264 / 711
第十四章 招かれざる客人
第二話 報告(下)
しおりを挟む
ウラノス騎兵団長とエイベル副騎兵団長は、アルバート王子の話を全て聞き終えた後、しばらくの間、声を失ったかのように黙り込んだ。やがて立ち上がると慌ただしく動き始めた。
すぐさま王宮へ報せの竜を飛ばす手配をし、その後は、元王宮魔術師のレネを団長室へ呼び寄せる。同時に四隊長を招集して、竜騎兵団拠点周辺他、広い範囲で騎竜達を飛ばして大森林地帯一帯を見て回るように命じていた。そしてルティ魔術師らがいると思われる場所へ竜騎兵達を向かわせるといった様子で、とにかく四方八方に遣いを出し、慌ただしい様子であった。
団長室へ、呼ばれたレネ魔術師がやって来た。
黒い髪に細身のどこか優しい面差しのレネ魔術師は、アルバート王子の護衛を務めるバンナムの伴侶である。レネは元王宮魔術師であり、魔術については当然詳しかった。彼はエイベル副騎兵団長から、この竜騎兵団で起きた出来事を聞いて、文字通り驚愕していた。
「次元で待機させられ、結果、“停止状態”になっていたようですね」
その次元に飛ばされている間、竜騎兵団の拠点建物やそこにいた人々の時間は、“停止状態”になり、時の経過を経ていない状態だったらしい。この地に元通りに召喚された後、人々は再び動き始めたということである。
「一刻も早くルティ魔術師やカルフィー魔術師と情報交換をさせて頂きたいです」
レネ魔術師は、詳細を知るであろう魔術師達と会いたいと述べ、彼はルティ魔術師達に会いに向かう竜騎兵と同行すると言って、団長室を後にした。
そして一刻ほど経った時に、迎えにいった竜騎兵達が、ルティ魔術師、カルフィー魔術師は元より、バルトロメオ辺境伯、三橋友親とケイオス、リン王太子妃達をその背に乗せて戻って来る(リン王太子妃の護衛の騎士達はその全てを連れて来ることが出来ず、後から合流することになっていた)。
広い部屋とはいえ、団長室は一瞬で人で溢れた。
見習い竜騎兵達が椅子を用意している。バルトロメオ辺境伯は、団長室へ入るなり、そこにウラノス騎兵団長の変わらぬ姿を認め、「おおおおおおおおぉぉぉぉ!!!! ウラノス、無事だったのだな!!!!」と男泣きに泣いて、ウラノス騎兵団長の体に抱きついていた。
幼馴染みで親友であったウラノス騎兵団長の“消失”は相当バルトロメオ辺境伯にもショックだったようで、彼はしばらくの間、ウラノス騎兵団長にしがみついてオイオイと泣いていた。
ウラノス騎兵団長も、エイベル副騎兵団長も呆気に取られていたのだが、やがて二人顔を見合わせて笑っていた。
小さな竜のルーシェは、アルバート王子に抱かれたまま、友親とリン王太子妃の前に行き、小さな頭を二人の前で下げて、「ピルピルピルルルルピルピル!!(本当に、本当にありがとう!!)」と言った。アルバート王子がそれを通訳して伝えるが、小さな竜の一生懸命な様子に、言葉を訳さなくても伝わった。
「俺の力がお前の役に立ったのなら、良かった」
友親はそう言って、ルーシェの頭を撫でる。
そして今もまだ顔色が悪いリン王太子妃も、頷いている。
「そうよ。同じ学校の同級生だったよしみよ。フフフッ」
そんなことを言ってリン王太子妃も笑っている。
二人はルーシェの前世では確かに同級生だった。
でも、遠い北方の地まで足を運び、サトー王国に睨まれるような行為にまで手助けをしてくれるなんて。
そこまで自分達の窮地に手を貸してくれるなんて。
「ピルピルルルピル(本当にありがとう)」
ルーシェはまたぺこりと頭を下げると、リン王太子妃は言った。
「ルーシェ、今の貴方には記憶はないみたいだから、言っておくけど。勇者との旅の間、貴方は、そうユキは、私達にとてもよくしてくれたのよ。いつも美味しいものをたくさん作ってくれて」
リン王太子妃の目が、ルーシェの黒い目を見つめる。そうしながらも、その黒い目の向こうを見ているような様子だった。
「前世のユキは本当にいい子だったわね。……今はこんな小さくて可愛い竜になっちゃったけれど」
そう言って、今度はリン王太子妃の手が、ルーシェの頭を撫で、その滑らかな膚の感触に微笑みを浮かべていた。
「だからこんなこと、どうってことはないのよ、ルーシェ」
泣き止んだバルトロメオ辺境伯が、ルティ魔術師、リン王太子妃と三橋友親に深々と頭を下げて礼を伝える。この後、辺境伯は三人に、王都の王宮まで足を運んで頂きたいと述べた。どうやら直々に国王からも謝意が伝えられるらしい。リン王太子妃は身分を明かさず、お忍びでラウデシア王国に入国していた。当然帰りもそのまま国許へ帰るつもりだった。しかし、実際、リン王太子妃を目の前にしたバルトロメオ辺境伯がそのまま王太子妃を行かせるわけにはいかないのである。
ウラノス騎兵団長も自分の不在の間の対応についてバルトロメオ辺境伯に謝意を伝えていた時、竜騎兵団の拠点周辺の調査を命じていた竜騎兵達が戻って来た。
彼らは団長室に飛び込んで来た。
「団長、北のホロン渓谷あたりに何か奇妙なモノがいるとのことです」
「奇妙なものとは?」
問い返すエイベル副騎兵団長に、竜騎兵は伝えた。
「……ドロッとした緑色の塊のような。なんと言っていいのかわかりませんが、うねうねと動いているようなものです」
続けて部屋へ駆け込んで来た竜騎兵も報告する。
「西のツイール川に気味の悪い生き物がいます。ドロドロと動いているものです」
次々と奇妙なものがいるという報告がされる。
その場で、ルティ魔術師が挙手して発言した。大規模な魔術を展開した後の疲れから回復し切っていないルティ魔術師は今も少し顔色が悪かったが、こう話した。
「ウラノス騎兵団長、それはおそらく“召喚”した時に、別の次元からついてきたものだと思われます」
「別の次元?」
オウム返しに尋ね返す声に、ルティ魔術師は頷いた。
「別の次元で“待機状態”が長くあったので、おそらくそこでついたものだと思います。早めに処理した方が宜しいでしょう」
「分かりました」
ウラノス騎兵団長は隊長達に討伐を命じながらも、地図を取り出して、「気味の悪い生き物」がいると報告のあった場所に印をつけていく。
今のところ、三か所の報告があった。
隊長達が部下を連れて出立していく。
ルーシェが「ピルピルルピルルル!!(俺も見に行きたい!!)」と言うと、アルバート王子も頷き、ウラノス騎兵団長に同行の許可を受ける。それに、ルティ魔術師も再度挙手をして言った。
「私もアルバート王子殿下と一緒に行かせてもらえないでしょうか」
それに、ウラノス騎兵団長は許可を出した。
その一方で、ウラノス騎兵団長はエイベル副騎兵団長にこう命じていた。
「私はウンベルトの様子を見て来る。場合によっては彼を連れてこよう。それまで、この場をお前に任せる」
ウラノス騎兵団長の騎竜は巨大赤褐色竜のウンベルトである。
“消失”して以来、ウラノス騎兵団長は自分の騎竜ウンベルトに会っていないのである。ウンベルトの様子が気になるのは主として当然のことだろう。
そして、エイベル副騎兵団長が自身の騎竜ロザンナのことも気になるだろうと思い、ロザンナを人化させて団長室へ連れてくると良いと言ったので、その言葉にエイベル副騎兵団長は従うことにしたのだった。
竜騎兵達が慌ただしく動き回る中、リン王太子妃と三橋友親達は、竜騎兵団の青竜寮にある客室で、ゆっくりと体を休めるように案内されていたのだった。
すぐさま王宮へ報せの竜を飛ばす手配をし、その後は、元王宮魔術師のレネを団長室へ呼び寄せる。同時に四隊長を招集して、竜騎兵団拠点周辺他、広い範囲で騎竜達を飛ばして大森林地帯一帯を見て回るように命じていた。そしてルティ魔術師らがいると思われる場所へ竜騎兵達を向かわせるといった様子で、とにかく四方八方に遣いを出し、慌ただしい様子であった。
団長室へ、呼ばれたレネ魔術師がやって来た。
黒い髪に細身のどこか優しい面差しのレネ魔術師は、アルバート王子の護衛を務めるバンナムの伴侶である。レネは元王宮魔術師であり、魔術については当然詳しかった。彼はエイベル副騎兵団長から、この竜騎兵団で起きた出来事を聞いて、文字通り驚愕していた。
「次元で待機させられ、結果、“停止状態”になっていたようですね」
その次元に飛ばされている間、竜騎兵団の拠点建物やそこにいた人々の時間は、“停止状態”になり、時の経過を経ていない状態だったらしい。この地に元通りに召喚された後、人々は再び動き始めたということである。
「一刻も早くルティ魔術師やカルフィー魔術師と情報交換をさせて頂きたいです」
レネ魔術師は、詳細を知るであろう魔術師達と会いたいと述べ、彼はルティ魔術師達に会いに向かう竜騎兵と同行すると言って、団長室を後にした。
そして一刻ほど経った時に、迎えにいった竜騎兵達が、ルティ魔術師、カルフィー魔術師は元より、バルトロメオ辺境伯、三橋友親とケイオス、リン王太子妃達をその背に乗せて戻って来る(リン王太子妃の護衛の騎士達はその全てを連れて来ることが出来ず、後から合流することになっていた)。
広い部屋とはいえ、団長室は一瞬で人で溢れた。
見習い竜騎兵達が椅子を用意している。バルトロメオ辺境伯は、団長室へ入るなり、そこにウラノス騎兵団長の変わらぬ姿を認め、「おおおおおおおおぉぉぉぉ!!!! ウラノス、無事だったのだな!!!!」と男泣きに泣いて、ウラノス騎兵団長の体に抱きついていた。
幼馴染みで親友であったウラノス騎兵団長の“消失”は相当バルトロメオ辺境伯にもショックだったようで、彼はしばらくの間、ウラノス騎兵団長にしがみついてオイオイと泣いていた。
ウラノス騎兵団長も、エイベル副騎兵団長も呆気に取られていたのだが、やがて二人顔を見合わせて笑っていた。
小さな竜のルーシェは、アルバート王子に抱かれたまま、友親とリン王太子妃の前に行き、小さな頭を二人の前で下げて、「ピルピルピルルルルピルピル!!(本当に、本当にありがとう!!)」と言った。アルバート王子がそれを通訳して伝えるが、小さな竜の一生懸命な様子に、言葉を訳さなくても伝わった。
「俺の力がお前の役に立ったのなら、良かった」
友親はそう言って、ルーシェの頭を撫でる。
そして今もまだ顔色が悪いリン王太子妃も、頷いている。
「そうよ。同じ学校の同級生だったよしみよ。フフフッ」
そんなことを言ってリン王太子妃も笑っている。
二人はルーシェの前世では確かに同級生だった。
でも、遠い北方の地まで足を運び、サトー王国に睨まれるような行為にまで手助けをしてくれるなんて。
そこまで自分達の窮地に手を貸してくれるなんて。
「ピルピルルルピル(本当にありがとう)」
ルーシェはまたぺこりと頭を下げると、リン王太子妃は言った。
「ルーシェ、今の貴方には記憶はないみたいだから、言っておくけど。勇者との旅の間、貴方は、そうユキは、私達にとてもよくしてくれたのよ。いつも美味しいものをたくさん作ってくれて」
リン王太子妃の目が、ルーシェの黒い目を見つめる。そうしながらも、その黒い目の向こうを見ているような様子だった。
「前世のユキは本当にいい子だったわね。……今はこんな小さくて可愛い竜になっちゃったけれど」
そう言って、今度はリン王太子妃の手が、ルーシェの頭を撫で、その滑らかな膚の感触に微笑みを浮かべていた。
「だからこんなこと、どうってことはないのよ、ルーシェ」
泣き止んだバルトロメオ辺境伯が、ルティ魔術師、リン王太子妃と三橋友親に深々と頭を下げて礼を伝える。この後、辺境伯は三人に、王都の王宮まで足を運んで頂きたいと述べた。どうやら直々に国王からも謝意が伝えられるらしい。リン王太子妃は身分を明かさず、お忍びでラウデシア王国に入国していた。当然帰りもそのまま国許へ帰るつもりだった。しかし、実際、リン王太子妃を目の前にしたバルトロメオ辺境伯がそのまま王太子妃を行かせるわけにはいかないのである。
ウラノス騎兵団長も自分の不在の間の対応についてバルトロメオ辺境伯に謝意を伝えていた時、竜騎兵団の拠点周辺の調査を命じていた竜騎兵達が戻って来た。
彼らは団長室に飛び込んで来た。
「団長、北のホロン渓谷あたりに何か奇妙なモノがいるとのことです」
「奇妙なものとは?」
問い返すエイベル副騎兵団長に、竜騎兵は伝えた。
「……ドロッとした緑色の塊のような。なんと言っていいのかわかりませんが、うねうねと動いているようなものです」
続けて部屋へ駆け込んで来た竜騎兵も報告する。
「西のツイール川に気味の悪い生き物がいます。ドロドロと動いているものです」
次々と奇妙なものがいるという報告がされる。
その場で、ルティ魔術師が挙手して発言した。大規模な魔術を展開した後の疲れから回復し切っていないルティ魔術師は今も少し顔色が悪かったが、こう話した。
「ウラノス騎兵団長、それはおそらく“召喚”した時に、別の次元からついてきたものだと思われます」
「別の次元?」
オウム返しに尋ね返す声に、ルティ魔術師は頷いた。
「別の次元で“待機状態”が長くあったので、おそらくそこでついたものだと思います。早めに処理した方が宜しいでしょう」
「分かりました」
ウラノス騎兵団長は隊長達に討伐を命じながらも、地図を取り出して、「気味の悪い生き物」がいると報告のあった場所に印をつけていく。
今のところ、三か所の報告があった。
隊長達が部下を連れて出立していく。
ルーシェが「ピルピルルピルルル!!(俺も見に行きたい!!)」と言うと、アルバート王子も頷き、ウラノス騎兵団長に同行の許可を受ける。それに、ルティ魔術師も再度挙手をして言った。
「私もアルバート王子殿下と一緒に行かせてもらえないでしょうか」
それに、ウラノス騎兵団長は許可を出した。
その一方で、ウラノス騎兵団長はエイベル副騎兵団長にこう命じていた。
「私はウンベルトの様子を見て来る。場合によっては彼を連れてこよう。それまで、この場をお前に任せる」
ウラノス騎兵団長の騎竜は巨大赤褐色竜のウンベルトである。
“消失”して以来、ウラノス騎兵団長は自分の騎竜ウンベルトに会っていないのである。ウンベルトの様子が気になるのは主として当然のことだろう。
そして、エイベル副騎兵団長が自身の騎竜ロザンナのことも気になるだろうと思い、ロザンナを人化させて団長室へ連れてくると良いと言ったので、その言葉にエイベル副騎兵団長は従うことにしたのだった。
竜騎兵達が慌ただしく動き回る中、リン王太子妃と三橋友親達は、竜騎兵団の青竜寮にある客室で、ゆっくりと体を休めるように案内されていたのだった。
43
お気に入りに追加
3,611
あなたにおすすめの小説
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
【完】ゲームの世界で美人すぎる兄が狙われているが
咲
BL
俺には大好きな兄がいる。3つ年上の高校生の兄。美人で優しいけどおっちょこちょいな可愛い兄だ。
ある日、そんな兄に話題のゲームを進めるとありえない事が起こった。
「あれ?ここってまさか……ゲームの中!?」
モンスターが闊歩する森の中で出会った警備隊に保護されたが、そいつは兄を狙っていたようで………?
重度のブラコン弟が兄を守ろうとしたり、壊れたブラコンの兄が一線越えちゃったりします。高確率でえろです。
※近親相姦です。バッチリ血の繋がった兄弟です。
※第三者×兄(弟)描写があります。
※ヤンデレの闇属性でビッチです。
※兄の方が優位です。
※男性向けの表現を含みます。
※左右非固定なのでコロコロ変わります。固定厨の方は推奨しません。
お気に入り登録、感想などはお気軽にしていただけると嬉しいです!
おねしょ癖のせいで恋人のお泊まりを避け続けて不信感持たれて喧嘩しちゃう話
こじらせた処女
BL
網谷凛(あみやりん)には付き合って半年の恋人がいるにもかかわらず、一度もお泊まりをしたことがない。それは彼自身の悩み、おねしょをしてしまうことだった。
ある日の会社帰り、急な大雨で網谷の乗る電車が止まり、帰れなくなってしまう。どうしようかと悩んでいたところに、彼氏である市川由希(いちかわゆき)に鉢合わせる。泊まって行くことを強く勧められてしまい…?
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
★恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
日間総合ランキング2位に入りました!
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
僧侶に転生しましたが、魔王に淫紋を付けられた上、スケベな彼氏も勇者に転生したので、恥ずかしながら毎日エロ調教されながら旅しています
ピンクくらげ
BL
両性具有の僧侶に転生した俺ユウヤは、魔王に捕まり、淫紋を刻まれてしまった。
その魔王は、なんと転生前に、俺の事を監禁調教したレイプ魔だった。こいつも一緒に転生してしまったなんて!
しかし、恋人だったマサトが勇者に転生して助けに現れた。(残念ながら、こいつもスケベ)
それからというもの、エロ勇者と2人きりのパーティで、毎日勇者から性的悪戯を受けながら冒険している。
ある時は、淫術のかけられた防具を着させられたり、ある時は催淫作用のあるスライムを身体中に貼り付けられたり。
元恋人のエロエロ勇者と、押しに弱い両性具有の僧侶、元強姦魔の魔王が織りなす三角関係調教ラブ❤︎
世界を救うよりもユウヤとセックスしたい勇者、世界を滅ぼすよりもユウヤを調教したい魔王。
魔王に捕まったり、勇者に助けられたりして、エロストーリー進行します。
勇者パートはアホエロ、ラブイチャ風味。魔王パートは、調教、背徳官能風味でお送りします。
竜の御子は平穏を望む
蒼衣翼
ファンタジー
竜に育てられた少年が人の世界に戻って人間として当たり前の生き方を模索していく話です。あまり波乱は無く世界の情景と人々の暮らしを描く児童文学のようなお話です。
※小説家になろう、カクヨム、自サイトで連載したものに手を入れています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる