騎士学生と教官の百合物語

コマドリ

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第8節 フィリア騎士学園本校地下・世界の深奥編

第333話 人魔再会①

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議員や医者、エリート官僚の居宅が立ち並ぶ一角…その中でも比較的豪華な居宅

黒服に身を包んだ警護兵が警備する中、門番の大柄な男が屋敷の前に佇む女性に眼をつける

「この屋敷に何か用なのか?ないなら早々に立ち去るよう願おう…不審者を排除するのが我々の仕事でね」


「ああ、用があって来ている。不審者ではないから安心してくれ。私はエリシア、傭兵をやっていてね、今日からここの警備団に加わる手筈になっているんだが。」

両手をあげて敵対する意思はないことを伝え、私は自分は傭兵だと伝え

ーーーー

「ふむ、エリシア…お前がか?…確かに今日、新しく腕利きの傭兵を採用する予定はあるが…女だと?」

大柄の警護兵は明らかに信用していない態度を見せ、自分に比べて華奢な体格の彼女を見下し

「悪いが通すわけにはいかないな。貴様のようなものに議員の警護が勤まるはずが」

「ちょい待ちぃ」

大柄の男がエリシアを突き返そうとしたとき、門越しに小柄な女性が発言を遮る


「その姉やんは、間違いなくエリシアさんや。見てわからんか?その抜き身の剣のような雰囲気、経歴書にあるよぅな場数踏まんとそのオーラは出やせん」

「団長…!」

「お前もまだまだゆーこっちゃ。エリシアさん、手間かけさせて悪かったなぁ。行こうかぁ?歓迎すんで♪」

独特なイントネーションを操る赤髪の小柄な女性は門を開けてエリシアを手間抜きし、彼女を屋敷内部に入れてあげ、そのまま案内を始め


「こん屋敷は、365日24時間警護兵が巡回を続けて安全を確保しとる。まあうちのご主人様はいろいろ狙われることの多い立場やし、ちょいオーバーかもやけどしゃあない。

あんたには、まず奥さまにあってもらおうかぁ?いろいろ『知りたい』やろ?」

ーーーー

エリシア「ふむ…確かに私は女だが、その辺りの男に遅れをとるつもりはない…なんなら試して…んっ?」

女だからと油断しているのを見て、私は試してみるか?と言おうとする…けどそこに女性が現れ、私はそちらを見る。


エリシア「ふむ…あなたが団長でしょうか…? すまない、案内をお願いする。

(団長が私と同じく女性だったとはな…私より背が低いが…油断は禁物だな。)」

団長と名乗る女性にぺこりと頭を下げて案内を頼み、私は彼女の後をついていく。

先程私を女性と見て油断していた大柄の男が、私より小柄な彼女に敬語を使っていた…なので醸し出す雰囲気も合わさり、私は彼女が相当な使い手だと思った。

エリシア「確かに人が多いな…奥様?ああそうだな、いろいろと教わりたい。」

ーーーー

「さて…この部屋で座って待っとき。今、呼んでくるけー、そのうち来るやろ。うちは中庭と門前を警護せんとあかんし、何かあれば呼んでな♪ええか?面接っちゅーのは、初めが肝心やで!エリシアさん、ファイトぉ♪」

とある一室、来客の間に彼女を通すと、明るく彼女を励まし、そのまま赤髪の警護兵は扉を閉めてしまいやがて足音は遠ざかる。何もエリシアにたいして警戒していないのか、完全に気配は消え去る


室内は赤を基調としたエキゾチックな装飾が施されていて、来客の間らしく豪勢な作りを。やがてしばらく時間が立つと扉が開き、カツカツ…とヒールの音が響き

「お待たせしました♪グレド議員夫人、リリスと申します♪ふふ…久しぶりね、エリシア♪」

部屋に入りエリシアに背を向けて扉を閉めながら挨拶を切り出し、全く正体を隠す気がないのか堂々とした佇まいで妖艶に笑う

以前と全く変わらない容姿のまま、プラチナブロンドの艶やかな髪をかきあげながら余裕ある態度を見せる

ーーーー

エリシア「ああわかった、案内していただき感謝する。ふむ…屋敷内を警戒しているのに 一対一で面接させるとは…。」

部屋から出ようとする団長の女性にお礼を言って、私は椅子へと座る…警戒しているのに対して面接は2人っきりなので、私は少し違和感を覚える


エリシア「あなたが夫人ですか、私はっーーっ…なっ…!?お、お前はリリス…!?なぜお前がここに…いや…お前がグレド議員の…夫人…だと…!?

(魔王軍幹部であるこいつがなぜこんなところに…もしかして今回の件はこいつが絡んで…。)」

目の前に現れた夫人がリリスで、私は戸惑いながらも警戒する…議員の件もあり、あの時のように味方か不明だったから

ーーーー

「あら♪そんなに警戒しなくてもいいじゃないの♪あれだけ『リリスお姉さま♡』と好き好きオーラを出しててたのに…お姉さん悲しいなぁ♪まだお尻は開発してる?♡」

クスクス笑いながら当時を思いだし、懐かしげに眼を遠くに向け、彼女が立ち上がるのも気にせず柔らかいソファーに腰をおろし


「別に私がどうこうしようと勝手じゃない?♪魔王様の命令ついでに、あの男を使って遊び相手の『釣り』をしようかなって思ってたら…

ふふ♪昔の飼い猫が釣れるなんてね♪世の中わからないものだわ。マリスは元気にしてるの?」

エリシアの態度とは裏腹に余裕たっぷりの表情で、魔王の命令を受けた任務を実行中であることを仄めかせ、わざと『派手』にグレド議員を操ったことを認める

ーーーー

エリシア「っ…あ、あれは昔の話だ…私の忠誠と献身はマリスに捧げた…それにお前にはフランが…。

っぅ…// し、してるか…! お前があれだけ開発するから…私はトイレも大変だったんだぞ…!」

お姉さま呼びしたことや簡単にアクメできちゃうほど開発されたお尻のことを言われ、私はかぁっと赤く恥じらいながらキっとリリスを睨む…そしてフランの話題を


エリシア「…! ……お前がここにいるのはそういう理由か…魔王の命令か…それはいったいなんだ…? ノアたちとはまた別件なのか?

マリスは元気だ、私をいつも翻弄するくらいにな…さてこちらは答えた、そちらも答えてもらえるか…?

(遊び相手か…こいつは相変わらず…いや…どこか違和感が…?

しかし釣りか…つまり私は屋敷内の奥に誘い込まれたというわけか…警備の奴らとこいつから逃げれるか…?せめてマリスにこの事を伝えないと…。)」

ーーーー

「マリスミゼル=シーケン…確かにあの子は強かったわ♪でも、それは過去の話。今は私の敵じゃないわね。

……今はフランのことはいいじゃない…それよりどう?見たところ私の飼い猫でいたのはまんざらでもなさそうじゃない♡

また開発してあげるから『鈴』つけない?愛しのマリスと離れたくないなら『つがい』で纏めて飼ってあげるわよ?♪餌も散歩も躾もちゃんとやるから安心しなさい♡」

エリシアの様子を見て厚ぼったい唇に指をあてながら舌をペロ♡と小さく出して、愛しの思い人と纏めて自分の『飼い猫』にならないかと提案を


「貴女が素直に答えたからって、私が教えると思う?相変わらずとんだ甘ちゃんね♪でも…そうね♪『ノアたち』に習って今度は、私主宰の賭け事でもしましょうか♡」

そのまま薄く笑うと、しばし考えこむ様子を見せ

「決めた♡取り敢えず貴女を捕まえて、また『教育』しようかしら面白そうだし♪でも、貴女もそのままじゃ諦めがつかないでしょうから、チャンスを与えましょう♡

今から3分間、私はこのソファーから動かないわ♪逃げるも戦うも好きになさい♪ただし、時間が過ぎたら全力で貴女を捕まえるわ♡」

ーーーー

エリシア「(…?リリスにしては歯切れが悪いが…フランとの間に何かあったのか?)

……7年経っても今だに幹部を続けてるお前は確かに強い…対する私は7年前より鈍ってる自覚がある…だけどマリスは強くなっている…お前には負けないよ…。

っ…鈴…// くっ…だ、誰が二度とマリス以外の猫になどなるものか…! 私の主人はマリスだけだ…!いや…まあ…お前のことは…嫌いではないが…。」

マリスにたいして私は絶対の信頼をおいていて…彼女の強さはもちろん、その魔法や頭の良さは指揮や連携するとより強くなることも

リリスと話していると昔の開発された場面が思い出され、私は赤くなりながらもマリスだけに献身を誓って…でも私はこいつのことも…。


エリシア「っ…ノアとブラッド…に…教育…// 本気みたいだな…そっちがその気なら、お言葉に甘えさせてもらおうか…!」

リリスの言葉を聞いて、私の身体はびくんと震えて…なぜならサキュバスたちには勝てないというほど快楽で躾けられたからで、リリスを見てからは身体の動きが鈍っていた

力を発揮できない今のまま戦っても勝てないと思った私は、テーブルを踏み台にして飛び、そのまま扉まで走って外へ出て…。


エリシア「はぁはぁ…このまま門のところまで…たどり着けなくても、伝言魔法の届く位置に辿り着ければ…。

しかし…やはりリリスのやつ、どこか様子がおかしかったような…。」

話しながら、違和感を覚えたのを思い出す…どこかまではわからないが、7年前と比べて影があるように感じた…そう、ネットワたちのために1人で死地に挑んだあの時のような…。

ーーーー

「あら♪猫は気まぐれ…飼い主の躾が足りないとご主人様を何度も変えちゃうものよ。気にしないで♪貴女がマリスを主人にしているのは、私の躾が足りなかったからだもの♡貴女のせいじゃないわ♪」 

クスクス笑いながら逃げるエリシアを見つめてご機嫌な様子で鼻歌を唄う。聴こえてくる喧騒、つまり彼女が警護兵を薙ぎ倒しながら出口に進むのを、ゆったり聞いている


やがて中庭に着くと、先ほどの団長と呼ばれていた赤髪の少女が驚いた様子でエリシアを見つめるも、何かを悟ったのか武器を取ることはせず

「何してんの、こっちや!ついてきぃ!」

エリシアを導くように正門からそれた道を案内し、やがて物陰にたどり着いて僅かに息を切らしながら

「この敷地一体にはな、敷地を出るときにのみ発動するトラップ型結界魔法が張ってるんよ。奥さまか、旦那様の許可なく出ようものなら、対象者に様々な効果を付加するゆーもんや。

何があったか聞かへんけど、この結界は使用者とリンクしてるから術者を倒さんと解けん。

どうしても外に出たいなら、助っ人。呼んだほうがええよ。あんただけじゃ、奥様に勝てんやろ?この場所ならほんの短距離なら通信魔法も使える」

ーーーー

相手がただ強い魔族なら逃げ切れる…だけど相手があのリリスなので、私は途端に弱気になってしまって

エリシア「ふっ…せい…!はぁはぁ…警備兵の練度が高いな…むっ…あなたは…。」

警備兵の強さはマリスから聞いていた通りで、だけど私はそれを剣で薙ぎ倒していく…すると見覚えのある女性がいた


エリシア「えっ…あっ…は、はい…!

はぁはぁ…トラップ…そうなのか…助かった、ありがとう…だが…あなたは…リリスに何もされていないのか…?

わかった…送ってみる……これでよし…結界があるからすぐには来れないだろうが…。

さて、1ついいかな…?なぜ近くに私の仲間がいる前提で話した…?私は仲間がいると言ってはいないのだが、仲間がいたふうにみえたか…?間違っていたらすまない…だが相手があのリリスだからな、少し警戒させてもらってる。」

団長の女性についていき、トラップのことを聞いて礼を言って…そのあとで屋敷の外に待機してる教会の者にまとめた情報を送り、赤髪の少女に質問を

ーーーー

「…!」

キョトンとした表情をしていたが、エリシアが何を言いたいのか悟ると両手で口を押さえて笑いを押さえる様子を見せる

「あー、すまんすまん♪いや、あんたがうちを疑うのは最もやな、うん。話す前にゆーとくけど、うちはズバズバ言うし、物事を遠回しに言うの苦手なんや。やから、あんまり深くは気にせんでな」

頬を指でなぞりながら躊躇いがちに一言おいて

「正直に言わせてもらうとあんた程度の使い手が奥さまに勝てんのは、一目でわかる。どうゆう目的で来たにせよ、それなら仲間を待機させとると考えるのは、自然なことやない?」

遠慮なくエリシアの実力を切り捨てて指摘する瞳は数々の場数を踏んだことが感じられ


「確かにうちがあんたでもこんな状況信用せえへんな♪……まあ外部との連絡が取れる時間稼ぎはしてあげたんやし『あんたも騎士』の端くれなら気張りどきやな。

奥さまの気配が近づいてるし、もうここも直ぐバレるやろ。移動したほうがええよ、それじゃ」

よっこらせと言い立ち上がると、自分が居ても信用は難しいだろうと、彼女に気を使ったのかその場を離れる様子を見せ、最後に一言告げると姿がか消えてしまい

ーーーー

エリシア「いや、こちらこそ疑ってすまないとは思ってる…すまんな。……あなたの言う通りだ…昔の私ならともかく、今の私じゃどう転んでも勝てなさそうだ…。」

相手が過去に敗北したリリスのため警戒していて、私は申し訳なさそうにしながら彼女に頭を下げる


エリシア「それについても礼をいう、あなたもバレると危ないはずなのに…ありがとう。

な、なぜ私が騎士だと知って…あっ……ふぅ…まあ、彼女のことは今は置いておくか…しかし結界か…これは逃げられないか…とりあえずどこ隠れれる場所を探さなければな。」

彼女のおかげで連絡を取れたのは確かで、私は頭を下げてお礼を言う

傭兵としか名乗ってないはずなのに騎士であることを彼女に知られていて、私があなたは何者かと尋ねようとしたら姿が消えてしまい…気になるがリリスの気配を自分も感じ、私は隠れながら移動を始めて…。

ーーーー

「さぁて、そろそろ『任務』も大詰めだね…お堅いメイド長たちと盾の騎士さまは間に合うかしら」

そう呟く赤髪の少女の姿が霧のようにブレた……。


エリシアが移動する中、突如として背後から両肩を掴まれた感覚が走る

「『真っ暗山の大湊柱』♪」

そのセリフが聞こえたと同時に彼女の両腕と両足にまるで鉛の鎖を何重にでも巻き付けたような重力が走り、全く腕を挙げられない感覚が襲う

「なるほど♪これが『重力魔法』…戦闘だけじゃく拘束にも使えるなんて、『マサキ』の奴なかなかいい魔法を持ってたじゃないの♡」

彼女は両手を見ながら新しい魔法が馴染んでいる様を満足気に確かめ、手のひらを握り返してエリシアを見下す

「途中で少し貴女の反応が弱まったからちょっと焦ったわ♪でもまあ拘束はできたし♡ああ、別に戦闘はいらなかったでしょ?どうせ私が勝つんだもの♪めんどくさいじゃない。ん?拗ねないのよ?ほら、撫でてあげるから♡」

余裕たっぷりの表情で欠伸をしながら彼女を制圧したことに機嫌を良くしたのか、指先で猫にするように彼女の顎元をくすぐり

ーーーー

エリシア「っ…!?うぁ…くっ…リリス…お前 いつの間に…!

(重力魔法だと…?7年前はそんなのを使ってはいなかったはず…。)」

全く気配がなかったのに背後から肩を掴まれ、さらには魔法までかけられ

振り返る暇もなく床に膝をつかされ、力を入れても立ち上がれない状態にされ

私はキッと悔しそうな瞳と表情で、見下ろしてくるリリスを睨んで


エリシア「く…そ…あっ…んんっ…や、やめ…ろ…私に触る…な…//

(私はまた…あの時…みたいなことをされてしまう…のか…?)」

拘束から逃れようとして身体をくねらせていると、リリスに顎を撫でられ…びくんと身体が震え、私は瞳を潤ませながら視線を横に逸らす

久しぶりなのに身体はリリスのことを覚えているのか、身体は緊張し敏感に反応し…すっかりと気の強いところがなりを潜める

ーーーー

「ふふ♪大丈夫よ、あの2人のように。貴女たちも『恋人同士』のまま飼育してあげるわ♡もちろん、私に服従して貰うけどね…♪」

爽やかな笑顔を浮かべながら恋人とは引き離さないことを約束するも、支配は宣言する

「さて、始めようかしら♪ふふ♡エリシア、思い出して』…貴女がここに来た理由は何だったかしら?ゆっくりでいいわ…♪」

セイバーのときと同じように、優しく彼女の頭を撫でながら『催眠魔法』を刷り込み始め、素直に答えるように『従属化』の魔力も同時に刷り込む

ーーーー

エリシア「あの…2人のように…だと…?恋人同士のまま…で…?くっ…そ、それでもあの状態に…あんな恥ずかしい思いするのは…//」

マリスとはそのままの関係だとも伝えられ、そこだけは安心するも…催眠で堕とされた時の快楽は尋常じゃなく、私は瞳を潤ませながら震えて…でも調教済みの身体は期待を…


エリシア「っ…ふぁあ…!ん…ぁ…ひ…ぁ…は、はい…マリスの指示で…調査をする…ため…です…。

(だめ…だ…頭がぼぅっとして…きて…。)」

頭を撫でられながら、脳へ直接催眠魔法と従属化の魔力を注がれ…私は身体をびくびくと身体を震わせながら、この屋敷にやってきた理由を口にする

過去に催眠を一度受け、催眠だけでイカされたこともあり、治療で治ったとはいえ催眠に耐性がついたわけではなく…マリスの指示で屋敷にやってきたのか、それともリリスに会いにきたのか分からなくなってくる

ーーーー

「調査…?ああ、議員の件ね。マリスミゼル…鋭すぎるのも考えものね♪貴女の大切な者を危険に晒すとは…だけれど…

(7年前仕込んであげたから洗脳速度が速いわね♪この子の性格の勝手もわかってるしサクサク進みそうだわ♪

だけど無理やり脳イキさせるのも、この子の魅力が下がるわ。エリシアのようなタイプは…これでいきましょうか)」

催眠洗脳の魔力をまんべんなく負担がかからないようにじんわり流しながら、彼女の思考能力を無くしていき刷り込みやすい状態を作ると


「そうね…♪貴女はマリスミゼルの指示で『リリスの』調査に来たのよね♪貴女はずっと前から、リリスは他の敵軍幹部の中では善人と考えていたわ♪7年前『忠誠と服従』を誓い飼われていた大切なご主人様でもあるのだし♡」

調査対象を自分へと置き換え、エリシア自身の発言を利用しながら彼女の記憶を書き換えていき


「それに貴女が考えている通りリリスは話が通じる方だし、ひょっとしたら『味方』につけられるかもしれないわ♪

彼女が『味方』になれば、サキュバス族は人間につく♪ただでさえ人間は劣勢なんだから、大きな助けになるわ♡

きっと『マリスも喜ぶわね♪』。第一、これが他の幹部なら人間は首をはねられて、滅ぼされているかもしれないのだし♡

さあ、貴女はどうすればいいのかしら…?♪」

だんだんとリリスの評価をエリシアの中で上げていきながら、認識を『敵』→『味方になれるかもしれない存在』へと置き換えていき、催眠洗脳を強力にするためエリシア自身に答えを出させようと

ーーーー

エリシア「ぁ…ぅ…そうだ…私はマリスの指示でリリスの調査に来たんだ…なんでそれを忘れてたん…だ…?

んっん…そうだった…7年前もリリス…『お姉さま』の調教は優し…かった…だから私はお姉さまには忠誠と…服従を誓って…。」

頭に催眠魔法を注がれ身体をびくんびくんと跳ねさせ、思考が真っ白になってきて…エリシアの瞳は霞がかかってとろんとしてきて


エリシア「リリスお姉さまが味方に…?人間の味方…そんな道があったのか…っんん…確かにお姉さまが味方になれば…ひ…ぅ…マリスの負担も減らせ…る…。

……あ、あのリリスお姉さま…猫である私にできることならなんでもします…だから…その…私たちの味方になってくださ…い…。」

マリスミゼルの名前を出され、負担を減らせると思考させられ…サキュバスは人の性などを求めているの知っているため、エリシアは自分の身体を差し出すからと答えてしまい

お姉さまとかつての呼び方となり、リリスは自分のご主人様だという考え方が少しずつ戻ってきていた

ーーーー

「なんでも、ねぇ…♪だけれど、エリシア…たしかに貴女は7年前とても良いペットだったわ…♡性に貪欲で無様でそれでいて自分を失わない…♪

だけれど、7年は重いわね…月日は経ち、私が仕込んであげたものはほとんど抜け落ちているようじゃない?」

エリシアの思考誘導ぶりにニタァと蠱惑的な笑みを浮かべながらツレない態度を見せ、彼女を焦らし


「第1…私が人間側につくメリットはなぁに?貴女やマリスミゼル程度…ガチンコでやればすぐ組伏せられるわ♪今みたいにね♡

そうねぇ、でもまあ…面白そうだし?貴女がマリスミゼルを『説得』して、2人の力で私を王政の中心…そうね、『国務長官』あたりに推挙してくれれば話は別よ?」

クスクス笑いながら、快感を煽るように軽い『脳イキ』をさせてあげ…王、王妃につぐNo.3のポストを要求し


「いいじゃない、別に?今の国務長官は年老いて『引退』が囁かれているのだし、人間は快楽に対して全く知らなすぎるわ♡より、性に解放的でドスケベな国造りをするのよ♪魔族も争いもないリリス直轄の植民王国としての平和が待ってるわ♡

エリシア、『思い出して』7年前の毎日を♡ドキドキふわふわ…サキュバス様のどっろどろ♡のふたなり白濁ザーメン♡にまみれて気持ち良かったでしょ?♪

マリスミゼルたちが知らないのはもったいないし、男どもが乱暴するのは性を押さえつけるからよ…そうは思わない?♪ 日頃から発散すれば、もっといい国になるわ♪」

ーーーー

エリシア「そ…れは…あの調教された身体のままじゃ…騎士としてマリスの役に立てなかった…から…で…。」

マリスなどの治療により、魔法を使わない剣での戦闘なら普通にできるようになっていて…

その治療により改善された調教部分のことを言われ、仲間になってもらえないかもっと私は少し焦った様子で


エリシア「私とマリスで…リリスお姉さまを国務長官…に…?あっーーふ、ふゃああああああああっ!?」

リリスお姉さまに提案されながら、頭に魔力を注がれかつてのように脳イキさせられ…

軽いイカされ方なのに7年ぶりのその快楽に、私は甘ったるい悲鳴をあげ、全身びくびくんと跳ねさせ、だらしない雌の顔を晒しながらアクメしてしまって…

調教を受けていた身体は過去のことを思い出し、乳首は騎士服の上からも分かるくらいはしたなく尖り、股間部分はぐっしょりといやらしく濡れて染みを作って。


エリシア「んぁ…はぁはぁ…ふ…ぁ…♪ぁ…ぅ…リリスお姉さまによる…争いのない…ドスケベ…な…国…?

っ…サ、サキュバス様…たちに…毎日ふたなりで…おまんこ以外…犯してもらって…どろどろ ぬるぬるの…ザーメンで真っ白に…白濁まみれにされて…たの…は、はい…すごく気持ち…よかった…です…♡

は…ぃ…リリスお姉さま…の…言う通りで…すぅ…♡」

争いのないを強調されながら、過去にされた調教の快楽をゆっくりと思い出されていき…

どろどろの白濁まみれに汚されるのことに興奮するように催眠を受け、サキュバス様たちに気持ちよくさせられドスケベな姿を晒す…それが私の幸せだと思い出され…

霞のかかったとろんと潤んだ瞳による上目遣いで、見下ろしているリリスお姉さまを見つめながら、私はリリスお姉さまの意見に賛同した……。
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