31 / 62
第二章 今世の幸せ
第5話 遭遇
しおりを挟む
ブラウンの友人のヘナという魔術師の部屋は汚かった。
そこかしこに本や、薬品の入った瓶や紙ごみが散らばっている。シュバイニーが眉間に皺を刻みながら、アレクサンドロスが座れる場所を作ろうとしていた。アレクサンドロスは所在なさげに、部屋の隅に立っている。
そんなアレクサンドロスとシュバイニーの二人を放置して、ブラウンはヘナと話していた。
「ヘナ、悪いね、少し部屋にいさせてもらうよ」
「いるだけならいいよ。なんか見学したいんだろう?」
「そうそう、塔の魔術師って奴がどんなものか見たいらしいんだよね。見るだけでいいみたいだから、まぁ、あそこにいさせてやって」
「見るだけでいいのか? 本当に?」
ヘナという魔術師は、黒髪に灰色の目をしていた。塔には黒髪の者が多い。魔力は黒にこもると言われているからだ。
おそらくこのヘナという魔術師も、普通の人間よりも遥かに魔力量が多いのだろう。
“帝国の双璧”と呼ばれるゼファーも、真っ黒な髪色をしていた。
アレクサンドロスは興味深く、魔術師の部屋を眺めていた。
フランシスは素晴らしい業績を持つ天才魔術師という。実際、内偵に来ているはずのブラウンも、彼を尊敬しているように見えた。
ブラウンの先ほどの言葉が、気になって仕方なかった。
『会うだけで済むならば、何も問題はない』
『もし仮に婚約者にするというのならば、彼の研究を止めさせるのでしょうか?』
『それ以上を望むのならば、きっと難しいことになります』
そのことを、正直考えたことはなかった。
フランシスが、自分の番であるならば、彼を伴侶にする。
共に、皇宮で一緒に暮らす。
そのことしか、頭にはなかった。
フランシスにはすでに魔法研究という大切なものがある。それを、自分の番にすることで取り上げるのか。
それに反対する者達がいる。現に、ブラウンだってそう言ってきたではないか。
アレクサンドロスの眉間に皺が寄ってきた。
僕は、傲慢なのだろうか。
僕が、彼を望むことは、そんなにいけないことなのだろうか。
アレクサンドロスは、シュバイニーが用意した椅子に座った。
シュバイニーは椅子の上に積み重なっていた本をどかし、足元の書類屑を片付け、椅子を綺麗に拭いた後に、主君に差し出した。
アレクサンドロスはうなずいて、それに座った。
それを見て、ヘナはちょっと目を大きく見開いていた。
「彼、何者なの?」
ブラウンは引きつった顔で答えた。
「ああ、ちょっとお坊ちゃんなんだよね。気にしないで」
椅子に座り、難しい顔で考え込んでいたアレクサンドロスは、突然顔を上げた。
天井を見上げ、それから立ち上がる。
何も言わず、突然扉を開けて部屋を出ていく彼の後を、慌ててシュバイニーとブラウンは追った。
「どうしたんですか、部屋にいてもらわないと困ります」
ブラウンは怒るように言うが、アレクサンドロスは答えない。
彼は前を真っ直ぐに見つめ、言った。
「胸が、ドキドキするんだ。ああ、彼だ。彼がいる!」
その声は歓喜に溢れていた。
「彼?」
「僕の番だ」
アレクサンドロスは目を輝かせて言った。
「僕の、番だ」
その声は喜びに満ち溢れていた。
ブラウンとシュバイニーは顔を見合わせた。
「殿下……なぜそんなことがわかるんですか」
「わかるんだよ。僕には。ああ、なんて素晴らしい日だ。ここに、僕の番がいるなんて。間違いない。彼は僕の番だ」
駆けるように中央の、螺旋階段のある部屋へと向かう。
その階段を、上階からゆっくりと降りて来た白金の髪の少年を見た時、アレクサンドロスは感嘆のため息を漏らした。
「……フランシス」
たぶん、彼がそうなのだろう。
その名も間違いない。
姿は、ああ、あの夢の番とまったく一緒ではないか。
白金の髪に、桃色の瞳の、僕の美しくも愛しい番。
彼は間違いなく、僕の番だ。
待ち望んでいた番。
階段を下りてきたフランシスは顔を上げる。
そして、アレクサンドロスと視線が交差する。
不思議そうな顔で、自分を凝視するアレクサンドロスを見つめる。
(ああ、彼にはわからないのか)
(竜と違い、人間が、番を認識しないのが残念でならない)
(僕を彼は番だとわからない。僕はこんなにも想っているのに)
一歩一歩近づいていくアレクサンドロスに、フランシスの傍らにいたゼファーの方が気が付いた。
そう、彼の方がアレクサンドロスの正体にすぐに気が付いたのだ。
「近づくな、不審者め!!」
憎々し気にそう言うと、彼は兵士を呼ぶように近くの魔術師に頼む。そしてフランシスの手を掴むと、再度螺旋階段を戻り始めた。
「待て、行くな!!」
必死に叫ぶアレクサンドロスの声を聞いて、フランシスは足を止めた。
「……アレク?」
前世での愛称をそのまま呼んでしまう。
『僕のことはアレクと呼んでください』
初めて出会ったお茶会で、アレクサンドロスはそう言った。
それから、彼をずっとそう呼んでいた。
「フランシス……」
フランシスの桃色の目に、みるみるうちに涙が盛り上がり、ぽろりと零れた。
彼は手でそれを拭いながら、螺旋階段をのぼっていく。
ここを離れようとしているのだ。
それに、アレクサンドロスは叫んだ。
「待ってくれ、フランシス、君は、君は僕の番だ。待ってくれ!!」
その叫ぶ懐かしい声に、耳を塞いでしまいたかった。
姿は違えど、すぐにわかった。
前世では毎日聞いていたその声を、どうして忘れてしまえようか。
声だけでわかった。
彼が、皇太子アレクサンドロス=アルスターだということを。
前世で、最後まで、愛した男だということを。
そこかしこに本や、薬品の入った瓶や紙ごみが散らばっている。シュバイニーが眉間に皺を刻みながら、アレクサンドロスが座れる場所を作ろうとしていた。アレクサンドロスは所在なさげに、部屋の隅に立っている。
そんなアレクサンドロスとシュバイニーの二人を放置して、ブラウンはヘナと話していた。
「ヘナ、悪いね、少し部屋にいさせてもらうよ」
「いるだけならいいよ。なんか見学したいんだろう?」
「そうそう、塔の魔術師って奴がどんなものか見たいらしいんだよね。見るだけでいいみたいだから、まぁ、あそこにいさせてやって」
「見るだけでいいのか? 本当に?」
ヘナという魔術師は、黒髪に灰色の目をしていた。塔には黒髪の者が多い。魔力は黒にこもると言われているからだ。
おそらくこのヘナという魔術師も、普通の人間よりも遥かに魔力量が多いのだろう。
“帝国の双璧”と呼ばれるゼファーも、真っ黒な髪色をしていた。
アレクサンドロスは興味深く、魔術師の部屋を眺めていた。
フランシスは素晴らしい業績を持つ天才魔術師という。実際、内偵に来ているはずのブラウンも、彼を尊敬しているように見えた。
ブラウンの先ほどの言葉が、気になって仕方なかった。
『会うだけで済むならば、何も問題はない』
『もし仮に婚約者にするというのならば、彼の研究を止めさせるのでしょうか?』
『それ以上を望むのならば、きっと難しいことになります』
そのことを、正直考えたことはなかった。
フランシスが、自分の番であるならば、彼を伴侶にする。
共に、皇宮で一緒に暮らす。
そのことしか、頭にはなかった。
フランシスにはすでに魔法研究という大切なものがある。それを、自分の番にすることで取り上げるのか。
それに反対する者達がいる。現に、ブラウンだってそう言ってきたではないか。
アレクサンドロスの眉間に皺が寄ってきた。
僕は、傲慢なのだろうか。
僕が、彼を望むことは、そんなにいけないことなのだろうか。
アレクサンドロスは、シュバイニーが用意した椅子に座った。
シュバイニーは椅子の上に積み重なっていた本をどかし、足元の書類屑を片付け、椅子を綺麗に拭いた後に、主君に差し出した。
アレクサンドロスはうなずいて、それに座った。
それを見て、ヘナはちょっと目を大きく見開いていた。
「彼、何者なの?」
ブラウンは引きつった顔で答えた。
「ああ、ちょっとお坊ちゃんなんだよね。気にしないで」
椅子に座り、難しい顔で考え込んでいたアレクサンドロスは、突然顔を上げた。
天井を見上げ、それから立ち上がる。
何も言わず、突然扉を開けて部屋を出ていく彼の後を、慌ててシュバイニーとブラウンは追った。
「どうしたんですか、部屋にいてもらわないと困ります」
ブラウンは怒るように言うが、アレクサンドロスは答えない。
彼は前を真っ直ぐに見つめ、言った。
「胸が、ドキドキするんだ。ああ、彼だ。彼がいる!」
その声は歓喜に溢れていた。
「彼?」
「僕の番だ」
アレクサンドロスは目を輝かせて言った。
「僕の、番だ」
その声は喜びに満ち溢れていた。
ブラウンとシュバイニーは顔を見合わせた。
「殿下……なぜそんなことがわかるんですか」
「わかるんだよ。僕には。ああ、なんて素晴らしい日だ。ここに、僕の番がいるなんて。間違いない。彼は僕の番だ」
駆けるように中央の、螺旋階段のある部屋へと向かう。
その階段を、上階からゆっくりと降りて来た白金の髪の少年を見た時、アレクサンドロスは感嘆のため息を漏らした。
「……フランシス」
たぶん、彼がそうなのだろう。
その名も間違いない。
姿は、ああ、あの夢の番とまったく一緒ではないか。
白金の髪に、桃色の瞳の、僕の美しくも愛しい番。
彼は間違いなく、僕の番だ。
待ち望んでいた番。
階段を下りてきたフランシスは顔を上げる。
そして、アレクサンドロスと視線が交差する。
不思議そうな顔で、自分を凝視するアレクサンドロスを見つめる。
(ああ、彼にはわからないのか)
(竜と違い、人間が、番を認識しないのが残念でならない)
(僕を彼は番だとわからない。僕はこんなにも想っているのに)
一歩一歩近づいていくアレクサンドロスに、フランシスの傍らにいたゼファーの方が気が付いた。
そう、彼の方がアレクサンドロスの正体にすぐに気が付いたのだ。
「近づくな、不審者め!!」
憎々し気にそう言うと、彼は兵士を呼ぶように近くの魔術師に頼む。そしてフランシスの手を掴むと、再度螺旋階段を戻り始めた。
「待て、行くな!!」
必死に叫ぶアレクサンドロスの声を聞いて、フランシスは足を止めた。
「……アレク?」
前世での愛称をそのまま呼んでしまう。
『僕のことはアレクと呼んでください』
初めて出会ったお茶会で、アレクサンドロスはそう言った。
それから、彼をずっとそう呼んでいた。
「フランシス……」
フランシスの桃色の目に、みるみるうちに涙が盛り上がり、ぽろりと零れた。
彼は手でそれを拭いながら、螺旋階段をのぼっていく。
ここを離れようとしているのだ。
それに、アレクサンドロスは叫んだ。
「待ってくれ、フランシス、君は、君は僕の番だ。待ってくれ!!」
その叫ぶ懐かしい声に、耳を塞いでしまいたかった。
姿は違えど、すぐにわかった。
前世では毎日聞いていたその声を、どうして忘れてしまえようか。
声だけでわかった。
彼が、皇太子アレクサンドロス=アルスターだということを。
前世で、最後まで、愛した男だということを。
60
お気に入りに追加
1,947
あなたにおすすめの小説
俺とあいつの、近くて遠い距離
ちとせ。
BL
「俺、お前が好きだ」――― 高三の夏のあの告白さえなければ、俺とあいつは今でも親友だったはずだ。どんなに悔やんでも、時間はもう巻き戻らない。どんなに願っても、俺とあいつの間にできてしまった距離はもう埋められない。だって俺も男であいつも男。俺はゲイだけど、あいつはそうじゃないのだから。フェロモンだだ漏れで女にモテまくりなイケメンノンケ大学生×一途で意地っ張りで本人自覚なしのノンケキラーなゲイ大学生。受け視点のお話。※本編、本編の裏話(攻め視点)とも完結しました。続編も予定していますが、一旦完結表示にさせていただきます。※ムーンライトノベルズ様にも掲載しています。
【完結】《BL》溺愛しないで下さい!僕はあなたの弟殿下ではありません!
白雨 音
BL
早くに両親を亡くし、孤児院で育ったテオは、勉強が好きだった為、修道院に入った。
現在二十歳、修道士となり、修道院で静かに暮らしていたが、
ある時、強制的に、第三王子クリストフの影武者にされてしまう。
クリストフは、テオに全てを丸投げし、「世界を見て来る!」と旅に出てしまった。
正体がバレたら、処刑されるかもしれない…必死でクリストフを演じるテオ。
そんなテオに、何かと構って来る、兄殿下の王太子ランベール。
どうやら、兄殿下と弟殿下は、密な関係の様で…??
BL異世界恋愛:短編(全24話) ※魔法要素ありません。※一部18禁(☆印です)
《完結しました》
何度生まれ変わっても愛されないので今生は強気でいきます!
サクラギ
BL
愛されることに飢えた王子と、愛した人に逃げられる運命の魔術師のお話。暗い感じに進みます。しかも胸糞悪い部分多いです。突然行為が始まります。ご了承下さい。
獣人と男子高校生と筋肉の前に書いていたお話なので、拙さがより一層出ていると思います。
それでも良いよと思われる方、どうぞよろしくお願いします。
誤字脱字すみません。
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
【完結/R18】俺が不幸なのは陛下の溺愛が過ぎるせいです?
柚鷹けせら
BL
気付いた時には皆から嫌われて独りぼっちになっていた。
弟に突き飛ばされて死んだ、――と思った次の瞬間、俺は何故か陛下と呼ばれる男に抱き締められていた。
「ようやく戻って来たな」と満足そうな陛下。
いや、でも待って欲しい。……俺は誰だ??
受けを溺愛するストーカー気質な攻めと、記憶が繋がっていない受けの、えっちが世界を救う短編です(全四回)。
※特に内容は無いので頭を空っぽにして読んで頂ければ幸いです。
※連載中作品のえちぃシーンを書く練習でした。その供養です。完結済み。
パパは息子のセフレをNTRたい
mochizuki_akio
BL
完璧な人生を送ってきたはずだったのに。
子ども達の中でも、飛び抜けた有能さを発揮する末っ子、天外にはどうやら恋人がいるらしい。会社の将来のためにも、見合いを勧めたい父親の章太郎は、調査結果に愕然とする。相手は15歳年上の中年男。冴えない風貌に、天外とは釣り合わない経歴。息子はこの男に騙されているのだ――仲を引き裂こうとしたら、息子のセフレにハマって寝取ってしまう父親の話。
攻1:受のかつての部下。情緒不安定のメンへラ故、受を追い詰めていく。
攻2:攻1の父親。追い出そうとした息子の相手にハマって、受を追い詰めていく。
受:会社の通称、追い出し部屋に住む43歳。
こちらの小説はムーンライトノベルズ、エブリスタ、pixivにも投稿しております。
【完結】酔った勢いで子供が出来た?!しかも相手は嫌いなアイツ?!
愛早さくら
BL
酔って記憶ぶっ飛ばして朝起きたら一夜の過ちどころか妊娠までしていた。
は?!!?なんで?!!?!って言うか、相手って……恐る恐る隣を見ると嫌っていたはずの相手。
えー……なんで…………冷や汗ダラダラ
焦るリティは、しかしだからと言ってお腹にいる子供をなかったことには出来なかった。
みたいなところから始まる、嫌い合ってたはずなのに本当は……?!
という感じの割とよくあるBL話を、自分なりに書いてみたいと思います。
・いつも通りの世界のお話ではありますが、今度は一応血縁ではありません。
(だけど舞台はナウラティス。)
・相変わらず貴族とかそういう。(でも流石に王族ではない。)
・男女関係なく子供が産める魔法とかある異世界が舞台。
・R18描写があるお話にはタイトルの頭に*を付けます。
・頭に☆があるお話は残酷な描写、とまではいかずとも、たとえ多少であっても流血表現などがあります。
・言い訳というか解説というかは近況ボードの「突発短編2」のコメント欄からどうぞ。
【完結】旦那の病弱な弟が屋敷に来てから俺の優先順位が変わった
丸田ザール
BL
タイトルのままです アーロ(受け)が自分の子供っぽさを周囲に指摘されて素直に直そうと頑張るけど上手くいかない話。 イーサン(攻め)は何時まで生きられるか分からない弟を優先してアーロ(受け)を蔑ろにし過ぎる話 【※上記はあくまで"あらすじ"です。】 後半になるにつれて受けが可哀想になっていきます。受けにも攻めにも非がありますが受けの味方はほぼ攻めしか居ないので可哀想なのは圧倒的受けです ※病弱な弟くんは誰か(男)カップリングになる事はありません
胸糞展開が長く続きますので、苦手な方は注意してください。ハピエンです
ざまぁは書きません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる