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第4節 休日編 コトリとアイリス
第66話 アイリス教官とご飯…そして進路
しおりを挟むアイリス「ありがとう♪..でも、そんな何か起こりそうなセリフあんまり言っちゃダメだからね♪ ほら、なんだっかな..学生たちが言ってたんだけど、フラグ?だよね♪」
いたずらっぽく笑いながら、学生たちが話してた話を引用したお話を切り出して
アイリス「それなら、お肉が美味しいお店があるからそこに行こっか。
雰囲気もいいところだから、きっと気に入るんじゃないかな♪さ、おいで♪」
夕暮れの中、お店を決めて、コトリに手を差し出して彼女を伴い目的のお店に歩きだし、やがてこの辺りでは比較的、新しい高層の建物に着き、建物内の階段をしばらく昇ると
アイリス「さ...ついたよ♪とりあえずあっちに、座ろうか♪」
窓際の席に据わると、空は雲っているもののそこからは、街が一望でき、街灯やお店の様々な灯りがとても綺麗な雰囲気を
ーーーー
コトリ「フラグ…? んっ アイリス教官がそう言うなら わかった…♪
私だって何か起きてほしくないから、フラグってのを勉強しておく。」
フラグ? と首を傾げながら不思議そうな表情をするが、アイリス教官のいうことだから私は素直に返事をして。
クールな表情でそう言って、私はそのまま教官の横に並び、どこ行くのと話をして。
コトリ「あっ…// んっ…お肉食べる…♪ アイリス教官…えへ…へ…♪」
アイリス教官が手を差し出してくれて…
私は嬉しそうな表情をしながら教官の手をぎゅっと握り、恋人つなぎしながら夕暮れの街を一緒に歩いて。
手をつなぎながら私は教官に体を寄り添わせて、普段はクールな分 今日はすっかりと教官に甘えてるモードで。
コトリ「ふ…ぁ…教官 夜景綺麗だね…♪
それにここすごい高さの建物だから…なんだか空飛ぶ鳥になった気分…♪
教官 連れてきてくれてありがと…♪」
教官に手を引かれて窓際の席に座ると、そこから夜の街が一望できて…
私はその綺麗な景色に感想をつぶやき、驚いたりといろんな表情を見せ…
すっかりとお店の雰囲気や一望できる景色を気に入った様子で。
ーーーー
アイリス「実はこのお店に来るのは久しぶりなんだ。少し懐かしい....でも....そうだね♪私も、貴女と来れて良かったなって思うよ♪」
コトリが喜んでいるのを見て、机に片手をもたれさせつつ笑って彼女に思いをつげつつ、店員にコース料理を二人分頼み
アイリス「..あぁ、そうそう。ここは、メニュー..というか、コース料理しかないお店だから勝手に頼んじゃった。ゴメンね♪」
店員が小さめのお皿に盛り付けたサラダをテーブルに置いて、彼が離れると
アイリス「はい、これ♪....コトリ、まだ終わってないんだけど、今日はありがとう。久しぶりに剣を置いて..楽しい時間を過ごしちゃった♪....コトリはどうかな?楽しかった?」
彼女にナイフとフォーク、お箸が入った籠を差し出しつつ、お礼と自分の思いを伝えて少しだけ不安そうな表情を
ーーーー
コトリ「教官のお気に入りのお店なんだね…んっ…ならもっと来れてよかった…♪」
アイリス教官の昔の思い出の場所に来れて、少しだけまた思い出を共有できて…
だから私はさっきより一緒に来れてよかったと穏やかに微笑んで。
コトリ「んっ 大丈夫だよ…こういうお店初めてだから むしろ助かったかな。
ありがと教官…♪ えっ? それを言うならこっちこそ ありがとだよ教官…デートっていう楽しい時間を初めて体験できたのは…大好きなアイリス教官がいたおかげだから…♪」
今まで外食なんてほどんどしなかったから、私は教官のおかげで助かったよと伝えて。
ナイフなどを受け取りながら教官に聞かれ…
アイリス教官がいるから一緒に楽しい時間を過ごせたんだよとつぶやき、こんな幸せで温かな気持ちを教えてくれてありがとうと伝えて。
コトリ「ふふっ…そんな不安そうな表情しなくてもいいのに…今日はずっと…その…あ、甘えっぱなしだったでしょ…?//」
不安そうな表情の教官を見て…私は恥ずかしそうにしながら、今日 私はどんな反応や表情を見せていたかを思い出してみてと言って。
思い出されるのは…今日はずっと教官にひっついて甘えていた私の姿で。
ーーーー
アイリス「ふふ♪コトリはまだ若いから....楽しいことも、辛いことも、いろんな事を経験して大人にならなきゃだね。
若いって無限の可能性があるから....とと、いけないいけない。つい癖が..あはは♪」
コトリを諭す際に、デートなのについ教官としての視点になっていることに気付き小さく謝罪をして、サラダを頬張り
アイリス「うん、そうだね....そうだよね♪コトリは私にベタ惚れしてるから、大丈夫かな♪」
コトリの言葉に最初は苦笑いを浮かべるも、すぐに調子を取り戻し、いたずらっぽく笑って微笑み、少しだけお水を飲むと
アイリス「ねぇ、コトリ....ちょっとだけ話題変えて質問させてね。あぁ、これはアイリス教官としての私じゃなくて..
アイリスとしてなんだけど....最初の頃と、今の自分自身を比べて見てどうかな?....やっぱり立派な騎士になりたくなった?卒業したら何したいとかあるのかな?」
ーーーー
コトリ「ううん いいよ…教官の言ってることは今ならわかるし、それにアイリス教官に追いつくためには今から頑張らなくちゃだし…はむっ…♪」
謝罪しながらサラダを頰張る教官を見て…私も同じくサラダを頰張り、そして今思ったことを伝えて。
教官の側にいて支えられるくらいちゃんとした大人になることを目標にしてるから、私は今までより勉強も剣もより精進していて。
コトリ「んっ…自分で言うのもなんだけど かなり惚れてる…私の全てを捧げてでもいいくらいに…♪」
苦笑いから いたずらっぽい微笑みを見せてくれた教官…
私も安心させるように微笑みを見せながら、ちゃんと自分が思ってる気持ちを真剣に伝えてあげて。
コトリ「んっ…そうだね……やっぱり私はちゃんとした騎士になりたい…この手で大切なものを守るために…。
実は帰った時にね、卒業したら教会騎士団にって誘われた レインとサクヤさんたちに…
私が発現させた力の扱い方を教えてくれるって…それでどうするか迷ってる…
アイリス教官と一緒にいられる時間 短くなるから…。」
教官に質問されて…
今までの漠然とした強くなりたいではなくて、ちゃんとした理由がある強さを身に付けた騎士になりたいと私は伝えて。
孤児院に帰った時にレインたちに聖剣に選ばれたことを気づかれて、その力はレインたちと同じものだから卒業後は教会騎士で磨いてみない? と誘われてて。
騎士学校を卒業したら元教官と生徒って関係になるから、繋がりがなくなるかもって卒業するのが怖くて。
ーーーー
アイリス「あはは♪....全て、か。ありがとうね♪」
コトリの言葉に一瞬、少しだけ影のある表情を見せるも、直ぐに嬉しそうな表情を見せて微笑み
アイリス「そっか....私はコトリに..ううん、やっぱりいいかな♪
..私がここで貴女に、何か言っちゃうと私が強制したようになっちゃうからね。
....コトリには、自分の意思で選択して欲しいな。成長しなきゃだしね♪それに..もし教会に行っても大丈夫だよ。だって....」
穏やかな表情でコトリを見つめ、普段の教官としての自分ではなく、アイリス自身としての言葉を優しく投げ掛け
アイリス「私と貴女の関係は、多少離れたり、時間がないくらいで壊れちゃうような安っぽいものじゃないでしょ?♪」
いたずらっぽく笑いながらコトリに対して話したところで、大皿に乗せられたステーキが机に置かれ
ーーーー
コトリ「んっ…もちろん教官が受け入れてくれたらだけどね…ちゃんとそうなれるよう努力する…見守っててね? アイリス教官♪」
少しだけ影のある表情を見せた教官…
まだ私が知らない想いとかがあるのかなと感じつつ、だからアイリス教官と対等な関係になれるように頑張ると真剣な表情で口にして。
そして教官の嬉しそうな表情を見て、私も嬉しそうに微笑み返して…その心にはいつか教官を支えられるようになろうと誓ってて。
コトリ「そう…だね…うん…私もちゃんと自分の意思で決める時が来たんだね…。
んっ…もう何かに流されるんじゃなくて、ちゃんと自分で道を選ぶ…人として成長するためにもね。」
今まではずっと流されるだけな感じだったけど、これからの人生は自分で選ばなきゃなんだねと改めて気づいて。
穏やかな表情の教官に私はこくりと頷き、卒業後の進路や生き方は自分で決めると真剣な表情で伝えて。
コトリ「あっ……う、うん…そだ…ね…アイリス教官の言う通り…かも…//
ありが…と…// アイリス教官のその言葉…すごく嬉しくて…安心できた…♪
お肉来たね…心も体も強くなれるようにいっぱい食べなきゃ…いただきます…♪
はむっ…むぐむぐ…んっ…美味し…♪」
アイリス教官の言葉を聞いて不安はなくなり、私は恥ずかしそうにしながらお礼を言って…
そっと片手を自分の胸に当てて、本当に嬉しそうにして。
私は両手を合わせていただきますと言って、自分で小さく切ったステーキを口に運んで…
お肉のお味と教官の言葉で、優しい微笑みを見せて。
ーーーー
アイリス「...ふふ♪そう、だね♪初めて会ったときから、私は貴女を1人前にすることを決めてた。途中で投げ出す気はないよ♪」
穏やかな表情でコトリに返して、続けて彼女に対してそのまま申し訳なさそうな表情を浮かべ
アイリス「あはは..とはいっても、私も偉そうなことは言えないんだけどね。
私もいろいろあって..今も、心の中で1人よがりの考えがでちゃってるから♪
..それでも、一言...私が言うなら。どんな道を選んでも、いつの日か。貴女は立派な騎士になるって信じてるよ♪ふふ、プレッシャーかけちゃうかな?♪」
苦笑いから瞳を閉じて、心からの言葉をコトリに告げて最後にいたずらっぽく笑い
アイリス「コトリ、デートのときくらい肩の力抜かなきゃ♪....とと、私も頂こうかな♪....おいし♪ ふふ いい笑顔してるね♪」
彼女に対し、冗談っぼく話しかけて自分もナイフを片手に食べ初め
ーーーー
コトリ「んっ…アイリス教官は出会った時から見放さずに私にそう言ってくれてた…本当に感謝してる……教官…?」
笑顔ひとつもよくできなかった私にちゃんと接してくれて、だから今の自分があるんだよとお礼を言って。
本当に感謝していると教官の表情が少し曇ってて、私は首を傾げて教官と呼んでみて。
コトリ「一人よがり? 教官はもう少しくらいわがまま言ってもいいんじゃないかな…♪
んっ…大丈夫だよ…アイリス教官が信じてくれてるなら それが私の力になるから…♪」
今日までずっと戦ってきて生き抜いてきた教官…だから少しくらいのわがままを言ってもいいんじゃないかな と伝えて。
プレッシャーかな? とつぶやいて いたずらっぽく笑う教官…だから私は教官が信じてくれてるから頑張れると微笑みながら伝えて。
コトリ「んっ…まだ慣れないけど…デートの時くらいは…努力する…//
そう…かな…? はむ…むぐむぐ…んっ…やっぱり美味し…♪」
教官に肩の力抜かなきゃと言われ、今までがずっと気を張りっぱなしだったからなかなか要領が分からなくて…
だから教官といる時はよりリラックスできるように頑張ると真面目な性格を見せ、恥ずかしそうにしながら伝えて。
いい笑顔だよと教官に言われて…
きっとアイリス教官と一緒に食事してるからだと思い、誰かと一緒に食事するのはやっぱり幸せだなと最近わかってきて。
コトリ「こくこく…はふぅ…ごちそうさま…すごく美味しかった…♪
誰かとの一緒の食事…やっぱりいいね…♪」
お肉を食べ終わって 私は飲み物をゆっくりと飲み干し、美味しかったという気の抜けた幸せそうな表情を見せて。
食事中は教官と会話もしたりもして、私は終始笑顔を絶やさなくて笑ってて。
ーーーー
アイリス「わがまま、か。私も変わらないといけないのかもね....彼女の前ぐらいでは♪」
コトリの言葉に少しだけ遠い瞳を浮かべながらも、いたずらっぽく笑い楽しげな表情を
アイリス「ふぅ..私も、ご馳走さまでした♪うん....そうだね♪今日は楽しかったよ....もうちょっとで終わるのが名残惜しいぐらいね。
この後はどうしようか?コトリがよかったら、私のお家に泊まっていく?」
グラスを口に運び、小さな吐息を立てるとちょっと残念そうな表情を浮かべながら、今後の行き先についての話題を
ーーーー
コトリ「んっ…そうだよ…♪
それに私だって…その…アイリス教官…彼女の前では甘えてるし…//」
私だって彼女であるアイリス教官の前では普段とは違うところを見せてるから…と少し恥ずかしそうに照れながらつぶやいて。
いつかちゃんとお互いを支え合える関係になれたらと心に思って。
コトリ「うん 私も名残惜しい…でも同じくらい今日が楽しかった…♪
えっ…? あっ…う、うん♪ アイリス教官のお家に泊まらせてもらう♪」
私もちょこっと残念そうな表情を見せるけど、それと同じくらい今日は楽しかったよと微笑みを見せて。
アイリス教官のお家へのお誘いを受けて、私は本当に嬉しそうな表情でそのお誘いを受けると伝えて。
コトリ「アイリス教官のお家 自分の部屋以上に安心するから好き…あっ 私 お会計済ませてくるね?
…んっ お待たせ…教官 手つないで帰ろ…♪」
穏やかな微笑みを見せながら立ち上がり、お会計を済ませてきて、私はとことこと歩いて教官の横へと並んで。
教官に手をつないでと差し出し おねだりして…さっき話してた通り甘えていて、教官の家やアイリス教官の側は本当に安心する居場所になってて……。
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