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第8節 フィリア騎士学園本校地下・世界の深奥編
第300話 回想 予定通り
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「な、なんだ今の音は…!?」
リーゼ「へぇ…爆弾とは、なかなか派手にやるじゃないか。」
メイヴ「特性の魔力爆弾さ♪ 戦闘タイプではない、か弱い私には必須のアイテムだよ。」
アイリス「先生のどこがか弱いんです? 得体の知れない…の間違いじゃないんですか。」
「侵入者…あいつは、昼間の…!」
屋敷の門を爆破して侵入すると、見張りをしていた黒服たちが集まってきた。
リーゼ「あー、結構数はいるみたいだねー。」
リーゼ「まあ、所詮はとるに足らない相手だよ。だが…。」
アイリス「わかってるわよ、1人も殺らない方向で…でしょ。命を奪わずに相手を無力化するのは、騎士としてやることも多かったよ。」
メイヴ先生は魔道銃を取り出し、私は剣を抜き、リーゼは腕を硬質化させ…現れた黒服たちを非殺傷で制圧しながら、屋敷を駆け抜けていく……。
……。
レイチェル「……。」
(……くそ…あの魔族と何を話していたのかわからんが、レイチェルがこのままでは兵器としての運用に支障がでる…。
データを提供してくれている『彼』みたいに、完璧な悪魔付きを目指しているというのに、なぜこうもうまくいかんのだ…!)
リーゼを殺ってから、塞ぎ込むレイチェル…それを見て、親玉の男は苛立ちを。
部屋の扉を開け、慌てた部下が入ってくる。
「大変です、侵入者が正門を破って…あの昼間の魔族です!」
「なんだと!? 馬鹿な…奴はレイチェルが…。」
レイチェル「…!」
……。
メイヴ「いやー、キリがないんだけどー!」
リーゼ「なんだい、これくらいでバテたのかい?」
アイリス「そっちは楽でいいよね、手加減して拳で殴るだけだもん。こっちは剣とかだから、微妙な力加減とか必要なの!」
峰打ちなどにより、倒れ伏す黒服たちが、屋敷の通路に何十人といた。
色々と言いながらも、順調に問題なく進んでいる。するとそこに…。
「いたぞ!」
リーゼ「まだ来るのか…しかも今度は、訓練された魔獣を連れてきたのかい。」
兵器として利用するため、訓練された魔獣…そしてさまざまな武器を持った黒服たちが現れ、一斉にこっちへと向かってくる。
メイヴ「あー、仕方ない…ここは私1人で十分だよ、2人は先に行きなさいな。」
リーゼ「ふむ、いいのかい? なら任せるとしようかな。」
アイリス「メイメイ、気をつけてね…それってフラグだから。」
メイヴ「はいはい、さっさといったいった!」
メイヴ先生に任せて、私とリーゼは通路を駆けていく…そして、メイヴは黒服たちに銃を構えながら、余裕の笑みを浮かべ。
メイヴ「……行ったみたいだね…とりあえずこれで『予定通り』だ。あとは2人が共に彼女を救い出せば、未来への希望は繋がるけど…果たして、どうなるかね。」
「きゃわん!」
「っ…な、なんだ…こいつの威圧感は…!?」
メイヴ「この程度なら使うまでもないかな…ああ、ちゃんと手加減はしてあげる…それに大丈夫だよ、瀕死になっても『回復魔法』で治してあげるから。」
黒服たちは寒気がし、魔獣たちも怯え始め…その威圧感を発しているメイヴは、そう宣言すると魔道銃を放った……。
リーゼ「へぇ…爆弾とは、なかなか派手にやるじゃないか。」
メイヴ「特性の魔力爆弾さ♪ 戦闘タイプではない、か弱い私には必須のアイテムだよ。」
アイリス「先生のどこがか弱いんです? 得体の知れない…の間違いじゃないんですか。」
「侵入者…あいつは、昼間の…!」
屋敷の門を爆破して侵入すると、見張りをしていた黒服たちが集まってきた。
リーゼ「あー、結構数はいるみたいだねー。」
リーゼ「まあ、所詮はとるに足らない相手だよ。だが…。」
アイリス「わかってるわよ、1人も殺らない方向で…でしょ。命を奪わずに相手を無力化するのは、騎士としてやることも多かったよ。」
メイヴ先生は魔道銃を取り出し、私は剣を抜き、リーゼは腕を硬質化させ…現れた黒服たちを非殺傷で制圧しながら、屋敷を駆け抜けていく……。
……。
レイチェル「……。」
(……くそ…あの魔族と何を話していたのかわからんが、レイチェルがこのままでは兵器としての運用に支障がでる…。
データを提供してくれている『彼』みたいに、完璧な悪魔付きを目指しているというのに、なぜこうもうまくいかんのだ…!)
リーゼを殺ってから、塞ぎ込むレイチェル…それを見て、親玉の男は苛立ちを。
部屋の扉を開け、慌てた部下が入ってくる。
「大変です、侵入者が正門を破って…あの昼間の魔族です!」
「なんだと!? 馬鹿な…奴はレイチェルが…。」
レイチェル「…!」
……。
メイヴ「いやー、キリがないんだけどー!」
リーゼ「なんだい、これくらいでバテたのかい?」
アイリス「そっちは楽でいいよね、手加減して拳で殴るだけだもん。こっちは剣とかだから、微妙な力加減とか必要なの!」
峰打ちなどにより、倒れ伏す黒服たちが、屋敷の通路に何十人といた。
色々と言いながらも、順調に問題なく進んでいる。するとそこに…。
「いたぞ!」
リーゼ「まだ来るのか…しかも今度は、訓練された魔獣を連れてきたのかい。」
兵器として利用するため、訓練された魔獣…そしてさまざまな武器を持った黒服たちが現れ、一斉にこっちへと向かってくる。
メイヴ「あー、仕方ない…ここは私1人で十分だよ、2人は先に行きなさいな。」
リーゼ「ふむ、いいのかい? なら任せるとしようかな。」
アイリス「メイメイ、気をつけてね…それってフラグだから。」
メイヴ「はいはい、さっさといったいった!」
メイヴ先生に任せて、私とリーゼは通路を駆けていく…そして、メイヴは黒服たちに銃を構えながら、余裕の笑みを浮かべ。
メイヴ「……行ったみたいだね…とりあえずこれで『予定通り』だ。あとは2人が共に彼女を救い出せば、未来への希望は繋がるけど…果たして、どうなるかね。」
「きゃわん!」
「っ…な、なんだ…こいつの威圧感は…!?」
メイヴ「この程度なら使うまでもないかな…ああ、ちゃんと手加減はしてあげる…それに大丈夫だよ、瀕死になっても『回復魔法』で治してあげるから。」
黒服たちは寒気がし、魔獣たちも怯え始め…その威圧感を発しているメイヴは、そう宣言すると魔道銃を放った……。
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