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来客。もしくは人攫い
しおりを挟む起きられん。
半覚醒状態のぼーっとした頭で一体どのくらい眠っていたのかを考える。たぶん一晩。だと思うけど。最近は自分の体感が信用出来ない。今は朝なのか、夜なのか。時間の感覚は元より狂っている。そもそも朝日が差して 目が覚めるって経験がここではほとんど出来ない。
だって太陽が当たっていれば昼だし、太陽がみえなければ夜だし。
……うん? それって当たり前じゃないのか。いやでもガーデン君の気分で昼夜がコロコロ入れ替わるのはふつうじゃないよな?
マズイ。
だんだん何が普通かわからなくなってきている。飛空艇が昼の領域と夜の領域を自在に移動できてしまうのがいけないんだとおもうけど。時差ボケどころじゃないっての。……。ああうん、冷静に考えて異常だな。なんなのかなこの機動力。船の性能について突き詰めると怖くなるから深く考えない。うん置いとこう。
起きることができないのは別の問題だし。
腰に巻かれた腕をジトリと眺める。腕というパーツひとつ、それだけでも──普段それほど太くもみえないってのに、改めてみると筋肉の付き方にも無駄がなくて素晴らしくバランスが良い。つくづく俺の理想の体型だ。……わかんなくなる。こうなりたかったのか、それともこれが欲しかったのか。そっと触れると抵抗なく持ち上がる。ほっとして腕から抜け出そうとしたら、むずがるような仕草で抱え直された。
ぐえっとなるんだけど!? 加減してくれ加減!
……寝てるなら無理か。それなら、とぴしぱしと叩いてみるが全然反応しない。遠慮なく体重を預けてみてもぴくともしない。……あー。もしかしてアルファは強いから一度寝たら起きないのかな。
だって、草食動物はより早く危険を察知するために眠りが浅い。なら逆に肉食はよく眠るってことになる。あやふやな知識から強引に結論づける。
モアサナイトは起きない。
……悪戯してやろうか。
すん、と首筋のにおいを嗅がれて硬直する。
「びっ」
……くりした。びっくりした! そろりと振り向いてみれば、肩越しに甘い微笑みと目が合う。
「おはよう」
「……おは、よう」 呆けてしまう。だって! 不意打ちの破壊力が! こういう幸せには慣れてないから止めてほしい。無駄にどきどきする。「ってかナイト、俺より先に起きてたのかよだまさ」
「騙された?」
ナイトは悪戯っぽく笑う。
「……てはないけど。離してくれる?」
「大丈夫」
ちゅ、と口づけられる。だいじょうぶって何が? 何がだ!? 甘すぎて胸焼けする全然だいじょうぶじゃない。
「あああ、もう恥ずかしいからヤメ!」
もう一度ぐぐっと腕を突っ張るが、まるで抵抗を感じていない調子で抱え直された上に子供を宥めるように頭を撫でられた。
「円は俺しか見えてないのに恥ずかしい?」
「……うん?」
なぜだか、背筋が冷えた。
声色に、若干の不穏が含まれてるように感じたのは気のせいか。……でも手つきは優しい。わからない。これ、機嫌良いのか悪いのかどっちだ?
相変わらず腕を離してくれないってことは、良くはないな。
ええ……一晩かけたのに? 足りないのは何だ? えー……愛情表現とか?
少し迷って伸びをして唇を掠め取ってみた。
「起きようぜ?」
「……」
もっと気軽に愛情表現が出来るような人間なら良かったけど、自分にはこれが精一杯だ。一応、頑張った方。いや嘘。無茶苦茶勇気を振り絞った。なのに反応は薄いのだった。
……ちぇ。
と思ったんだけど。
相手はしばらく固まったまま動かない。
「ナイト?」
よく見たら目を見張ってる? もう一度呼び掛けるとおもむろに俺の肩に頭をもたれ掛けて、はあ、と熱い息を吐く。
「心臓に悪いよ。起きたら君がいて、正気の君からキスをくれるなんて。……嬉しくて殺されそう……」
「……そこまで驚かなくても」 それでも嬉しそうだからほっとする。「じゃ、もう気が済んだよな?」
が、
「円は切り替えが早いね」 すっと顎を取られて顔をぐりんと戻される。「君が逃げ出したり僕をここから追い払ったりしないならベッドから出してあげてもいいよ」
「……逃げないし」
つい目を逸らしてしまう。
逃げるなんて思うわけがないじゃないか。
……これ以上鬱陶しかったらガーデン君に頼んで部屋から締め出してもらおうかなーとは考えたけど。思考を読まれてるのかな?
「いつまで見せつけるつもりだ? バカップル」
──え?
世界中の不機嫌を集めて濃縮したような、地を這うようなこの声には聞き覚えがある。
……おもわず視線で間近の瞳に問う。けど、ナイトはなんの反応も示さない。どころかふと微笑んで再び口付けられた。おかげで頭が固定されてナイト以外が見えない。
え。いや。今ありえない声を聞いた気がするんだけど?
ナイトは硬直した俺に構わずに、というか明からさまにキスを深くする。ちょちょっとそれより今のは!? 制止したくても、マテすら言えない。
……。
そういえばナイト、いま「俺しか見えてないのに?」 と聞いてきた。本来なら「僕しかいないのに」 じゃ?
「ふっあ、ん」
余所事を考えるなと奪うように口蓋を舐め上げられる。
「待っ、っふあ」
身の内側からゾロリと這い上がってくるナニか……それやだ。ぐずぐずになる、その一歩手前で必死で思考を繋ぎ止め──あダメダ。陥落以前に城壁崩れてた。くっそ。首に腕を回して睨みつける。──いいよ。アンタだけを見れば良いんだろうが。
思っただけでも伝わったのか、ご褒美みたいに舌を甘噛みされた。気分、よくなる。
「で?」
声に身体がびくんと跳ねた。
「それは俺がいて敢えてやっているのか? 存在を忘れてるのかどっちだ?」
張り上げてるわけでもないのによく通る、テンション低い癖に耳当たりの良い声。
ナイトはつまらなそうに肩をすくめる。
「ワザとに決まってるだろう」
俺はと言えば心臓がばくばくいっている。
「わ……」
わすれてた。
「円の方は忘れてたようだね」
わざわざ翻訳するな。
チッという舌打ちが耳に届いた。
「……嘘」
愕然としてしまう。なんなん? この自分に裏切られる新感覚。たったいま別の人間の存在を認識したばかりなのに、あっさり流された。
抱き込まれてるから俺からは不機嫌声の主の姿はロクに見えない。けど、それが言い訳になるわけがなく。ナイトに触られると駄目だ。ほんと──オメガって番相手に皆そうなるんだろうか? 自分以外の同胞がいないことを、それを語れる仲間がいないことをはじめて残念だって思った。……理由が薄情すぎるな俺。
ってか今なんつった?
「……ナイト、ワザとって」
しかしモアサナイトは俺には応えず、後ろを睨んでいる。俺の背後を。
「どうして……」
飛空艇に爲永がいるんだ?
ナイトは俺の動揺を意に介した様子もなく鷹揚に微笑む。
「円が言ったから招待したんだ」
「は──?」
「──ハッ」 爲永が鼻を鳴らす。「そちらの流儀では拉致を招待と呼ぶのか? ふざけるな」
殺意を隠さない憎々しげな口調が相変わらずで、懐かしさすら覚える。
「仕方がないよ。僕は貴方を信用していないからね。話し合いの席を設けなければならないならせめて、安全なホームでと考えるのは当然だろう? 円の危険はなるべく減らしておきたい」
「破壊や情報を盗まれる危険性を欠片も考えていないのは馬鹿だからか? それとも性善説でも信じてるのか?」
「そこは問題ない」 嫌っている相手との会話だというのにいっそ優しげにナイトは微笑む。「どうせお前には理解できないだろう?」
会話は唐突に途切れ、室内がシンと静まり返る。
……。
ごくりと喉を鳴らしてから、口を開く。
「俺、いますごく貴重な瞬間に立ち会ってるんじゃ」
「……円?」
「だってアルファ相手にそんな傲慢な台詞を吐けるのなんて、同じアルファしかありえないよ」
「……オイ、オメガ」
爲永が俺に冷たい視線を向けてくる。失礼だな。でも味方であるはずのナイトからも呆れた視線を向けられていた。
「円、なんでちょっとわくわくしてるの」
「怪獣大決戦だなあって」
「「ハ?」」
「あ、えーと。二大巨頭の対決って、そう言い表すこともあるような……なかったような? 元祖はガメラ対キングギドラかな? モスラ? 爲永さんわかる?」
「知るか阿呆」
「……人のつがいに」
「巨頭対決って意味なら例えばルパン対ホームズとか、元祖で遡っちゃうとキリが無いけど。ぴったりくるのはやっぱり怪獣だよね。アルファ大戦」 しまった。解説する毎に視線が冷たくなっていく。「……ふたりともやっぱり仲良くないか?」
「円……」
「あはは」 笑ってごまかす。「折角だから爲永さんもゆっくりしてきなよ。船内歩くだけでちょっとした観光になるよ」
俺が発言するたびに同じ表情をする。ふたり揃って、滅茶苦茶苦々しい顔。
「やっぱりふたり共」
「それ以上言うな」
爲永の突っ込みが素早い。
「円に話しかけないでくれるかな?」
「いや連れてきたのはナイトだろ。……それはそうと」 ちょっと困って傍らの番を見上げる。「このままここで話し続けるつもりか?」
「……」
ナイトが言葉に詰まった。
俺達、まだベッドの上で裸だからね。
ナイトの思考パターンから推察すると、見せつける為にわざと爲永をこの場に呼んだのだろうけれど──ナチュラルに分析してから我に返る。俺の番、ろくな性格じゃないな。
「まあ俺はこのままでも構わないけど」
「え?」 ナイトが愕然としている。「円、困るよね?」
「別にいい」
「え」
「だってもう今更だろ。爲永さんが構わないなら」
「ちょ、ちょっと待って! 落ち着いて、待ってくれ」
俺の態度に次第に動揺し始める相手を不思議な気分で眺める。ナイトが落ち着け。焦りすぎだ。
そりゃ、あからさまに情事の後ってわかるのは気まずいけど生憎、裸を野郎に見られて恥じらう神経は持ち合わせていないし。
ナイトが恐る恐る口を開く。
「……円、もしかして慣れてるのか?」
「慣れ?」 少し考えて、双方の認識にギャップがあるのだと思い当たる。ああ。「ひょっとしてそっちの世界の男オメガの扱いって、女子みたいになるのか? ここはオメガなんて俺以外いないから他の男と一緒くたに育ったし。そういう意味で見られるのは慣れてる」
「そんな、危険だ」
「そうでもないって」 と言っても納得しなさそうだな。「言ったろ? オメガは忌み嫌われている。だから安心だよ?」
「……円」
「えっと……じゃあ不気味の壁ってわかるかな? 一般の人から見れば、俺は人じゃなくてよく出来た人形と同じなんだよ。綺麗で、気持ちが悪い。だから襲われる危険も無いんだ。爲永さんだって俺のうっすい裸なんてどうでも良いだろ」
「すまない」
「ナイト?」 ナイトが深い溜息をついて、ひとの身体をシーツで包みだした。とつぜんな?「……俺は荷物じゃないけど?」
「悪かった。君は君の傷に気付いていないっていうのに、僕が考え無しだった。……仕切り直そう」
「ふうん?」
「馬鹿が」
なにか聞こえてきたけれど、珍しくナイトが言い返さない。どうしたのかと見上げれば、言われた台詞に気まずそうな顔をしてた。けどすぐに怒りに燃えた瞳に変わる。
「……そちらに言われる筋合いは無いけどね。番を守らなかったアルファに」
次の瞬間、ガンと何かが派手に蹴り上げられた音。
「あー……仕切り直すんじゃないのか」
身体を浮かせかけたナイトの腕を引っ張って止める。ああもう血管浮いてるしこれ。
すると部屋の入り口の扉が開いて誰かが入ってくる。
『主の支度を待つ間、私が艦内を案内致しましょう』
◇ ◇ ◇
「爲永さんへの艦内案内するんじゃなかったのか?」
『しています。音声案内で同時進行中ですよ』
「はあ……便利だね」
『アレは随分やんちゃな御仁ですね。まあ、私はあの程度では壊せませんけれど』
「え……なにされてんの?」
『マドカはもう起きて動き回っても大丈夫なのですか?』
「? 問題ないけど」
『そうですか。色事に関してオメガの回復能力は素晴らしいですよね』
「知らない。なにも知らない」
『通常時との落差の激しさも流石で』
「聞こえない。聞こえないから!」
『ところでマドカ、部屋の外でモアサナイトが待ち構えているのですが』
「……。ちょっと待っててもらってもいいかな」
『了解致しました。閉め出しておきしょう』
溜息をついて傍らのソファーに沈み込む。シャワー浴びて、着替えて、ようやく人心地がついた。──それなりに緊張してたのだ。
あの二人、放っておくとすぐに一触即発の雰囲気になる。
「……散々な目にあった」
『ご愁傷さまです』
「身から出た錆だけど。言っとくけど半分はガーデン君のせいだからな」
ちなみに独り言ではなく、今日のガーデン君は実体だ。
俺の恨みがましい視線に少年はことりと首を傾げる。……ヒトガタを取っているとこの飛空艇は可愛くてあざとい。
少年は俺の抗議に何故、と聞き返したりする手間はかけなかった。
『自業自得ですね。私を相手にしてくれなかったからですよ。話は最後まで聞くべきです』
めっ、という仕草で指を振る。
声だけのいつもの会話は独り言みたいで寂しいけれど、対面してるとこれはこれで複雑な気分になる。どうなのこれ。
「ガーデン君の容姿を決めたのってこの船を作ったひとの趣味? それとも自分で?」
『素晴らしいでしょう? そして私の話を聞いていないでしょう』
「ちゃんと聞いてるよ」 首を傾げる。「でもなんの話?」
『マドカ、発言が矛盾していますが、ええ、構いません。許しましょう。細かい事に固執して脱線するのは無能の行為ですし、残念ながら私は有能なのです。話とは勿論、貴方とアルファお二方の相性の件です』
船だからかなあ。まわりくどくて何が言いたいのか理解するのに時間かかるんだけど……って。
「それだよ! ガーデン君が俺に運命の番が他にもいるとか言ったおかげでナイトが前以上に爲永に敵愾心むき出しなんだってば。ほんとやりにくくて困る」
『マドカが困る必要はないでしょう』
「いや散々な目にあったって言ったろ」
『それはマドカもモアサナイトも理解していないからです。私がすごいと言ったのは爲永氏の事ではないですよ。モアサナイトと円の100%の方です』
「……はい?」
『ほらわかってない』
子供っぽくかわいい仕草でふんぞり返る。
「ガーデン君って何歳? それって飛空艇の年齢と同じになるの?」
『聞いてくださいってばー』
「ナイトの方が相性良いのは当然だもん」
『当然ではありません。控えめに言って奇跡です』
「嘘だね。俺はどっちが運命なのか知ってる」
『比較ではないです。数字。数字に注目して下さい。99ではなくて、100ですよ』
「……うん?」
どう違うんだそれ。
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