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【短編】
合同会議 (2)
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ここ最近、フィリップ副騎士団長の機嫌がすこぶる良かったのは、非常に個人的な事情からであった。
そう。長女アレキサンドラが、騎士を目指して王立騎士学校に入学し、寮に入った後は、長い休日の時にしか帰宅しなくなった。そして人狼の息子ディヴィットは、マグル副王宮魔術師長の家に入り浸りで、やはりなかなか帰ってこない。もう一人の息子クリストフは、二階の扉から妖精の国に出かけて、妖精達と遊び暮らしている(彼は妖精王子に嫁いだセリーヌに非常に可愛がられていた)。
つまり、フィリップ副騎士団長とバーナード騎士団長の、二人だけの(イチャイチャできる)生活が再び始まったと言えるのだ(勿論、二人の息子達の突然の帰宅には警戒しないといけないが……)。
フィリップ副騎士団長の機嫌が良くなるのも当然のことだった。
考えてみれば、子供達が生まれてから、子供達優先の生活が続いていた。
バーナードは、子供達の前で、イチャイチャすることを禁止していた。そうなると、バーナードに触れられるのは、子供達が深く寝入る夜の間になる。しかし、仕事で疲れているバーナードは、フィリップに「お前も疲れているだろう。早く寝ろ」と言って、たまの行為にしか応えてくれなかった。“淫魔”であるバーナード騎士団長も“飢え”を満たさなければならないから、行為をまったくしないわけにはいかない。でも子供達が生まれてから、行為の数は激減していた。
そのことにフィリップ副騎士団長は、大いに不満を感じていた。
だいたい、王立騎士団の拠点でも、バーナードは「イチャイチャするのは禁止だ」と言って、フィリップ副騎士団長が、団員達の目を盗んで、バーナード騎士団長に触れようとすると、物凄い目で睨みつけられるのだ。フィリップは拠点建物内で、バーナード騎士団長に手を出せない(まぁ、それでも、何度か手を出した経験のあるフィリップ副騎士団長である。バーナードにキスくらいまではしたことがあった)。
王立騎士団の拠点でもそうだったのに、帰宅した後も、子供達の前では駄目だと言われる。子供の誕生を強く望んだのはフィリップの方であったから、我慢することについて、文句を言うことは出来なかった。
それが、今や子供達も成長して、家を離れていることが多くなり、以前の二人だけの生活のように、バーナードに触れることが出来るようになったのである。番を深く愛する人狼の男フィリップにとって、“蜜月”が再来したようなものだった。
そしてバーナード騎士団長も、子供達がいなくなった家の中では、応えることに問題がないようで、フィリップの求めに応えてくれる。
気を利かせたマグル副魔術師長が「週末、ディヴィットを泊めるよ」と言って、休日前の週末にはマグル宅にディヴィットは泊ることが恒例となっていた。また小さな妖精達が、セリーヌにアドバイスをしたのか、マグルと平仄を合わせたように、ディヴィットがいない時はクリストフも妖精の城に泊まるようになっていた。まこと気の利く友人達である。フィリップは感謝しきりだった。
そして、子供達のいない部屋の中で、長椅子に座り、書類を手にして読み耽っているバーナードの横に、ニコニコ笑顔のフィリップが座っていた。
「バーナード、お疲れでしょう。肩でも揉みましょうか」
「大丈夫だ」
先ほどフィリップが淹れてくれた温かなお茶を口にしながら、バーナードは書類をめくって真剣な表情で読んでいる。
王立騎士団での仕事を終え、フィリップの屋敷に帰宅。夕食をとった後、二人は居間で寛いでいるところである。寛いでいるといっても、バーナードは仕事をしていた。
部屋の中はとても静かで、バーナードの書類をめくる音しかしない。バーナードが手にしている書類は、今度の王都警備隊との合同会議の書類のようだ。
「何か気になることがあるのですか」
バーナードが帰宅してからも、仕事を続けることについて、フィリップの内心には不満がある。だが、今度の会議は重要なものであるからして、我慢するしかない。
それでも、二人きりの時間なのである。フィリップとしてはバーナードが仕事を終えたら、即、“二人だけの甘い時間”に切り替えることが出来るように、バーナードの横で待機しているのだ。バーナードの横で、大人しく待ち続けるフィリップの姿は、まこと、犬めいていた。
「王立騎士団以外の人員も、王都の森に動員してもらうことが一番簡単な解決方法であるが」
王都の森全域を、王立騎士団の人員だけでカバーすることは出来ない。今のところ、近衛騎士団の部隊を派遣してもらうことや、他地域の騎士団の派遣も要請する話が出ている。
しかし、ずっとそれで見守り続けることは出来ない。一時的な増員は認められても、継続的に派遣し続けてもらうことは出来ないだろう。
「いっそのこと、王立騎士団の人員を増員してもらいますか」
そんなことを口にするフィリップ。しかし、バーナードは王立騎士団の増員にも前向きにはなれないようだ。そもそも、王都の森を通り抜ける密輸の取り締まりなど、魔獣退治を行う王立騎士団の本来の業務ではない。増員を機に、王立騎士団の存在目的が変容していくのも、同意し辛いのである。
バーナードがまた頭の痛そうな顔をしているのを見て、フィリップはバーナードの前髪を掻き揚げ、そっとその額に口づけた。
「眉間に皺が出来ています」
「………………」
その眉間にも口づけを落とす。それからわざとペロリと彼の頬を舐めた。
「おい」
「私もあとで一緒に考えます。そんな根を詰めてもいい考えは浮かばないと思います」
しかめっつらをするバーナードの手から、書類を取り上げ、フィリップはその首筋に口づける。そして甘く噛む。ここ最近、子供達がいない時にはフィリップが積極的にバーナードに触れるようになったせいか、バーナードの体も、フィリップに応えるように火が点くことが、そう、発情が早くなっていた。
唇を重ね、抱きしめ合う二人の身体も熱い。
彼の茶色の瞳の奥にも熱がこもり始めているのを見て、フィリップは微笑んだ。
ようやく、彼もその気になったようだ。
白いシャツの前ボタンを外し、フィリップの手が、彼の鍛えられた胸に触れていく。同じ男ながらよく引き締まった見事な筋肉だった。バーナードは四十になっているはずだが、その容姿は若々しい。常日頃運動を欠かしていないことと、毎年秋に妖精の国から“黄金のリンゴ”を贈られているせいもある。若返りや美肌効果のあるそれを摂取していることから、いつまでも王立騎士団の騎士団長の姿は若い。そう考えられていて、今はバーナードのこの若々しさは見逃されている。
でも、本当は彼が“淫魔”で、“淫魔の王女”という高位の位を持つ魔族であるから、若々しい姿を保っているのだ。淫魔は年老いることはない。人間の精力を生命力に置き換える淫魔は、いつまでも若々しく、美しい。
フィリップは彼のしなやかな筋肉に口づけ、張りのある瑞々しい肌に触れる。そして脚の間の秘処も、よく濡れ、フィリップを受け入れるための準備は出来ているようだ。
彼の中に入ると、いつものように、熱く、よく男を締め付ける。ぎゅっと引き絞るかのように締め付けられ、フィリップは思わず喘ぎ声をあげそうになった。バーナードの体はいつ抱いても、最高に具合が良かった。
彼の欲に輝く茶色の瞳を見つめながら、ふとフィリップは思った。
(バーナードはいつまでも若い。淫魔だからそれは当然だし、それでいつも私の相手をしてくれるけど)
その事実を初めて思いついて、フィリップは衝撃を受けていた。
(いつか、私の方が年老いて、バーナードに相手をしてもらえない時が来るのじゃないか!?)
脳裏に、よぼよぼになった老人のフィリップと、いつまでも若く逞しいバーナード騎士団長の姿が思い浮かぶ。
(私と団長の年齢差は五歳)
だから、そんなことを今まで考えたことはなかった。
バーナード騎士団長は常に、フィリップの前に立つ、年上の頼りになる男なのである。自分の憧れてやまない存在。少年の時のフィリップを救い、導いてくれた人。
その人が、いつまでも若く美しいことを、喜ぶべきだろう。
だが、老いていく自分が、彼の力になれなくなる時が、いつか必ずやってくる。
その事実にフィリップは、愛しい男の体を抱きながらも、心の奥底がシンと冷え切るような思いを抱いていた。
そう。長女アレキサンドラが、騎士を目指して王立騎士学校に入学し、寮に入った後は、長い休日の時にしか帰宅しなくなった。そして人狼の息子ディヴィットは、マグル副王宮魔術師長の家に入り浸りで、やはりなかなか帰ってこない。もう一人の息子クリストフは、二階の扉から妖精の国に出かけて、妖精達と遊び暮らしている(彼は妖精王子に嫁いだセリーヌに非常に可愛がられていた)。
つまり、フィリップ副騎士団長とバーナード騎士団長の、二人だけの(イチャイチャできる)生活が再び始まったと言えるのだ(勿論、二人の息子達の突然の帰宅には警戒しないといけないが……)。
フィリップ副騎士団長の機嫌が良くなるのも当然のことだった。
考えてみれば、子供達が生まれてから、子供達優先の生活が続いていた。
バーナードは、子供達の前で、イチャイチャすることを禁止していた。そうなると、バーナードに触れられるのは、子供達が深く寝入る夜の間になる。しかし、仕事で疲れているバーナードは、フィリップに「お前も疲れているだろう。早く寝ろ」と言って、たまの行為にしか応えてくれなかった。“淫魔”であるバーナード騎士団長も“飢え”を満たさなければならないから、行為をまったくしないわけにはいかない。でも子供達が生まれてから、行為の数は激減していた。
そのことにフィリップ副騎士団長は、大いに不満を感じていた。
だいたい、王立騎士団の拠点でも、バーナードは「イチャイチャするのは禁止だ」と言って、フィリップ副騎士団長が、団員達の目を盗んで、バーナード騎士団長に触れようとすると、物凄い目で睨みつけられるのだ。フィリップは拠点建物内で、バーナード騎士団長に手を出せない(まぁ、それでも、何度か手を出した経験のあるフィリップ副騎士団長である。バーナードにキスくらいまではしたことがあった)。
王立騎士団の拠点でもそうだったのに、帰宅した後も、子供達の前では駄目だと言われる。子供の誕生を強く望んだのはフィリップの方であったから、我慢することについて、文句を言うことは出来なかった。
それが、今や子供達も成長して、家を離れていることが多くなり、以前の二人だけの生活のように、バーナードに触れることが出来るようになったのである。番を深く愛する人狼の男フィリップにとって、“蜜月”が再来したようなものだった。
そしてバーナード騎士団長も、子供達がいなくなった家の中では、応えることに問題がないようで、フィリップの求めに応えてくれる。
気を利かせたマグル副魔術師長が「週末、ディヴィットを泊めるよ」と言って、休日前の週末にはマグル宅にディヴィットは泊ることが恒例となっていた。また小さな妖精達が、セリーヌにアドバイスをしたのか、マグルと平仄を合わせたように、ディヴィットがいない時はクリストフも妖精の城に泊まるようになっていた。まこと気の利く友人達である。フィリップは感謝しきりだった。
そして、子供達のいない部屋の中で、長椅子に座り、書類を手にして読み耽っているバーナードの横に、ニコニコ笑顔のフィリップが座っていた。
「バーナード、お疲れでしょう。肩でも揉みましょうか」
「大丈夫だ」
先ほどフィリップが淹れてくれた温かなお茶を口にしながら、バーナードは書類をめくって真剣な表情で読んでいる。
王立騎士団での仕事を終え、フィリップの屋敷に帰宅。夕食をとった後、二人は居間で寛いでいるところである。寛いでいるといっても、バーナードは仕事をしていた。
部屋の中はとても静かで、バーナードの書類をめくる音しかしない。バーナードが手にしている書類は、今度の王都警備隊との合同会議の書類のようだ。
「何か気になることがあるのですか」
バーナードが帰宅してからも、仕事を続けることについて、フィリップの内心には不満がある。だが、今度の会議は重要なものであるからして、我慢するしかない。
それでも、二人きりの時間なのである。フィリップとしてはバーナードが仕事を終えたら、即、“二人だけの甘い時間”に切り替えることが出来るように、バーナードの横で待機しているのだ。バーナードの横で、大人しく待ち続けるフィリップの姿は、まこと、犬めいていた。
「王立騎士団以外の人員も、王都の森に動員してもらうことが一番簡単な解決方法であるが」
王都の森全域を、王立騎士団の人員だけでカバーすることは出来ない。今のところ、近衛騎士団の部隊を派遣してもらうことや、他地域の騎士団の派遣も要請する話が出ている。
しかし、ずっとそれで見守り続けることは出来ない。一時的な増員は認められても、継続的に派遣し続けてもらうことは出来ないだろう。
「いっそのこと、王立騎士団の人員を増員してもらいますか」
そんなことを口にするフィリップ。しかし、バーナードは王立騎士団の増員にも前向きにはなれないようだ。そもそも、王都の森を通り抜ける密輸の取り締まりなど、魔獣退治を行う王立騎士団の本来の業務ではない。増員を機に、王立騎士団の存在目的が変容していくのも、同意し辛いのである。
バーナードがまた頭の痛そうな顔をしているのを見て、フィリップはバーナードの前髪を掻き揚げ、そっとその額に口づけた。
「眉間に皺が出来ています」
「………………」
その眉間にも口づけを落とす。それからわざとペロリと彼の頬を舐めた。
「おい」
「私もあとで一緒に考えます。そんな根を詰めてもいい考えは浮かばないと思います」
しかめっつらをするバーナードの手から、書類を取り上げ、フィリップはその首筋に口づける。そして甘く噛む。ここ最近、子供達がいない時にはフィリップが積極的にバーナードに触れるようになったせいか、バーナードの体も、フィリップに応えるように火が点くことが、そう、発情が早くなっていた。
唇を重ね、抱きしめ合う二人の身体も熱い。
彼の茶色の瞳の奥にも熱がこもり始めているのを見て、フィリップは微笑んだ。
ようやく、彼もその気になったようだ。
白いシャツの前ボタンを外し、フィリップの手が、彼の鍛えられた胸に触れていく。同じ男ながらよく引き締まった見事な筋肉だった。バーナードは四十になっているはずだが、その容姿は若々しい。常日頃運動を欠かしていないことと、毎年秋に妖精の国から“黄金のリンゴ”を贈られているせいもある。若返りや美肌効果のあるそれを摂取していることから、いつまでも王立騎士団の騎士団長の姿は若い。そう考えられていて、今はバーナードのこの若々しさは見逃されている。
でも、本当は彼が“淫魔”で、“淫魔の王女”という高位の位を持つ魔族であるから、若々しい姿を保っているのだ。淫魔は年老いることはない。人間の精力を生命力に置き換える淫魔は、いつまでも若々しく、美しい。
フィリップは彼のしなやかな筋肉に口づけ、張りのある瑞々しい肌に触れる。そして脚の間の秘処も、よく濡れ、フィリップを受け入れるための準備は出来ているようだ。
彼の中に入ると、いつものように、熱く、よく男を締め付ける。ぎゅっと引き絞るかのように締め付けられ、フィリップは思わず喘ぎ声をあげそうになった。バーナードの体はいつ抱いても、最高に具合が良かった。
彼の欲に輝く茶色の瞳を見つめながら、ふとフィリップは思った。
(バーナードはいつまでも若い。淫魔だからそれは当然だし、それでいつも私の相手をしてくれるけど)
その事実を初めて思いついて、フィリップは衝撃を受けていた。
(いつか、私の方が年老いて、バーナードに相手をしてもらえない時が来るのじゃないか!?)
脳裏に、よぼよぼになった老人のフィリップと、いつまでも若く逞しいバーナード騎士団長の姿が思い浮かぶ。
(私と団長の年齢差は五歳)
だから、そんなことを今まで考えたことはなかった。
バーナード騎士団長は常に、フィリップの前に立つ、年上の頼りになる男なのである。自分の憧れてやまない存在。少年の時のフィリップを救い、導いてくれた人。
その人が、いつまでも若く美しいことを、喜ぶべきだろう。
だが、老いていく自分が、彼の力になれなくなる時が、いつか必ずやってくる。
その事実にフィリップは、愛しい男の体を抱きながらも、心の奥底がシンと冷え切るような思いを抱いていた。
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