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第五章 懐かしい友との再会
第十四話 兄からの情報
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アルバート王子が、ウラノス騎兵団長に、辺境伯のところで開かれるカルフィー魔道具店の内覧会に、どうにか出席させてもらえないかと話をすると、騎兵団長は快諾した。
「分かった。王子殿下も同行する予定だと伝えよう」
「……それで、大変厚かましいお願いだと分かっているのですが、この紫竜も同行をお許し頂けないでしょうか」
そのアルバート王子の頼みに、ウラノス騎兵団長は少しばかり驚いたように眉を上げて紫竜を見た後、「構わない」と言った。
きっと彼の頭の中では(竜が最新式の生活用魔道具に興味があるのか……?)とでも思っているのだろう。
口には出さないが。
ウラノス騎兵団長のそばに立っていたエイベル副騎兵団長が、「それでは、団長。三名と一頭ですね」と確認をとる。
ルーシェは内心、(三名と一頭!! 一頭って俺のことだよね。そこは四名と言ってくれないのかな)と思っていると、ウラノス騎兵団長も頷いていた。
「そうだ。私とエイベルと殿下とルーシェになる」
ウラノス騎兵団長は、様々な行事にエイベル副騎兵団長を同行するようになっており、エイベル副騎兵団長は正式にウラノス騎兵団長の伴侶になっている。
エイベル副騎兵団長の指には、ウラノス騎兵団長の指にはめられている指輪と同じものが光っていた。
(公私ともにパートナーか)
まぁ、出会った時にもお似合いだと思っていた二人であったから、当然のような気持ちもあった。
(俺も王子のパートナーだしな!!!!)
ルーシェと王子も朝から晩まで四六時中一緒にいるパートナーであった。
そして、アルバート王子にお願いをしている団長室のその場に、何故かリヨンネも同席していて、彼は片手を勢い良く挙げてこう言った。
「ハイハイ、ウラノス騎兵団長、私も出席したいです!!」
エイベル副騎兵団長が(いかがなさいますか)というようにウラノス騎兵団長を見ると、ウラノス騎兵団長は頷いた。
「先生が同行しても構わない」
「有難うございます!!」
リヨンネは大きな声で礼を言った。
そしてそれからリヨンネは「王都に一度帰って、内覧会までには戻ってきます」と言って去っていった。
相変わらず忙しく、王都とこの北方地方の竜騎兵団を行き来する男であった。
さて、そのリヨンネは王都へ戻ると、一番上の兄ジャクセンの店に行った。
そして従業員達から「裏から入ってくださいと言っているでしょう」とお小言を言われながらも、店の裏の一室で、キースと共に本を読みながら兄の訪れを待っている。
キースはこの店で、見習いとして短い間働かせてもらったことがあるために、店の従業員達と顔なじみであり、従業員達と少しばかり話をしている。
本を読みながらも、リヨンネはその様子に目を走らせていた。
(キースは、店のみんなに可愛がってもらっているみたいだし、ここに置かせてもらうのがいいのかな)
以前、見習いとして置いてくれと頼んだ時、引き受けた兄のジャクセンも従業員達も、キースの優秀さに驚き、店にそのまま入らないかと声を掛けてくれたことがあったのだ。
その時は、断った。
(でも、キースのことを思うなら、あの時にお願いしても良かったのかもしれない)
そうすれば、キースのことだ。この店でもメキメキと頭角を現して、今頃は店に出て、優秀な販売員になっていたかも知れない。
(兄さんは優秀な販売員は出自を問わず上に引き上げてくれるから。ゆくゆくは店の一つも任せられるかも知れない)
誰か知らない人に雇われ、一からキースの能力を理解してもらうことに時間を掛けるよりも、最初からキースのことを歓迎している兄ジャクセンの店に任せることが一番良いのかもしれない。
それに、兄の元ならいつでもキースに会いにいける。
(うん。そうしよう。それが一番キースにいい気がする)
キースの意向を聞いた後、兄に話をしようとリヨンネは内心思っていた。
それから、仕事を終えて店の裏の部屋に入ってきた兄ジャクセンは「どうした?」とリヨンネを見て聞いてきた。
椅子に座った、流行の紳士服を身に付けた美男子のジャクセン。
服飾を扱う店の最高責任者であるのだから、当然の装いだった。
リヨンネの後ろに立つキースは内心(ジャクセン様とリヨンネさんが、同じ血を引いた兄弟とはとても思えない)と思っている。
服など上等のものをリヨンネは身に纏っていたが、性格が外見に出ているのか、どうもキッチリとした男には見えない。キースがそばにいて、リヨンネの髪など整えるようになったから良かったが、髪がぼさぼさでも、シャツがズボンから出ていても、リヨンネは細かいことを気にしないようなところがあった。
だが、今この部屋に入って来て椅子に座った兄のジャクセンは違う。一部の隙もなくキッチリとした装いをして、靴も磨き抜かれ、髪の毛も一本たりともその額に落ちていない。
ちなみにジャクセンは、一男二女の父親で、妻をこよなく愛する男であった。
「兄さんに聞きたかったんだ。カルフィー魔道具店はどんな店なのかな」
その魔道具店のカタログを欲しがる紫竜。
偶然にも、その店がこの王国へ巡回しにやって来る。そしてその巡回の場に、自分も参加できるようになった。
少しだけどんな店なのか興味が湧いたから、巡回が来る前に、情報通で、恐ろしい記憶力を持つ兄に聞いてみることにしたのだ。
ジャクセンは従業員からお茶を淹れてもらい、それを口にしながら静かに話し出した。
「元は、西方のアルダンテ王国にいた者が作った店だ。アルダンテ王国が“血の月事件”に遭った後、その国を離れた魔術師が西南地域まで逃れて作った店だ」
リヨンネは眉を寄せた。
「“血の月事件”って」
「十七年前に発生したアルダンテ王家の悲劇だな。逃げ出した王女以外、王族は全員殺されたというその事件で、王族のみならず、王城にいた者達のほとんどが命を失っている。それからアルダンテ王国はサトー王国に変わった」
「…………」
またサトーの名が出てきた。リヨンネの顔はますますしかめ面になる。
「私が知りたいのは、サトー王国ではなく、カルフィー魔道具店のことなんだけど」
「カルフィー魔道具店は、サトー王国のその後の侵攻を避けるように南下して、西南地域に店を設けた。創立は魔術師のカルフィーという男だ。極めて優れた魔術師で、魔道具作りに長けており、魔道具店を開いた後は、毎年のように新作の生活魔道具を発表。販売し、莫大な富を儲けた。ちなみにウチよりも儲かっているぞ」
リヨンネが兄の言葉に驚く。
このリヨンネの兄の率いるバンクール商会も、王国では有数の商会で、莫大な富を持つ富豪の類だ。
しかし、カルフィー魔道具店はその上を行くらしい。
「創立者は魔術師のカルフィーの他、もう一人いるのだが、滅多に彼は人前に姿を現わさない。ただ……」
ジャクセンは思い出すようにこう言った。
「新しい巡回地へ行く時には、その男はわざわざ巡回に同行してやって来るらしい」
「じゃあ、私はそのもう一人の創立者に会えるのか!!」
北方地方の辺境伯の街へは、初めて巡回にやって来るという話を聞いていた。
兄の言葉通りなら、滅多に人前に姿を現わさないその創立者の一人も来るはずだった。
ちょっと嬉しい。
そんな様子を見せるリヨンネに、ジャクセンは続けて言った。
「あまり、もう一人の創立者に会った時、興奮してくれるなよ。彼はカルフィー魔術師の伴侶で、カルフィー魔術師は大層嫉妬深い男だと聞く」
「…………そうなの?」
「そうだ。彼に色目を使った者達はことごとく、カルフィー魔術師に裏で処分されているという話だ。リヨンネ、分かったな」
兄の忠告にリヨンネは頷いた。
「分かった」
毎年のように新作の生活魔道具を販売し、莫大な富を得ているカルフィー魔道具店。
魔道具作りに長けたカルフィー魔術師と、もう一人の滅多に姿を現わさないという創立者。
その彼と、会うことができる。
兄にそう釘を刺されたが、もう一人の創立者は一体どんな人物であろうかと好奇心を持つリヨンネであった。
「分かった。王子殿下も同行する予定だと伝えよう」
「……それで、大変厚かましいお願いだと分かっているのですが、この紫竜も同行をお許し頂けないでしょうか」
そのアルバート王子の頼みに、ウラノス騎兵団長は少しばかり驚いたように眉を上げて紫竜を見た後、「構わない」と言った。
きっと彼の頭の中では(竜が最新式の生活用魔道具に興味があるのか……?)とでも思っているのだろう。
口には出さないが。
ウラノス騎兵団長のそばに立っていたエイベル副騎兵団長が、「それでは、団長。三名と一頭ですね」と確認をとる。
ルーシェは内心、(三名と一頭!! 一頭って俺のことだよね。そこは四名と言ってくれないのかな)と思っていると、ウラノス騎兵団長も頷いていた。
「そうだ。私とエイベルと殿下とルーシェになる」
ウラノス騎兵団長は、様々な行事にエイベル副騎兵団長を同行するようになっており、エイベル副騎兵団長は正式にウラノス騎兵団長の伴侶になっている。
エイベル副騎兵団長の指には、ウラノス騎兵団長の指にはめられている指輪と同じものが光っていた。
(公私ともにパートナーか)
まぁ、出会った時にもお似合いだと思っていた二人であったから、当然のような気持ちもあった。
(俺も王子のパートナーだしな!!!!)
ルーシェと王子も朝から晩まで四六時中一緒にいるパートナーであった。
そして、アルバート王子にお願いをしている団長室のその場に、何故かリヨンネも同席していて、彼は片手を勢い良く挙げてこう言った。
「ハイハイ、ウラノス騎兵団長、私も出席したいです!!」
エイベル副騎兵団長が(いかがなさいますか)というようにウラノス騎兵団長を見ると、ウラノス騎兵団長は頷いた。
「先生が同行しても構わない」
「有難うございます!!」
リヨンネは大きな声で礼を言った。
そしてそれからリヨンネは「王都に一度帰って、内覧会までには戻ってきます」と言って去っていった。
相変わらず忙しく、王都とこの北方地方の竜騎兵団を行き来する男であった。
さて、そのリヨンネは王都へ戻ると、一番上の兄ジャクセンの店に行った。
そして従業員達から「裏から入ってくださいと言っているでしょう」とお小言を言われながらも、店の裏の一室で、キースと共に本を読みながら兄の訪れを待っている。
キースはこの店で、見習いとして短い間働かせてもらったことがあるために、店の従業員達と顔なじみであり、従業員達と少しばかり話をしている。
本を読みながらも、リヨンネはその様子に目を走らせていた。
(キースは、店のみんなに可愛がってもらっているみたいだし、ここに置かせてもらうのがいいのかな)
以前、見習いとして置いてくれと頼んだ時、引き受けた兄のジャクセンも従業員達も、キースの優秀さに驚き、店にそのまま入らないかと声を掛けてくれたことがあったのだ。
その時は、断った。
(でも、キースのことを思うなら、あの時にお願いしても良かったのかもしれない)
そうすれば、キースのことだ。この店でもメキメキと頭角を現して、今頃は店に出て、優秀な販売員になっていたかも知れない。
(兄さんは優秀な販売員は出自を問わず上に引き上げてくれるから。ゆくゆくは店の一つも任せられるかも知れない)
誰か知らない人に雇われ、一からキースの能力を理解してもらうことに時間を掛けるよりも、最初からキースのことを歓迎している兄ジャクセンの店に任せることが一番良いのかもしれない。
それに、兄の元ならいつでもキースに会いにいける。
(うん。そうしよう。それが一番キースにいい気がする)
キースの意向を聞いた後、兄に話をしようとリヨンネは内心思っていた。
それから、仕事を終えて店の裏の部屋に入ってきた兄ジャクセンは「どうした?」とリヨンネを見て聞いてきた。
椅子に座った、流行の紳士服を身に付けた美男子のジャクセン。
服飾を扱う店の最高責任者であるのだから、当然の装いだった。
リヨンネの後ろに立つキースは内心(ジャクセン様とリヨンネさんが、同じ血を引いた兄弟とはとても思えない)と思っている。
服など上等のものをリヨンネは身に纏っていたが、性格が外見に出ているのか、どうもキッチリとした男には見えない。キースがそばにいて、リヨンネの髪など整えるようになったから良かったが、髪がぼさぼさでも、シャツがズボンから出ていても、リヨンネは細かいことを気にしないようなところがあった。
だが、今この部屋に入って来て椅子に座った兄のジャクセンは違う。一部の隙もなくキッチリとした装いをして、靴も磨き抜かれ、髪の毛も一本たりともその額に落ちていない。
ちなみにジャクセンは、一男二女の父親で、妻をこよなく愛する男であった。
「兄さんに聞きたかったんだ。カルフィー魔道具店はどんな店なのかな」
その魔道具店のカタログを欲しがる紫竜。
偶然にも、その店がこの王国へ巡回しにやって来る。そしてその巡回の場に、自分も参加できるようになった。
少しだけどんな店なのか興味が湧いたから、巡回が来る前に、情報通で、恐ろしい記憶力を持つ兄に聞いてみることにしたのだ。
ジャクセンは従業員からお茶を淹れてもらい、それを口にしながら静かに話し出した。
「元は、西方のアルダンテ王国にいた者が作った店だ。アルダンテ王国が“血の月事件”に遭った後、その国を離れた魔術師が西南地域まで逃れて作った店だ」
リヨンネは眉を寄せた。
「“血の月事件”って」
「十七年前に発生したアルダンテ王家の悲劇だな。逃げ出した王女以外、王族は全員殺されたというその事件で、王族のみならず、王城にいた者達のほとんどが命を失っている。それからアルダンテ王国はサトー王国に変わった」
「…………」
またサトーの名が出てきた。リヨンネの顔はますますしかめ面になる。
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「カルフィー魔道具店は、サトー王国のその後の侵攻を避けるように南下して、西南地域に店を設けた。創立は魔術師のカルフィーという男だ。極めて優れた魔術師で、魔道具作りに長けており、魔道具店を開いた後は、毎年のように新作の生活魔道具を発表。販売し、莫大な富を儲けた。ちなみにウチよりも儲かっているぞ」
リヨンネが兄の言葉に驚く。
このリヨンネの兄の率いるバンクール商会も、王国では有数の商会で、莫大な富を持つ富豪の類だ。
しかし、カルフィー魔道具店はその上を行くらしい。
「創立者は魔術師のカルフィーの他、もう一人いるのだが、滅多に彼は人前に姿を現わさない。ただ……」
ジャクセンは思い出すようにこう言った。
「新しい巡回地へ行く時には、その男はわざわざ巡回に同行してやって来るらしい」
「じゃあ、私はそのもう一人の創立者に会えるのか!!」
北方地方の辺境伯の街へは、初めて巡回にやって来るという話を聞いていた。
兄の言葉通りなら、滅多に人前に姿を現わさないその創立者の一人も来るはずだった。
ちょっと嬉しい。
そんな様子を見せるリヨンネに、ジャクセンは続けて言った。
「あまり、もう一人の創立者に会った時、興奮してくれるなよ。彼はカルフィー魔術師の伴侶で、カルフィー魔術師は大層嫉妬深い男だと聞く」
「…………そうなの?」
「そうだ。彼に色目を使った者達はことごとく、カルフィー魔術師に裏で処分されているという話だ。リヨンネ、分かったな」
兄の忠告にリヨンネは頷いた。
「分かった」
毎年のように新作の生活魔道具を販売し、莫大な富を得ているカルフィー魔道具店。
魔道具作りに長けたカルフィー魔術師と、もう一人の滅多に姿を現わさないという創立者。
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