524 / 711
外伝 その王子と恋に落ちたら大変です 第四章 黄金竜の雛は愛しい番のためならば、全てを捧げる
第二十七話 黄金の瞳(上)
しおりを挟む
シルヴェスターという名の男の命が、刻一刻と零れ落ちていることを、黄金竜ウェイズリーは見て取っていた。人間の魔術師達がふるう治癒の魔法でも癒しきれない深い傷。シルヴェスターが城へ戻るまで時間が経ちすぎていた。もはや虫の息のその男を助けるためには、ウェイズリー自身の魔法の力を使っても難しいと思われるほどである。
だが、方法が全くないわけではなかった。
番のユーリスは、シルヴェスターの命を救うことを望んでいた。
今までウェイズリーに望むことのなかった番が、初めて強く望んだ願いが、愛しい男の命を救ってくれというものだった。
ウェイズリーの胸が、また痛くなる。
締めつけられるようなその痛み。
愛しいユーリス。
誰よりも、愛しい番だった。
彼の願いは叶えられてしかるべきだった。
シルヴェスターという男を喪ってしまえば、ユーリスの心が砕けてしまうのではないかと思うほど、ユーリスはこの男を愛している。
見殺しにすることは出来ない。
いっそのこと、見殺しにしてしまいたかった。
そう出来たのなら、そうしたかった。
でも、ユーリスはこの男を愛している。
“同化”
竜と竜騎士がする“同調”よりももっと深い、戻ってくることのできない“同化”。
肉体も魂も何もかも溶け合うそれを行えば、シルヴェスターの命は助かるだろう。
強靭な回復力を誇る竜の体に変わるのだから。
決断をした黄金竜の雛ウェイズリーは、人の子であるシルヴェスターの身体に、その魂に、混じり合い、溶けていく。その意識もまた深く深く、どこまでも深く、魂の奥底まで絡み合いながら、溶け合いながら一つになっていった。
シルヴェスターの命を救うためには、“同化”も即座に行う必要があった。
ウェイズリーはその決断をした後、すぐさまそれを行い、半刻も経たないうちに完了させた。
再度目を開けた時、自分のすぐ目の前に涙を浮かべたユーリスの姿があった。
涙を流し、自分の回復を喜んで抱きついてくる愛しい番に、胸がいっぱいになる。
シルヴェスターも、瀕死の状態から生き返るためには、黄金竜のウェイズリーと“同化”するしかないと理解すると、ウェイズリーの提案を進んで受け入れた。そうしなければ、二度とユーリスと会えないというのなら、拒否することは出来ない。当然の決断だった。
だからこその素早い“同化”だった。ここまで一切の拒絶反応の起きない“同化”は、普通なかなかないものであった。しかし、一人と一頭は、ユーリスへの強い愛で結ばれた同志のようなもので、互いをライバル視しながらも、過去のユーリスへの愛情を、“同化”の行程の中で垣間見て、互いを認め合っていた。
恋人として、番として誰よりもユーリスを愛していた。
一人と一頭は、他の誰にも負けないユーリスへの強い愛情を持っていると思っていたし、実際、“同化”しながらも、その精神の内部では、互いに「いかにユーリスが素晴らしい恋人(番)であるか」「その可愛らしさ」「自分に見せた優しさ」を、懸命に語り合うところもあるほどであった。
目を覚ましたシルヴェスターは、しばらくの間、自室で養生するようにクラン長ダンカンから命じられる。
すでにその身体は完全回復していたのだが、シルヴェスターは(ユーリスがそばで看病してくれるならいいか)と考えている。心配した恋人が付きっ切りで看病してくれる。ご褒美のようなものではないかと思う。そしてそのことについては、自分と“同化”しているウェイズリーも力強く頷いていた。
実際、ユーリスはシルヴェスターのそばを片時も離れず、看病してくれた。食事も手づから口元へ運んでくれる。寂しければ、そばでずっと手を握り、眠る時まで寄り添ってくれる様子であった。シルヴェスターもウェイズリーも内心では大喜びだった。二人はユーリスに甘えるのが大好きであったし、甘えさせてくれるユーリスが大好きだったのだ。そういうところでは全く共通の想いを持っている一人と一頭であった。
だが、そばにいるユーリスは時々、部屋の窓辺に立って、ひどく寂しそうな目をして外を眺めている。
それがどうやら、黄金竜の雛ウェイズリーを探してのものだと分かると、ウェイズリーは大喜びしていた。
(ユーリスが私を探している!!!! 私がいないことを寂しがって悲しんでいる!!!!)
ユーリスがウェイズリーの姿を探し、時に、ウェイズリーを傷つける身勝手な願いをしたことを後悔する様子を見せた。それからひどく悲しんで、あたかも美しい花がしおれていくように、少しずつやつれていっていた。その様子を見て、ウェイズリーはこんな時なのに喜んでいた。
(こんなにやつれるほど、ユーリスは私がいないことを悲しんでいるのだ!!!!)
どうだと言わんばかりに、シルヴェスターの中で、ウェイズリーの心がそう言ってドヤ顔をしている。
それが、シルヴェスターにとっては苛立たしかったし、やつれるほど悲しんでいるユーリスが可哀想で仕方なかった。
(ウェイズリー、ユーリスに私達のことを話してやった方がいいだろう。こんなにやつれてしまって可哀想ではないか)
(私のいないことでこんなにも悲しんでくれるユーリスが、愛しくて仕方ない。私がいないことがこれほどユーリスにショックを与えているのだぞ!!!!)
自分のいないことで、ひどく嘆き悲しんでいるユーリスを見て喜ぶウェイズリー。
(お前は歪んでいる)
シルヴェスターの声に、ウェイズリーの意識が怒る。
(私の事を悲しんでいるユーリスも可愛くていいだろう!!)
(ユーリスはいつも可愛い。それよりも悲しみ過ぎて可哀想だし、ユーリスは身体を壊してしまうぞ)
(…………………それはだめだ)
実際、ユーリスは食欲も落ちているようで、元から細い体付きの青年がなおも痩せてきている。
ユーリスは、黄金竜ウェイズリーの姿が見えないことに、悲しみに暮れていた。そんな彼をシルヴェスターは後ろから抱きしめる。
「ユーリス」
シルヴェスターの手が、ユーリスの身体をまさぐり、その耳朶を甘く食む。
「……殿下。まだ横になっている方が」
そう言って止めようとするユーリスに、シルヴェスターは首を振った。
「私は元気だ。それよりもお前の様子の方が気になるぞ」
そろそろとシルヴェスターの手が太腿辺りに触れたところで、ユーリスはその手をやんわりと押しのけた。
「まだ病み上がりです」
「私は元気だと言っているだろう」
ユーリスは、シルヴェスターが傷ついて目を覚まして以来、シルヴェスターの身体を心配して、口づけ以上の行為をしようとしなかった。“同化”して健康な体を取り戻したシルヴェスターにとって不満であった。ユーリスは目元を赤く染めながら、それでも抵抗していた。
「…………殿下、大人しくなさってください」
ユーリスの瞼に口づけを落とす。
「何故、そのように元気がない」
問いかけるシルヴェスター。そのシルヴェスターの内心では、なおも黄金竜の雛ウェイズリーが喜んでいた。
(私がいなくなったせいだと言っているだろう!! ユーリスは私のことが大好きだったんだからな!!)
またしても小さな黄金竜の雛がドヤ顔で、胸を張りながらそう言ってくることが非常にウザかった。
シルヴェスターはユーリスの頬に手を添え、熱心にその顔に口づけを落としていく。
ユーリスは、シルヴェスターと共に寝台に座り、そしてゆっくりと黄金竜ウェイズリーのことを話し始めた。シルヴェスターの命を救ってくれた黄金竜の雛のことを。
それは長い話だった。
ラウデシア王国の王宮の地下遺跡からやって来た卵から孵った小さな竜。その雛を、アレドリア王国へ連れて帰り、育て続けていたこと。そしてその小さな竜の雛が自分のことを何くれと助けてくれたこと。シルヴェスターの命も黄金竜ウェイズリーが救ってくれたであろうことを話したところで、ユーリスの青い目からポロリと涙が零れ落ち、後は止めどなく、ポタポタと涙を落としていた。
「……何故、泣くのだユーリス」
問いかけるシルヴェスターに、ユーリスは言った。
「私はウェイズリーを傷つけてばかりだったからです。もっと優しくしてやれば良かった」
あの黄金竜の雛は、ユーリスのことを番だと言い張り、ユーリスには何も求めずに愛してくれた。
無償の愛だった。
恋敵であるシルヴェスターの命すらも、ユーリスの願いで救ってくれた。
あの時の、あの小さな竜の気持ちを思うと、今更ながら自分がひどく残酷なことをしていたと分かった。
「お前は優しかった」
シルヴェスターがユーリスの頬に流れ落ちる涙を拭う。
「……違う」
弱々しく言うユーリスの唇に、シルヴェスターは己の唇を重ねた。それから優しくユーリスの身体を寝台に押し倒す。
「……殿下」
今はそんな気分になれないユーリスは、弱々しくシルヴェスターの胸に両手で押す。そしてシルヴェスターの顔を見上げたユーリスは凍りついたように動きを止めた。
「…………」
言葉を失い、ユーリスは目を見開いてシルヴェスターの顔を、その目を凝視していた。
シルヴェスターの碧かった両眼が、その時、輝くような黄金色に色が変わっていたのだ。
「…………」
呆然としているユーリスを見下ろすシルヴェスターは、自分の瞳の色が変わっていることに気が付いた。シルヴェスターは言った。
「ああ、興奮してしまうと変わってしまうようだな」
「どういうことなのです、殿下」
その輝くような黄金色の瞳は、黄金竜の雛ウェイズリーのものだった。
だが、方法が全くないわけではなかった。
番のユーリスは、シルヴェスターの命を救うことを望んでいた。
今までウェイズリーに望むことのなかった番が、初めて強く望んだ願いが、愛しい男の命を救ってくれというものだった。
ウェイズリーの胸が、また痛くなる。
締めつけられるようなその痛み。
愛しいユーリス。
誰よりも、愛しい番だった。
彼の願いは叶えられてしかるべきだった。
シルヴェスターという男を喪ってしまえば、ユーリスの心が砕けてしまうのではないかと思うほど、ユーリスはこの男を愛している。
見殺しにすることは出来ない。
いっそのこと、見殺しにしてしまいたかった。
そう出来たのなら、そうしたかった。
でも、ユーリスはこの男を愛している。
“同化”
竜と竜騎士がする“同調”よりももっと深い、戻ってくることのできない“同化”。
肉体も魂も何もかも溶け合うそれを行えば、シルヴェスターの命は助かるだろう。
強靭な回復力を誇る竜の体に変わるのだから。
決断をした黄金竜の雛ウェイズリーは、人の子であるシルヴェスターの身体に、その魂に、混じり合い、溶けていく。その意識もまた深く深く、どこまでも深く、魂の奥底まで絡み合いながら、溶け合いながら一つになっていった。
シルヴェスターの命を救うためには、“同化”も即座に行う必要があった。
ウェイズリーはその決断をした後、すぐさまそれを行い、半刻も経たないうちに完了させた。
再度目を開けた時、自分のすぐ目の前に涙を浮かべたユーリスの姿があった。
涙を流し、自分の回復を喜んで抱きついてくる愛しい番に、胸がいっぱいになる。
シルヴェスターも、瀕死の状態から生き返るためには、黄金竜のウェイズリーと“同化”するしかないと理解すると、ウェイズリーの提案を進んで受け入れた。そうしなければ、二度とユーリスと会えないというのなら、拒否することは出来ない。当然の決断だった。
だからこその素早い“同化”だった。ここまで一切の拒絶反応の起きない“同化”は、普通なかなかないものであった。しかし、一人と一頭は、ユーリスへの強い愛で結ばれた同志のようなもので、互いをライバル視しながらも、過去のユーリスへの愛情を、“同化”の行程の中で垣間見て、互いを認め合っていた。
恋人として、番として誰よりもユーリスを愛していた。
一人と一頭は、他の誰にも負けないユーリスへの強い愛情を持っていると思っていたし、実際、“同化”しながらも、その精神の内部では、互いに「いかにユーリスが素晴らしい恋人(番)であるか」「その可愛らしさ」「自分に見せた優しさ」を、懸命に語り合うところもあるほどであった。
目を覚ましたシルヴェスターは、しばらくの間、自室で養生するようにクラン長ダンカンから命じられる。
すでにその身体は完全回復していたのだが、シルヴェスターは(ユーリスがそばで看病してくれるならいいか)と考えている。心配した恋人が付きっ切りで看病してくれる。ご褒美のようなものではないかと思う。そしてそのことについては、自分と“同化”しているウェイズリーも力強く頷いていた。
実際、ユーリスはシルヴェスターのそばを片時も離れず、看病してくれた。食事も手づから口元へ運んでくれる。寂しければ、そばでずっと手を握り、眠る時まで寄り添ってくれる様子であった。シルヴェスターもウェイズリーも内心では大喜びだった。二人はユーリスに甘えるのが大好きであったし、甘えさせてくれるユーリスが大好きだったのだ。そういうところでは全く共通の想いを持っている一人と一頭であった。
だが、そばにいるユーリスは時々、部屋の窓辺に立って、ひどく寂しそうな目をして外を眺めている。
それがどうやら、黄金竜の雛ウェイズリーを探してのものだと分かると、ウェイズリーは大喜びしていた。
(ユーリスが私を探している!!!! 私がいないことを寂しがって悲しんでいる!!!!)
ユーリスがウェイズリーの姿を探し、時に、ウェイズリーを傷つける身勝手な願いをしたことを後悔する様子を見せた。それからひどく悲しんで、あたかも美しい花がしおれていくように、少しずつやつれていっていた。その様子を見て、ウェイズリーはこんな時なのに喜んでいた。
(こんなにやつれるほど、ユーリスは私がいないことを悲しんでいるのだ!!!!)
どうだと言わんばかりに、シルヴェスターの中で、ウェイズリーの心がそう言ってドヤ顔をしている。
それが、シルヴェスターにとっては苛立たしかったし、やつれるほど悲しんでいるユーリスが可哀想で仕方なかった。
(ウェイズリー、ユーリスに私達のことを話してやった方がいいだろう。こんなにやつれてしまって可哀想ではないか)
(私のいないことでこんなにも悲しんでくれるユーリスが、愛しくて仕方ない。私がいないことがこれほどユーリスにショックを与えているのだぞ!!!!)
自分のいないことで、ひどく嘆き悲しんでいるユーリスを見て喜ぶウェイズリー。
(お前は歪んでいる)
シルヴェスターの声に、ウェイズリーの意識が怒る。
(私の事を悲しんでいるユーリスも可愛くていいだろう!!)
(ユーリスはいつも可愛い。それよりも悲しみ過ぎて可哀想だし、ユーリスは身体を壊してしまうぞ)
(…………………それはだめだ)
実際、ユーリスは食欲も落ちているようで、元から細い体付きの青年がなおも痩せてきている。
ユーリスは、黄金竜ウェイズリーの姿が見えないことに、悲しみに暮れていた。そんな彼をシルヴェスターは後ろから抱きしめる。
「ユーリス」
シルヴェスターの手が、ユーリスの身体をまさぐり、その耳朶を甘く食む。
「……殿下。まだ横になっている方が」
そう言って止めようとするユーリスに、シルヴェスターは首を振った。
「私は元気だ。それよりもお前の様子の方が気になるぞ」
そろそろとシルヴェスターの手が太腿辺りに触れたところで、ユーリスはその手をやんわりと押しのけた。
「まだ病み上がりです」
「私は元気だと言っているだろう」
ユーリスは、シルヴェスターが傷ついて目を覚まして以来、シルヴェスターの身体を心配して、口づけ以上の行為をしようとしなかった。“同化”して健康な体を取り戻したシルヴェスターにとって不満であった。ユーリスは目元を赤く染めながら、それでも抵抗していた。
「…………殿下、大人しくなさってください」
ユーリスの瞼に口づけを落とす。
「何故、そのように元気がない」
問いかけるシルヴェスター。そのシルヴェスターの内心では、なおも黄金竜の雛ウェイズリーが喜んでいた。
(私がいなくなったせいだと言っているだろう!! ユーリスは私のことが大好きだったんだからな!!)
またしても小さな黄金竜の雛がドヤ顔で、胸を張りながらそう言ってくることが非常にウザかった。
シルヴェスターはユーリスの頬に手を添え、熱心にその顔に口づけを落としていく。
ユーリスは、シルヴェスターと共に寝台に座り、そしてゆっくりと黄金竜ウェイズリーのことを話し始めた。シルヴェスターの命を救ってくれた黄金竜の雛のことを。
それは長い話だった。
ラウデシア王国の王宮の地下遺跡からやって来た卵から孵った小さな竜。その雛を、アレドリア王国へ連れて帰り、育て続けていたこと。そしてその小さな竜の雛が自分のことを何くれと助けてくれたこと。シルヴェスターの命も黄金竜ウェイズリーが救ってくれたであろうことを話したところで、ユーリスの青い目からポロリと涙が零れ落ち、後は止めどなく、ポタポタと涙を落としていた。
「……何故、泣くのだユーリス」
問いかけるシルヴェスターに、ユーリスは言った。
「私はウェイズリーを傷つけてばかりだったからです。もっと優しくしてやれば良かった」
あの黄金竜の雛は、ユーリスのことを番だと言い張り、ユーリスには何も求めずに愛してくれた。
無償の愛だった。
恋敵であるシルヴェスターの命すらも、ユーリスの願いで救ってくれた。
あの時の、あの小さな竜の気持ちを思うと、今更ながら自分がひどく残酷なことをしていたと分かった。
「お前は優しかった」
シルヴェスターがユーリスの頬に流れ落ちる涙を拭う。
「……違う」
弱々しく言うユーリスの唇に、シルヴェスターは己の唇を重ねた。それから優しくユーリスの身体を寝台に押し倒す。
「……殿下」
今はそんな気分になれないユーリスは、弱々しくシルヴェスターの胸に両手で押す。そしてシルヴェスターの顔を見上げたユーリスは凍りついたように動きを止めた。
「…………」
言葉を失い、ユーリスは目を見開いてシルヴェスターの顔を、その目を凝視していた。
シルヴェスターの碧かった両眼が、その時、輝くような黄金色に色が変わっていたのだ。
「…………」
呆然としているユーリスを見下ろすシルヴェスターは、自分の瞳の色が変わっていることに気が付いた。シルヴェスターは言った。
「ああ、興奮してしまうと変わってしまうようだな」
「どういうことなのです、殿下」
その輝くような黄金色の瞳は、黄金竜の雛ウェイズリーのものだった。
12
お気に入りに追加
3,611
あなたにおすすめの小説
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
★恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
日間総合ランキング2位に入りました!
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした
なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。
「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」
高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。
そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに…
その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。
ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。
かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで…
ハッピーエンドです。
R18の場面には※をつけます。
悪役側のモブになっても推しを拝みたい。【完結】
瑳来
BL
大学生でホストでオタクの如月杏樹はホストの仕事をした帰り道、自分のお客に刺されてしまう。
そして、気がついたら自分の夢中になっていたBLゲームのモブキャラになっていた!
……ま、推しを拝めるからいっか! てな感じで、ほのぼのと生きていこうと心に決めたのであった。
ウィル様のおまけにて完結致しました。
長い間お付き合い頂きありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる