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第五章 懐かしい友との再会
第十一話 竜の国(下)
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シェーラとエルハルトという二頭の竜達と共に、テーブルを囲んで和やかにお茶をしている時、ふとリヨンネは思った。
(竜達は、この国の外で起きている出来事を知っているのだろうか)
北方の、雪深い山間に棲む竜達である。
国の外の情報を得る手段もないのだ。当然、知らないだろう。
そもそもこの王国は竜騎兵団を擁している強国として広く知られていることから、歴史上、周辺の国に攻め込まれたことはない(国境付近の小競り合いはよくあったが、国境から先へ他国の侵入を許したことはない。竜騎兵達が追い返している)。
更に、この王国は専守防衛を国の防衛方針にしていた。王国の版図は守るが、外を攻めることは決してない。それが竜の女王と結ばれたと伝えられている初代の王の残した守るべき王家の決まりであった。
過去、他国を攻めたいと望んだ王がいなかったわけではない。だが不思議とそうした王は、何故か短命に命を終えていた。
リヨンネは、シェーラとエルハルトに、ウラノス騎兵団長にも伝えた遠い西方の国々から始まっている人間達の戦争の話をした。
それをどう思うのかと、竜達に率直に尋ねたのだ。
シェーラとエルハルトは話を聞いても別になんとも思っていないようだった。
彼らにとってそれは、全くの他人事であるのだ。
「ふぅん、西の方の人間の国ではそんなことになっているの。大変ねぇ」
シェーラは長い黒髪の先端を指で触りながらそう言う。エルハルトは椅子に座るキースを見て言った。
「キースが、大森林に逃げて来たのはそういうことだったのか」
七年前大森林に逃げ込んだ避難民達の中にいたキース。
大森林の遥か北西の、湖周辺にあったという国々は戦争になって、人々は逃げ惑い、大森林の中にも逃げ込んだのだ。
「そのサトー王国って国が周りの国を併合しているの? 変な名前の国ね」
「はい。十七年前に突然、サトーという名の王が立ち、アルダンテ王国の王を倒し立ち上げた国だと聞いています。それから瞬く間に周辺の国を併合し、東進しています。最近ではこの王国の近くのバーズワース王国を落としたので、皆、警戒しています」
シェーラはリヨンネの顔を見つめた。
「だからリヨンネも心配しているの? この国にそのサトー王国が攻め込んでくるんじゃないかと」
「………………はい」
戦争になることを、戦争に巻き込まれることを心配している。
竜騎兵団の竜騎兵達が、戦争に駆り出されて傷つくことをリヨンネは心配していた。引いては、リヨンネの大好きな紫竜も、そしてこの野生竜達も巻き込まれてしまうことを。
だが、シェーラはため息をついた後、ハッキリと言った。
「バカねー、リヨンネ。そんなことを心配する必要はないわ」
黒竜は綺麗な金色の瞳で、リヨンネを見つめた。
「ここは竜の国よ。人間達が攻め込んで来ても、絶対に落ちることはない」
竜の国
その言葉に、リヨンネは尋ねた。
「この王国が竜の国なのですか?」
「そうよ。この王国自体が、黄金竜のテリトリーなのだから。黄金竜がそれを許すはずがないわ」
キッパリとシェーラはそう言った。
「……この王国自体が黄金竜のテリトリー?」
リヨンネが鸚鵡返しに尋ねると、シェーラは白い指でクッキーを摘まんで口にしながら話し始めた。
「王国の最初の王の伴侶は、竜の女王よね」
「……はい」
「だから、女王はこの国をテリトリーとしたと思う。王家との契約を破棄した話は聞いていないわよね、エルハルト」
そう黒竜シェーラが青竜エルハルトに尋ねると、エルハルトは腕を組みながら頷いた。
「ああ。まだ契約は続いているはずだ」
「何ですか、契約って」
エルハルトとシェーラは理解しているようだが、リヨンネには分からなかった。
エルハルトが説明した。
「この国の最初の王と婚姻した竜の女王は、王を伴侶として契約を結び、女王竜は王とその子らを守ると決めたはずだ」
「でも、最初の王と婚姻した竜の女王はもう亡くなっていますよね」
王国の初代の王が立ったのは、もう二千年以上遠い昔の話だ。それからずっとこの王国はこの北方の大地に在り続けている。
「死んじゃったわね。でも、女王の弟竜は生きていて、女王の契約を引き継いでいるはず」
「……………」
「女王の弟竜とは、一体誰なんですか?」
リヨンネは尋ねた。
そんな話、初めて聞いた。
ただただ驚いて、聞くことしか出来ない。
黒竜シェーラは、ぱくりとクッキーを口にした後、言った。
「それが、黄金竜マルキアスよ。この土地に眠る古竜の一人よ」
シェーラとエルハルトが、竜に姿を変え、おのおのの土産の木箱を持って帰る姿を、リヨンネとキースは手を振って見送った。
シェーラは、あれからリヨンネに「黄金竜がこの王国を守っている限り、絶対に攻められてもこの国が落ちることはない」と自信満々に言っていた。
竜の中でも、古竜の中でも黄金竜は別格の存在らしい。
竜達の王とも言われる存在であり、特にマルキアスは神竜の高み至った竜らしい。
シェーラは気になることを最後に言っていた。
「この世界は、黄金竜の見る夢だという話もあるわ。マルキアスが眠り続けているのはこの世界が在り続けるためだという話があるの。マルキアスが眼を醒ました途端、世界は終わると言われているわ」
「シェーラ、君はマルキアスに会ったことがあるのかい?」
リヨンネの問いかけに、まさかといった表情でシェーラは首を振った。
「マルキアスを起こして会うことなんて、出来るはずがないでしょう?」
その台詞に、もしかしてマルキアスという竜が存在しないことだってあり得るんじゃないかとリヨンネは思った。
そもそも、マルキアスという竜に誰も会ったことがないのではないか。
そんなことを言うと、シェーラは唇を尖らせる。
「マルキアスを起こしちゃダメだと話したでしょう。そもそもマルキアスの眠りを妨げる者は、マルキアスの伴侶のルーサーの怒りに触れるわ。女王竜もよくよく考えたものだわ。この王国を守るために二重の護りを用意したのよ。白銀竜ルーサーが、マルキアスの眠りを妨げるものを必ず止めるもの」
「白銀竜ルーサーも眠っているという話じゃないか」
そう言うリヨンネに、シェーラとエルハルトは当たり前だろうというような顔をしていた。
「だって、二人は婚姻しているもの。ルーサーが、眠るマルキアスのそばにいるのは当然でしょう。ルーサーは伴侶のそばで一緒に眠りながら守っているのよ」
「……すごい話でしたね」
二頭の竜達が山間にその姿を消したのを見送り、リヨンネの隣に立つキースが呟くように言った。
赤々とした太陽が、山を黒い影のように見せている。
リヨンネも頷きながら言う。
「この王国が黄金竜のテリトリー下にあるなんて知らなかったよ」
「……僕達が逃げ込んだ大森林も、黄金竜のテリトリー下だったんでしょうか」
夕日が沈む山々をじっと見つめるキース。どこか遠い目をしながらそんなことを言う。
キースは、子供の頃、戦火を避けて逃げ惑い、雪深い大森林の中へと家族達と共に逃げ込んだ。そのことを言っているのだ。
リヨンネは答えた。
「王国の国境は、大森林を流れるレイヌ川だ。レイヌ川以南が王国の領土になる」
「僕は川を渡った記憶がありません。じゃあ、エルハルトさんに見つけてもらった時、あそこは別の国の土地だったんでしょうね」
「……キース」
「まぁ、どちらの国にあったとしても、逃げ込んだ難民です。助かることはなかったんでしょう。でも、なんだか」
なんだか、悲しい
もし、自分達がこの竜達を擁する王国の民だったら、あんなに逃げ惑い、飢えに苦しみながら雪深い大森林の中に入り込むことはなかっただろう。
シェーラの言う黄金竜が、白銀竜が、そして竜騎兵達が守ってくれたはず。
両親達や兄弟達も、小さな国の、名も知れぬ民として冷たく雪の中で凍りついて命を落とすこともなかったはず。
もし、生まれた場所さえ違っていたら。
ふいにリヨンネがぐっとキースの腕を掴み、引き寄せてキースの細い身体を抱きしめた。
驚いてキースは目を開いている。
リヨンネはキースをきついくらいに強く抱きしめる。
「大丈夫だよ。もう、あんな大変なことは君に起きることはないから」
耳元でそう囁くように言われる声。
「君は、幸せになれるから」
まるで祈りのようにその声は聞こえたのだった。
キースもまたリヨンネの背に手を回し、黙って彼に抱き締められたままになっていた。
彼のそばにいる幸せを、彼に抱き締められている幸せを噛み締めながら。
(竜達は、この国の外で起きている出来事を知っているのだろうか)
北方の、雪深い山間に棲む竜達である。
国の外の情報を得る手段もないのだ。当然、知らないだろう。
そもそもこの王国は竜騎兵団を擁している強国として広く知られていることから、歴史上、周辺の国に攻め込まれたことはない(国境付近の小競り合いはよくあったが、国境から先へ他国の侵入を許したことはない。竜騎兵達が追い返している)。
更に、この王国は専守防衛を国の防衛方針にしていた。王国の版図は守るが、外を攻めることは決してない。それが竜の女王と結ばれたと伝えられている初代の王の残した守るべき王家の決まりであった。
過去、他国を攻めたいと望んだ王がいなかったわけではない。だが不思議とそうした王は、何故か短命に命を終えていた。
リヨンネは、シェーラとエルハルトに、ウラノス騎兵団長にも伝えた遠い西方の国々から始まっている人間達の戦争の話をした。
それをどう思うのかと、竜達に率直に尋ねたのだ。
シェーラとエルハルトは話を聞いても別になんとも思っていないようだった。
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「ふぅん、西の方の人間の国ではそんなことになっているの。大変ねぇ」
シェーラは長い黒髪の先端を指で触りながらそう言う。エルハルトは椅子に座るキースを見て言った。
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「はい。十七年前に突然、サトーという名の王が立ち、アルダンテ王国の王を倒し立ち上げた国だと聞いています。それから瞬く間に周辺の国を併合し、東進しています。最近ではこの王国の近くのバーズワース王国を落としたので、皆、警戒しています」
シェーラはリヨンネの顔を見つめた。
「だからリヨンネも心配しているの? この国にそのサトー王国が攻め込んでくるんじゃないかと」
「………………はい」
戦争になることを、戦争に巻き込まれることを心配している。
竜騎兵団の竜騎兵達が、戦争に駆り出されて傷つくことをリヨンネは心配していた。引いては、リヨンネの大好きな紫竜も、そしてこの野生竜達も巻き込まれてしまうことを。
だが、シェーラはため息をついた後、ハッキリと言った。
「バカねー、リヨンネ。そんなことを心配する必要はないわ」
黒竜は綺麗な金色の瞳で、リヨンネを見つめた。
「ここは竜の国よ。人間達が攻め込んで来ても、絶対に落ちることはない」
竜の国
その言葉に、リヨンネは尋ねた。
「この王国が竜の国なのですか?」
「そうよ。この王国自体が、黄金竜のテリトリーなのだから。黄金竜がそれを許すはずがないわ」
キッパリとシェーラはそう言った。
「……この王国自体が黄金竜のテリトリー?」
リヨンネが鸚鵡返しに尋ねると、シェーラは白い指でクッキーを摘まんで口にしながら話し始めた。
「王国の最初の王の伴侶は、竜の女王よね」
「……はい」
「だから、女王はこの国をテリトリーとしたと思う。王家との契約を破棄した話は聞いていないわよね、エルハルト」
そう黒竜シェーラが青竜エルハルトに尋ねると、エルハルトは腕を組みながら頷いた。
「ああ。まだ契約は続いているはずだ」
「何ですか、契約って」
エルハルトとシェーラは理解しているようだが、リヨンネには分からなかった。
エルハルトが説明した。
「この国の最初の王と婚姻した竜の女王は、王を伴侶として契約を結び、女王竜は王とその子らを守ると決めたはずだ」
「でも、最初の王と婚姻した竜の女王はもう亡くなっていますよね」
王国の初代の王が立ったのは、もう二千年以上遠い昔の話だ。それからずっとこの王国はこの北方の大地に在り続けている。
「死んじゃったわね。でも、女王の弟竜は生きていて、女王の契約を引き継いでいるはず」
「……………」
「女王の弟竜とは、一体誰なんですか?」
リヨンネは尋ねた。
そんな話、初めて聞いた。
ただただ驚いて、聞くことしか出来ない。
黒竜シェーラは、ぱくりとクッキーを口にした後、言った。
「それが、黄金竜マルキアスよ。この土地に眠る古竜の一人よ」
シェーラとエルハルトが、竜に姿を変え、おのおのの土産の木箱を持って帰る姿を、リヨンネとキースは手を振って見送った。
シェーラは、あれからリヨンネに「黄金竜がこの王国を守っている限り、絶対に攻められてもこの国が落ちることはない」と自信満々に言っていた。
竜の中でも、古竜の中でも黄金竜は別格の存在らしい。
竜達の王とも言われる存在であり、特にマルキアスは神竜の高み至った竜らしい。
シェーラは気になることを最後に言っていた。
「この世界は、黄金竜の見る夢だという話もあるわ。マルキアスが眠り続けているのはこの世界が在り続けるためだという話があるの。マルキアスが眼を醒ました途端、世界は終わると言われているわ」
「シェーラ、君はマルキアスに会ったことがあるのかい?」
リヨンネの問いかけに、まさかといった表情でシェーラは首を振った。
「マルキアスを起こして会うことなんて、出来るはずがないでしょう?」
その台詞に、もしかしてマルキアスという竜が存在しないことだってあり得るんじゃないかとリヨンネは思った。
そもそも、マルキアスという竜に誰も会ったことがないのではないか。
そんなことを言うと、シェーラは唇を尖らせる。
「マルキアスを起こしちゃダメだと話したでしょう。そもそもマルキアスの眠りを妨げる者は、マルキアスの伴侶のルーサーの怒りに触れるわ。女王竜もよくよく考えたものだわ。この王国を守るために二重の護りを用意したのよ。白銀竜ルーサーが、マルキアスの眠りを妨げるものを必ず止めるもの」
「白銀竜ルーサーも眠っているという話じゃないか」
そう言うリヨンネに、シェーラとエルハルトは当たり前だろうというような顔をしていた。
「だって、二人は婚姻しているもの。ルーサーが、眠るマルキアスのそばにいるのは当然でしょう。ルーサーは伴侶のそばで一緒に眠りながら守っているのよ」
「……すごい話でしたね」
二頭の竜達が山間にその姿を消したのを見送り、リヨンネの隣に立つキースが呟くように言った。
赤々とした太陽が、山を黒い影のように見せている。
リヨンネも頷きながら言う。
「この王国が黄金竜のテリトリー下にあるなんて知らなかったよ」
「……僕達が逃げ込んだ大森林も、黄金竜のテリトリー下だったんでしょうか」
夕日が沈む山々をじっと見つめるキース。どこか遠い目をしながらそんなことを言う。
キースは、子供の頃、戦火を避けて逃げ惑い、雪深い大森林の中へと家族達と共に逃げ込んだ。そのことを言っているのだ。
リヨンネは答えた。
「王国の国境は、大森林を流れるレイヌ川だ。レイヌ川以南が王国の領土になる」
「僕は川を渡った記憶がありません。じゃあ、エルハルトさんに見つけてもらった時、あそこは別の国の土地だったんでしょうね」
「……キース」
「まぁ、どちらの国にあったとしても、逃げ込んだ難民です。助かることはなかったんでしょう。でも、なんだか」
なんだか、悲しい
もし、自分達がこの竜達を擁する王国の民だったら、あんなに逃げ惑い、飢えに苦しみながら雪深い大森林の中に入り込むことはなかっただろう。
シェーラの言う黄金竜が、白銀竜が、そして竜騎兵達が守ってくれたはず。
両親達や兄弟達も、小さな国の、名も知れぬ民として冷たく雪の中で凍りついて命を落とすこともなかったはず。
もし、生まれた場所さえ違っていたら。
ふいにリヨンネがぐっとキースの腕を掴み、引き寄せてキースの細い身体を抱きしめた。
驚いてキースは目を開いている。
リヨンネはキースをきついくらいに強く抱きしめる。
「大丈夫だよ。もう、あんな大変なことは君に起きることはないから」
耳元でそう囁くように言われる声。
「君は、幸せになれるから」
まるで祈りのようにその声は聞こえたのだった。
キースもまたリヨンネの背に手を回し、黙って彼に抱き締められたままになっていた。
彼のそばにいる幸せを、彼に抱き締められている幸せを噛み締めながら。
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