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第七章 ある護衛騎士の災難
第十五話 二番目の王子とお茶をする(下)
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「アルバート王子殿下が連れていたあの小さな子供は、びっくりするくらい綺麗だったよ」
義理の弟コリンが、パフェット革細工店に行った後にそう話したことを、アンリ王子は忘れていなかった。
コリンは「本当に今まで見たこともないくらいに綺麗な子だったんだ」と思い出すかのように陶然としていた。そう言われて思い返してみれば、アルバート王子と護衛騎士の間に隠れるようにして、小さな子供がいた。空色のフードを深く被っていたため、その面は最後まで分からなかったし、アルバート王子達もその子供をアンリに対して紹介することはなかった。
(むしろ、どこか隠そうとしている様子さえあった)
お前の子なのかという問いかけにも、彼は「私が世話している子です」と答えた。
必死に隠れようとしていた小さな子供。
年齢は三歳くらいか。コリンよりもずっと小さな子供。
本来、そこまで小さな子供はアンリ王子の“趣味の対象外”であったのだが、それでも強い興味は覚えた。
今まで、あそこまで、義弟コリンが褒める者はいなかったのだ。
コリンも、アンリ王子の周囲にいる美麗な侍従達を普段から目にしているものだから、目は肥えている。その彼が絶賛する子供である。
びっくりするくらい綺麗な子供というものを見てみたかった。
「是非また王宮で、ルーに会いたいと言っているのだが」
そう言われたアルバート王子は、微笑みを浮かべて言った。
アルバート王子は、突然兄王子から、ルーシェの愛称の名を口にされた驚きを上手に隠していた。淡々と答えていく。
「まだルーは子供です。とても王宮へ連れてこられるような礼儀を弁えておりません」
ルーシェはアルバート王子の膝の上で激しく頷いていた。
そう、あの時とっていた姿は三歳児のとても幼い子供のものだった。幼すぎることを理由に断れるはず。
「幼いことは聞いている。礼儀など問うことはない。コリンは楽しみにしているのだ。是非、前向きに考えておくれ」
そう言われてアルバート王子も頷き、後は表面上、和やかに茶会を終え、王子はルーシェを抱えて出て行こうとする。王子もルーシェも、とにかく早くこの場を後にしたかった。コリン少年との再会の誘いをどうするのかまた検討しなければならない。
その場を去ろうとするアルバート王子に対して、護衛騎士ハヴリエルが声を掛けた。
「殿下、お待ちください」
先日ルーシェを救ってくれた栗色の髪の背の高い若い騎士である。
近衛騎士は剣の腕前のみならず、見目の良さも選抜事項であると言われている。ハヴリエルも目鼻立ちの整った騎士であった。
そのハヴリエルに対して、アルバート王子の腕の中のルーシェは「ピルルルルルルゥゥゥゥゥ」と低い声で唸った後、鋭い歯をカチカチと鳴らして威嚇するようにハヴリエルを睨んでいる。だが、ハヴリエルはそんなルーシェの態度を全く意に介しておらず、笑顔であった。
「ルーシェが、出されたお菓子に手を付けておりませんでしたので、侍従に頼んで包んでもらいました」
親切な男である。
わざわざすぐに包ませてくれたらしい。
ルーシェは「ピルル?(え、本当に?)」とその包みを見つめ、歯をカチカチと鳴らすのを止めていた。見直したようにハヴリエルに目をやっている。
アルバート王子とバンナムは、内心(懐柔が簡単すぎる)と王子の腕の中の小さな竜のことを思っていた。部屋に帰ったら、「お菓子をあげるからついておいで」という誘いには絶対に乗らないように言い聞かせなければならない。
ハヴリエルが差し出す紙袋を、バンナムが代わって受け取る。
「それから、私は紫竜の背中に付けられるちょうど良いカゴを見つけました!!」
(この護衛騎士は何を言っているんだ)
唐突に掛けられた言葉に唖然とし、アルバート王子とバンナムはハヴリエルを見つめる(ちなみにハヴリエルの主のアンリ王子も唖然としていた)。
ハヴリエルはもう一つ用意していたらしい紙袋をどこからともなく取り出すと、バンナムに手渡した。
「女官に頼んで、背負えるように改良してもらいました。是非、紫竜に付けてみて下さい。きっと似合いますよ」
そう言って笑顔で手を振るハヴリエル。
その後ろで、アンリ王子がゆらりと立ち上がり、ハヴリエルの肩に手をやって護衛騎士の耳元に何事か囁いている。
きっと、あのおかしな護衛騎士はこれからアンリ王子に叱られるのだろう。そんな気がしていた。
アルバート王子は、母マルグリッド妃の宮の客室に戻った後、ハヴリエルから受け取った紙袋を開けた。そこにはみっちりと目も細かく編みこまれてできた藤製の小さな背負いカゴがあった。
ルーシェもアルバート王子も、護衛騎士バンナムもなんとも言えぬ表情でそのカゴを見てしまう。
背負いカゴにはこれまた組み紐のように綺麗に編みこまれた紐がついており、背中でカゴをしょい、左右に付けられた紐(おそらくこの部分を女官達に作ってもらったのだろう)を前に回して結ぶようになっている。
早速、ルーシェにカゴを背負わせてみる。そして前で紐を結んだ。
鏡の前で、小さなカゴを背中に背負った紫色の竜はたたずむ。
(このカゴって、そう、農園とかでおばあさんが背中に背負う収穫籠みたいだな)
ルーシェは背中のカゴを鏡に映し出してそんなことを思った。
バンナムはハヴリエルから受け取ったたくさんのお菓子を紙袋から出して、ざらざらとそのカゴの中に入れる。
背中のカゴにお菓子をいっぱい詰め込んで立つ小さな竜の姿を見て、アルバート王子は堪え切れずに爆笑していた。
食いしん坊の小さな竜が、お菓子を背中のカゴに山盛りにしてのお出かけスタイルという感じである。
「ハッハッハッハッハッハッ」
アルバート王子の笑い声が部屋中に響き渡る。
バンナムも顔を背け、なんとか笑いを堪えようとしていたが堪え切れていない様子である。部屋にいて控えていた女官達も口元を押さえてプルプルと震えている。
「……よ、よく似合っているぞ、ルーシェ」
王子が目尻の涙を拭きながら言うと、ルーシェはカゴを背中から落とし、憤慨したようにバンバンと床を足で踏み、ピシピシと激しく尻尾を打ち付けていた。「ピルルピルルピルピルピルルルピルル!!!!(もう、俺のことを馬鹿にしているだろう!!!!)」と怒って、しばらくの間どんなに宥めてもずっとヘソを曲げていたのだった。
しかし、ハヴリエルの言葉通り、背負いカゴを背負った小さな竜は可愛くて、何よりもよく似合っていた。
王子は「済まない。お前が可愛くて仕方なかったんだ」と言うのだが、ルーシェの怒りは収まらず、なおもアンリ王子の護衛騎士ハヴリエルに対して怒りを募らせていたのだった。
(ハヴリエル卿、許すまじ!!!!)
小さな竜の怨みと怒りを一身に買っていた第二王子アンリの護衛騎士ハヴリエルは、その頃、アンリ王子からきつく問い詰められていたのだった。
義理の弟コリンが、パフェット革細工店に行った後にそう話したことを、アンリ王子は忘れていなかった。
コリンは「本当に今まで見たこともないくらいに綺麗な子だったんだ」と思い出すかのように陶然としていた。そう言われて思い返してみれば、アルバート王子と護衛騎士の間に隠れるようにして、小さな子供がいた。空色のフードを深く被っていたため、その面は最後まで分からなかったし、アルバート王子達もその子供をアンリに対して紹介することはなかった。
(むしろ、どこか隠そうとしている様子さえあった)
お前の子なのかという問いかけにも、彼は「私が世話している子です」と答えた。
必死に隠れようとしていた小さな子供。
年齢は三歳くらいか。コリンよりもずっと小さな子供。
本来、そこまで小さな子供はアンリ王子の“趣味の対象外”であったのだが、それでも強い興味は覚えた。
今まで、あそこまで、義弟コリンが褒める者はいなかったのだ。
コリンも、アンリ王子の周囲にいる美麗な侍従達を普段から目にしているものだから、目は肥えている。その彼が絶賛する子供である。
びっくりするくらい綺麗な子供というものを見てみたかった。
「是非また王宮で、ルーに会いたいと言っているのだが」
そう言われたアルバート王子は、微笑みを浮かべて言った。
アルバート王子は、突然兄王子から、ルーシェの愛称の名を口にされた驚きを上手に隠していた。淡々と答えていく。
「まだルーは子供です。とても王宮へ連れてこられるような礼儀を弁えておりません」
ルーシェはアルバート王子の膝の上で激しく頷いていた。
そう、あの時とっていた姿は三歳児のとても幼い子供のものだった。幼すぎることを理由に断れるはず。
「幼いことは聞いている。礼儀など問うことはない。コリンは楽しみにしているのだ。是非、前向きに考えておくれ」
そう言われてアルバート王子も頷き、後は表面上、和やかに茶会を終え、王子はルーシェを抱えて出て行こうとする。王子もルーシェも、とにかく早くこの場を後にしたかった。コリン少年との再会の誘いをどうするのかまた検討しなければならない。
その場を去ろうとするアルバート王子に対して、護衛騎士ハヴリエルが声を掛けた。
「殿下、お待ちください」
先日ルーシェを救ってくれた栗色の髪の背の高い若い騎士である。
近衛騎士は剣の腕前のみならず、見目の良さも選抜事項であると言われている。ハヴリエルも目鼻立ちの整った騎士であった。
そのハヴリエルに対して、アルバート王子の腕の中のルーシェは「ピルルルルルルゥゥゥゥゥ」と低い声で唸った後、鋭い歯をカチカチと鳴らして威嚇するようにハヴリエルを睨んでいる。だが、ハヴリエルはそんなルーシェの態度を全く意に介しておらず、笑顔であった。
「ルーシェが、出されたお菓子に手を付けておりませんでしたので、侍従に頼んで包んでもらいました」
親切な男である。
わざわざすぐに包ませてくれたらしい。
ルーシェは「ピルル?(え、本当に?)」とその包みを見つめ、歯をカチカチと鳴らすのを止めていた。見直したようにハヴリエルに目をやっている。
アルバート王子とバンナムは、内心(懐柔が簡単すぎる)と王子の腕の中の小さな竜のことを思っていた。部屋に帰ったら、「お菓子をあげるからついておいで」という誘いには絶対に乗らないように言い聞かせなければならない。
ハヴリエルが差し出す紙袋を、バンナムが代わって受け取る。
「それから、私は紫竜の背中に付けられるちょうど良いカゴを見つけました!!」
(この護衛騎士は何を言っているんだ)
唐突に掛けられた言葉に唖然とし、アルバート王子とバンナムはハヴリエルを見つめる(ちなみにハヴリエルの主のアンリ王子も唖然としていた)。
ハヴリエルはもう一つ用意していたらしい紙袋をどこからともなく取り出すと、バンナムに手渡した。
「女官に頼んで、背負えるように改良してもらいました。是非、紫竜に付けてみて下さい。きっと似合いますよ」
そう言って笑顔で手を振るハヴリエル。
その後ろで、アンリ王子がゆらりと立ち上がり、ハヴリエルの肩に手をやって護衛騎士の耳元に何事か囁いている。
きっと、あのおかしな護衛騎士はこれからアンリ王子に叱られるのだろう。そんな気がしていた。
アルバート王子は、母マルグリッド妃の宮の客室に戻った後、ハヴリエルから受け取った紙袋を開けた。そこにはみっちりと目も細かく編みこまれてできた藤製の小さな背負いカゴがあった。
ルーシェもアルバート王子も、護衛騎士バンナムもなんとも言えぬ表情でそのカゴを見てしまう。
背負いカゴにはこれまた組み紐のように綺麗に編みこまれた紐がついており、背中でカゴをしょい、左右に付けられた紐(おそらくこの部分を女官達に作ってもらったのだろう)を前に回して結ぶようになっている。
早速、ルーシェにカゴを背負わせてみる。そして前で紐を結んだ。
鏡の前で、小さなカゴを背中に背負った紫色の竜はたたずむ。
(このカゴって、そう、農園とかでおばあさんが背中に背負う収穫籠みたいだな)
ルーシェは背中のカゴを鏡に映し出してそんなことを思った。
バンナムはハヴリエルから受け取ったたくさんのお菓子を紙袋から出して、ざらざらとそのカゴの中に入れる。
背中のカゴにお菓子をいっぱい詰め込んで立つ小さな竜の姿を見て、アルバート王子は堪え切れずに爆笑していた。
食いしん坊の小さな竜が、お菓子を背中のカゴに山盛りにしてのお出かけスタイルという感じである。
「ハッハッハッハッハッハッ」
アルバート王子の笑い声が部屋中に響き渡る。
バンナムも顔を背け、なんとか笑いを堪えようとしていたが堪え切れていない様子である。部屋にいて控えていた女官達も口元を押さえてプルプルと震えている。
「……よ、よく似合っているぞ、ルーシェ」
王子が目尻の涙を拭きながら言うと、ルーシェはカゴを背中から落とし、憤慨したようにバンバンと床を足で踏み、ピシピシと激しく尻尾を打ち付けていた。「ピルルピルルピルピルピルルルピルル!!!!(もう、俺のことを馬鹿にしているだろう!!!!)」と怒って、しばらくの間どんなに宥めてもずっとヘソを曲げていたのだった。
しかし、ハヴリエルの言葉通り、背負いカゴを背負った小さな竜は可愛くて、何よりもよく似合っていた。
王子は「済まない。お前が可愛くて仕方なかったんだ」と言うのだが、ルーシェの怒りは収まらず、なおもアンリ王子の護衛騎士ハヴリエルに対して怒りを募らせていたのだった。
(ハヴリエル卿、許すまじ!!!!)
小さな竜の怨みと怒りを一身に買っていた第二王子アンリの護衛騎士ハヴリエルは、その頃、アンリ王子からきつく問い詰められていたのだった。
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