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第七章 ある護衛騎士の災難
第十一話 恩を売りつける騎士(上)
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紫竜がパチリと目を覚ました時、少しばかり頭が痛くて彼は軽く頭を振った。
頭痛は、眠り薬を嗅がされた副作用であったが、次第に収まっていく。
「ピュルル?」
紫色の小さな竜は体に被せられていた薄い布をスルリと落として、籠の中から頭を上げた。
ここはどこなのだろうかと、周囲を見回す。
部屋は狭い。
自分はテーブルの下の籠の中で眠っていたようだ。
部屋の中には小さな書棚と一人用の寝台が置かれている。
後に知ったのだが、この部屋は王宮で護衛騎士が与えられている待機部屋の一つであった。
(誰かが住んでいる部屋だ)
テーブルの上に、パンと果物が置いてある。
それを認めて、ルーシェはゴクリと唾を飲み込んだ。
昨日から、まったく何も口にしていないのだ。
お腹と背中がくっつきそうなくらいの空腹である。
ルーシェは飛び上がって椅子の上に止まると、更に飛んで、テーブルの上に立った。
そしてかがみこんでパンをガブリと噛んだその時、部屋の扉が開いた。
部屋に入って来た栗色の髪の長身の騎士と、バッチリ目が合うルーシェ。
自分は、知らない誰かの部屋の、テーブルの上に置かれている誰かのパンを勝手に食べている。
これは、マズイのじゃないだろうか。
「ピ、ピュルピュルルルピルピル!!(お、お腹が空いていたんだ!!)」
ルーシェはパンから口を離して、懸命に言い訳をするように鳴いていると、部屋の主らしき若い騎士の男は、「食べていい。お前のだ」と言って、パンを食べる許しをルーシェに与えた。
だからルーシェは、騎士の男の言葉に甘えて、パンと果物を完食した。
ペロリと食べたルーシェに、騎士の男はなおも言う。
「まだお腹は空いているか」
「ピュルピュルルルルピル!!(まだ空いている!!)」
そう言うと、何故だかルーシェの言葉が通じたようで、騎士の男は更にパンを追加で皿に乗せてくれ、飲み物も置いてくれたので、ルーシェはビタンビタンと尻尾でテーブルを叩いて喜びを表すと、なんとなしに騎士の男も目を和ませていた。
彼はルーシェの頭を優しく撫でた。
「いっぱい食べていいぞ」
「ピルピルピルルルル!!(ありがとう!!)」
そしてルーシェは遠慮もせずにガツガツとパンと果物を食べきったのだった。
小さな竜の腹がぷっくりと膨れたのを見て、騎士の男は笑っていた。
「お前はルーシェという名だと聞いている。私の名は、ハヴリエル。第二王子アンリ殿下付きの護衛騎士だ」
その言葉に、ルーシェは「ピッ!!!!」と目を大きく見開き、飛び上がっていた。
王族は、紫竜ルーシェにとって鬼門である。五百年前の紫竜が王族によって王宮に留め置かれ、竜騎兵団へ戻って来なかったという話は、ルーシェの心に深く刻み込まれ、王国の王族達には近寄るまいと考えていた(アルバート王子と母妃は別である)。
なのにどういうわけなのか、先日から近寄るまいと考えていた王族と接触する機会が続いている。
第三王子ハウルに続いて、第二王子アンリまで。
「…………ピュルルルルルゥゥゥ」
急に小さな紫色の竜が、黒い目を細め、少しばかり後ずさるような様子を見せる。
それを見て、ハヴリエルは言った。
「……なんだ、警戒しているのか?」
「ピルピルルルゥゥ」
テーブルの上で後ずさるルーシュ。後ろを見ていなかったものだから、ルーシェはガクンとテーブルの上から落ちそうになる。
「!?」
慌ててハヴリエルがルーシェの体をぐいと掴むと、ルーシェは床にぶつかることなく、「ピルピルルピルル(危ねぇぇぇぇぇぇぇ)」と叫びながら、ハヴリエルの手にしがみついたのだった。
ハヴリエルはそっとルーシェを床の上に下ろした。
ハヴリエルは「ふむ」と言って、少し考え込んだ後、懐から取り出した一通の立派な金縁の封筒を手に持ち、やにわルーシェの体を持ち上げると、その手紙をルーシェの背中に置いて、紐でグルグルとルーシェの胴体に巻き付けて手紙が外れないようにして、かわいらしく背中のところで蝶結びにして留めた。
ルーシェは唖然としていた。
後ろを必死に振り返る。見ると背中に封筒が紐でくくりつけられている。
ピョンピョンとジャンプしてその封筒を落とそうとしているのを見て、ハヴリエルは止めた。
「それはアルバート王子殿下宛の手紙だ。きちんと殿下にお届けするのだぞ。ああ、一人で行かせるとまた王宮魔術師に見つかるとマズいな」
そう言うと、ハヴリエルはルーシェをまた片手で持ち上げ、今度はポスンと藤の手提げ籠の中に入れ、上から白い布を被せて、外からは籠の中にルーシェがいることが分からないようにした。
「ピュル?」
疑問の表情を見せるルーシェに、ハヴリエルは言った。
「このままアルバート王子殿下にお前をお届けする。私は、王子殿下に、アンリ王子殿下からの茶会の招待状をお届けする予定だったのだ」
朝も早くにアンリ王子からの招待状を、アルバート王子の護衛騎士に渡すつもりであったところで、王宮魔術師達の誘拐の現場を目撃したのだ。
助けた後、アルバート王子に意識のないルーシェを渡すことも考えたのだが、恩を売るためには、自分がその後も紫竜をしっかりと保護した形にしておいた方が良いと思い連れて来た。安全な場所で、食いしん坊の小さな竜は、たらふくハヴリエルから渡された食べ物を食べていた。
紫竜の口元に、いまだパン屑がついているのを見て、ハヴリエルはそれを手で取ってやる。そうしながら言った。
「お前の背中にあるのは、アルバート王子殿下宛の茶会の招待状だ。これで」
ハヴリエルは微笑みながら言った。
「殿下が、アンリ王子殿下の茶会に参加して下さると良いのだが」
「ピルピルピルルルル!!!!」
小さな竜は、ピンと尻尾を立てた後、どうにか自分の背中にくくりつけられた招待状を取ろうとするが、手が背中に回らない。紐を引き千切ろうとすると、ハヴリエルはルーシェの眉間を指で弾いた。
「ピルゥゥゥ」
ルーシェは目を閉じ、指で弾かれた額を両手で押さえ込む。ちょっと痛い。
「ダメだぞ。それは大事な招待状なのだ」
そう言ってハヴリエルはルーシェの入っている籠を持ち上げると、背中に招待状をぐるぐると紐で留められた小さな竜を運んで行く。
「ピュルピュルルルルル」
時折、ハヴリエルが布の下を見ると、籠の中で、なんとしても小さな竜は背中の招待状を取ろうとしていたのだが、小さな竜の小さな手では背中の招待状をうまく掴むことが出来ず、竜の手がプルプルと震えていたかと思うと、上手く取れないことに癇癪を起してルーシェは「ピルルゥ!!!!」と怒った声を上げ、ビタンビタンと籠の中で尻尾を叩きつけていたのだった。
(コレがアルバート王子殿下の騎竜か)
竜騎兵である七番目の王子アルバート。勇猛果敢な竜騎兵達が揃っていると言われるそこに、王族の一人が入団したことは、一時期話題になっていた。
王国の最北の、厳しい気候の土地に、何を好き好んで王国の王子が渡り、竜騎兵なんぞになったのかと話すものも多かったが、二番目の王子アンリはこう言っていた。
「王子たるもの、自分の将来を好きに決めることができるものなど、ほとんどいない」
アンリ王子は華やかな笑みを浮かべながら、「自分はまだ恵まれている方ではあるが……」と言う。その言い方だと、二番目の王子であるアンリとて、自分の立場・境遇に不満を感じることがあったのだろう。
しかし、ハヴリエルからして見れば、アンリ王子は好き勝手に過ごしているようにしか見えない。幼い頃から、アンリ王子は兄王子を支えるべき英才教育こそ施されてきたが、好きな絵をいつも描いて、彼の好きな綺麗な少年の従者達を身の回りに侍らせている。そんなことは二番目の王子だからこそ出来る贅沢だ。
王国の五番目の王子は失踪し、七番目の王子は竜騎兵になった。三番目の王子は心の病になって、離宮にて静養中である。
それらを鑑みると、アンリ王子は恵まれた立場でそして。
(それなりに上手く、この王国の王宮の中で泳いでいなさる)
そんなことをハヴリエルは思っていた。
頭痛は、眠り薬を嗅がされた副作用であったが、次第に収まっていく。
「ピュルル?」
紫色の小さな竜は体に被せられていた薄い布をスルリと落として、籠の中から頭を上げた。
ここはどこなのだろうかと、周囲を見回す。
部屋は狭い。
自分はテーブルの下の籠の中で眠っていたようだ。
部屋の中には小さな書棚と一人用の寝台が置かれている。
後に知ったのだが、この部屋は王宮で護衛騎士が与えられている待機部屋の一つであった。
(誰かが住んでいる部屋だ)
テーブルの上に、パンと果物が置いてある。
それを認めて、ルーシェはゴクリと唾を飲み込んだ。
昨日から、まったく何も口にしていないのだ。
お腹と背中がくっつきそうなくらいの空腹である。
ルーシェは飛び上がって椅子の上に止まると、更に飛んで、テーブルの上に立った。
そしてかがみこんでパンをガブリと噛んだその時、部屋の扉が開いた。
部屋に入って来た栗色の髪の長身の騎士と、バッチリ目が合うルーシェ。
自分は、知らない誰かの部屋の、テーブルの上に置かれている誰かのパンを勝手に食べている。
これは、マズイのじゃないだろうか。
「ピ、ピュルピュルルルピルピル!!(お、お腹が空いていたんだ!!)」
ルーシェはパンから口を離して、懸命に言い訳をするように鳴いていると、部屋の主らしき若い騎士の男は、「食べていい。お前のだ」と言って、パンを食べる許しをルーシェに与えた。
だからルーシェは、騎士の男の言葉に甘えて、パンと果物を完食した。
ペロリと食べたルーシェに、騎士の男はなおも言う。
「まだお腹は空いているか」
「ピュルピュルルルルピル!!(まだ空いている!!)」
そう言うと、何故だかルーシェの言葉が通じたようで、騎士の男は更にパンを追加で皿に乗せてくれ、飲み物も置いてくれたので、ルーシェはビタンビタンと尻尾でテーブルを叩いて喜びを表すと、なんとなしに騎士の男も目を和ませていた。
彼はルーシェの頭を優しく撫でた。
「いっぱい食べていいぞ」
「ピルピルピルルルル!!(ありがとう!!)」
そしてルーシェは遠慮もせずにガツガツとパンと果物を食べきったのだった。
小さな竜の腹がぷっくりと膨れたのを見て、騎士の男は笑っていた。
「お前はルーシェという名だと聞いている。私の名は、ハヴリエル。第二王子アンリ殿下付きの護衛騎士だ」
その言葉に、ルーシェは「ピッ!!!!」と目を大きく見開き、飛び上がっていた。
王族は、紫竜ルーシェにとって鬼門である。五百年前の紫竜が王族によって王宮に留め置かれ、竜騎兵団へ戻って来なかったという話は、ルーシェの心に深く刻み込まれ、王国の王族達には近寄るまいと考えていた(アルバート王子と母妃は別である)。
なのにどういうわけなのか、先日から近寄るまいと考えていた王族と接触する機会が続いている。
第三王子ハウルに続いて、第二王子アンリまで。
「…………ピュルルルルルゥゥゥ」
急に小さな紫色の竜が、黒い目を細め、少しばかり後ずさるような様子を見せる。
それを見て、ハヴリエルは言った。
「……なんだ、警戒しているのか?」
「ピルピルルルゥゥ」
テーブルの上で後ずさるルーシュ。後ろを見ていなかったものだから、ルーシェはガクンとテーブルの上から落ちそうになる。
「!?」
慌ててハヴリエルがルーシェの体をぐいと掴むと、ルーシェは床にぶつかることなく、「ピルピルルピルル(危ねぇぇぇぇぇぇぇ)」と叫びながら、ハヴリエルの手にしがみついたのだった。
ハヴリエルはそっとルーシェを床の上に下ろした。
ハヴリエルは「ふむ」と言って、少し考え込んだ後、懐から取り出した一通の立派な金縁の封筒を手に持ち、やにわルーシェの体を持ち上げると、その手紙をルーシェの背中に置いて、紐でグルグルとルーシェの胴体に巻き付けて手紙が外れないようにして、かわいらしく背中のところで蝶結びにして留めた。
ルーシェは唖然としていた。
後ろを必死に振り返る。見ると背中に封筒が紐でくくりつけられている。
ピョンピョンとジャンプしてその封筒を落とそうとしているのを見て、ハヴリエルは止めた。
「それはアルバート王子殿下宛の手紙だ。きちんと殿下にお届けするのだぞ。ああ、一人で行かせるとまた王宮魔術師に見つかるとマズいな」
そう言うと、ハヴリエルはルーシェをまた片手で持ち上げ、今度はポスンと藤の手提げ籠の中に入れ、上から白い布を被せて、外からは籠の中にルーシェがいることが分からないようにした。
「ピュル?」
疑問の表情を見せるルーシェに、ハヴリエルは言った。
「このままアルバート王子殿下にお前をお届けする。私は、王子殿下に、アンリ王子殿下からの茶会の招待状をお届けする予定だったのだ」
朝も早くにアンリ王子からの招待状を、アルバート王子の護衛騎士に渡すつもりであったところで、王宮魔術師達の誘拐の現場を目撃したのだ。
助けた後、アルバート王子に意識のないルーシェを渡すことも考えたのだが、恩を売るためには、自分がその後も紫竜をしっかりと保護した形にしておいた方が良いと思い連れて来た。安全な場所で、食いしん坊の小さな竜は、たらふくハヴリエルから渡された食べ物を食べていた。
紫竜の口元に、いまだパン屑がついているのを見て、ハヴリエルはそれを手で取ってやる。そうしながら言った。
「お前の背中にあるのは、アルバート王子殿下宛の茶会の招待状だ。これで」
ハヴリエルは微笑みながら言った。
「殿下が、アンリ王子殿下の茶会に参加して下さると良いのだが」
「ピルピルピルルルル!!!!」
小さな竜は、ピンと尻尾を立てた後、どうにか自分の背中にくくりつけられた招待状を取ろうとするが、手が背中に回らない。紐を引き千切ろうとすると、ハヴリエルはルーシェの眉間を指で弾いた。
「ピルゥゥゥ」
ルーシェは目を閉じ、指で弾かれた額を両手で押さえ込む。ちょっと痛い。
「ダメだぞ。それは大事な招待状なのだ」
そう言ってハヴリエルはルーシェの入っている籠を持ち上げると、背中に招待状をぐるぐると紐で留められた小さな竜を運んで行く。
「ピュルピュルルルルル」
時折、ハヴリエルが布の下を見ると、籠の中で、なんとしても小さな竜は背中の招待状を取ろうとしていたのだが、小さな竜の小さな手では背中の招待状をうまく掴むことが出来ず、竜の手がプルプルと震えていたかと思うと、上手く取れないことに癇癪を起してルーシェは「ピルルゥ!!!!」と怒った声を上げ、ビタンビタンと籠の中で尻尾を叩きつけていたのだった。
(コレがアルバート王子殿下の騎竜か)
竜騎兵である七番目の王子アルバート。勇猛果敢な竜騎兵達が揃っていると言われるそこに、王族の一人が入団したことは、一時期話題になっていた。
王国の最北の、厳しい気候の土地に、何を好き好んで王国の王子が渡り、竜騎兵なんぞになったのかと話すものも多かったが、二番目の王子アンリはこう言っていた。
「王子たるもの、自分の将来を好きに決めることができるものなど、ほとんどいない」
アンリ王子は華やかな笑みを浮かべながら、「自分はまだ恵まれている方ではあるが……」と言う。その言い方だと、二番目の王子であるアンリとて、自分の立場・境遇に不満を感じることがあったのだろう。
しかし、ハヴリエルからして見れば、アンリ王子は好き勝手に過ごしているようにしか見えない。幼い頃から、アンリ王子は兄王子を支えるべき英才教育こそ施されてきたが、好きな絵をいつも描いて、彼の好きな綺麗な少年の従者達を身の回りに侍らせている。そんなことは二番目の王子だからこそ出来る贅沢だ。
王国の五番目の王子は失踪し、七番目の王子は竜騎兵になった。三番目の王子は心の病になって、離宮にて静養中である。
それらを鑑みると、アンリ王子は恵まれた立場でそして。
(それなりに上手く、この王国の王宮の中で泳いでいなさる)
そんなことをハヴリエルは思っていた。
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