騎士学生と教官の百合物語

コマドリ

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第8節 フィリア騎士学園本校地下・世界の深奥編

第267話 幕間 王国冒険者ギルドと二度と折れぬ剣

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かつてマリスミゼルたちがノア&ブラッドと交戦した…辺りは森に囲まれ、少し大きめな小屋と、小さな湖だけの静かな場所…

その小屋と湖から少し離れたところに、お互いに剣を手に持ち、向かい合う2人がいた…。


私…オーレリア=イークレムンの目の前にいるのは、我が師であるシリウス=ブライトだ。

オーレリア「……それでは参ります。」

シリウス「うむ、来るがよい。」

向かい合う彼の全身から、闘気と膨大な魔力が溢れ出て…大剣の刀身部分が光輝き、鍔の部分には白き光の翼が現れ…

同じく私の全身からも闘気と膨大な魔力が溢れ出て…大剣の刀身部分に雷鳴が走り、鍔の部分には雷の翼が現れる。


シリウス「ーーー七翼流剣術 光の型 奥義…終の太刀・真光翼剣」

オーレリア「ーーー七翼流剣術 雷の型…奥義・雷翼剣」

私と彼はお互いに踏み込み、雷と光の一太刀を振るい…互いの力の本流がぶつかり合い、その衝撃で2人の足元の地面が耐えきれず轟音を立て破壊され、陥没し大きな穴が空き、放った魔法剣は相手を喰らおうと鬩ぎ合う…

しかし…リーゼを倒した彼の奥義は極地まで昇華されているため、私の奥義は押し込まれていく。


オーレリア「っ…ふぅ…ーーー七翼流剣術 氷の型…奥義・氷翼剣」

目の前まで迫る光の斬撃に打ち勝つため…私はさらに魔力を剣に込め、魔力を氷魔法に変化させ…大剣の刀身部分から六花…雪の結晶が吹き荒れ、鍔の部分には氷の翼が現れ…

右は氷翼、左は雷翼を纏った斬撃を放ち…その一太刀により、彼の奥義を相殺し、ぶつかり合いの衝撃により、辺りの木々が吹き飛んだ。


シリウス「……うむ、見事だ…2つの奥義をもって、儂の奥義を相殺しきったか。

儂にもできんことをやるとは、さすがは『氷雷の剣聖』だ…これならば、いずれ儂をも超えていくだろう…もう儂が教えられることもない、今までよくやった。」

オーレリア「はぁはぁ…私がここまで来れたのは、7年間鍛え上げてくれた師のおかげです。

そして…この立ち合いで『奥義のその先』も見えてきました…シリウス殿、7年間ありがとうございました。」

騎士を辞め、ギルドに在籍すること7年、いつの間にか私に付けられた雷名を呼ばれ…私が強くなり剣聖と呼ばれるまでなれたのは、シリウス殿のおかげだと…感謝などを込めた言葉を紡ぎながら、彼に頭を下げてお礼を言った。


そんなやりとりをしていると、2つの気配がこちらへとやってくる。

1人目は…腰まであるプラチナブロンドの髪、薄いブルーの瞳、花があしらわれた水色の着物を身に纏った女性…

2人目は…薄紫色の短めの髪、薄紫色の瞳、そして白と赤のメイド服を身に纏った女性で。


「……その様子だと、卒業試験には無事合格したようね。お父さんに認められるなんて、さすがオーレリア姉(ねえ)です。」

「しかし、これは…派手にやりましたね…木々を吹き飛ばし、こんな大きな穴まで…。私も剣を使う身ですが、こんな芸当ができる域に達するのは、生涯をかけても無理でしょう。」

オーレリア「シャロンにエレイン…戻ってきてたのか、お疲れさまだ。」

シリウス「ふむ…お前らが迎えに行っていた、シンドバッドの奴はどうした?」

「シンドバッドさんなら先に小屋の方へ行って、フォウさんと情報交換しているわ。」

「私たちは、お二人をお迎えに参りました。すでにお茶なども用意しておりますので、いつでも定例会議を始められます。」

あの大戦終結後…私とシャロン、そして今はいないがヴィレーヌは、7年間ほどシリウス殿の家でお世話になっていた…

その際にシリウス殿の娘、エレインと親睦を深め、私はエレインからオーレリア姉と呼ばれるようになった。

シャロンは主人であるヴィレーヌとお世話になるということで、ある事情も合わせ、シリウス家の家事などを全て引き受けるメイドとなった…なぜメイドかというと、それはヴィレーヌの偏見と趣味である…ご奉仕するならメイドだね! という。

ヴィレーヌはというと、相変わらず色々と研究をしていた…しかしそれだけではなく、いつの間にかシャロンを恋人とし、防音の結界を張ってシリウス家でもえっちなことをしていた…

そして、それをたまたま見かけてしまったというエレインまで引き摺り込み…私で試したノウハウを使って、自身にふたなりを生やして3P…つまりはエレインとシャロンの2人とも、ヴィレーヌの女となってしまったのだった…

しかし、それなのに…ヴィレーヌは…。


シリウス「そうか、ならばこれで全員が揃ったというわけか。では、手を洗ってから向かおうとするか、オーレリアよ。」

オーレリア「はい。というわけだ、エレインたちは先に行っててくれ、すぐ行くから。」

ちなみに私とシャロン、それにヴィレーヌにエレインは冒険者となり…7年間の成果もあり、全員がAランクというパーティーで…エレインは最年少で冒険者ギルドのAランクとなり、雷名は『剣姫』である。

私とシリウス殿は手を洗ってから小屋へと戻り…協力者であるシンドバッドを合わせた、王国ギルドの定例会議が始まった……。


シリウス「……教会については、三賢人とサクヤ殿たちがやり合う寸前だ…魔剣騎士とやらについては未知数だが、やり合えば王国中に混乱が出るとみられるが…。」

シンドバッド「そちらについては、もはや内戦は避けられん。千里眼で…並行世界も含めて複数視える結末としては、魔となったミクと『もう一つの魔の者』の手によって世界は飲み込まれ…彼女らと白神聖者が争い世界が破滅するものもあるな。

そうならんように根回しとして、三姉妹をマリスミゼルに託したが…あらためて言っておくが、あの学園から『これからの一連の流れは始まる』…ギルドも人を配置しておくがいい。」

オーレリア「(アイリス隊長が教官をしている…そして、マサキ隊長が話していた子たちもいるフィリア騎士学園…

私もあそこを卒業し、そしてレインも…。レイン…そうだ、レインといえば。)

……ずっと言うか迷っていたのですが、フォウ殿…内戦の起こるここに至っても、レインに奥義を手解きするつもりはないのですか…? ここを逃すと本当にもうタイミングが…。」

フォウ「レインか…あやつには、すでにその土台となるものは教え込んでおる。あとは、あやつが『見失った』ものに気付ければ、自分でそこへと至るだろう…むしろ自分で気付けんようでは、形だけでモノにならん。」

そう言い終えると…私の方を向いて、フォウ殿は言葉を付け足した。


フォウ「もしあやつが自分だけ気付けないようであれば、お主が背を押してやってくれ…儂より友であり、その事に気付け力をつけたお主の方が、あやつの為となる。」

オーレリア「『心』の問題ですか…わかりました、その時がくれば、私が友である彼女の背中を押します。」

エレイン(レインさんか…確か…ルフィナお母さんと同僚だった人…。)

………。

エレイン「……王都の中央書庫で起きた事件は、三帝さまたちからの情報では…王都で暗躍する魔王軍の魔族たちと、ギランバルト派の騎士団、そして巻き込まれたリュネメイアの三者によって引き起こされたみたいで…交戦したギランバルト派閥には被害が出たそうです。

これを情報操作して…王国、魔族、双方ともこれからの開戦のきっかけにする可能性もありますが…。」

フォウ「リュネメイア…あやつは色々と独自でキールたちについて調べていたみたいじゃな、なんらかの当たりをつけて。その他にも思惑はありそうじゃが、まあ今は彼女のことは置いておくてしてじゃ。

書庫の件はユージオに任しておけ…元々、王としての才はあるし、一度7年前にやらかしておるから、同じ轍は踏まん…それにヴァンの奴らもおるから、ギランバルトのバカも含めて、魔族との戦争はまだ起こらん…これから議題に上がる、魔族の部族闘争が終わるまでな。」

シャロン(魔族たちの暗躍ですか…確かマサキさまの情報からだと、最近六武聖の数人が王都入りしたみたいですが…あの人も…。

三帝たちも気にかけているようですが…そうですね、王都担当の私とエレインお嬢さま、そしてオーレリアさまも気に掛けておくのがよさそうですね…。)

オーレリア「……。」

………。

フォウ「……さて…先程も少し話題に出たが、各情報とシンドバッドの千里眼を合わせた、儂の見立てでは…内戦については年内に始まる可能性があるが、魔族との開戦については約一年くらいは部族闘争が続くであろう。

まあ約一年後とはいえ、今からその影響も出てきておるがな…魔族領はもちろん、王国内での動きについてもな。」

シリウス「大戦を再び始めるための一手なのか、魔族領にある『冒険者ギルド・魔族支部』も閉鎖されそうだ…それに合わせて、魔族領の冒険者たちも退避させることとなる。」

シャロン「サクヤさまやユラミルティさま…それにオフェリアさまとティフィアさまのおかげで、魔族領にも冒険者ギルドを構えられ、成果もあげて受けいれられつつありましたが…人族友好的派のユラミルティさまが失脚された今、そうなっても仕方ないですね…。」

シンドバッド「…そういえば、再び戦争となると、7年前の大戦と同じく各地の支部…帝国、共和国、公国などの冒険者ギルドからの協力などは得られん感じか?

そこのところはどうなっているんだ…『冒険者ギルド・王国支部の長で、Sランク冒険者』であるフォウ=ウィングよ。」

フォウ「冒険者の国…ギルド総本山も一枚岩ではないからな。まあ国のお偉いさん方は『基本的』には様子見で、総本山や各支部からの協力は得られんな。

その他の個人冒険者は、賞金目当てで戦争に参加する者もいるかもしれんが…まあ魔族の国が相手ならば、儂らみたいに王国出身でなければ関わってはこん…それほど魔族の国は圧倒的で、7年前は奇跡的な勝利であるからな。」

オーレリア「では、各傭兵団の方はどうなのですか? お金のためであれば、魔族側につく団も現れるとは思いますが…7年前はシオン皇女殿下が、シンドバッド殿の『金色の星座』を雇っていましたが…。」


シンドバッド「……今多くの傭兵団はギランバルト…というか『ディアボロ』という組織に雇われている。」

オーレリア「…! アグレゴの組織が傭兵団を募っているのですか…?」

エレイン「っ…ディアボロにアグレゴ…! …一度、1人でボスであるアグレゴと戦うことになった時がありましたが、全然手も足も出ませんでした…オーレリア姉やシャロンにヴィレーヌが駆けつけてくれなければ、私は今頃『彼ら』に捕まってました…。」

シャロン「そういえば依頼の別行動中に、アグレゴと遭遇したことがありましたね…本当に無事でよかったです。

しかし…その場に居た幹部の力も借りず、Aランクであるお嬢さまを簡単に倒してしまうほどの実力…さらに戦闘になると『痩せた』ということですし…謎が多い人物です、幹部も含めて…。」

シリウス(……幹部の1人の二つ名は…『悪魔の守り手』か…。)

『道化師』ディソナンザ…性別不明…
『仙犬』ブラッシュ…性別男性…
『悪魔の守り手』…黒のローブと目元に仮面をしており二つ名以外、名前性別ともに不明…
『堕天使の人形使い』…見た目は少女で、名前と年齢不明…
『悪魔の舞姫』…性別女性で、名前不明…
の5人合わせて、犯罪組織ディアボロの幹部『逆五芒星/デビルスター』
そして、それをまとめるのがボスである『可視の悪夢』アグレゴだった。


オーレリア「数多くの傭兵団がアグレゴの組織に雇われたことはわかりました…ということは、シンドバッド殿の『金色の星座』と双璧をなす傭兵団である…『夜天の旅団』もアグレゴたちに雇われてるのでしょうか?」

シンドバッド「奴らか…大半は魔族に故郷を滅ぼされた者たちの集まりでもあるからな、魔族に怨みを持っていてもおかしくはないが…奴らを拾った『主神』さまは『白神聖者の存在を知っていた』から、白神聖者以外のどの勢力に肩入れするかは正直今は視えんな…。

そういえば確か、奴らの『姫』さんには…フォウ、貴様が剣の指導をしたことがあるとのことだったな?」

フォウ「『夜天の剣聖』か。確かにあやつの国があった頃に教える機会があったが…もしかするとミク以上の剣の才能があったかもしれん…そして、あやつの姉も生きておれば、その域にまで達したかもしれんのじゃがな…。」

シャロン(さすがは王国以外の国も駆け抜けた、Sランク冒険者と傭兵の王ですね…色々なところに人脈があるようです。)

白神聖者が裏で操った…
魔族に滅ぼされたくのいち里…
魔族に滅ぼされた亡国の姫…
そのような生き延びた者たちの大半で構成されたのが、傭兵団『夜天の旅団』のようだ。


シンドバッド「まあ傭兵団の状況はそんな感じだ…王国側はこんなものか。

それでだ…魔王と名乗る魔族の新元首は、お前らの探している人物で間違いないのだな?」

オーレリア「……はい…六武聖とキメラを従える魔王はキール隊長だと、魔族領内にいるマサキ隊長とリンゴ殿から連絡を受けました。

そして、こんな情報も断片的に得たそうです…フィリア=オックスフォードの大戦も『魔王』の存在が関係していると。」

エレイン「フィリア=オックスフォード…確か王国を建国した立役者の1人にして、騎士の開祖の人よね…つまりは過去に人族を支配していたのは魔王で、フィリアがそれを討ち取ったということかしら…?」

オーレリア「詳しいことはまだ、マサキ隊長にも解読出来てないらしいです…

けど、7年前…フィリアの時代…そして、それより前の神話の時代…実は三度起きていた人魔大戦、そしてキール隊長が起こそうとしている四度目…その大戦となるきっかけは『全て魔王が関係』しているそうです。」

神代の時代に起きた人魔大戦とは、勇者と魔王の争いとされている…でもその正確な情報はほぼ残されていなく。


シャロン「神話の人魔大戦…確か悪い魔王を勇者が退治するお話でしたか…? 私はそれくらいしか知りませんが…。」

エレイン「幼い頃にお母さんに絵本で読んでもらったことがありますが…あのお話が、実際にこの世界に起きていたと…? ですが、確かキールさんという方は…。」

フォウ「……過去の歴史として、残されたものが不自然に少ないとは思っていたが…人類が認識できる人魔大戦は二度だが、実際は知られざる人魔大戦があったということか…。

……キールは勇者の血筋…だが魔王となっている今の現状との矛盾。白神聖者が魔王に固執する理由…その辺りが、世界の謎を解く鍵となるということか…。」

シンドバッド「その鍵となる情報は、マサキ待ちか…あるいは『彼女たち』か…。

…そういえば、なぜマサキのやつが今も魔法を使っていられるんだ? 確か7年前に魔力を失ったと聞いていたが…。」

オーレリア「そばについている、リンゴ殿との『共鳴現象』を利用しているそうです。

初期のS計画で生み出されたリンゴ殿は、調整が上手くいかず、オリジナルより魔の才は弱かったのですが…

その引き出せていなかった魔の部分をマサキ隊長が調整し、その引き出されたものを『隊長に流れるよう』に術式を施し…

それをオリジナルであるマサキ隊長が利用する形で、再び魔法を使えるようになっているそうです…

つまりはリンゴ殿が『魔力補助デバイス』の役割を担っているのだとか。

(……この方法はティフィアさんが見つけ、それを聞いたリンゴ殿自身の口から、マサキ隊長へと提案がされた…

『この先も禁忌の魔女の力は必要でしょう…卓越した魔術の才を戦場で振るった、本物が…だから私を使いなさい、オリジナル。』

リンゴ殿も無茶をする……それにマサキ隊長も、キール隊長を取り戻すまでは、自身の呪いを治さないと言うし…あの2人は揃いも揃ってまったく…。)」

シンドバッド「ふむ…よくわからんが、マサキは頼りになるやつなのだから、むしろ戦力としては嬉しい限りだろう。

しかし、魔王となったキール=ゴールドウィンは王国を…いや世界の全てを本気で、その闇で呑み込もうとしているのか…?」

シャロン「…本気ですよ。あんなことを言い残して、私やエレインお嬢さまを置いていったということは、ヴィレーヌ博士は『本気』で人類の敵となる気です…。」

エレイン「……そうね…人の話を聞かないのは問題だけど、責任だけは人一倍考えれるバカヴィレーヌが、あんな『無責任』なことをするほどだもんね…。」

フォウ「…あやつらとは、7年前は白神聖者という共通の敵がいたからこそ、共に戦うことができたが…協力したこと自体が奇跡じゃな。

ヴィレーヌたちが本気ということは、人魔大戦が再開される前にキールを止めることは困難ではあるが…。」

オーレリア「させませんよ。戦争が始まる前に…魔王として人々の目に触れる前に、魔王として人々から恐怖される前に…マサキ隊長が『新たに紡いだ絆たち』と共に、私がキール隊長を止めてみせます。

未だ魔王の前に立つまでは届いてませんが、戦争が始まる前までにその域まで達します…そしてキール隊長を魔王として、王国や他国にその名を轟かせたりさせません…私が魔王を討ち倒し、この手に彼女を取り戻してみせます。

(……マサキ隊長もキール隊長が戻ってくるまで、ティフィアさんに『呪い』を治してもらわず、誓いを立てて頑張っている…私だってやってみせる…!)」

シャロン「オーレリアさま…。(そこまで…)」

エレイン「オーレリア姉…。(その人のことを想って…)」

シリウス「……ふっ…。(もはや揺らがず、やるべきことは見えてるようだな。)」

言葉を口に出して言う…それが自分を奮い立たせるものとなり、それを叶えるため力を得ることができるのが私だった…

そして私のそれを聞いて、シャロンとエレインはお互いに何か感じたようで…。


そして会議の最後、ある言葉が私たちの胸に突き刺さった…。

シンドバッド「……まあなんにせよだ、この世界を滅ぼす可能性がある人物は、白神聖者やギランバルト勢力だけではないということだ…

今の段階で俺が視えるうち、そうなりえる人物は…魔神に堕ちたミク=クラウゼル、魔王となったキール=ゴールドウィン、魔神の器であるコトリ=クラウゼル…

そしてーー」

アイリス=レイフィールドとリュネメイア=レムグラストだ
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