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外伝 その王子と恋に落ちたら大変です 第十章 蝶の夢(下)
第四十話 黄泉から帰る(下)
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ルドガーは、ラウデシア王国の遥か北方の、雪深い山間にあるコンラートの巣を訪れた。
巣の中はシンと静まり返って、どこか薄暗い。
当たり前だ。
巣の主であったコンラートはいなくなり、その姉エリザヴェータもいなくなった。
この巣を訪れるのは、今やルドガー一人だけだ。
ルドガーはコンラートの巣を訪れると、彼の寝台の周りを探した。
自分の身の回りに無頓着なところがあったコンラートが、何かモノを置くとしても、寝台周りくらいだと思われたからだ。
コンラートは最期に、ルドガーにこう言った。
『使い方は、手紙に書いて僕の巣に置いてある。ルドガー、ちゃんと使ってね』
そして今、ルドガーの手には、コンラートが姿を変えた真っ白い竜珠があった。
エリザヴェータの竜珠は、シルヴェスターが早速使って、番のユーリスを復活させていた。
シルヴェスターの行動には迷いはない。
ユーリスを殺すことになったエリザヴェータに対して、シルヴェスターは怒りこそあれ、同情は無かった。
さっさとエリザヴェータの珠を消費して、黄泉からユーリスの魂を連れ戻した。
対して、コンラートの竜珠を手に入れたルドガーには迷いがあった。
ジャクセンを生き返らせたい。
その願いは今も変わらずある。
でも、手の中の真っ白い珠は、コンラートの命で出来ているのだ。
それをそのまま使ってしまうことに、迷いがあった。
ともあれ、ルドガーはコンラートの残した文章を読んでみたいと思い、巣を訪れて、コンラートの書いた手紙を探した。その手紙はすぐに見つかった。寝台の横のチェストの中に、無造作に入っていた。
封筒の表には、丁寧な字でルドガーへと書いてある。
ルドガーは寝台に座って、手紙の封を開けた。
中からペラ一枚の手紙が出てきた。
そこにはこうあった。
「ルドガー、優柔不断な君のことだから、今、きっと君は僕の珠を使うことに迷っているのだろう」
あまりにも図星だったので、ルドガーは苦笑する。
「優しいところは君のいいところだけれど。でも、君は僕の珠を使うべきだ。
それに、君は僕に同情する必要はない」
コンラートの次の文章に、ルドガーは顔を強張らせた。
「ジャクセンを殺したのは、僕だから」
それで手紙は終わっていた。
ジャクセンが子供を庇って、壁に頭を強打したと聞いた時、それだけが原因で命を落としたと聞いた時、そのあまりにも呆気ない突然の死が信じられなかった。
たったそれだけで、死んでしまうのかと、絶望の思いがあった。
ジャクセンの屋敷に密かに出入りしていたコンラートが、ジャクセンの事故に手を加えることは可能だ。コンラートは白銀竜で、他人の精伸を支配できるのだ。ジャクセンのすぐ近くまで行くことだって出来ただろう。
あの時、ジャクセンは“結界の指輪”をはめていなかった。
あの日は、コレットの子のお披露目パーティの当日で、屋敷には大勢の客がやって来ていた。そしてルドガーやユーリスも招待されていた。彼らが“転移”してやってくることを、“結界の指輪”を使うことで妨げてはいけなかったからだ。
そうなれば、ジャクセンの身を物理的に押して怪我をさせる必要はなく、コンラートは魔法を使ってジャクセンに手を下すことだって可能だった。
でも。
ルドガーは手紙をぎゅっと握り締める。
ルドガーは知っていた。
コンラートは優しい竜だった。
ジャクセンが死んだ時、ルドガーのそばにいて慰めてくれたのはコンラートだった。
コンラートは、ルドガーが、罪悪感無しでコンラートの珠を使うように、わざとそう言ったかも知れない。
今となっては、本当のことは分からないけれど。
ふいにルドガーは、子供だった頃のことを思い出した。
バンクール家の庭で、初めてコンラートと出会った時、彼はルドガーと友達になりたいと言ったのだ。
それから何度も彼と、バンクールの邸宅の美しく整えられた庭の中で会っていた。
柔らかな日差しの中、サワサワと揺れる木々の、木漏れ日の下で、二人で庭に咲き誇っている色鮮やかな花を眺めていた。
そこに蝶がヒラヒラと飛んできた。
あの時、コンラートは言っていた。
蝶はいいと。
何も考えず、ひらひらと飛んでいればいい。綺麗な花を見て、美味しい蜜だけ口にして幸せそうだと。
コンラートを、コンラートの竜珠で、もう一度生き返らせることも考えた。
でも、彼も、彼の姉もそれを望んでいない。
そんな気がした。
ルドガーは、コンラートの真っ白い竜珠を手にすると、ため息を一つついた。
そしてジャクセンの体が横たわる部屋へと足を運んだのだった。
ルドガーは竜珠を使い、ジャクセンの魂を黄泉から連れ戻した。
柩の中に横たわる、ジャクセンの血の気を失った顔が、次第に血色がよくなっていくのが分かる。
長い睫毛が震え、やがて青い目が開く。
それを、ルドガーは感動するような思いで見つめていた。
「……おじいさま」
何度か彼は瞬きをした。
冷たい、造型の整った無機物の人形のようであったジャクセンの屍が、魂を宿らせることで生気を取り戻した。それは目の醒めるような変化だった。
ルドガーは、ジャクセンを生き返らせると同時に、彼の身体を変えた。
怪我をしてもすぐに癒されるように。病にかかりにくい身体に。
なにせ、一度ジャクセンは、ルドガーが目を離した隙に死んでしまったのだ。
二度目の轍は踏まない。
ルドガーは、ジャクセンの身をユーリスと同じ“竜人”に変えた。
人よりも遥かに強靭で長命の身体に。竜の卵を身籠ることの出来る身体に。
過去、ユーリスやシルヴェスターから散々、止められていたことを、ルドガーは実行していた。
ジャクセンを番にすることや、彼の身体を魔法で変えることを禁じる魔法が、今までルドガーの身体には刻まれていた。
だが、その魔法は“ルドガーとジャクセンのどちらかが死ぬまで続く呪い”だった。
一度ジャクセンは死んでしまったのだ。
だからその呪いは、ジャクセンの死と同時に、解除されていた。
ジャクセンは柩の中から上体を起こし、額を手で押さえた。
それからゆっくりと周囲を見回した。
すぐそばに立つ金髪碧眼の青年姿のルドガーに気が付くと、ジャクセンは彼の顔を凝視し、問いかける。
「…………シルヴェスター陛下と縁のある方ですか」
成長したルドガーの顔立ちは、ゴルティニア王国国王シルヴェスターとよく似ていた。
血縁であることは間違いない。シルヴェスターの息子であるからだ。
ジャクセンが死んだ当時、ルドガーは子供の姿をしていた。
だから、当時のルドガーの姿と今の成長したルドガーの青年姿が、ジャクセンの中で一致していなくても仕方がなかった。
ルドガーはジャクセンに告げた。
「僕です、ルドガーです。おじいさま。おじいさまはずっと」
そうハッキリ告げて良いのか、迷いはあったが、ルドガーはそのことを口にした。
「ずっと長い間、おじいさまは死んでいらしたんです」
ジャクセンはルドガーの顔をしばらくの間、見つめてため息をついた。
前髪を掻きあげる。
「バカなことを言うな。……貴方がルドガーだと? 孫のルドガーは子供だ。貴方のように図体は大きくない。ここはどこなのだ」
ジャクセンは、木製の立派な柩の中に横たわっていた。
そして自分の胸の上に、綺麗な花束が置かれているのを見て「私に花を供えているのか……何を不吉なことをしているのだ」と言って、バサリとその花束を柩の中に落とす。
何故に自分が柩の中で横たわっているのか、ジャクセンは理解できない様子であった。顔をしかめて立ち上がろうとしている。
その冷ややかな態度は、ルドガーがずっと求めてきた祖父ジャクセンの行動そのものだったので、ルドガーはジャクセンのそばでずっとニコニコと笑みを浮かべていた。嬉しくて仕方のない様子だった。
ジャクセンは、身をブルリと震わせる。
その様子に気が付いたルドガーは、慌てて自分の羽織っていた上着をジャクセンの肩にかけた。
春になったとはいえ、ラウデシア王国の北方の山間である、上着が無ければまだ寒い場所だった。
「ここはどこだ」
ジャクセンの問いかけに、ルドガーは答えた。
「ラウデシア王国の、北方地方の、竜達の棲む山の中です」
「何故、私がそのような場所にいるのだ」
ジャクセンの死んでいた身体を、柩ごとバンクール家の墓所から運んできたからです。
そう正直に伝えることが出来ず、ルドガーは口を噤んだ。
「……お身体が冷えています。おじいさま、何か温かいものを用意します。あちらに行きましょう」
ルドガーはジャクセンにそう言って誘う。別室に行き、温かなお茶でも淹れると言うのだ。
ジャクセンは目の前の、息子ユーリスの伴侶そっくりの男に胡乱気な眼差しを向けていたが、この場で話せる相手はどうやら彼だけしかいないようだと判断した。とりあえずは目の前の男を頼るしかない。
まずはこの、薄暗い山間の場所から離れたかった。
「王都に戻りたい」
「分かっています。後でお連れしますね」
ルドガーはずっと笑顔のままだった。
ジャクセンの死後、笑うことのなかった彼が、ようやく笑顔を取り戻していた。
「大丈夫ですよ、おじいさま。僕がついています。不安に思うことなんて何一つありませんから」
巣の中はシンと静まり返って、どこか薄暗い。
当たり前だ。
巣の主であったコンラートはいなくなり、その姉エリザヴェータもいなくなった。
この巣を訪れるのは、今やルドガー一人だけだ。
ルドガーはコンラートの巣を訪れると、彼の寝台の周りを探した。
自分の身の回りに無頓着なところがあったコンラートが、何かモノを置くとしても、寝台周りくらいだと思われたからだ。
コンラートは最期に、ルドガーにこう言った。
『使い方は、手紙に書いて僕の巣に置いてある。ルドガー、ちゃんと使ってね』
そして今、ルドガーの手には、コンラートが姿を変えた真っ白い竜珠があった。
エリザヴェータの竜珠は、シルヴェスターが早速使って、番のユーリスを復活させていた。
シルヴェスターの行動には迷いはない。
ユーリスを殺すことになったエリザヴェータに対して、シルヴェスターは怒りこそあれ、同情は無かった。
さっさとエリザヴェータの珠を消費して、黄泉からユーリスの魂を連れ戻した。
対して、コンラートの竜珠を手に入れたルドガーには迷いがあった。
ジャクセンを生き返らせたい。
その願いは今も変わらずある。
でも、手の中の真っ白い珠は、コンラートの命で出来ているのだ。
それをそのまま使ってしまうことに、迷いがあった。
ともあれ、ルドガーはコンラートの残した文章を読んでみたいと思い、巣を訪れて、コンラートの書いた手紙を探した。その手紙はすぐに見つかった。寝台の横のチェストの中に、無造作に入っていた。
封筒の表には、丁寧な字でルドガーへと書いてある。
ルドガーは寝台に座って、手紙の封を開けた。
中からペラ一枚の手紙が出てきた。
そこにはこうあった。
「ルドガー、優柔不断な君のことだから、今、きっと君は僕の珠を使うことに迷っているのだろう」
あまりにも図星だったので、ルドガーは苦笑する。
「優しいところは君のいいところだけれど。でも、君は僕の珠を使うべきだ。
それに、君は僕に同情する必要はない」
コンラートの次の文章に、ルドガーは顔を強張らせた。
「ジャクセンを殺したのは、僕だから」
それで手紙は終わっていた。
ジャクセンが子供を庇って、壁に頭を強打したと聞いた時、それだけが原因で命を落としたと聞いた時、そのあまりにも呆気ない突然の死が信じられなかった。
たったそれだけで、死んでしまうのかと、絶望の思いがあった。
ジャクセンの屋敷に密かに出入りしていたコンラートが、ジャクセンの事故に手を加えることは可能だ。コンラートは白銀竜で、他人の精伸を支配できるのだ。ジャクセンのすぐ近くまで行くことだって出来ただろう。
あの時、ジャクセンは“結界の指輪”をはめていなかった。
あの日は、コレットの子のお披露目パーティの当日で、屋敷には大勢の客がやって来ていた。そしてルドガーやユーリスも招待されていた。彼らが“転移”してやってくることを、“結界の指輪”を使うことで妨げてはいけなかったからだ。
そうなれば、ジャクセンの身を物理的に押して怪我をさせる必要はなく、コンラートは魔法を使ってジャクセンに手を下すことだって可能だった。
でも。
ルドガーは手紙をぎゅっと握り締める。
ルドガーは知っていた。
コンラートは優しい竜だった。
ジャクセンが死んだ時、ルドガーのそばにいて慰めてくれたのはコンラートだった。
コンラートは、ルドガーが、罪悪感無しでコンラートの珠を使うように、わざとそう言ったかも知れない。
今となっては、本当のことは分からないけれど。
ふいにルドガーは、子供だった頃のことを思い出した。
バンクール家の庭で、初めてコンラートと出会った時、彼はルドガーと友達になりたいと言ったのだ。
それから何度も彼と、バンクールの邸宅の美しく整えられた庭の中で会っていた。
柔らかな日差しの中、サワサワと揺れる木々の、木漏れ日の下で、二人で庭に咲き誇っている色鮮やかな花を眺めていた。
そこに蝶がヒラヒラと飛んできた。
あの時、コンラートは言っていた。
蝶はいいと。
何も考えず、ひらひらと飛んでいればいい。綺麗な花を見て、美味しい蜜だけ口にして幸せそうだと。
コンラートを、コンラートの竜珠で、もう一度生き返らせることも考えた。
でも、彼も、彼の姉もそれを望んでいない。
そんな気がした。
ルドガーは、コンラートの真っ白い竜珠を手にすると、ため息を一つついた。
そしてジャクセンの体が横たわる部屋へと足を運んだのだった。
ルドガーは竜珠を使い、ジャクセンの魂を黄泉から連れ戻した。
柩の中に横たわる、ジャクセンの血の気を失った顔が、次第に血色がよくなっていくのが分かる。
長い睫毛が震え、やがて青い目が開く。
それを、ルドガーは感動するような思いで見つめていた。
「……おじいさま」
何度か彼は瞬きをした。
冷たい、造型の整った無機物の人形のようであったジャクセンの屍が、魂を宿らせることで生気を取り戻した。それは目の醒めるような変化だった。
ルドガーは、ジャクセンを生き返らせると同時に、彼の身体を変えた。
怪我をしてもすぐに癒されるように。病にかかりにくい身体に。
なにせ、一度ジャクセンは、ルドガーが目を離した隙に死んでしまったのだ。
二度目の轍は踏まない。
ルドガーは、ジャクセンの身をユーリスと同じ“竜人”に変えた。
人よりも遥かに強靭で長命の身体に。竜の卵を身籠ることの出来る身体に。
過去、ユーリスやシルヴェスターから散々、止められていたことを、ルドガーは実行していた。
ジャクセンを番にすることや、彼の身体を魔法で変えることを禁じる魔法が、今までルドガーの身体には刻まれていた。
だが、その魔法は“ルドガーとジャクセンのどちらかが死ぬまで続く呪い”だった。
一度ジャクセンは死んでしまったのだ。
だからその呪いは、ジャクセンの死と同時に、解除されていた。
ジャクセンは柩の中から上体を起こし、額を手で押さえた。
それからゆっくりと周囲を見回した。
すぐそばに立つ金髪碧眼の青年姿のルドガーに気が付くと、ジャクセンは彼の顔を凝視し、問いかける。
「…………シルヴェスター陛下と縁のある方ですか」
成長したルドガーの顔立ちは、ゴルティニア王国国王シルヴェスターとよく似ていた。
血縁であることは間違いない。シルヴェスターの息子であるからだ。
ジャクセンが死んだ当時、ルドガーは子供の姿をしていた。
だから、当時のルドガーの姿と今の成長したルドガーの青年姿が、ジャクセンの中で一致していなくても仕方がなかった。
ルドガーはジャクセンに告げた。
「僕です、ルドガーです。おじいさま。おじいさまはずっと」
そうハッキリ告げて良いのか、迷いはあったが、ルドガーはそのことを口にした。
「ずっと長い間、おじいさまは死んでいらしたんです」
ジャクセンはルドガーの顔をしばらくの間、見つめてため息をついた。
前髪を掻きあげる。
「バカなことを言うな。……貴方がルドガーだと? 孫のルドガーは子供だ。貴方のように図体は大きくない。ここはどこなのだ」
ジャクセンは、木製の立派な柩の中に横たわっていた。
そして自分の胸の上に、綺麗な花束が置かれているのを見て「私に花を供えているのか……何を不吉なことをしているのだ」と言って、バサリとその花束を柩の中に落とす。
何故に自分が柩の中で横たわっているのか、ジャクセンは理解できない様子であった。顔をしかめて立ち上がろうとしている。
その冷ややかな態度は、ルドガーがずっと求めてきた祖父ジャクセンの行動そのものだったので、ルドガーはジャクセンのそばでずっとニコニコと笑みを浮かべていた。嬉しくて仕方のない様子だった。
ジャクセンは、身をブルリと震わせる。
その様子に気が付いたルドガーは、慌てて自分の羽織っていた上着をジャクセンの肩にかけた。
春になったとはいえ、ラウデシア王国の北方の山間である、上着が無ければまだ寒い場所だった。
「ここはどこだ」
ジャクセンの問いかけに、ルドガーは答えた。
「ラウデシア王国の、北方地方の、竜達の棲む山の中です」
「何故、私がそのような場所にいるのだ」
ジャクセンの死んでいた身体を、柩ごとバンクール家の墓所から運んできたからです。
そう正直に伝えることが出来ず、ルドガーは口を噤んだ。
「……お身体が冷えています。おじいさま、何か温かいものを用意します。あちらに行きましょう」
ルドガーはジャクセンにそう言って誘う。別室に行き、温かなお茶でも淹れると言うのだ。
ジャクセンは目の前の、息子ユーリスの伴侶そっくりの男に胡乱気な眼差しを向けていたが、この場で話せる相手はどうやら彼だけしかいないようだと判断した。とりあえずは目の前の男を頼るしかない。
まずはこの、薄暗い山間の場所から離れたかった。
「王都に戻りたい」
「分かっています。後でお連れしますね」
ルドガーはずっと笑顔のままだった。
ジャクセンの死後、笑うことのなかった彼が、ようやく笑顔を取り戻していた。
「大丈夫ですよ、おじいさま。僕がついています。不安に思うことなんて何一つありませんから」
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