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[挿話]
勇者へのインタビュー (5)
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その頃、元聖女の旧姓林原麗子は、自宅の自室でぷるぷると手を震わせていた。
ノートパソコン画面の某掲示板を見つめながら「柚彦君のお相手は秋元さんて書いてしまいたいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」と身悶えしていたのだった。
だが、腐女子であっても仁義は守る女(自称)である麗子は、入力を思いとどまり、「ふー、今日もよく周回したわ」と額に掻いた汗を拭い、関係する某掲示板の板をのぞき終わった彼女は、やれやれといった調子でノートパソコンの蓋をパタンと閉めたのであった。
なお、彼女の夫は、麗子が年季の入った腐女子であることを未だ知らなかった。
ノートパソコン画面の某掲示板を見つめながら「柚彦君のお相手は秋元さんて書いてしまいたいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」と身悶えしていたのだった。
だが、腐女子であっても仁義は守る女(自称)である麗子は、入力を思いとどまり、「ふー、今日もよく周回したわ」と額に掻いた汗を拭い、関係する某掲示板の板をのぞき終わった彼女は、やれやれといった調子でノートパソコンの蓋をパタンと閉めたのであった。
なお、彼女の夫は、麗子が年季の入った腐女子であることを未だ知らなかった。
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みんなの感想(15件)
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なかなかくっつきそうでくっつかなくて、作者としても時々、「もうくっついちゃいなよ、YOU」とジャニーズさん風に思うこともしばしばあったのですが、やっとくっついてくれて喜びもひとしおでした。
読んで頂きありがとうございます!!
元聖女で完全部外者のはずの麗子さんは、なんとなくツッコミ担当の様相になっています。
続きは先になると思いますが、その際にはお読み頂ければ嬉しいです。応援、ありがとうございます。
お読み下さりありがとうございます。
光君(名前からして陽タイプ)と対照的な勇者ということで
柚彦君は存在した感じですね。
>光君たちのターンが好きっ♫
ありがとうございます!!
続きを読んで下さり、ありがとうございます!
そう、麗子さんは聖女の使命感以上、現世の仕事以上の熱心さを持つまごうことなき腐女子の鑑です!!
今日、また続き部分を掲載させて頂きます。
お時間のある時にでも読んで頂けると嬉しいです。ありがとうございます。