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第7節 過去編 人魔大戦 キールとマサキ
第193話 ミレイ
しおりを挟むリンゴ「んええぇえ♡♡っむ…♡♡……あえ……♡♡……っんぐ♡……っんく♡っん♡♡……ごちそうさま……♡おチンポ様、頑張ってくれてありがとうございます……んちゅ♡」
『オーレリアちゃん♡『ご褒美』終わったんならアグレゴ様にお礼言わなきゃダメだぜえ♪』
『そうそう♪奴隷には許可がいるんだ射精とかアクメはな♪勝手にしたら罰ゲームのところを、先にアグレゴ様が避けてくれたんだから、な?わかるだろ♪』
オーレリアの射精♡終わるとお口を開いて、舌を真っ白に染めるザーメンを披露♡そのままお口を閉じて、ザーメン♡飲み込みはじめ、飲み終わるとあ~ん♡お口を開けて糸をひく♡口腔内披露♡♡そしてオーレリアのザーメン飲めたたことに♡おチンポの先っぽ鈴口に軽くお疲れ様キス♡♡
男たちは、優しくオーレリアに対してアグレゴへお礼を言うようにアドバイスを送る。
アグレゴ「まあ、きちんと命令を守る奴隷には俺も応えるさ。挨拶も終わったし、オーレリアちゃんは素直に従ったんだ。もってきてやんな!」
リンゴが退くのと入れ替わりに、オーレリアの前にも料理が並べられる。品数こそ少ないもののそれは王宮で食べたものと、ほとんど変わらないほどの豪華さでありとても奴隷の食事とは思えない内容。
アグレゴに素直に従えば確かに応える様子を正に証明する。
アグレゴ「それじゃあ、後は時間まで歓談だわ。
オーレリアちゃんは、今日の夜から早速お仕事!
明日の朝から夕方までは調教だ。
しっかり体力つけてくれよお♪
それじゃ各自、自由に動け~♪」
ざわざわと会場がざわめきはじめるなか、それぞれがそれぞれで楽しみ始める。
ご飯を食べるオーレリアにも、男たちが寄ってくる♪
『これから、よろしくな♡お前を立派な奴隷に育ててやる!一緒にがんばろうや!挨拶がわりに、胸触るぞ♪お、なかなか柔らかいな~♡』
『やっぱ、なかなか固さあるチンポだ♡まだ勃起してるし熱さが伝わる♡さっきのおチンポシコシコ奴隷宣言♡ヤバかったわ。調教終わったら、俺の店こねえ?お前ならトップストリッパーになれるぞ♡』
『さっき、ふたなり雌奴隷騎士っていってたけど、おチンポ雌奴隷騎士♡のが、エロいぞ♡才能はあるんだから、奴隷としての仕草や言葉は頑張って身に付けろや♡』
男たちは、オーレリアの身体を遠慮なく触りながらも頑張って奴隷として育つようエールを送る♡
リンゴ「……どうです?楽しんでますか?」
男たちとの会話が終わると首輪つきのリンゴが、頬を赤らめて横に座り話しかけ
ーーーー
オーレリア「はぁ…はぁ…許可が必要…なのか…? え、えっと…ア、アグレゴ…さま…ご褒美射精を…ありがとう…ございました…。
んんっ…そ、そなたも…ありがとう…だ…//
(射精に…アクメまで管理されるのか…どこまで私たち女を辱めれば気が済むのだ…。)」
男たちに言われ…私は頬を赤く染めたまま アグレゴにご褒美のお礼を言いながらも…
奴隷にされるだけではなく…雌としての絶頂なども管理されることを知り…
私がすごく屈辱を感じていると…リンゴ殿がおちんぽにキスをしていて…
射精を見られていたどころか…そのお口で飲んでもらったから…恥ずかしさを感じながらも私は彼女にもちゃんとお礼を言って…。
オーレリア「む…こ、これは……夜から仕事で…明日の朝から調教…わかり…ました…お気遣い…ありがとう…ございます…。
(意外…だな…従順にしていればアグレゴは奴隷に優しくするのか…
…いや…こういうところが私の『甘さ』だ…どこか非道になりきれてない自分がいる…
奴はスリスさまたちに酷いことをし…自分の意に従わない者には罰を与える悪党だ…
もう間違ったりしない…怒りに呑まれず…かつ守るべきもののためには…時には非情になることも必要だ…。)」
やってきた料理を見て私は驚く…しかし…ぶんぶんっと軽く頭を振って気を引き締める…
自分の甘さで仲間を…ランやスリスさまを危険な目に合わせてしまったんだ…
少し見せた優しさのようなもので…情けをかけたりはしない…
これからは仲間の危険になるのなら…すぐさま判断してその障害を切り捨てる…
でも憎悪などに流されるままではなく…冷静に物事の本質を見抜き…甘さだけを捨て去る…
民や仲間…大事なもののために私は騎士として剣を持つことを選んだ…
自分の騎士としての根幹は…リンゴ殿のおかげで見失わずに済んだ…彼女に感謝を。
オーレリア「あ、ああ…よろしくお願いしま…えっ…ひぃん…// む、胸…はぅ…そんな強く揉まないでくださ…んぁあ…//
ちょ…ふぁあ…// そんなおちんぽしこしこしないで…はひ…ぃい…// ス、ストリッパーなんて…ぁあ…ひぅう…か、考えておきます…//
は、はい…くぅ…おちんぽ雌奴隷騎士…んひ…ぃ…お、おちんぽ雌奴隷騎士ですっ…//
……はぁはぁ…あっ…リ、リンゴ殿…か…//
いや…まあ…恥ずかしさと屈辱で何とも言えんが…ごはんだけはちゃんと食べてるよ…体力を残しておくためにもな…
その…えっと…さ、先ほどはそなたの…口に射精してしまってすまなかった…
リンゴ殿の姿があまりにもえっちで素敵で…が、我慢できなかったんだ…//」
男たちの手が私の身体を這い回り…おちんぽの刺激などで また快感が高まってきて…
直接逆らえない私は…何とかその手から逃れるために甘い吐息を漏らしながら…私は身体をくねらせるが…
けど最後まで男たちの手からは逃れられず…終始 触られ放題だった…。
そうしてると…いつのまにか隣に座っていたリンゴ殿を見て…私は視線を逸らし…
赤くなりながら申し訳ないと謝りつつ…リンゴ殿に白状して…。
ーーーー
リンゴ「い、いいんです……//私も…貴女の雌奴隷宣言……♡見ててドキドキしちゃって、ホントにエロかったから、少し張り切っちゃったところがありますし……//
それに、貴女のザーメンなら…その、満更でもないですし……美味しかったというか、幸せというか…♡」
オーレリアの謝罪に対して気にしていない胸の内を伝えて、自分が感じていた気持ちを素直に伝えて頬を赤らめ♡
リンゴ「と、とにかく貴女がきちんと従ってくれて安心しました…♪ご主人様たちは皆、ご機嫌だから、これならいきなり薬液を注射されて頭をぶち壊されることはないと思います。……1つ先に教えておきます」
小さくため息をつきながら、彼女に心配そうな顔むきをしつつ語る。
リンゴ「……貴女の部屋が牢屋から、簡素な部屋に移されることになりました。素直に…忠誠を見せたから…//
そ、それで本題は……そのお部屋に別の奴隷がいます。
名前までは知らないですけど、その奴隷は…
貴女と違って、かなり『反抗』しています。
『従順じゃない奴隷はいらない』
アグレゴ様の絶対方針です。
……その奴隷に影響されないように気をつけてください。
酷い目に合う貴女を見たくありません、から。
しかも、私が聞いた話だと……
その奴隷は、もう9割方……
アグレゴ様が『ぶち壊す』と決めたようです。
あまり、その……優しい貴女だから……難しいかもしれませんが。
その奴隷に肩入れしすぎてはいけません。
辛くなるだけです……それでは」
気遣う様子を見せつつ、彼女はそのまま立ち去る。
更にあれから宴は何事もなく夕方には終わり閑散とした様子を見せ、部下の男たちや奴隷たちの姿も少なくなり始めると、アグレゴが近くまで寄る。
リンゴ「……おう。オーレリアちゃん、まあ上々だわ♪
後は夜になるまで、しばらく休んでくれや。
お仕事を手伝ってもらうにしても、ぶっ続けではさせねえ。
うちは、善良な職場環境だからなあ♪
初日のお前に任せる仕事は、ほぼ決まってんだ。
ん?おいおい、拷問とかじゃねえぞ。
『簡単なお仕事さ♪』
ったくよお。
オーレリアちゃんは、早くに奴隷になる決意を固めてくれたからいいものを。
……『ミレイ』の馬鹿やろうには手こずらされたわ。
ああ、悪い悪いオーレリアちゃんには関係なかったわな。
……同室の奴の話だが、まあ気にすんな。
3日後にはオーレリアちゃん専用の『1人部屋』になってるからよ♪
快適だぜえ♪
言うこと聞く奴隷にゃ、飼い主としてそれ相応の態度を取ってやらねえとだからな」
ご機嫌な様子でオーレリアに指示を下しながら、彼女の頭を乱暴になで回して、部屋の格上げの話を伝える。
ーーーー
オーレリア「っ…なっ…// わ、私が…えろ…// そ、そう…か…それは嬉しいような…恥ずかしいような…何とも言えない気持ち…だよ…//」
えろかったと言われ…私は頬と耳を赤く染めながら…恥ずかしそうに視線を逸らして…
こんな堅物の私がえろかった…? 自分ではわからないが…そ、そうなのか…?
…頬を赤らめながらリンゴ殿に…幸せ…と言われたら…悪い気がしない…むしろ嬉しい…
と、というか…その反応…可愛すぎる…っ…このふたなりおちんぽの欲求に任せて…リンゴ殿を私のものにしたくなる…
だ、だめだ…こんな欲望まみれな気持ち…私はキール隊長に女を捧げると誓った身だろ…
確かにヴィレーヌ特製のふたなりおちんぽ…こいつはだけは性欲に忠実だ…最近では相手をこれで気持ちよくさせる喜びも知った…
けどおちんぽは付いていても…私は女で…処女を捧げるのは彼女にと決めているのだ…
それに…そんな欲望に任せてではなく…向き合うならちゃんとお互いに『納得した形』でなければだめだろ…
…彼女が最終的にどういったのを望むかはわからないが…今はランたちも含めてアグレゴから『奴隷解放』をするのだけ考えよう…。
オーレリア「まあ…ランやスリスさまを壊さないと約束はしてくれたし…どの道これ以外に私の選べる選択肢はなかった……だが…私は心まで屈したわけではない…それはリンゴ殿が今は一番知っているだろう?
ふむ…? ……忠告ありがとう…だ…そなたこそ無理はせず 自分の身を第一に守るのだぞ。」
今は従順に奴隷となり勝機が訪れるのを待っているだけで…心までアグレゴの奴隷として屈服したわけではない。
忠告をしたのち…私を気遣いながらリンゴ殿は去っていこうとし…
だからそんな優しい彼女に私はお礼と…私の身だけではなく、そなたの身も優先して大事にするのだぞ…と声をかけて。
……さて…リンゴ殿にはああ言われたが…『壊す』と聞かされては放ってはおけない…
だけど…その彼女を私がかばうことにより…ランとスリスさまを守ることに支障が生じるのなら…私は…その彼女を…見捨てる…選択を選ぶ………しか…ない…。
オーレリア「あっ…ア、アグレゴ…さま…お疲れさま…です…はい…わかりま…んあっ!?
か、髪が乱れてしま…います…は、はぁ…簡単なお仕事…ですか…? 私は…痛いのでなければ気にはしませんが……ふむ…?
……なるほど…ミレイ…という彼女が私の同室になる方なのですね…?
どんな方は知りませんが…数日でも同室になるのに一度も挨拶をしないのはさすがに気が引けてしまいます…
一応ここでは私よりその方の方が先輩らしいですし…何より奴隷として目上の方への挨拶はとても大事です…
ですがアグレゴ…さま…のその様子を見るに…その彼女は『反抗的』なのですね…?
もし私の挨拶などに返事を返してくれなければ、私はもうその方とは関わりませんし…残り3日その方と二度と喋りもしません…
それが…その彼女への最初で最後の挨拶です…私はこれからアグレゴ…さま…のお仕事と奴隷調教で忙しいので。」
アグレゴに頭を乱暴に撫でられ…私は心の中で思考し…思う…
『善良な職場環境に…簡単なお仕事』『強制的に奴隷にし…飼い主の躾という名の拷問』
という内容が気にもなるものや…怒り感じながらも今は逆らえない憤りを感じる…だけど…今はそれより……
私は同室となる…ミレイという彼女に今から挨拶をしてきますと伝えてみる…
奴隷としての挨拶という重要性を混ぜながら…冷たく突き放す言葉も加えておく…これなら悟られず彼女と会う理由になるだろう…
どのみち3日後では…1週間後の勝機までその彼女は持たない…
……だけど…一度はその彼女と会ってみないと…『切り捨てる』…決心がつかない…。
ーーーー
アグレゴ「ふ~ん……?」
オーレリアの態度や言葉に少し探るような表情を浮かべて少しの間、沈黙する。
アグレゴ「……『奴隷としての心掛け』ねえ♪そんなに熱心な事を言われたらあ、断るわけにゃあいかねえな。
何より、素直に奴隷としてあろうとする立ち振舞いは素晴らしいわ。
……いいぜ♪何なら、オーレリアちゃんがさあ。
あの出来損ないを素直に『調教』出来たら、3日後の処分を止めてもいいぞお。
なんならお仕事の内容を『ミレイの調教』に変更してもいいかもな。
金にならないし、上玉をぶち壊すのは勿体ないし……な~んてな♪
実際そりゃ無理な話だわ。忘れろや、忘れろ。
ど~せ、アイツを躾るなんて、できやしねえし。
3日後には、1人部屋だわ♪
まあ、夜までは時間がある。
『挨拶』だっけえ?
オーレリアちゃんの好きに使いなあ♪
お仕事の準備できたら呼びに来るからよお」
アグレゴはひとしきり笑うとその場から退室する。オーレリアは再び足枷と手枷をかけた状態で、男たちに連れられ元居た部屋とは別の部屋……簡素な一室にたどり着く。
男たちは拘束具を外し、彼女を室内に入れると外部から鍵を閉め部屋を封鎖する。
牢屋ほど荒くはないものの、家具らしい家具は寝台しかなく部屋の空白スペースが目立つ灰色の部屋。
灰色の無地の壁を見つめ、入り口側に背を向ける人物。
薄紫色の髪を軽くツインテールにして纏め、エメラルドグリーンの瞳に華奢な体格。顔の印象は、まだあどけなさを多く残していて恐らく慎重は150センチほど。
守ってあげたくなるような、保護欲をそそられる可憐な雰囲気を纏うその人の1番の特徴は頭頂部に、獣耳が生えている。
妖猫族のものに近いそれは、ときおりピコピコ動いて物音を聞き取っている様子が伺えた。
服は、破れたシーツのようなものを肩から羽織っていて首から膝上までを覆っていた。
奴隷は、その表情を険しいものにして、来訪者を睨みつけていたが、オーレリアが全裸であることを見ると、少しだけ頬を赤らめて顔を反らしながら、また壁を見つめる。
「も、申し訳ない…//今の態度は失礼だったぞ。
あの薄汚い下衆野郎どもかと、勘違いした。
人間の尊厳と誇りを奪い、自由に出来ると勘違いしているアイツらなんかに絶対に負けてなるものかと、また気合いを入れ直していたところ……!
奴らめ、今度は噛みついてやる……!」
オーレリアに対するあたりはそのままに、注意や思考は完全に男たちへの怒りへそれているようで、彼女があまり目に入らない様子を見せ
ーーーー
オーレリア「……えっ…私がその彼女を調教する…のですか…?
ここまで聞いておいて忘れるのもちょっと無理かと…同室の娘らしいですし…
まあですが…その彼女を見てお話してから決めさせてもらいましょう…
私も…自分のことやランたちのことで精一杯ですし即答はできません…また後ほど返事をさせていただきます。」
アグレゴに少し探られ…私はクールな表情を顔に貼り付けて返事を待つ…
少し露骨だっただろうか…まあ私がなぜ従順にしているかの内容全体はバレないだろう…
なぜなら1週間後に訪れるその勝機が何なのか私にもわからないからだ…
まあ恐怖や…ランやスリスさまのために…従順にしているのは奴も把握してるだろうがな。
しかし…その彼女を調教しろとは…まあもしもの時は渡りに船となるかもだが…
そのまま私は新しい部屋へと連れて行かれ、中に入ると…その彼女がいて…。
オーレリア「いや気にするな…この状況では皆敵だと思っても仕方がないからな。
そなたが同室のミレイ殿か? 私はオーレリアだ…これでも騎士をしている…まあ今は自分の失態で仲間を巻き込んで奴隷となってしまっているがな…。」
恥ずかしさはあるが同室なのだ…隠していても意味はないから私は、ふたなりおちんぽを隠さず彼女へと近づいて行く…
とりあえず挨拶と騎士であること…あとなぜ私が奴隷となったかの経緯を話していく。
オーレリア「…………ふぅ…仕方がない…私はもう決めてしまったぞ…
はっきり言うぞ…そのままではそなたは3日後に壊されてしまう…奴から聞いた…
そして奴から私はそなたの『調教』のお仕事の話も持ちかけられた…
だから私はその話を飲もうと思う…そなたの命と…その『誇り』を守るためにな…
奴らではなく…一時的に私に対して『誓い』を立てるがいい…それならいっときとはいえ奴らより幾分かはマシだろう…
何より『己が命も意志も守り貫き通してこそ』そなたが望む『絶対に負けなかった事実』となるのではないか…?
大丈夫だ…まだそれが何なのか私にもわからぬが…信じてくれるのなら私がそなたを守り…奴らを何とかしてやる。」
彼女の様子を見て…私は自分へのため息を一つつきながら思考する…
私も折れてはいないが…それはキール隊長への誓いやランたちを守りたい想い…リンゴ殿にもらった温もりと一筋の光があったからだ…
なぜ彼女は1人なのに折れないのだろうか…いや…彼女が今言ったつぶやきが全てなのだろう…まっすぐでまぶしい娘だ…
やはり…見て見ぬ振りはできない…
これも甘さだ…だけど『それが私の根幹にあるもの』だから仕方がない…
むしろこういった娘たちまで切り捨てるのは違うだろう…騎士として切り捨てるのは悪だけだ…私の剣は守るためにある…
彼女の頭にぽんっと手を置いて…落ち着かせるように優しく撫でながら話をしていく。
ーーーー
「にゃ…//き、騎士、だと……//しかも、オーレリア……まさかイークレムン……っ//」
頭を優しく撫でられ頬を赤らめ、気持ちがいいのかピコピコ動いていた猫耳もへにゃん♪垂れつつも、瞳は閉じたままオーレリアの姿を見ようとせず、ボソリと呟いてしまった口元を慌てて両手で抑える。
「守ってくれる……//で、でもお前から調教…!?//い、嫌だっ恥ずかしいっ!恥ずかしすぎて耐えられないっ//なんで俺が!//……そ、それに……」
頬を赤らめてキッパリ拒絶して、瞳を閉じたまま少しうつむき黙りこみ。
「……責任をとらないとダメだから、壊されるなら壊されるでいい……当然の末路だ。
そうされなければならない……。
狂気に走る父を止められず…この王国がここまで陥れられ、国土を荒廃させられ、勇敢な兵の命を散らさせ、民から笑顔を奪われ……あげく自らは奴隷として調教されてる……
責任を取らないといけない……俺にはそれがある。
それに……こんな身体にされた今、『アイツ』も俺をきっと拒絶する……
だから、放って置いて欲しい……
イークレムン、すまない……何度言葉にしても、足りない……
誇り高い騎士のお前を……こんな……こんな……っ!!」
瞳を閉じたままどこか位の高さを感じさせながらも、ガックリうなだれて地面に丸まり、瞳を閉じたまま涙を流しはじめ、嗚咽を漏らしはじめる。
ーーーー
オーレリア「む…そなた…もしや私のことを知っているのか…?
恥ずかしいのは私も同じだぞ? でも私の方が男たちからの調教よりはマシだと思うが。
……正直何のことか未ださっぱりだが…『己が責任を放り捨てようとする愚か者』を私が捨て置けると思うか?
幸い奴から夜までは『挨拶とそなたを好きに使いな』と了承は得ている……よ…ほっ…!」
父親…何となく彼女の素性が見えたような気がしたが…まあ今はそれは置いておいて…だ…
私は涙を流す彼女の身体を…ひょいっと軽々と持ち上げ お姫様抱っこし…そのままベットの方へと向かって歩いていき。
オーレリア「よい…しょ…んっ……他の者たちは知らない…だが私に対して責任を感じているなら…生きろ…生きて最後の最後まで己が持つ責任をまっとうしろ…
……私だって副官という立場なのに…自分の不甲斐なさで仲間たちを危険に晒し…力不足により戦場で仲間を守ることができなかった…
民や仲間だけではなく…大切なものをも取り零し…これから奴隷調教という屈辱も受ける…
そなたと同じく…私にとって『大事なあの人』に…そんな身体を汚された私が受け入れてもらえるかはわからない…が…
それでも私はこの命尽きる最後まで足掻き続けてみせる…私が諦めては散っていった者たちが報われない…
その者たちの命を無駄にしてはいけない…私がその者たちの生きた意味を与えてやらなければならないからだ…
そして…まだ『戦うことができる者』が諦めていては…今をなお懸命に生きている…救えるはずの命を守ることもできないからだ…
それが私流の責任の取り方だ…確かに責任の取り方は色々とある…だが今死んでしまっては…私もそなたも本当に『何も残らない』ぞ。
……とりあえず…だ…何か重要なことを知っていて、それを黙っているそなたに…そのことを白状させてやろう…察するにそなた…王国の…国王の娘か何かか…?」
とすんっと彼女をベットの上に下ろし…そのまま押し倒すように2人で一緒に倒れ込み…
上に覆い被さった体勢で私は彼女の顔を見つめながら…瞳に残る涙を指先で拭って…
生まれや立場は違うし…状況としては似てはいるがまったくの同じというわけではない…
彼女が抱えているものは未だ不明だ…だけど…私も彼女も…『まだ生きていて戦える』…ならその責任は果たさければいけない…
リンゴ殿からもらった温もりを彼女にも分け与えるように…私はきゅっと彼女の手を握りしめ…言葉を紡いでいく…。
ーーーー
「ひゃ…//あ…♡や、やめろっ//俺を離せっ…離して…んっ//」
お姫様抱っこされると、凛々しい切れ長の瞳で凛々しさを浮かべる彼女に見惚れてしまい、更に裸である彼女の素肌から暖かさが伝わるが気恥ずかしさか抵抗する。
しかし身長170センチほどのオーレリア、150センチほどの身の丈の持ち主ではまるで妹がだだを捏ねるようにしか見えず簡単にベッドに運ばれ押し倒される形に。
「…………」
オーレリアの話を黙って聞いていたその人は、熱い騎士の思いや挫けぬ心に触れ、その瞳を閉じたまま語りだした。
「……イークレムン。貴公の言うとおりだと、思う。
だから……俺も真実を話す……
その結果、俺の事を見放すことになったとしても…
それで構わないよ。
ただ、俺の為にそこまで熱くなってくれる貴公には、報いたいと思うし、それが義務だと思うから」
あどけない顔をオーレリアに向けて押し倒す、彼女に頬を赤らめるも今度こそ瞳を開き、その小さな華奢な身体を震えさせつつ息を整える。
「……俺の名は。
アルモンド=ミレナリオ=ミルド=アーデイ
王国王位継承権第1位にして、王族序列2位。
国王の息子だ。
……今は『ミレイ』って呼ばれてるし、この姿だからミレイって呼んで、ミレイとして接してほしい……敬語もいらないよ。辛くなるから……」
戦争以前まで女性と見紛うほどの容姿端麗さ『国民第1』を掲げ、『穏健融和派』として知られる王国政府の代表者として数々の政策を実行していた人物の名前を出す。
しかし、戦争開始後は全く姿を見せなくなり、病に臥せったとの噂で持ちきりの人物。
その名前を出しながらやや自嘲気味に笑いながら話す顔には力がない。
「……開戦宣言を決めた国王を止めるため急ぎ首都を出たところを急襲され、部下もろとも捕縛されてしまった。
その後、俺を操り人形として利用したいアグレゴの元に身柄を引き渡され、奴隷とされたんだ。
だけど、俺は諦めたくなかったし、王太子として絶対に屈するわけにはいかなかった。
するとアグレゴは言ったよ……
『お前みたいな美大夫っつーの?美しい男は、はじめてみるわ。いや、なんか容姿崩れてる俺からすりゃ、マジむかつくわ~。
反発するし、ぎゃーぎゃー奴隷のくせにやかましいしよお。
……とりあえずさあ、せっかく雌にも見える容姿をもってんだし……とりあえず雄のお前を雌に変えていく実験してみっかあ♪
早めにギブアップしたほうがいいぞ~。
お前が反抗的ならどんどん改造していくから♪
お前が『雌に染まった』と判断した時点で改造は止めてやるわ。』
……とな。
そこからは、この身体を見ての通りだ。
『妖猫族の魔力塊』を怪しげな魔術で大量に流し込まれ、身長も耳も……声も、外見そのものも……
妖猫族の少女そのものだ……唯一変わってないのは、俺に惨めさを味あわせるために……
女性特有の身体変化は起こさないつもりなのか、大事なところはそのまま……ってところぐらい。
アグレゴが言ってた、『世間ではお前のような奴を男の娘ってゆーんだぜ♪こりゃ高く売れるわ』ってね。
はは………引いただろ?
かわいくもない、カッコよくもない、中途半端な存在に……」
薄紫色の髪を軽くツインテールにして纏め、エメラルドグリーンの瞳に華奢な体格。顔の印象は、まだあどけなさを多く残していて恐らく慎重は150センチほど。
守ってあげたくなるような、保護欲をそそられる可憐な雰囲気を纏うその人の1番の特徴は頭頂部に、獣耳が生えている。
その容姿は、オーレリアが女の子と勘違いしたほどの完成度であるが、本人はその価値に気づいておらず、また肉体に引っ張られているのか、どこか身体を震わせ、また涙を潤ませている。
ーーーー
オーレリア「見放すなんてことはしないさ…一度決めたことを途中で放り投げたりしない…そういう性格なのさ、私は。
……うん…? 息子…? ……な、なる…ほど…それは…うむ…さすがに予想外…だ…。」
身体を震わせる彼女の頭にぽんっと手を置き…安心させるように私は優しく微笑み…
しかし…『彼女』の話を聞いて…予想外の事実に私は驚きを隠せない…
ま、まさか王太子殿…だったとは…確かにそれなら男たちもだが、私が調教したとしても恥ずかしさは人一倍だろう…
というか…男の…娘…? …つまりはかわいい男の子のことをそう呼ぶのか…なるほど…うむ…勉強になったぞ…
しかしアグレゴの奴…本人の意志を無視して身体を作り変えるなど…なんと外道な…。
オーレリア「……別に私は今のを聞いても そなたを見る目は変わらないぞ?
それにそれをいうならだ…私も『おちんぽもおまんこも両方付いている』男か女かわからない中途半端の存在と言えよう?
そんな私が言えるのは『姿形』など気にするでない…ようは本人の心の持ち方だ。
あと…むしろその見た目はかわいいぞ? 見ろ…私の『ここ』も反応してしまうほどだ…
まあ…このバカちんぽのことはいったん置いておいてだ…残るかっこよさも…これから見せればいいさ…
そなたの心の持ちようが『民たちのことを第一に想って考えていた頃』からまったく変わっていないのなら…
『王族として、戦争後の王国復興に努めるという形』でな…それは私にはできない…王族としてのそなただけの役目だ…
そのために今は『どんな恥』を受け入れても…生き残ってその責任を果たすがよい…
一介の騎士の私ができて…そなたができないということはないよな…? 責務を果たすのに男も女も関係ない…意地を見せるがよい。」
私も女性でありながらおちんぽが生えている身…中途半端さでいえば同じだろう…
そのふたなりおちんぽを…頬を赤らめつつ…和ませるためにネタにしながらも…
私は男も女も関係なく『自分のやるべき務め』をまっとうしろ…と優しくも事の本質を伝えるため…ぎゅっと震える彼の身体を抱きしめながら言葉を紡いでいく。
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