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外伝 その王子と恋に落ちたら大変です 第九章 蝶の夢(上)
第十四話 扉の外の人々
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王宮のシルヴェスター国王のいる部屋が魔法で封じられ、誰も扉を開くことが出来なくなった。
当然、王宮は大騒動になり、すぐさま腕の良い王宮魔術師が呼ばれ、魔法で扉を開けようとした。また屈強な兵士達も扉を打ち壊そうとする。しかし、扉は強力な魔法を跳ね返し、鋼のように硬くなって一切の刃を通さなかった。
大きな扉が固く閉ざされたままの様子を、シルヴェスター国王の息子であるルドガー王子は一瞥すると、「特に問題はない」と言って、普段通りに業務を続けるよう王宮の者達に命じる。「問題がないはずはない」と言い募る者に対しては、ルドガー王子は煩わし気にこう述べた。
「ダンカン前王陛下の死が悲しすぎて、陛下は閉じこもっているだけです。そのうち出てくるでしょう」
「しかし、もう五日も陛下とユーリス殿下は扉から出て来ないのですよ」
ユーリスの副官であるセリムが、必死の形相で食い下がるのに、ルドガー王子は言った。
「ユーリスが中でついているなら、よけい心配ないでしょう」
果たしてそうだろうか。
扉の中からは声も聞こえず、国王とその伴侶の姿は一切見えず、その安否は不明である。それも五日も経過しているのである。心配ないと言われてその言葉をそのまま受け入れられる人間はいないだろう。だが、人の手ではどうしても扉は開かない。
ピッタリと閉ざされた大きな扉を、人々は不安そうな眼差しで見つめていた。
そして扉の中では、シルヴェスターは大きな寝台の上で延々とユーリスの身を抱き続けていた。
さすがに食事も摂らずに五日間も抱かれ続けては、人よりも遥かに強靭な竜人の身に変えられているユーリスといえども、疲労は隠せずにいる。
一方の黄金竜たるシルヴェスターは、ユーリスの身にのしかかり、彼の身を貪るように愛し続けた。
手を足を絡め、離れることを決して許さなかった。
けれどその五日目の夜にようやく変化が訪れた。
突然、シルヴェスターの姿が一瞬で、小さな黄金竜ウェイズリーの姿に変わり、ウェイズリーは寝台の上で倒れるように横たわるユーリスのそばに近寄ると、パタパタと翼をはためかせながら、鳴き叫んだ。
「キュイキュイキュルキュルキュルルルルルゥ!!!!(ユーリス、ユーリス、大丈夫か!!!!)」
シルヴェスターの姿が消えて、小さな黄金竜が自分のそばにいる。ユーリスは薄く目を開いて自分を心配そうに見下ろす黄金竜ウェイズリーを見つめ返した。
「大……丈夫だ」
ずっと喘いで声を上げていたものだから、ユーリスの声も掠れている。その様子を痛ましげに小さな黄金竜は見つめた。それからウェイズリーは寝台の上でピシピシと尻尾を打ち付け、激しく足踏みをして怒りを表していた。
「キュルキュイキュッキュッキュルキュル!! キュイルルルルルキュルー!!(シルヴェスターめ。あの馬鹿ものが!! 私のユーリスに何をしているのだ!! ユーリスが可哀想ではないか。延々とずっと交尾をするなど!!)」
シルヴェスターはユーリスの身に刻まれている魔法紋の一部を解除した。それからユーリスに卵を孕ませようと、シルヴェスターはずっとユーリスを抱き続けていた。
黄金竜ウェイズリーも、またいつかユーリスと子を作りたいと考えていたが、それはこんな一方的にするものではない。実際、ユーリスは閉じ込められ、尋常ならざるほど長々とした性交によって、その身体は弱っている。
黄金色の瞳を釣り上げて、尻尾を激しく寝台の上に打ち付けて怒っているウェイズリーに、ユーリスは言った。
「ダンカンの死が、それだけ……シルヴェスターにはショックだったんだ」
庇うように言うユーリスに、ウェイズリーは「キュルキュルキュイキュッキュキュイキュルー!! キュイキュイキュル!! キュキュキュルー!!(お前は甘い。シルヴェスターに甘すぎる!! そんなんだから、あいつはお前に甘えてこんなことをしでかすのだ。お前がいつもシルヴェスターを許すからだ!! もっと怒っていいのだぞ、ユーリス!! いや、お前はもっと怒るべきなのだ!!)」と、今度は矛先を変えてユーリスを叱りつける。黄金竜ウェイズリーの怒り狂う姿にユーリスは弱々しく笑った。
そう。
自分は甘いのかも知れない。
結局、シルヴェスターに対してもウェイズリー対しても怒り切れない。
同じようなことを、かつてウェイズリーがしでかしていることを、ウェイズリーは覚えていないのだろうか。
自分勝手に、ユーリスに卵を孕ませた黄金竜ウェイズリー。あの時も怒り切れず、ユーリスはウェイズリーをあっさりと許した。
「ウェイズリー」
ユーリスは寝台から身を起こし、ウェイズリーに向かって両手を広げて見せると、小さな黄金竜の雛は飛び上がってその胸に飛び込んだ。頭を擦りつけて、黄金竜ウェイズリーは甘く鳴いた。
「キュルーキュルキュル(ユーリス、大好きだ)」
「私も好きだよ、ウェイズリー」
優しく小さな竜の頭に、ユーリスは口づけを落とす。
ユーリスの胸で、黄金竜ウェイズリーは語り始めた。
「キュイキュルキュキュキュイキュルルルルルキュウキュウ(シルヴェスターは、私と交代しようとしないのだ!! ずっとお前を独占したがって、あいつはおかしくなっている。今、ようやく無理やり私は交代したのだ。でもそのうち、今度はあいつが私と無理やり交代しようとするだろう)」
「……そうか」
この五日間の間、まったくウェイズリーが出てこなかった理由は、そんなことだろうと思っていた。しかし、黄金竜ウェイズリーを出現させまいと、押さえつけるほどにシルヴェスターの思いは強固だといえる。ダンカンを失ったが故の、自分に残されたユーリスへの異常な執着。何度も、共にいると誓っても、彼はユーリスを信じ切れず、その身を決して離すまいとしている。
結局、シルヴェスターが満足するまで自分の身を抱かせるしかないと思っていたが、まさか五日間もぶっ通しで、その身を貪られることになるとはユーリスも思ってもみなかった。
ユーリスの腕の中で、黄金竜ウェイズリーは非常に心配そうにユーリスを見つめ、それから言った。
「キュルキュルキューキューキュッキュッキュウウゥ、キュルルルキュイキュウ(私が、シルヴェスターを説得する。こんなことは間違えている。あやつはお前にこんなことをしてはならない。そのことを分かっているはずなのに、あやつは我を忘れている)」
「ウェイズリー」
「キュルキュルキュイキュルー、キュルルルキュウウ(それにどうしてもあやつが、自分を押さえられないようなら、私と完全に“融合”するしかないだろう)」
初めて聞いたその“融合”という言葉に、ユーリスは首を傾げる。
「それは、どういうことなんだ、ウェイズリー」
今度は心配そうに自分を見つめるユーリスに、ウェイズリーは甘えるように頭を胸元になすりつけて言った。
「キュルゥキュルキュルキュイキュイキュルルルルル、キュイキュルキュルキューキュルルゥ(私とシルヴェスターは“同化”しているが、精神は二つに分かれている。その精神すらも、一緒になることを言うのだ。心配しなくてもいい。私もシルヴェスターも、ユーリス、お前を愛している。“融合”したとしても、それは変わらない。愛しているよ、私の番)」
当然、王宮は大騒動になり、すぐさま腕の良い王宮魔術師が呼ばれ、魔法で扉を開けようとした。また屈強な兵士達も扉を打ち壊そうとする。しかし、扉は強力な魔法を跳ね返し、鋼のように硬くなって一切の刃を通さなかった。
大きな扉が固く閉ざされたままの様子を、シルヴェスター国王の息子であるルドガー王子は一瞥すると、「特に問題はない」と言って、普段通りに業務を続けるよう王宮の者達に命じる。「問題がないはずはない」と言い募る者に対しては、ルドガー王子は煩わし気にこう述べた。
「ダンカン前王陛下の死が悲しすぎて、陛下は閉じこもっているだけです。そのうち出てくるでしょう」
「しかし、もう五日も陛下とユーリス殿下は扉から出て来ないのですよ」
ユーリスの副官であるセリムが、必死の形相で食い下がるのに、ルドガー王子は言った。
「ユーリスが中でついているなら、よけい心配ないでしょう」
果たしてそうだろうか。
扉の中からは声も聞こえず、国王とその伴侶の姿は一切見えず、その安否は不明である。それも五日も経過しているのである。心配ないと言われてその言葉をそのまま受け入れられる人間はいないだろう。だが、人の手ではどうしても扉は開かない。
ピッタリと閉ざされた大きな扉を、人々は不安そうな眼差しで見つめていた。
そして扉の中では、シルヴェスターは大きな寝台の上で延々とユーリスの身を抱き続けていた。
さすがに食事も摂らずに五日間も抱かれ続けては、人よりも遥かに強靭な竜人の身に変えられているユーリスといえども、疲労は隠せずにいる。
一方の黄金竜たるシルヴェスターは、ユーリスの身にのしかかり、彼の身を貪るように愛し続けた。
手を足を絡め、離れることを決して許さなかった。
けれどその五日目の夜にようやく変化が訪れた。
突然、シルヴェスターの姿が一瞬で、小さな黄金竜ウェイズリーの姿に変わり、ウェイズリーは寝台の上で倒れるように横たわるユーリスのそばに近寄ると、パタパタと翼をはためかせながら、鳴き叫んだ。
「キュイキュイキュルキュルキュルルルルルゥ!!!!(ユーリス、ユーリス、大丈夫か!!!!)」
シルヴェスターの姿が消えて、小さな黄金竜が自分のそばにいる。ユーリスは薄く目を開いて自分を心配そうに見下ろす黄金竜ウェイズリーを見つめ返した。
「大……丈夫だ」
ずっと喘いで声を上げていたものだから、ユーリスの声も掠れている。その様子を痛ましげに小さな黄金竜は見つめた。それからウェイズリーは寝台の上でピシピシと尻尾を打ち付け、激しく足踏みをして怒りを表していた。
「キュルキュイキュッキュッキュルキュル!! キュイルルルルルキュルー!!(シルヴェスターめ。あの馬鹿ものが!! 私のユーリスに何をしているのだ!! ユーリスが可哀想ではないか。延々とずっと交尾をするなど!!)」
シルヴェスターはユーリスの身に刻まれている魔法紋の一部を解除した。それからユーリスに卵を孕ませようと、シルヴェスターはずっとユーリスを抱き続けていた。
黄金竜ウェイズリーも、またいつかユーリスと子を作りたいと考えていたが、それはこんな一方的にするものではない。実際、ユーリスは閉じ込められ、尋常ならざるほど長々とした性交によって、その身体は弱っている。
黄金色の瞳を釣り上げて、尻尾を激しく寝台の上に打ち付けて怒っているウェイズリーに、ユーリスは言った。
「ダンカンの死が、それだけ……シルヴェスターにはショックだったんだ」
庇うように言うユーリスに、ウェイズリーは「キュルキュルキュイキュッキュキュイキュルー!! キュイキュイキュル!! キュキュキュルー!!(お前は甘い。シルヴェスターに甘すぎる!! そんなんだから、あいつはお前に甘えてこんなことをしでかすのだ。お前がいつもシルヴェスターを許すからだ!! もっと怒っていいのだぞ、ユーリス!! いや、お前はもっと怒るべきなのだ!!)」と、今度は矛先を変えてユーリスを叱りつける。黄金竜ウェイズリーの怒り狂う姿にユーリスは弱々しく笑った。
そう。
自分は甘いのかも知れない。
結局、シルヴェスターに対してもウェイズリー対しても怒り切れない。
同じようなことを、かつてウェイズリーがしでかしていることを、ウェイズリーは覚えていないのだろうか。
自分勝手に、ユーリスに卵を孕ませた黄金竜ウェイズリー。あの時も怒り切れず、ユーリスはウェイズリーをあっさりと許した。
「ウェイズリー」
ユーリスは寝台から身を起こし、ウェイズリーに向かって両手を広げて見せると、小さな黄金竜の雛は飛び上がってその胸に飛び込んだ。頭を擦りつけて、黄金竜ウェイズリーは甘く鳴いた。
「キュルーキュルキュル(ユーリス、大好きだ)」
「私も好きだよ、ウェイズリー」
優しく小さな竜の頭に、ユーリスは口づけを落とす。
ユーリスの胸で、黄金竜ウェイズリーは語り始めた。
「キュイキュルキュキュキュイキュルルルルルキュウキュウ(シルヴェスターは、私と交代しようとしないのだ!! ずっとお前を独占したがって、あいつはおかしくなっている。今、ようやく無理やり私は交代したのだ。でもそのうち、今度はあいつが私と無理やり交代しようとするだろう)」
「……そうか」
この五日間の間、まったくウェイズリーが出てこなかった理由は、そんなことだろうと思っていた。しかし、黄金竜ウェイズリーを出現させまいと、押さえつけるほどにシルヴェスターの思いは強固だといえる。ダンカンを失ったが故の、自分に残されたユーリスへの異常な執着。何度も、共にいると誓っても、彼はユーリスを信じ切れず、その身を決して離すまいとしている。
結局、シルヴェスターが満足するまで自分の身を抱かせるしかないと思っていたが、まさか五日間もぶっ通しで、その身を貪られることになるとはユーリスも思ってもみなかった。
ユーリスの腕の中で、黄金竜ウェイズリーは非常に心配そうにユーリスを見つめ、それから言った。
「キュルキュルキューキューキュッキュッキュウウゥ、キュルルルキュイキュウ(私が、シルヴェスターを説得する。こんなことは間違えている。あやつはお前にこんなことをしてはならない。そのことを分かっているはずなのに、あやつは我を忘れている)」
「ウェイズリー」
「キュルキュルキュイキュルー、キュルルルキュウウ(それにどうしてもあやつが、自分を押さえられないようなら、私と完全に“融合”するしかないだろう)」
初めて聞いたその“融合”という言葉に、ユーリスは首を傾げる。
「それは、どういうことなんだ、ウェイズリー」
今度は心配そうに自分を見つめるユーリスに、ウェイズリーは甘えるように頭を胸元になすりつけて言った。
「キュルゥキュルキュルキュイキュイキュルルルルル、キュイキュルキュルキューキュルルゥ(私とシルヴェスターは“同化”しているが、精神は二つに分かれている。その精神すらも、一緒になることを言うのだ。心配しなくてもいい。私もシルヴェスターも、ユーリス、お前を愛している。“融合”したとしても、それは変わらない。愛しているよ、私の番)」
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