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第7節 過去編 人魔大戦 キールとマサキ

第197話 裸エプロン

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ティフィア「……っ♡エロすぎ……♡お口の中でお姉さんのザーメンの後がヌラヌラして……♡それに……いつでもフェラ…♡

あ……よし♡お口直していいよ♡

オフェリア、大好きだよ……♡♡」

彼女の口の中でヌラヌラ光るザーメンの痕♡に、ドキドキと支配欲♡刺激され、これからも彼女として尽くしてくれるオフェリア♡の唇を軽く奪い♡押し倒そうとすると…


「大変申し訳ありませんが……博士♪

オフェリア様とのセックスは我慢してください。彼女様は花嫁教育中につき……博士にお任せすれば、また腰を抜かされてしまいます♡

そうなれば、ご夫婦までのお道のりが遠退きますよ?」

その言葉を聞いた彼氏は『むぅ……』と不満げな表情を浮かべながらも、唇をもう1度重ねて今度は少しの間、『ちゅ♡ぢゅるる♡ぢゅぷ♡』ディープキス♡そうして離す。


ティフィア「オフェリアも、お姉さんのために頑張ってくれてるんだ。夜まで我慢する…!」

「さすが博士♡気持ちいいモーニングフェラをしてもらったのです。二度寝はダメですからね。きちんと、お着替えや身なりを整えてもらうまで起きていて下さい」

「それではオフェリア様♡こちらへどうぞ♡一旦退室して、朝食の準備に入りますから炊事場へ参りますので」

穏やかな笑顔で手をふるティフィアを後眼に3人は退室するが、もう1人、別のラバースーツの女性が入れ替わりに彼女の部屋に入室。

それを見届けると、そのまま炊事場へ向かい始める。


「オフェリア様、驚かせてしまい申し訳ありません。

博士は『魔粒子空間力学』の権威であり

分野は違えど『生体魔生物学』の権威である、ヴィレーヌ博士と並ぶ一流の研究者です。

戦闘能力も、龍種の最強格であり申し分ない。

性格も情熱的であり、被験体の我々も大切してくれます。

……ですが、部屋の惨状を見られた通り……ですね…」

右のラバースーツ姿の女性は、オフェリアを気遣いながら話を続けるも、言いにくそうに言葉を切りコホンコホンと咳払いをして。

左のラバースーツの女性に話をふる。


「……生活能力が、その……『少々』欠けているといいますか。

寝室の状況は……我々が片付けてアレです。

……我々がお世話をさせてもらう前までは……その、ベッドの周りは書物と書類の『海』が広がっていた次第でありますので……」

2人は炊事場へ向かいながら、当時の大掃除戦争を思い出したのか少しどんよりした雰囲気を漂わせながらも話を続ける。


「……お着替えや、身なりもお綺麗な方なのに『研究』のみに没頭されて、そうゆうことも無頓着。

会話についても最初のころは、どこか上の空という反応がたくさんありました。

私どもと関わり、人並み程度には会話し、ようやくほんの少し気を払うようにはなられたのですが……正直、手が足りないのです。もとは私たちも一介の王国騎士。

メイドではありませんからね」

普段のティフィアの事をオフェリアに伝えながら、『でも♪』と声の調子を挙げて明るい様子を見せると、ラバーの顔を吸血鬼の方に向けて。


「オフェリア様が彼女となってまだ3日ですが、博士は本当に幸せそうです♪

全っ然っ、自分では出来ないものの、身なりのこと等、興味を持たれ私たちに質問され始めたんです。

『お姉さんがオフェリアに嫌われないため、もっと好きになってもらうため、服装とかケアのやり方を知る方法ないかな?』

驚くべき変化です♡

私たちもオフェリア様が、博士の彼女になってくれたこと感謝しています♪」

左のラバースーツの彼女が言いきると、右の彼女も頷いて続ける。


「それに、お話によると私たちを纏め、夫婦のお世話を統括する『メイド長』を今度お二人で『スカウト』されるとか♪

オフェリア様の相棒と博士からの資料にはありましたが、博士や我々と違って大変、家事能力がある方のようで♪

『潜入任務』等で様々な職業の人間に化けたこともあるご様子なので、その影響でしょうね♪

そのお方が来ていただければ、私たちも非常に助かります♡

早くお会いするのが楽しみです♪

オフェリア様、メイド長になるその御方はどんな人なんですか?♡」

ーーーー

オフェリア「っ…んんっ…ちゅ…// あっ…ちょ…わ、私も好きだけど…朝からあんたと交尾したら…私また…ア、アクメさせられまくって腰が抜けちゃうから…//

そ、そうよ…今日の花嫁修業が終わってから…ね…それまでまっーーんんっ!? ちゅ…んっんんん♡ ちゅる…ん、んふぅうううっ♡」

軽くキスされ押し倒され…私は赤くなる…

確かに私の疼いてる…お、おまんこ…に…ティフィアお姉さまの龍おちんぽ欲しいけど…

今のお姉さまの龍の性欲と体力には…えっちに慣れていない私の身体では、吸血鬼でも最後まで体力が持たない…

それくらいお姉さまと…その相棒の龍おちんぽは気持ちよくて…真祖なのに我慢もできず雌として屈服アクメさせられてしまうからだ…//

ぎゅっと抱きしめられながら再び口づけされ…しかも今度はディープなキスで…

そのキスだけで…雌として屈服させられた心と身体はメロメロに…虜にされてしまい…

頭がとろとろになり…だらしない雌顔 晒しながら私は淫らに身悶えてしまう…

テ、ティフィアお姉さまの舌がねっとりと私の舌に絡まってきて…ら…めぇ…このキス…しゅご…ひぃ…♡


オフェリア「ぷはぁ…んぉ…ふ…ぁ…♡ …わ、わかってる…ちゃんと花嫁修業 頑張るから…だからあんたも夜まで我慢しなさいね…//

ん…わかったわ…それじゃあまた後でね。」

交尾…恋人セックスの約束をすることになり…私は頬を赤らめ恥じらいながらも…どこか期待した様子で約束を交わして。

笑顔のお姉さまに…私も軽く微笑みながら手を振り…御付きの彼女たちと炊事場へ向かい。


オフェリア「うん? ああ 別に今更驚かないわよ…『私と同じ不死で、私よりお姉さん』というだけで驚きすぎたからね…

しかし…へぇ…あいつ そんなにすごかったんだ? …まあ強さと…優しさ…は見ていてわかったわ…容姿も性格も素敵な女性よ あいつは。

あー…まあそれもあの部屋を見たら なんとなくは思ってたけど…意外とあんたたちも苦労してるみたいね?

ふーん…あいつ…あの『フィリア』と知り合いで、他にもその繋がりで友達がいそうな性格なのにね…最初は違ったんだ…?

……まあ…私たちも不死だからね…しかも私より生きている…なら何かあったのかな あいつにも…ってあなたたち元王国騎士だったの?」

ティフィアお姉さまの話…そして御付きの彼女たちの話を聞き…

まだ彼女たちのことを知らないなと私は思いながら…もっと知りたいなと感じ…

そんな風に御付きの彼女たちと話していてふと思ったことがある…

つんつんするのは元からあったが…ちょっと口が悪くなっているのが自分でもわかる…

混じったからかな? それともお姉さまたちと親しくなったからか…うーん…わからない…

お姉さまたちの前ではいいけど、人前では言葉遣いに気をつけなくちゃね…

これでもAランク冒険者だし、印象として大事だ…嫌われるの嫌だし…。


オフェリア「えっ…そ、そうなの? 別にそれくらいで嫌いにならないし…それに…い、今のティフィアお姉さまのままでも私は…その…す、好き…だけど…//

まあ…あなたたちに迷惑をかけないことが一番だから良い傾向なのだけど…しかし…そっか…あいつが…ティフィアお姉さまが幸せそうにしてるのなら…私も…う、嬉しい…かな…//

えっ…メイド長…ああ マサキのことね? うーん…あの家事スキルは昔からの教えによるものの気がするけど…

んー…マサキについてねぇ…そうね…あの子は優しさを持っていて…大切な誰かのために自分を犠牲にして頑張ってる子…

そして諦めない心を持ってる強い子でもあり…でも本当は少し甘えたがりなところもあり…気遣いもできる…優しい普通の女の子かしら…

そんな素敵な人の心を持つ彼女だからこそ守ってあげたくなるし…マサキも幸せになるべきなのよね…

っと…私 言葉にして伝えようとするの下手な方だから、ちゃんとマサキのことあなたたちに伝えられてるかな?

うーん…いざ言葉にしようとするとなかなか難しいわね…マサキの良いところいっぱい知ってるはずなのに…。」

私とマサキが出会った時のエピソードから…サキュバス邸でのところまでの私と彼女のことを簡単に話していく。

ーーーー

「……オフェリア様が、本当に、心から、メイド長を大切に思っているのがよくわかりました♪

それに、そのようなお方なら私たちも下に付くことに異論などありません。お迎えの準備をするのみです♪」

「ですが……?……マサキ様をメイド長にスカウトされるということに反対なのですか?少し不安げなお顔をされていますが……」

マサキの話を聞いてどこか安心したのか、お付きの二人は『教えて頂きありがとうございます♪』と、きちんとお礼を伝えつつも、オフェリアの微妙な表情の変化を見逃さず質問をぶつける。


「しかし……ふふ♡博士のお話のとき、オフェリア様の眼がキラキラ輝いてますね♪彼女様の自覚が出てきたということです♡彼氏に喜んで頂けるように頑張っていきましょう♪」

話しているうちに到着した区間には、王都の料理店にあるような立派な調理台や様々な関連器具が、整然と並べられている。


「さて……次は朝食作りです♪博士からは、モーニングフェラと同様、週に2回は彼女の手料理を食べてみたいとのこと……ああ、もちろんそれ以外の日にちは、私たちが受け持ちます♪

始める前に……こちらへお着替え下さい♪お召し物は、博士の朝食が終わるまで預らせて頂きますので」

取り出されたのは、白色のフリルがついた胸元が♡形のデザイン、丈が股上3㎝ほどのマイクロミニスカートのエプロン。

少し動かけば下着や胸元がチラリ♡露出してしまうような卑猥な衣装であり。


「彼女でありゆくゆくは嫁入りするオフェリア様です♡
龍族の子どもを身籠るためにも、自ら殿方を誘惑することも大事なのですよ♡オフェリア様はドスケベ♡
なお身体なのですから生かすべきです♡」

「着替え終わられたら、キッチンにお戻り下さい。私たちは調理の用意をしていますので♪」

ーーーー

オフェリア「ええ…助けたはずなのに…逆に私を救ってくれた…恩人である優しい彼女のことを心から大切に想っているわ。

もちろんマサキやティフィアお姉さまだけじゃなく…あなたたちのことも私は心から大切に想ってるわよ?

吸血鬼の私にできた…大切な繋がりだからね…だから あなたたちに悪さをしようとする奴がいれば私は容赦はしないわ。

えっ…そ、それは……私って感情が顔に出やすいのかしら…? 私が考えてること…フォウおじいさんとか…マサキやお姉さま…それにあなたたちと…なんでかよくバレるのよね…。

あなたたちの言ってることは当たってるわ…だってマサキからしたら いきなり…あなたをメイド長にします…ってなるじゃない? 急に言ったら驚かせてしまうなって思ってね…。」

不安と…少し複雑な気持ちがある…

マサキとティフィアと私の3人でちゃんと話し合う前に…マサキをメイド長にすると勝手に決めてしまったからだ…

マサキにも…ティフィアにも…それにこの御付きの彼女たちにも…

愛する気持ちや…みんな幸せになってもらいたい…一緒に幸せになりたい…

という想いがあり…私にとってもうなくてはならない…大切な繋がりとなっていた…

このあたたかい温もりを知ってしまった私は…もう1人になりたくない…みんなを失いたくないと…心が叫んでいて…

『全部』が欲しいだなんて…自分がこんなにわがままだとは思わなかった…。


オフェリア「えっ…っ…!? わ、私の眼が輝いてる…って…// ……ま、まあ…あいつに喜んでもらえたら嬉しい…とは思ってるけど…//

へぇ…いろいろと揃っているわね。ってか あいつ また勝手なことを…焦がしたりするし、そこまで得意ではないけど…そこまで言うなら作って食べさせてあげるわよ…//」

自分がお姉さまの話をする時 そんな眼と表情をしているのに気付かなかったため…

なんだか照れ…と恥ずかしさが溢れ…私は頬を赤く染めながら…頑張る…とつぶやいて。

料理が苦手な私…でもおいしいご飯は好きだし、なぜ上達しないかの理由もわかってる…

今までは自分のお腹が満たせればよかったのだ…それに…基本『1人』で食べるだけだし…

まあ食べれればいいだろうと気合が入らなかったからだ…だからちゃんと作ろうと思えばできるはずだ…たぶん。


オフェリア「着替え? って…なっ…// そ、それに…ゆ、ゆゆゆ…誘惑って…//

だ、誰がドスケベよ…// って…ちょっと待ちなさっ…あぁ…行っちゃった…うぅ…ほ、本当にこんなえっちな服…着るの…?

………着たけど…なんだか すーすー する…// 真祖である私がこんな格好するなんて…これじゃあ ただのえろ吸血鬼じゃない…//」

手渡されたエプロンを見て 私が恥じらって…その間に私は着替え室に入れられ…

えっ…ほ、本当にこれに着替えなくちゃだめ? このエプロン着て料理したり誘惑するとか…は、恥ずかしすぎるのだけどっ…//

舞う時の衣装…踊り子衣装はたぶん意図して露出が多めなのだろうけど…

健全なエプロンでそういう風にされると…逆に卑猥に見える気がして…しかも恥ずかしさが溢れ…私は頬を赤らめながら戻ってきて。

ーーーー

彼女の相棒に対する思いは至極当然のことだろう。

いきなり夫婦に仕えるメイド長になれと言われれば、誰でも困惑する。

それに博士の登場がなければ、2人は自然に恋人関係として発展していたのかもしれない。

しかしマサキ様が資料通りの人物なら『話し合い』をしたところで、結末はオフェリア様と博士の関係を尊重するため魔女が身を引き、2人の元から去るはずだ。

『禁忌』の名を背負うほど、彼女は自分をずっと犠牲にしてきたと吸血鬼の真祖は言う。

そのような人間が、今さら、生き方など変えられるものか。

魔女は、自ら2人の下から去ろうとする。

それならば……オフェリア様が、マサキ様を欲するならば、側にいることを望むならば、彼女を幸せにするのならば、結局のところ。

彼女を『屈服させ、奪う』しかないのだ。  

恐らく博士は、わかっていた。

オフェリア様の望みを叶えるならば……2人の下に付かせるためには……

魔女の意思など、関係なく欲望のまま彼女を自分たちのものにするしかない。

そうするしかないと。


「……まあ、オフェリア様は話し合いに淡い期待を抱いているのでしょうけど……」

そんなことを考えているのと、裸エプロン♡姿のオフェリア様が頬を赤らめて戻ってくる。


「お似合いです♡オフェリア様のドスケベ♡な裸がエプロン1枚に収まる姿、むちむち♡感が素晴らしい。やはり1サイズ小さい、マイクロミニ♡をお渡しして正解でした♪」

「では、早速始めましょう♪初回ですし私どもが指示しますので、私どものリードに続いて下さいませ」

丁寧な指示の下、炊事場に料理の音が響き始める。

もともとある程度、料理をこなしたことある彼女はお付きの2人の指示をうまく吸収し、それほど苦戦することもなく料理を進行させる。

しばらくして、オフェリアが料理に集中し始め自分の格好が気にならなくなり、朝食も完成しようとするところ靴音が響く。


ティフィア「ふあ……オフェリア~、お腹空いた。ご飯ま、だ…♡♡ !?」

寝惚け眼をゴシゴシこすりながら炊事場に姿を現したラフな姿のティフィアは、大好きな彼女の裸エプロン姿に固まり、頬を赤らめまじまじとその姿を視姦する♡


「はいはい、博士♪もう少しで完成しますから、テーブルに付かれてお待ちになって下さい♪彼女様へのお触りは禁止ですよ」

『う~……』と唸りながら不満気な表情をしながらも、テーブルに向かい椅子に座ると、調理をするオフェリアの後ろ姿……お尻を丸出し♡にした姿に、目を奪われ♡


ティフィア「お姉さん、知らなかった…!花嫁修業とは、こんなに辛いものだなんて……今すぐオフェリアを……めちゃくちゃにしたいのに……♡」

「さ、完成です♪オフェリア様、お料理を出して二人でお食事を取られて下さい♪それでは、私たちは一旦失礼します」

パンを中心にした料理の5品を完成させると、ラバースーツの彼女たちは一礼をして、一旦2人の元から去る。

ーーーー

繋がりを手放したくないという わがままな理由もあるけど…それ以外の気持ちもある…

あのままの私1人じゃきっと…恩人であるマサキを守り切れなかった…

だから守るための力や…もう1人の私と向き合えるチャンスを与えてくれた…

リリスやティフィお姉さまたちには本当に感謝している…心から…感謝しかない…

そして…あの場に向かわせてくれたフォウおじいさんや…私の心を救ってくれたマサキにも…心の底から感謝をしている…

だからその人たちに…私は恩返しがしたい…私の全てを賭けて恩人たちを幸せにしたい…それが私ともう1人の私の決意でもあった。


オフェリア「だ、だから誰がドスケベよ…ってか このエプロンがちっちゃかったのはあなたたちの仕業か…//

ええ よろしくお願いするわね…私 1人だと焦がしちゃいそうだし、心強いわ。」

ドスケベな身体とか言われると恥ずかしいのだけど…だからエプロンの端っこを両手で摘みながら つんつんして言い返し…

そのまま御付きの彼女たちの指示に従いながら、私はお料理を作っていく。


オフェリア「あっ…お姉さま おはよう。待ってなさい もうすぐできるから…って…な、何よ…なんか文句ある…?

っ…// め、めちゃくちゃにって…朝から何を言ってるのよ…このドSのバカ龍が…//

って あれ…あなたたちは一緒に食べないの? あっ…行っちゃった…まあ あの子たちの分も作ってあるし、あとで食べてくれるか。

ん…ほら 準備ができたわよ。私 料理上手な方じゃないから おいしいかわからないけど…私たち2人を救ってくれたお礼と…あ、あんたの彼女として心を込めては作ったから…//

……ほら…あ、あーん…しなさいよ…//」

お姉さまに見られ…裸エプロンをしている恥ずかしいさから つんつんした態度をとるも…

お料理をテーブルの上に並べ お姉さまの隣へと座ると…彼女として食べさせてあげようと…

頬を赤らめ 恥じらいながら…私はスプーンでお料理を掬ってお姉さまの口へと差し出した。

ーーーー

ティフィア「あ~ん♡……んむっ♪……っん♪……ふふ♡美味しいよ、オフェリア♡

む…確かに皇帝お抱えのシェフが作る料理ほど絶品とは言えないよ?  

でも、それでも凄く美味しいし、暖かい気持ちが伝わってくる♡

それに、お姉さんはね♪私のためにオフェリアが、頑張ってくれたことが嬉しいんだ♡

彼女の手料理♡もっと食べたい♪

次を宜しくたのむ♪」

凄く幸せそうな表情を浮かべ照れるオフェリアの表情をまじまじと見つめながら、料理を褒めて自分から口をあ~ん開けて次を催促♡


ティフィア「ん~♡幸せえ♡オフェリアを彼女に選んで本当に正解だ♪お姉さん、幸せすぎて命を狙われそうだ。

いや!まだオフェリアの手料理を全然食べてないし、オフェリアとラブラブ交尾してないし、デートにも行ってない。

まだお姉さんは生きるぞお♡あむっ……♡

あ、お姉さんもオフェリアにしてあげたい♡

ほら♪オフェリア♡あ~んして♡」

大人びた彼女にしては珍しく足をパタパタ♡と軽く揺らし、恋人同士の時間を過ごし自分からも彼女にスプーンを差し出してラブラブ♡な一時を過ごす♪

そうして暫くすると二人分の料理は綺麗に失くなる。


ティフィア「……ふう、ご馳走さま♡オフェリアの手料理を食べれた幸せで、あんまり裸エプロン見れなかった……まあ、後でじっくり見るとしよう♡

どうかな、オフェリア♪

花嫁修業が始まって、まだそんなに時間は経ってないけど気にしていること、不安に思っていることはないかな?

お姉さんはこの後、研究で魔法陣構築作業があるからね。

今のうちに聞いておきたいんだ」

少し不安げな彼女を感じたのか、気遣う言葉をかけて頬に手を当て何かあれば話すように促す。

ーーーー

オフェリア「さ、さすがにそんなところと比べられても味で勝てる気はしないけど…

でも…あんたがあったかいって…おいしいって言ってくれて…よかったわ…//

し、仕方ないわね…ほら…あーん…//」

私たち2人を救ってくれた恩人であるティフィアへの感謝の気持ちと…

そして…彼女としての『愛』を込めて作ったお料理を褒めてもらえ…

私はほっとした気持ちと嬉しそうな表情をしながら…スプーンでお料理を掬い…ティフィアお姉さまのお口に運んで食べさせてあげる。


オフェリア「っ…まあ…ラ、ラブラブ交尾はともかくとして…

デートするのも含めて…あんたも…その周りの人たちもみんなまとめて…もっと幸せになるんだから…勝手に命狙われないでよね…//

それに…そんなバカな奴らがいたら…私がぶっ飛ばしてあんたたちを守ってみせるわよ。

って…えっ…わ、私はいいわよ…// っ…わ、わかったわよ…あ、あーん…// んんっ…はむ…もぐむぐ…これ…思ったより恥ずかしいわね…//」

ティフィアお姉さまから にこにこ と笑顔でスプーンを差し出され…

恥ずかしさから私ら遠慮するも…お姉さまの笑顔には勝てなくて…

私は頬を赤らめ恥じらいながらもお口を開け…あーん…ぱく…っとお料理を嬉しそうに…照れながら…幸せそうに食べて…。


オフェリア「ん…ご馳走さま…喜んでもらえてよかったわ…っ…ば、ばか…// この格好恥ずかしいんだからあんまり見るな…//

えっ…あっ………お姉さまにもバレちゃうのね…ん…まあ…ちょっと幸せすぎて怖いかな…今までがあれだったから…

それに…『大切な繋がり全部が欲しい』という私のわがままで…ティフィアお姉さまや御付きのあの子たち…そして…マサキに迷惑をかけてはないかな…って思ってる…

私の『わがまま』は2人を…みんなを困らせてる気がしてね…本当は大好きな人たちには迷惑をかけたくないのだけど…。」

ティフィアお姉さまの手に自分の手を添え…その温もりを感じながら私は話していく…

今が満たされて…温かくて幸せすぎて…少し怖くなっていること…

と、ティフィアお姉さまやマサキに御付きのあの子たち全部が欲しいということは…私のわがままで…それによりみんなに迷惑をかけてはいないかということ…

そして…やっとできた私にとって大事な繋がりだから…手放したくない…ということを…。

ーーーー

ティフィア「お姉さんたちはさ人間じゃないんだし、そこまで人間の尺度の倫理観に縛られることもないんじゃない?

……といっても、オフェリアは納得しないよね。

そうだなあ…」

少し視線を泳がせ考えこむ視線を示す。


ティフィア「お姉さんはさ、オフェリアの『全部欲しい』ってやつ。割りと気に入ってるんだ。

だってその強欲さは、良い意味で人間を超越してるお姉さん達みたいな存在を体現してるだろ。

別段、お姉さんはマサキに悪い感情も抱いてないし、尚更ね。会ったこともないから当たり前だけど♪

ああ、お姉さんが夫、オフェリアが妻という事実は絶対に変えるつもりはないよ?式も挙げるし。

でも、例えば恋敵であるマサキがすぐ側にいればさ。

お姉さんが油断すれば、オフェリアはすぐ奪われちゃうわけだ。

だからこそ、1度オフェリアをお姉さんのオンナにしたからといって慢心せず、常にオフェリアにふさわしいお姉さんであろうとより努力を続けることが出来る」

オフェリアに対して、恋敵が居ることで生まれるメリットを穏やかな調子で説明してあげ、マサキを排除したり、攻撃するつもりはないことを伝える。


ティフィア「ただ……本音を言えば、それだけオフェリアに想われてるマサキにお姉さんも嫉妬してる。

だから、マサキへの調教にはオフェリアだけじゃなくて、お姉さんも参加するつもり♪

だいたいメイド長にするってことはさ、お姉さんとオフェリア2人がご主人様になるから、当たり前だけどその辺りも教え込まないと。

何より……」

包み隠さず自分の考えを伝えると、少し面白そうにクス♪と笑いながらオフェリアを見つめる。


ティフィア「オフェリアはさ……気づいてないかもしれないけど、マサキの話をするときSっ気ってやつ。オーラかな。

そうゆうのがジワジワではじめてるよ♡

いい機会だ♪

本来なら、この後は研究の時間だったけど……

オフェリアを『安心』させる時間にしよう。

お食事が終わったら……私の私室まで♡

いま、君が抱えている不安を解決してあげよう♪」 

彼女本来の吸血鬼の真祖の本能を指摘してあげながら、意味深な言葉をつぶやいて彼女の額に軽くキスすると『準備』があるからと部屋を退室。

ーーーー

オフェリア「えっ…? なる…ほど…確かに私は吸血鬼の真祖だから…そういう風な捉え方もできる…のね…。

……やっぱり あんたは優しいわね…私の気持ちを尊重してくれてありがとう…。」

全部欲しいというわがままが…その強欲さが私という存在では…あるそれが意味正しいのだとお姉さまに教えられ…

でもそのせいでお姉さまたちに迷惑かけているのは…やはり申し訳なくなる…

私がどっちも好きになってしまったから…全部を失いたくないと思ってしまってるから…やっぱりみんなを困らせてしまってる…。


オフェリア「あぅぅ…嫉妬させて…ごめんなさい…って…えっ…?

あ、あれ…マサキをメイド長にするのは覚えてるけど…マサキを調教する話だったけ…?

そ、それに…私が…調教する…の…?」

お姉さまを困らせてしまってることを私は謝りながらも…お姉さまの言葉を聞き考えこむ…

あの時のことは与えられた圧倒的な快感で…真っ白にされてたから思考が飛び飛びだけど…

もしかして説得って…話し合いでそばに居てもらう意味もあるけど、調教してそばに置くという意味もあるのかしら…?


オフェリア「っ…!? わ、私に…Sっ気の…オーラ…が…? 安心って…あっ…んんっ…//

い、行っちゃった…よくわからないけど…とりあえず…この食器たちを片付けてから ティフィアお姉さまのところに向かいましょうか。」

Sっ気がと言われ 私が驚いていると…額へとお姉さまがキスをしてくれ…

頬を赤らめ私は嬉しそうな表情をしながら…お姉さまが部屋から出て行くの見送って…。

洗い物をしながら考える…私がマサキを女の子として可愛がってあげたくなってる…?

確かにもう1人の私と混じってから…支配欲というのかな…そういう感情が強くなったようには感じてはいたけど……。


………。

オフェリア「ティフィアお姉さま…待たせたわね。それで…いったい何をするのかしら?

それと…大事な研究の時間を削って、わざわざ時間を取ってもらって悪るかったわね…ありがとう…。」

約束通り 私はお姉さまの部屋へとやってきていて…貴重なお姉さまの時間をもらって、謝りながらお礼を伝えて。
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名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

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