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外伝 その王子と恋に落ちたら大変です 第一章 五番目の王子との学園時代
第一話 五番目の王子との出会い
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王立学園は、王都にある貴族やそれに準じた身分の者達の、子弟のために創立された学園であった。一部、特別に目を掛けられた才能ある貧しい者達も入学を許可されていたが、それは例外的な措置であった。この学園は、あくまで高い身分を持ち、豊かな財力を誇る者達の、選ばれた子弟だけが入学を許されていた。
貴族の子弟達は、齢六歳になればこの学園に通い出す。
遠方の者達は寮に入るのが習わしで、その時には身の回りの世話をする従者を連れてくる。
王都有数の商会を率いる商会長ジャクセンの息子ユーリスもまた、当然のように、この王立学園に通うことになった。
艶やかな黒髪に切れ長の青い瞳のその少年は、父親によく似た美しい少年であった。
彼のそばには、父であるジャクセンが選んだ従者が付き添って荷物を持っている。父親は自分によく似た息子を溺愛していた。
入学の際もトップクラスの成績を叩きだしていたが、入学式で答辞を読み上げるのは、王族が入学している時は王族が務めるものと決まっていたため、ユーリスが答辞を読むことはなかった。内心、ユーリス付きの従者クラリオネは(王家の尊き方々よりもユーリス様の方が遥かに優秀なのに)と憤慨していたが、よく教育されている従者はそれを口に出すことはなかった。
王家、貴族の者達との無用な摩擦は避けるようにと、繰り返しジャクセンはユーリスに教えていた。
ジャクセンは庶民向けの店舗の他、貴族向けのオートクチュールの高級服も展開しており、王家の方々にも良き購入者になってもらっていたが、付かず離れずの絶妙な距離を保つように努めていた。それが、長く王宮に出入りしていくコツのようなものであった。
複数いる妃の誰かに取り入り過ぎてもならず、かといって離れ過ぎてもならない。
息子であるユーリスは、王宮における父の立場も、商会の立つべき位置も理解していた。
六歳で王立学園へ入学したユーリスは、彼と同年で入学する王族が二人いることを知っていた。
一人は第四王子サイラス、そして今一人は第五王子シルヴェスターであった。
入学前からユーリスは、二人の王子達と、もし会話を交わすことがあったとしても、適切な距離を保ち、礼儀正しくお付き合いできればと、大人めいた冷めたことを考えていた。
学園のホールでの入学式を終え、ユーリスは寮へ向かう。
この学園には二つの寮が存在した。一つは別名貴族寮とも呼ばれているグリューベルン寮である。そこは貴族の子弟のみが暮らす寮であった。今一つはラナケルン寮である。ラナケルン寮は、貴族の地位は持たぬが裕福な商人や富農の子弟が暮らしている。ユーリスが暮らすのは後者のラナケルン寮であった。
王都にはバンクール家の屋敷があり、本来、学園へ通うための寮に入る必要はなかったが、バンクール家では代々、その子供達は寮に入ることが倣いであった。
寮長に教えられた、ユーリスの部屋は二階奥であった。
二階と聞いて、ユーリスは少し不思議に思った。
一年の寮生は、一階の相部屋で過ごすことが通常であった。ユーリスも自分は一階の相部屋になるだろうと思っていたのだ。
ユーリス付きの従者クラリオネが、重そうな革鞄を手に二階へ上がっていく。クラリオネは今年十六になる若者であった。ユーリスもその後に続いて、指示された奥の部屋へと向かった。
二階の最も奥の部屋と聞いていたが、長い渡り廊下の先にあるその部屋は、寮の他の部屋から独立している造りであった。そのことを不思議に思いながら、ミシリミシリと軋む板張りの廊下を歩いていった。
それからようやく見つけた部屋の扉を、軽くノックした後、部屋の中へ足を踏み入れた。
部屋の中は古びていたが、広かった。壁際に置かれている調度も、重厚なものを感じさせ、これもまた古い時代のものだと分かる。幾つかは埃を被ったままの様子であったので、荷物を入れる前に磨かないといけないとクラリオネは考えていた。
この学園の寮は何度も増改築されている。この部屋はその増改築で造られた中でも、最初の古い時代から寮の部屋としてあったものだろう。この部屋は古く離れのように独立しているだけでなく、特別に浴室を備えている。そのことを聞いてユーリスは驚いていた。
ラナケルンの寮生達は通常、大浴場で一斉に入浴を済ませるが、この部屋は古びたタイルの貼られた広めの浴室を備えており、この部屋の寮生は特別にその浴室を利用することが許されている。そうした特別な付帯施設があるのは、過去、ラナケルン寮へ入った大金持ちの子弟が、わざわざ造らせたものなのではないかとユーリスは推測していた。
ただ内心、ユーリスは自分達だけが利用できる浴室があることが少し嬉しかった。大浴場で一斉に入浴する際に、ジロジロと他人の視線を受けて入るのは正直嫌だったからだ。
寝台が少し距離を置いて二つ並んでいた。ユーリスは奥の寝台に座っている金の髪の少年に気が付いた。
その面を見て、ユーリスは少しばかり驚いた。
寝台に座っていたのは、この王国の五番目の王子、シルヴェスターであったからだ。彼の姿形を、ユーリスは父親であるジャクセンから、肖像画でもって教えられていた。
王族の者達に多い輝く金の髪に、海のように碧く美しい双眸。六歳であっても非常に美しい顔立ちをしている少年であった。
王族達の肖像画は何度も繰り返し見せられていたが、その中でもシルヴェスターは抜きんでて整った顔立ちの少年であるとユーリスは感じていた。だが、いつもシルヴェスターは青白い表情で、何人もの王子、王女達が並んで描かれている家族の肖像画の中では、隅に隠れるようにしている姿が多かった。
そのシルヴェスター王子が目の前に座っているのである。
すかさず、ユーリスは片膝をついて頭を下げた。
するとシルヴェスターは、おやというように眉を上げ(その様子が同じ六歳とは思えないほど大人びて見えた)、声をかけて来た。
「学園内では、身分の差はないという話を聞いているだろう。そのようにかしこまる必要はない」
そう言って、シルヴェスターは膝をついたユーリスとクラリオネに立ち上がるように促す。
ユーリスは恭しく頭を下げた。
「お初お目に掛かります。バンクール商会ジャクセンが長子ユーリスと申します」
「ああ、では君が同室になるのだね」
それを聞いて、内心ユーリスは驚いていたが、表情に出すことはなかった。
六歳にして、ユーリスもまた感情を表には出さぬように父親から厳しくしつけられていたからだ。
驚いた点は二つある。
一つは、王都に広大な宮殿を構える王家の、それも王子が、学園の寮に入って生活することである。七人の王子にはそれぞれ宮が与えられ、その宮で侍従達にかしづかれて生活しているはずだ。六歳になってこの寮に入って学園に通う者は、多くが遠方に住んでおり、王都に邸宅を持たぬ貴族の子弟か、ユーリスのように家訓めいたものを持つ家か、はたまた奨学金を受けて学園への入学を許された例外的な者達のいずれかになる。過去、王家の者でわざわざ寮に入って生活したものは、果たして存在していたのだろうかと、ユーリスは内心考えていた。
今一つは、王子が、貴族の身分を持たぬユーリスと同室になっていることだ。貴族の子らは、貴族の子弟専用のグリューベルン寮へ入ることが普通である。それが、その寮へ入ることなく、貴族の子が一人もおらぬラナケルン寮へ入るのは、おかしなことであった。
だが、ユーリスもシルヴェスターも、会って早々、そのことを口にすることはなかった。
片方は「おかしなこと」だと思い、片方はそう思われているであろうことを察しながらもそれを弁明することもない。
ただ、双方ともに友好的な微笑みを浮かべ、「よろしく頼む」と握手をしたのみであった。
貴族の子弟達は、齢六歳になればこの学園に通い出す。
遠方の者達は寮に入るのが習わしで、その時には身の回りの世話をする従者を連れてくる。
王都有数の商会を率いる商会長ジャクセンの息子ユーリスもまた、当然のように、この王立学園に通うことになった。
艶やかな黒髪に切れ長の青い瞳のその少年は、父親によく似た美しい少年であった。
彼のそばには、父であるジャクセンが選んだ従者が付き添って荷物を持っている。父親は自分によく似た息子を溺愛していた。
入学の際もトップクラスの成績を叩きだしていたが、入学式で答辞を読み上げるのは、王族が入学している時は王族が務めるものと決まっていたため、ユーリスが答辞を読むことはなかった。内心、ユーリス付きの従者クラリオネは(王家の尊き方々よりもユーリス様の方が遥かに優秀なのに)と憤慨していたが、よく教育されている従者はそれを口に出すことはなかった。
王家、貴族の者達との無用な摩擦は避けるようにと、繰り返しジャクセンはユーリスに教えていた。
ジャクセンは庶民向けの店舗の他、貴族向けのオートクチュールの高級服も展開しており、王家の方々にも良き購入者になってもらっていたが、付かず離れずの絶妙な距離を保つように努めていた。それが、長く王宮に出入りしていくコツのようなものであった。
複数いる妃の誰かに取り入り過ぎてもならず、かといって離れ過ぎてもならない。
息子であるユーリスは、王宮における父の立場も、商会の立つべき位置も理解していた。
六歳で王立学園へ入学したユーリスは、彼と同年で入学する王族が二人いることを知っていた。
一人は第四王子サイラス、そして今一人は第五王子シルヴェスターであった。
入学前からユーリスは、二人の王子達と、もし会話を交わすことがあったとしても、適切な距離を保ち、礼儀正しくお付き合いできればと、大人めいた冷めたことを考えていた。
学園のホールでの入学式を終え、ユーリスは寮へ向かう。
この学園には二つの寮が存在した。一つは別名貴族寮とも呼ばれているグリューベルン寮である。そこは貴族の子弟のみが暮らす寮であった。今一つはラナケルン寮である。ラナケルン寮は、貴族の地位は持たぬが裕福な商人や富農の子弟が暮らしている。ユーリスが暮らすのは後者のラナケルン寮であった。
王都にはバンクール家の屋敷があり、本来、学園へ通うための寮に入る必要はなかったが、バンクール家では代々、その子供達は寮に入ることが倣いであった。
寮長に教えられた、ユーリスの部屋は二階奥であった。
二階と聞いて、ユーリスは少し不思議に思った。
一年の寮生は、一階の相部屋で過ごすことが通常であった。ユーリスも自分は一階の相部屋になるだろうと思っていたのだ。
ユーリス付きの従者クラリオネが、重そうな革鞄を手に二階へ上がっていく。クラリオネは今年十六になる若者であった。ユーリスもその後に続いて、指示された奥の部屋へと向かった。
二階の最も奥の部屋と聞いていたが、長い渡り廊下の先にあるその部屋は、寮の他の部屋から独立している造りであった。そのことを不思議に思いながら、ミシリミシリと軋む板張りの廊下を歩いていった。
それからようやく見つけた部屋の扉を、軽くノックした後、部屋の中へ足を踏み入れた。
部屋の中は古びていたが、広かった。壁際に置かれている調度も、重厚なものを感じさせ、これもまた古い時代のものだと分かる。幾つかは埃を被ったままの様子であったので、荷物を入れる前に磨かないといけないとクラリオネは考えていた。
この学園の寮は何度も増改築されている。この部屋はその増改築で造られた中でも、最初の古い時代から寮の部屋としてあったものだろう。この部屋は古く離れのように独立しているだけでなく、特別に浴室を備えている。そのことを聞いてユーリスは驚いていた。
ラナケルンの寮生達は通常、大浴場で一斉に入浴を済ませるが、この部屋は古びたタイルの貼られた広めの浴室を備えており、この部屋の寮生は特別にその浴室を利用することが許されている。そうした特別な付帯施設があるのは、過去、ラナケルン寮へ入った大金持ちの子弟が、わざわざ造らせたものなのではないかとユーリスは推測していた。
ただ内心、ユーリスは自分達だけが利用できる浴室があることが少し嬉しかった。大浴場で一斉に入浴する際に、ジロジロと他人の視線を受けて入るのは正直嫌だったからだ。
寝台が少し距離を置いて二つ並んでいた。ユーリスは奥の寝台に座っている金の髪の少年に気が付いた。
その面を見て、ユーリスは少しばかり驚いた。
寝台に座っていたのは、この王国の五番目の王子、シルヴェスターであったからだ。彼の姿形を、ユーリスは父親であるジャクセンから、肖像画でもって教えられていた。
王族の者達に多い輝く金の髪に、海のように碧く美しい双眸。六歳であっても非常に美しい顔立ちをしている少年であった。
王族達の肖像画は何度も繰り返し見せられていたが、その中でもシルヴェスターは抜きんでて整った顔立ちの少年であるとユーリスは感じていた。だが、いつもシルヴェスターは青白い表情で、何人もの王子、王女達が並んで描かれている家族の肖像画の中では、隅に隠れるようにしている姿が多かった。
そのシルヴェスター王子が目の前に座っているのである。
すかさず、ユーリスは片膝をついて頭を下げた。
するとシルヴェスターは、おやというように眉を上げ(その様子が同じ六歳とは思えないほど大人びて見えた)、声をかけて来た。
「学園内では、身分の差はないという話を聞いているだろう。そのようにかしこまる必要はない」
そう言って、シルヴェスターは膝をついたユーリスとクラリオネに立ち上がるように促す。
ユーリスは恭しく頭を下げた。
「お初お目に掛かります。バンクール商会ジャクセンが長子ユーリスと申します」
「ああ、では君が同室になるのだね」
それを聞いて、内心ユーリスは驚いていたが、表情に出すことはなかった。
六歳にして、ユーリスもまた感情を表には出さぬように父親から厳しくしつけられていたからだ。
驚いた点は二つある。
一つは、王都に広大な宮殿を構える王家の、それも王子が、学園の寮に入って生活することである。七人の王子にはそれぞれ宮が与えられ、その宮で侍従達にかしづかれて生活しているはずだ。六歳になってこの寮に入って学園に通う者は、多くが遠方に住んでおり、王都に邸宅を持たぬ貴族の子弟か、ユーリスのように家訓めいたものを持つ家か、はたまた奨学金を受けて学園への入学を許された例外的な者達のいずれかになる。過去、王家の者でわざわざ寮に入って生活したものは、果たして存在していたのだろうかと、ユーリスは内心考えていた。
今一つは、王子が、貴族の身分を持たぬユーリスと同室になっていることだ。貴族の子らは、貴族の子弟専用のグリューベルン寮へ入ることが普通である。それが、その寮へ入ることなく、貴族の子が一人もおらぬラナケルン寮へ入るのは、おかしなことであった。
だが、ユーリスもシルヴェスターも、会って早々、そのことを口にすることはなかった。
片方は「おかしなこと」だと思い、片方はそう思われているであろうことを察しながらもそれを弁明することもない。
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