る。
魔獣は動かない。
エミリーを追う様子すら見せなかったことで確信する。
こいつは上位種だ。
知能の低い通常のケルベロスなら、逃げようとする相手を本能的に追うはず。
ケルベロスでさえ時間を稼げるか絶望的だってのに。
さらに上位種なんて……
「別れは済んだか?」
真ん中の首が野太い声で語り掛けてくる。
魔獣の上位種は知能が高く、人語すら解して操る。
「なあ、見逃してくれないか?」
無駄だと思うが、一か八かで聞いてみる。
「見逃してくれるんなら、俺に出来る事なら――」
「残念だが諦めろ」
俺の言葉を遮り死刑宣告が下される。
「我は小腹がすいている。お前でそれを満たす」
そう告げた瞬間ケルベロスは跳躍した。
その一飛びで、五メートルはあった間合いが一瞬でゼロに。
咄嗟に剣を振るうが左の頭に噛み止められ、前足で吹き飛ばされる。
「ガハッ」
胸に激痛が走った。
口から暖かい物を吐き出し、痛みで意識を失いそうになる。
それでも生きようと痛みに耐え、必死に体を動かそうと試みるが反応してくれない。
目の前にゆっくりと迫るケルベロスを、今にも途切れそうになる朦朧とした意識で眺める。
だめか……
俺はこいつに食われるのか……
観念して目を瞑る。
次の瞬間、何かが刎ね飛ばされた様な鈍い音が響き。
次いでドスンと大きなものが倒れる音がした。
恐る恐る目を開いてみると。
そこにはつなぎを来た緑の瞳の天使が立っていた。
「てんし……さま?……」
そう呟くだけで限界が訪れ。
俺の意識は闇に落ちて行った。
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