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22話 海戦
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足場が大きく揺れる。
船同士がぶつかった衝撃だ。
俺は接舷された敵の船へと飛び込んだ。
「てめぇ!?」
俺に気づいた男がサーベルを振り翳した。
だがそれを振り下ろすよりも早く、俺はそいつを吹っ飛ばす。
手加減はしていない
顔面が砕けて確実に死んでいるだろう。
これは戦争だ。
敵を殺さず逃がせば、そいつが別の戦場で仲間を殺す事になる。
だから容赦しない。
俺は目につく相手を容赦なく殺して回る。
俺は今、革命軍に参加して戦っていた。
勿論相手はレイラの軍だ。
戦争とはいえ、関係のない物を手に掛けるのはやはり気が咎める。
だが……俺は奴らに復讐する。
その為には手段を選ぶつもりはなかった。
「おかえりー」
船を沈めて戻るとリピに出迎えられる。
彼女には、俺の乗っている船を魔法で守ってもらっていた。
海の中に放り出されたのでは溜まらないからな。
「勝どきを上げろ!あたしたちの勝ちだ!」
レイラの命令でラッパの音が鳴り響く。
見ると敵は撤退していっている。
どうやら此処での戦闘はこれまでの様だ。
既に数戦しているが、いずれもレイラの影は感じられなかった。
どうやら戦場に出てくる気はないらしい。
まああいつは絡め手を売りとする盗賊だ。
船の上では本来の力は発揮しきれないだろうから、当然と言えば当然なのかもしれない。
「いやあ快勝快勝。あんたらのお陰で連戦連勝さ!」
この船の担う戦術的役割は大きかった。
船はリピの強力な結界で守られている為に、砲撃や魔法をものともしない。
それを生かして先陣を切り、接舷しては俺とレイラで船を落としまくっている。
その為相手は戦線を維持できず、敗走を余儀なくされていた。
とは言え――
「厳しいな」
勝ってはいる。
勝ってはいるが、それは一時的な物だ。
相手は引き際を心得ているため、言う程損害は与えられていない。
「やっぱあんたもそう思うかい?」
資金や物資は圧倒的に相手が上だ。
これだけ引き際が良いのは、長期戦を想定しての事だろう。
そうなると余裕のない此方はジリ貧に追い込まれていく。
守りに徹し、此方が疲弊した所を狙われるは目に見えていた。
「それで今、トップ共が作戦を練ってるんだけど。どうやら、暗殺を狙うって方向に決まりそうなんだよね」
暗殺か。
悪くない手だ。
今の敵はレイラの資金と手腕によって成り立っている。
だがその配下は所詮荒くれ者共の集まりだ。
彼女が死ねば、欲の突っぱねあいで直ぐに瓦解するのは目に見えていた。
「だがどうやって?」
問題は二つある。
一つは、どうやってレイラの元迄辿り着くかだ。
レイラのいる島まで、敵が俺達を素通ししてくれるとは思えない。
戦闘で突破していくにも、流石にこの船一隻でそれらすべてを何とかするのは難しいだろう。
もう一つは、どうやってレイラを殺すかだ。
魔族との戦いにおいて、彼女は魔王城のトラップをすべて解除している。
裏を返せばそれは罠に精通していることを表す。
そな彼女の屋敷には、暗殺を警戒した罠がそれこそ無数に用意されている事だろう。容易くは辿り着かせてはくれないだろう。
そして何よりも問題なのは、その強さだ。
彼女は強い。
パーティーにおいて最弱ではあったが、腐っても魔王を倒した者の1人だ。
今の俺の実力では、一対一でも勝てるかどうか怪しいだろう。
勿論冥界の力を使えば話は別だが。
あれは出来るだけ使わずに済ませたい。
「潜入するのに、リピの魔法の力を使わせて貰う」
「リピの?」
「リピの魔法には、水中で呼吸と移動ができる魔法があるんだ。そうだよな?」
「うん」
リピが聞かれて頷く。
水中で自由に呼吸できる魔法など、大賢者である俺も知らない魔法だ。
流石妖精と言った所か。
自分を鍛える事ばかり考えていたので、リピに余り構ってこなかったが。
俺の知らない魔法を扱える様なら、一度ちゃんとその辺りの話を聞いておいた方が良さそうだ。
何か役に立つ特殊な魔法が他にもあるかもしれないからな。
因みに俺の知らない情報をレイラが握っているのは、甘い蜂蜜を使ってリピを懐柔している為だ。リピは蜂蜜に目が無かった。
「それを使って敵の包囲網を突破して、奇襲をかけるって方向で大体固まってる。それで――」
「俺にも参加しろと」
「ああ、盗賊とはいえ腐っても勇者パーティーの一員だった女だ。少数で狩るにはぜひともあんたの力を借りたい」
正直迷う。
これは復讐の絶好のチャンスだ。
しかしそうなると、100%冥界の力に頼る必要が出てくる。
「分かった、いいだろう」
未来とチャンスを秤にかけた結果、チャンス側に俺の心は大きく傾く。
奴が勢力を拡大すれば、ますます手出しが難しくなるだろう。
そうなると、いつチャンスが巡って来るか分かった物ではなかった。
他にも始末したい人間が4人もいるのだ。
こんな所で足踏みしている場合ではない。
「助かるよ」
「俺は自分の目的の為にやるだけだ。別に礼はいらんさ」
そう告げると俺は自分の船室に向かった。
勿論目的はトレーニングの為だ。
奴との戦いの前に、少しでも完璧に仕上げておかなければ。
船同士がぶつかった衝撃だ。
俺は接舷された敵の船へと飛び込んだ。
「てめぇ!?」
俺に気づいた男がサーベルを振り翳した。
だがそれを振り下ろすよりも早く、俺はそいつを吹っ飛ばす。
手加減はしていない
顔面が砕けて確実に死んでいるだろう。
これは戦争だ。
敵を殺さず逃がせば、そいつが別の戦場で仲間を殺す事になる。
だから容赦しない。
俺は目につく相手を容赦なく殺して回る。
俺は今、革命軍に参加して戦っていた。
勿論相手はレイラの軍だ。
戦争とはいえ、関係のない物を手に掛けるのはやはり気が咎める。
だが……俺は奴らに復讐する。
その為には手段を選ぶつもりはなかった。
「おかえりー」
船を沈めて戻るとリピに出迎えられる。
彼女には、俺の乗っている船を魔法で守ってもらっていた。
海の中に放り出されたのでは溜まらないからな。
「勝どきを上げろ!あたしたちの勝ちだ!」
レイラの命令でラッパの音が鳴り響く。
見ると敵は撤退していっている。
どうやら此処での戦闘はこれまでの様だ。
既に数戦しているが、いずれもレイラの影は感じられなかった。
どうやら戦場に出てくる気はないらしい。
まああいつは絡め手を売りとする盗賊だ。
船の上では本来の力は発揮しきれないだろうから、当然と言えば当然なのかもしれない。
「いやあ快勝快勝。あんたらのお陰で連戦連勝さ!」
この船の担う戦術的役割は大きかった。
船はリピの強力な結界で守られている為に、砲撃や魔法をものともしない。
それを生かして先陣を切り、接舷しては俺とレイラで船を落としまくっている。
その為相手は戦線を維持できず、敗走を余儀なくされていた。
とは言え――
「厳しいな」
勝ってはいる。
勝ってはいるが、それは一時的な物だ。
相手は引き際を心得ているため、言う程損害は与えられていない。
「やっぱあんたもそう思うかい?」
資金や物資は圧倒的に相手が上だ。
これだけ引き際が良いのは、長期戦を想定しての事だろう。
そうなると余裕のない此方はジリ貧に追い込まれていく。
守りに徹し、此方が疲弊した所を狙われるは目に見えていた。
「それで今、トップ共が作戦を練ってるんだけど。どうやら、暗殺を狙うって方向に決まりそうなんだよね」
暗殺か。
悪くない手だ。
今の敵はレイラの資金と手腕によって成り立っている。
だがその配下は所詮荒くれ者共の集まりだ。
彼女が死ねば、欲の突っぱねあいで直ぐに瓦解するのは目に見えていた。
「だがどうやって?」
問題は二つある。
一つは、どうやってレイラの元迄辿り着くかだ。
レイラのいる島まで、敵が俺達を素通ししてくれるとは思えない。
戦闘で突破していくにも、流石にこの船一隻でそれらすべてを何とかするのは難しいだろう。
もう一つは、どうやってレイラを殺すかだ。
魔族との戦いにおいて、彼女は魔王城のトラップをすべて解除している。
裏を返せばそれは罠に精通していることを表す。
そな彼女の屋敷には、暗殺を警戒した罠がそれこそ無数に用意されている事だろう。容易くは辿り着かせてはくれないだろう。
そして何よりも問題なのは、その強さだ。
彼女は強い。
パーティーにおいて最弱ではあったが、腐っても魔王を倒した者の1人だ。
今の俺の実力では、一対一でも勝てるかどうか怪しいだろう。
勿論冥界の力を使えば話は別だが。
あれは出来るだけ使わずに済ませたい。
「潜入するのに、リピの魔法の力を使わせて貰う」
「リピの?」
「リピの魔法には、水中で呼吸と移動ができる魔法があるんだ。そうだよな?」
「うん」
リピが聞かれて頷く。
水中で自由に呼吸できる魔法など、大賢者である俺も知らない魔法だ。
流石妖精と言った所か。
自分を鍛える事ばかり考えていたので、リピに余り構ってこなかったが。
俺の知らない魔法を扱える様なら、一度ちゃんとその辺りの話を聞いておいた方が良さそうだ。
何か役に立つ特殊な魔法が他にもあるかもしれないからな。
因みに俺の知らない情報をレイラが握っているのは、甘い蜂蜜を使ってリピを懐柔している為だ。リピは蜂蜜に目が無かった。
「それを使って敵の包囲網を突破して、奇襲をかけるって方向で大体固まってる。それで――」
「俺にも参加しろと」
「ああ、盗賊とはいえ腐っても勇者パーティーの一員だった女だ。少数で狩るにはぜひともあんたの力を借りたい」
正直迷う。
これは復讐の絶好のチャンスだ。
しかしそうなると、100%冥界の力に頼る必要が出てくる。
「分かった、いいだろう」
未来とチャンスを秤にかけた結果、チャンス側に俺の心は大きく傾く。
奴が勢力を拡大すれば、ますます手出しが難しくなるだろう。
そうなると、いつチャンスが巡って来るか分かった物ではなかった。
他にも始末したい人間が4人もいるのだ。
こんな所で足踏みしている場合ではない。
「助かるよ」
「俺は自分の目的の為にやるだけだ。別に礼はいらんさ」
そう告げると俺は自分の船室に向かった。
勿論目的はトレーニングの為だ。
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