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第7節 過去編 人魔大戦 キールとマサキ
第246話 信念を示す者たちよ⑦
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人魔大戦の行方を左右する六つの戦い…その全ての戦いが終局に至ったと思われたなか、そのひとつに最後の動きがあった。
「それではお別れだ、シンドバッドよ…貴様の死をもって、闇の都が完成する。」
白神聖者の白き魔力纏う手刀が、シンドバッドの身体を貫いていた…そして白神聖者がとどめを刺そうとした時…シンドバッドは笑った。
シンドバッド「……ふっ…この我を簡単に消せると思ったか…思い上がるな。その報いとして、貴様の時間をもらうぞ…。」
「なっーー」
シンドバッドは神剣を手放し、貫かれながらも腕を振りかぶって手刀を繰り出し…
シンドバッド「ぬぅあああああっ!!」
「がかっ!?」
蒼天纏う右手が、白神聖者の胸を貫き…それが、決着の一閃となる。
シンドバッド「我の心に迷いなし、我の心は決して挫けぬ。人の魂と意思を…そして人の想いを、その身で知るがいい! 『破天転生』」
「ぐぁああああっ!!」
シンドバッドの上限なき魔力を注ぎ込み、発動した転生魔法により…白神聖者の身体が、蒼天色の光の粒子となって消えていく。
「なん…だ…この魔法は…!?」
シンドバッド「攻撃が通じず、倒せぬのなら、強制的に『転生』させてやればいい…
貴様が再びこの世界にその身を顕現させるまでの月日は…少なく見積もっても7年以上の月日が必要だ。」
「おの…れぇ! やってくれたなシンドバッドっ!!」
シンドバッド「人の魂と意思…そして想いを極めれば、神が如き貴様をも凌駕する。
未来への可能性を繋ぐのが我の役目…どうやら、人間の意地は通せたみたいだな。」
白神聖者は、完全に粒子となって消えた。
「……我がこの世界に顕現できなくなることに連動し、魔王の復活も7年くらいは遅れるか…我の復活より先に、魔王がこの世界に先に顕現するか…さて、どちらかの…。
まあどちらにせよ、我や魔王が次に目覚めた時が…今度こそ貴様ら人間の最後だ…せいぜい最後の猶予を楽しむがいい…下等種が…。」
「それではお別れだ、シンドバッドよ…貴様の死をもって、闇の都が完成する。」
白神聖者の白き魔力纏う手刀が、シンドバッドの身体を貫いていた…そして白神聖者がとどめを刺そうとした時…シンドバッドは笑った。
シンドバッド「……ふっ…この我を簡単に消せると思ったか…思い上がるな。その報いとして、貴様の時間をもらうぞ…。」
「なっーー」
シンドバッドは神剣を手放し、貫かれながらも腕を振りかぶって手刀を繰り出し…
シンドバッド「ぬぅあああああっ!!」
「がかっ!?」
蒼天纏う右手が、白神聖者の胸を貫き…それが、決着の一閃となる。
シンドバッド「我の心に迷いなし、我の心は決して挫けぬ。人の魂と意思を…そして人の想いを、その身で知るがいい! 『破天転生』」
「ぐぁああああっ!!」
シンドバッドの上限なき魔力を注ぎ込み、発動した転生魔法により…白神聖者の身体が、蒼天色の光の粒子となって消えていく。
「なん…だ…この魔法は…!?」
シンドバッド「攻撃が通じず、倒せぬのなら、強制的に『転生』させてやればいい…
貴様が再びこの世界にその身を顕現させるまでの月日は…少なく見積もっても7年以上の月日が必要だ。」
「おの…れぇ! やってくれたなシンドバッドっ!!」
シンドバッド「人の魂と意思…そして想いを極めれば、神が如き貴様をも凌駕する。
未来への可能性を繋ぐのが我の役目…どうやら、人間の意地は通せたみたいだな。」
白神聖者は、完全に粒子となって消えた。
「……我がこの世界に顕現できなくなることに連動し、魔王の復活も7年くらいは遅れるか…我の復活より先に、魔王がこの世界に先に顕現するか…さて、どちらかの…。
まあどちらにせよ、我や魔王が次に目覚めた時が…今度こそ貴様ら人間の最後だ…せいぜい最後の猶予を楽しむがいい…下等種が…。」
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