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第8節 フィリア騎士学園本校地下・世界の深奥編
第274話 剣姫と死戦域
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影の魔獣たちを殲滅し、私たちは他に生き残りがいないか辺りを確認し…その間に先程やってきた女性2人は、民間人を家へ送り届け。
その2人と合流すると、私たちは学園へと戻ってきて、お互いに情報交換することに…。
エレイン「そういえば自己紹介がまだでしたね、私はエレイン=ブライト…冒険者で、ギルド王国支部に所属しているわ。」
シャロン「同じく冒険者ギルド王国支部に所属している、シャロン=ブライトです。エレインお嬢さまと『あるお方』のメイドをやっています。」
ロア「あれ…お2人ともブライトってことは、姉妹なんですか? でもそれだと…お嬢さまと呼んでいるのはおかしいような…。」
シャロン「はい、形式上は姉妹です。ですが、血は繋がっていません。」
ロアたちが疑問に思っていると…血が繋がってない質問には、エレインさんが答える。
エレイン「人魔大戦のあと、冒険者の父がシャロンを私の家に連れてきたのが始まりです…義姉ですが、私はシャロンのことを本当の姉として慕っています。」
ミヤコ「はいはいしつもーん! なんでシャロンさんはメイド服を着てるのー?」
シャロン「私の『変態上司』の偏見と趣味からメイド服を着せられています。」
アズ(つまりは、そういうプレイってことかな…? あとシャロンさんは、私たちと同じく孤児ってこと…?)
ニニム(あるお方と上司はおそらく同一人物…となると光の剣聖シリウスではなく、あの『エルフ』というところかしらね。)
ミヤコたちの質問が終わるのを待ってから…私は瞳を輝かせながら、ずいっとエレインさんに詰め寄る。
エレイン「えっと…? あなたは…?」
コトリ「私はコトリといいます。エレインさん…お時間がある時でいいので、私とお手合わせしてください…!」
私は自分の名前を言ってから、エレインさんと剣のお手合わせをしたいとお願いして。
コトリ(エレインさんとお手合わせできたら、その経験がこれからの私の剣にも活かせるし…それに何より、精錬されたあの美しい剣と…その武と…やりたい…!)
アネット(あらあら、あんなに目を輝かせて…剣の強者と手合わせしたいだなんて、すっかり剣の道に魅了されちゃってるわねぇ。)
ロアたち(うーん…コトリさんって、意外と剣バカですね。アイリス教官たちへの想いというのもあるのでしょうが…あの純粋さと貪欲さが、コトリさんの強さの秘訣でしょうか。)
私の申し出と名前を聞いて…エレインさんとシャロンさんは、私をじっと見つめて。
エレイン「コトリ…そう、あなたがオーレリア姉たちが言っていた。」
コトリ「え…?(その名前は確か…アイリス教官の…。)」
エレイン「あなたについては、私も興味がありました…はい、お手合わせについては大丈夫ですよ。まあ、今王国で起こっている事態が収まってからになりますが。」
シャロン「とりあえずです…今は『怪異』と『異変』について、私たちがわかっていることをお話しさせてもらいます。」
アネット「ふふ…そうですねぇ…まるであの怪異が起こるのを『事前』に知っていたかのようなタイミングで、駆けつけられたカラクリを教えてもらえたらと思います。」
ニニム「それに…怪異と異変に分けているということは、引き起こしている『何者』かに違いがあるということですね?」
ミヤコ「ふぇ?」
私に向いていた、エレインさんとシャロンさんの目線は、アネット先輩たちに向く。
ロアとアズ(確かにあまりにも絶妙なタイミングだとは思っていましたが…ギルドは何かを掴んでいるということですか。)
シャロン(このニニムとアネットという方は…なるほど『帝のところの諜報員』ですか。)
エレイン「ええ、それについてもちゃんと説明させてもらいます…今回のことで、怪異についての正体は確定が出来たので。」
そして話は本題に入っていく……。
その2人と合流すると、私たちは学園へと戻ってきて、お互いに情報交換することに…。
エレイン「そういえば自己紹介がまだでしたね、私はエレイン=ブライト…冒険者で、ギルド王国支部に所属しているわ。」
シャロン「同じく冒険者ギルド王国支部に所属している、シャロン=ブライトです。エレインお嬢さまと『あるお方』のメイドをやっています。」
ロア「あれ…お2人ともブライトってことは、姉妹なんですか? でもそれだと…お嬢さまと呼んでいるのはおかしいような…。」
シャロン「はい、形式上は姉妹です。ですが、血は繋がっていません。」
ロアたちが疑問に思っていると…血が繋がってない質問には、エレインさんが答える。
エレイン「人魔大戦のあと、冒険者の父がシャロンを私の家に連れてきたのが始まりです…義姉ですが、私はシャロンのことを本当の姉として慕っています。」
ミヤコ「はいはいしつもーん! なんでシャロンさんはメイド服を着てるのー?」
シャロン「私の『変態上司』の偏見と趣味からメイド服を着せられています。」
アズ(つまりは、そういうプレイってことかな…? あとシャロンさんは、私たちと同じく孤児ってこと…?)
ニニム(あるお方と上司はおそらく同一人物…となると光の剣聖シリウスではなく、あの『エルフ』というところかしらね。)
ミヤコたちの質問が終わるのを待ってから…私は瞳を輝かせながら、ずいっとエレインさんに詰め寄る。
エレイン「えっと…? あなたは…?」
コトリ「私はコトリといいます。エレインさん…お時間がある時でいいので、私とお手合わせしてください…!」
私は自分の名前を言ってから、エレインさんと剣のお手合わせをしたいとお願いして。
コトリ(エレインさんとお手合わせできたら、その経験がこれからの私の剣にも活かせるし…それに何より、精錬されたあの美しい剣と…その武と…やりたい…!)
アネット(あらあら、あんなに目を輝かせて…剣の強者と手合わせしたいだなんて、すっかり剣の道に魅了されちゃってるわねぇ。)
ロアたち(うーん…コトリさんって、意外と剣バカですね。アイリス教官たちへの想いというのもあるのでしょうが…あの純粋さと貪欲さが、コトリさんの強さの秘訣でしょうか。)
私の申し出と名前を聞いて…エレインさんとシャロンさんは、私をじっと見つめて。
エレイン「コトリ…そう、あなたがオーレリア姉たちが言っていた。」
コトリ「え…?(その名前は確か…アイリス教官の…。)」
エレイン「あなたについては、私も興味がありました…はい、お手合わせについては大丈夫ですよ。まあ、今王国で起こっている事態が収まってからになりますが。」
シャロン「とりあえずです…今は『怪異』と『異変』について、私たちがわかっていることをお話しさせてもらいます。」
アネット「ふふ…そうですねぇ…まるであの怪異が起こるのを『事前』に知っていたかのようなタイミングで、駆けつけられたカラクリを教えてもらえたらと思います。」
ニニム「それに…怪異と異変に分けているということは、引き起こしている『何者』かに違いがあるということですね?」
ミヤコ「ふぇ?」
私に向いていた、エレインさんとシャロンさんの目線は、アネット先輩たちに向く。
ロアとアズ(確かにあまりにも絶妙なタイミングだとは思っていましたが…ギルドは何かを掴んでいるということですか。)
シャロン(このニニムとアネットという方は…なるほど『帝のところの諜報員』ですか。)
エレイン「ええ、それについてもちゃんと説明させてもらいます…今回のことで、怪異についての正体は確定が出来たので。」
そして話は本題に入っていく……。
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