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第8節 フィリア騎士学園本校地下・世界の深奥編
第288話 その家名は
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アズたちとは学園の門で別れたあと…ノエイン教官とイムカ教官と共に、皇女殿下が待つ場所へと向かい街を歩いていた…その道中でノエイン教官たちの話を聞いて…。
ノエイン「私はある事件がきっかけでウギの家を離れ、その事件がきっかけで妹のサクヤが、教会騎士団の団長となり…
聖剣…聖女の役目を引き継ぐことになりました。そのタイミングで私はイムカと籍を入れ、彼女のランスター姓を名乗ってます。
事件の後遺症で私は教会騎士団も離れ、リハビリ生活をしていました…そのリハビリを終えて復帰を考えていた時、マリスミゼル学園長からお声かけをいただき、今私はフィリア学園の教官をやっています。」
コトリ「……なるほど、つまりです…サクヤさんが今持っている聖剣が聖女としての証で、あの聖剣は王国を建国した立役者の1人である『初代聖女』のもので…教会騎士団で、代々聖女としての役割と共に、引き継がれてきたものなんですね?」
ノエイン「聖女の証としてはもう一つ、ある『魔法』が必要となりますが…簡単に説明するとそうなりますね。
歴代の聖女は三家あるうちの一つから…代表の『巫女』から選ばれると『されてる』のですが…まあその辺りの詳しいことは、今後予定されている私の授業で教えることになっています…教会騎士団の歴史になりますから、長くて一回では話きれません。」
ノエイン教官は…教会騎士団の歴史などを教える人材として、マリスミゼル学園長にスカウトされ、教官として学園にやってきたそうだ。
セイバー「それではイムカ教官は、元冒険者で…魔獣や魔族に対しての知識、それに対策などを教える教官の1人なのですね?
……あとイムカ教官とノエイン教官は、ダークエルフと元聖女で夫婦なのですか? アズたちの義母とも聞いていますし…私、情報が多すぎて頭がこんがらがってしまってるのですが。」
イムカ「それはだな…ある事件でノエインに助けられたのが出会いで、そこからまあ色々とあって一緒になったんだが…そうだな、興味があるなら、落ち着いた時に一から話そう。
あと魔獣や魔族の知識だけではなく…元冒険者としての知識、それに戦い方などを教える人材として、ノエインと共に採用されたんだ。」
イムカ教官は…元冒険者としての知識や経験、そして魔に関するものを教える人材として、マリスミゼル学園長にスカウトされ、教官として学園にやってきたそうだ。
ノエイン「そうですね、出会いだけを簡単に話すなら…イムカは孤児院の経営をやっていたのですが、それのトラブルから…まあ、簡単に言うなら、向こうがお金と子供たちを盾に、イムカの身を差し出せと要求を迫ったのです。」
セイバー「え…魔族が孤児院をですか?」
イムカ「ああ、私1人でじゃないがな。以前は冒険者をしながら、友であるユラ…ユラミルティという魔族と2人で孤児院をしていてな。
冒険者でお金を工面していたが、当時は経営状態がよくなく、そこをつけ込まれてな…最終的にノエインに助けられ、それが出会いだ。
私はその事件がきっかけで、経営からは退いた。確か今はユラとそのパートナーであるミレイが、孤児院をしているそうだが…王国に来てからあちらに顔を出せてないが、彼女らは元気だろうか…また顔を見せにいかないとな。」
コトリ(ユラミルティさんとミレイさんか…どんな魔族なのだろう?)
教官たちと話をしながら歩みを進め…そして指定された場所に到着寸前に、ノエイン教官にあることを聞かれた…。
ノエイン「……そういえば、コトリさんも…私やサクヤ、それにマリスミゼル学園長と同じく『治癒魔法』を使えるそうですが…あなたの家名はウギ、またはシーケン…それとも『クラウゼル』ですか?」
コトリ「っ…!? ……ど、どうしてノエイン教官が…その名を知って…? というか…なんで…私の…。」
ノエイン「……なるほど…だから『器』として魔に…。」
セイバー「…? (家名と言いましたが…もしやクラウゼルというのが、コトリさんの…。)」
イムカ「3人とも、お話はまたあとでだ…到着したぞ、ここだ。」
どうして私が名乗れない家名を、ノエイン教官が知っている…当てれたのかを聞きたかったが、待ち合わせ場所の建物に到着し、私たちはそこへ入っていく……。
ノエイン「私はある事件がきっかけでウギの家を離れ、その事件がきっかけで妹のサクヤが、教会騎士団の団長となり…
聖剣…聖女の役目を引き継ぐことになりました。そのタイミングで私はイムカと籍を入れ、彼女のランスター姓を名乗ってます。
事件の後遺症で私は教会騎士団も離れ、リハビリ生活をしていました…そのリハビリを終えて復帰を考えていた時、マリスミゼル学園長からお声かけをいただき、今私はフィリア学園の教官をやっています。」
コトリ「……なるほど、つまりです…サクヤさんが今持っている聖剣が聖女としての証で、あの聖剣は王国を建国した立役者の1人である『初代聖女』のもので…教会騎士団で、代々聖女としての役割と共に、引き継がれてきたものなんですね?」
ノエイン「聖女の証としてはもう一つ、ある『魔法』が必要となりますが…簡単に説明するとそうなりますね。
歴代の聖女は三家あるうちの一つから…代表の『巫女』から選ばれると『されてる』のですが…まあその辺りの詳しいことは、今後予定されている私の授業で教えることになっています…教会騎士団の歴史になりますから、長くて一回では話きれません。」
ノエイン教官は…教会騎士団の歴史などを教える人材として、マリスミゼル学園長にスカウトされ、教官として学園にやってきたそうだ。
セイバー「それではイムカ教官は、元冒険者で…魔獣や魔族に対しての知識、それに対策などを教える教官の1人なのですね?
……あとイムカ教官とノエイン教官は、ダークエルフと元聖女で夫婦なのですか? アズたちの義母とも聞いていますし…私、情報が多すぎて頭がこんがらがってしまってるのですが。」
イムカ「それはだな…ある事件でノエインに助けられたのが出会いで、そこからまあ色々とあって一緒になったんだが…そうだな、興味があるなら、落ち着いた時に一から話そう。
あと魔獣や魔族の知識だけではなく…元冒険者としての知識、それに戦い方などを教える人材として、ノエインと共に採用されたんだ。」
イムカ教官は…元冒険者としての知識や経験、そして魔に関するものを教える人材として、マリスミゼル学園長にスカウトされ、教官として学園にやってきたそうだ。
ノエイン「そうですね、出会いだけを簡単に話すなら…イムカは孤児院の経営をやっていたのですが、それのトラブルから…まあ、簡単に言うなら、向こうがお金と子供たちを盾に、イムカの身を差し出せと要求を迫ったのです。」
セイバー「え…魔族が孤児院をですか?」
イムカ「ああ、私1人でじゃないがな。以前は冒険者をしながら、友であるユラ…ユラミルティという魔族と2人で孤児院をしていてな。
冒険者でお金を工面していたが、当時は経営状態がよくなく、そこをつけ込まれてな…最終的にノエインに助けられ、それが出会いだ。
私はその事件がきっかけで、経営からは退いた。確か今はユラとそのパートナーであるミレイが、孤児院をしているそうだが…王国に来てからあちらに顔を出せてないが、彼女らは元気だろうか…また顔を見せにいかないとな。」
コトリ(ユラミルティさんとミレイさんか…どんな魔族なのだろう?)
教官たちと話をしながら歩みを進め…そして指定された場所に到着寸前に、ノエイン教官にあることを聞かれた…。
ノエイン「……そういえば、コトリさんも…私やサクヤ、それにマリスミゼル学園長と同じく『治癒魔法』を使えるそうですが…あなたの家名はウギ、またはシーケン…それとも『クラウゼル』ですか?」
コトリ「っ…!? ……ど、どうしてノエイン教官が…その名を知って…? というか…なんで…私の…。」
ノエイン「……なるほど…だから『器』として魔に…。」
セイバー「…? (家名と言いましたが…もしやクラウゼルというのが、コトリさんの…。)」
イムカ「3人とも、お話はまたあとでだ…到着したぞ、ここだ。」
どうして私が名乗れない家名を、ノエイン教官が知っている…当てれたのかを聞きたかったが、待ち合わせ場所の建物に到着し、私たちはそこへ入っていく……。
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