騎士学生と教官の百合物語

コマドリ

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第3節 過去編 マリスミゼルとエリシア①

第57話 踊り子

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翌日の放課後。

エリシア「ふっ…ふっ…!」

今日も昨日と変わらず自己練をして…マリスミゼルに言われた指摘も今日は意識をしながら、ブレないように心がけて。

マリスミゼルに今日もお茶とお茶菓子を買っていて…昨日のこともあり少しだけマリスミゼルのことを意識しながら、
騎士レオタードが少し透けるほど、私は汗を流しながら剣を振り続けて。

ーーーー

マリスミゼル「今日もですか。相変わらずですねぇ♪他の学生はとっくに帰っているのに。
私は昨日、爆撃魔法の勉強しましたけど理解できずに魔法書を投げましたよ」

ゆっくりとどこからともなく、声を響かせて 爽やかな笑顔を浮かべて


マリスミゼル「ふむふむ。今日もごちそうさまです♪」

お菓子ではなくエリシアに対して手を合わせて、一言はっすると樹木に寄りかかりながら訓練の光景をみつめ

ーーーー

エリシア「ああ、マリスミゼルか…本当に不思議な現れ方をするやつだ…いつも気付いたらお前はいるからな…♪
そんなお礼なんて言わなくても…私が勝手に買ってきているだけだし…//」

マリスミゼルに手を合わされながらお礼を言われて、私は少しだけ恥ずかしそうにする。

それから少しだけ剣を振ると少し早い休憩にし、タオルを持ちながら ちょこんとマリスミゼルの隣に座り…相変わらず、汗と甘い香りがして。


エリシア「あの…さ、昨日の去り際 マリスミゼルは言ったよね…何も持っていない人なんていないって、さ…。
それじゃあ、さ…こんな私にも良いところなんてある…のかな…?

……あっ…それと、私に出来そうなことは決まったか?」

一緒に樹木に寄りかかりながら、私は昨日のことでマリスミゼルに尋ねて。

こんな自分にも何か良いところがあるか…そんな問いをしてしまったことが急に恥ずかしくなり、私は赤くなりながら水を飲み、マリスミゼルの頼みたいことは決まったかと聞いて。

ーーーー

マリスミゼル「良いところですか?そうですねぇ....」

珍しく自分の話に乗ってきたエリシアを少しだけ驚いた様子で見ながら


マリスミゼル「私が思うに、エリシアの良いところは....とても澄んでいて、それでいて真っ直ぐな心を持ってるとこじゃないですかね?

....昨今、大きな戦争が起きる起きると言われてはいますが、ここ数十年は平和そのもの。騎士たちは平和ボケしてしまい、魔族など見たこともないものたちが大多数です。

そんな中、貴女のように真摯に騎士を目指し自分の信じる道を貫こうとする..とても澄んでいて、真っ直ぐな心だと私は思います♪」

自分にはないものを眩しそうに思いながら、淡々とエリシアのことを評価しながら、

自らの腰の袋をゴソゴソと探り何かを見つけると、彼女に向き直り


マリスミゼル「んー♪....まあ、正直いろいろとやりたいことはあります。が、まぁ....一回目ですし、とりあえずはこれで♪」

エリシアに対して軽く差し出したのは、淡い紫色を基調とした、露出が激しい胸と秘部のみを隠す過激な踊り子の衣装で

彼女がどんな反応をするのか楽しみにしている様子でニコニコと笑い

ーーーー

エリシア「真っ直ぐな…心…?
えっ…あっ…うっ…// そ、そんなこと言われたの…初めてだ…//
あ、ありがとう…マリスミゼル…君にそう言ってもらえて、今はなんだか不思議といい気分だよ…♪」

マリスミゼルの予想外の返答に、私は真っ赤になって恥ずかしがって…
マリスミゼルの言葉に不思議と嬉しくなり、彼女を意識し始め。

いつの間にかお前呼びから、君呼びに変わっていて。


エリシア「っ…!? こ、これを…私が着るのか…? こんな…露出が多いのを…//

くっ…だけど騎士なら嘘をつかないもの…こんな服くらい…き、着てやるさ…//
着替えるからあっちを向いておけ…!」

にこにこしながら踊り子衣装を差し出すマリスミゼル…それを見た私は赤くなって目を泳がせ、だけどすぐに意を決して。

ここはめったに人はこない場所なので、マリスミゼルに後ろを向かせて着替え始める。


エリシア「っ…うぅ…// や、やっぱりこの格好…すごく恥ずかし…い…//
こ、これでだけでいいのか…? まだ何かあるなら…早く終わらせた…い…//」

内股になって両手で胸などを隠そうとしながら、私は恥ずかしそうにもじもじして…
そこにはいつもの凛々しくて強気な私はいなく、羞恥心から恥じらう姿があって、私は頬を赤らめ 涙目でマリスミゼルを見て。

ーーーー

マリスミゼル「ほーほー...♪いいですねぇ、本当にいいです♪」

うむうむと満足そうに頷いて、マジマジとエリシアの身体を上から下まで視線を這わせてもう一度頷いて


マリスミゼル「いい身体です♪引き締まっている上に柔らかそう....魅力的すぎる。
その格好で町を歩いたらその辺の殿方は、すぐに近づいてくるでしょーし....女性も見惚れるのでは?..ふーっ♪」

クスクス笑いながらゆっくりエリシアに近づいていたずらっぽく、耳に優しい吐息を吹き掛けてあげ


マリスミゼル「まあ、他に何かと言われても....あぁ、衣装がズレていますよ?きをつけて下さいね♪っと、と..すみません♪」

踊り子の衣装を直そうと手を伸ばして、少しだけバランスを崩したように見せると彼女の肌を指先で撫で上げて、ニコニコと笑いながら謝罪を 

ーーーー

エリシア「そ、そんな…舐めるように…私の身体を…見るな…//
(マ、マリスミゼルに…恥ずかしい格好見られて…私…ドキドキ…してる…?)」

恥ずかしい格好をまじまじとマリスミゼルに見られ…マリスミゼルに見られてると思うとなぜかぞくぞくとした感覚が走り、甘い吐息を漏らして全身びくびくさせ、きゅんとお腹辺りが少し疼き。


エリシア「み、魅力的…だなんて…初めて…言われ…た…// だ、だけどこんな格好で街を歩けるない…だろ…ひぃんっ!? ああっ…ふぁああああっ♪」

マリスミゼル褒められて、恥ずかしいけど私は嬉しくなってしまう…
何だかさっきから変で、マリスミゼルのことを意識すると少しドキドキして…
今も見られて褒められるだけで 何だか幸せにな気持ちが溢れて。

微笑むマリスに不意に耳へと息を吹きかけられ…情けない声をあげ足をがくがくさせ、私は涙目で表情も緩ませてしまう。


エリシア「はぁはぁ…っ…ひぃいん!? ふ、ふゃぁあああっ♪
んぁ…はぁ…き、気にする…な…ふぁ…//
(な、なんだ…さっきから身体がすごく熱くて…ちょっと触れられただけなのに…なんで…こんな…。)」

普段は人に触れられたりしないので、肌はすごく弱くて敏感みたいで…少し撫でられただけで反応してしまい、甘ったるい声を漏らして全身震わせて。

自分の身体の変化に戸惑っていて…マリスミゼルの前で恥ずかしい格好して、見られたり触れられたりしてるから、いつもより敏感になっていて。


エリシア「お、踊り子の服なんだから…踊るんじゃないのか…?
ほ、ほら…んっ…これでいい…のか…? はやく…満足してく…れ…は、恥ずかしくて…私…死にそう…だ…//」

恥ずかしすぎて頭が回らなくなり 早く着替えたくて、勝手に勘違いして恥ずかしそうに踊り始めて…

汗に蒸れた身体を涙目で胸を揺らして腰をくねらせ、羞恥心と踊りなんてしたことないからぎこちないが…

両腕を頭の上で組んで腰をくねらせて、知らずうちにえっちい踊り方をしていて…
本当に剣以外は何も知らない、世間知らずなお嬢様らしく。

ーーーー

マリスミゼル「ほーほー..踊りたいんですか?それは嬉しい申し出ですけど..まぁ、いくらエリシアといえど舞踊は学んでないよーで♪」

エリシアが踊り始めると少しだけ離れて座り込みながら、うむうむと満足そうに頷いて


マリスミゼル「まぁまぁですね♪ドキドキしますけど..ふむ..いや、いいでしょう♪
それでは、最後にポーズを決めたもらって終わりにしましょうか。いいですか?こうやって..こうです!」

エリシアのダンスに頬を赤らめつつも、何かいいかけた言葉を飲みこみ、そのままエリシアに身体を逸らせて胸を強調するポーズを促し


マリスミゼル「..そうそう、よく頑張ってくれました。ありがとうエリシア♪ん..♪それでは私はこれで。
あぁ、その衣装は差し上げます♪ちゃんと着替えて帰り、その辺の殿方や淑女を誘惑しないように♪」

彼女の後ろに歩いて、耳元で囁いてお礼をゆうと首筋に軽くキスして、そのまま振り向かずに喋りながら去っていき

ーーーー

エリシア「あ、当たり前だ…// こんな恥ずかしい衣装で踊りを見せたのは…君に…マリスミゼルにだけ…だ…//」

荒い呼吸と甘い吐息を漏らしながら、私は赤くなりながら恥ずかしそうに踊って。

こんなハレンチな格好で踊るのはマリスの前でだけとつぶやいて…ぎこちないけど懸命に身体をくねらせ、私は涙目でえっちい誘惑の舞を披露して。


エリシア「ど、どうした マリスミゼル…? わ、わかった…んっ…こう…か…//
(わ、私らしくない…恥ずかしい衣装を着せられて、少し踊らされたくらいで…こんなに動揺するなん…て…。)」

何か言いかけたマリスミゼルだけど、すぐに恥ずかしいポーズを注文されて考える時間はなくて…
真っ赤になりながら足を少し震わせながら、私は恥ずかしそうにしながら胸を強調したポーズをして。

何でも聞くと約束だからだけど、でも本当に従順に従っていて…またマリスミゼルにお願いされたら素直に何でも聞いちゃいそうで。


エリシア「はぁはぁ…お、終わったのか…? ふにゃっ!? ひぃうううっ♪
んぁ…ふぁ…はぁはぁ…っ…だ、誰がそんなことするものか…//」

恥ずかしいことが終わったと思い緊張が解ける、そこに不意に軽くキスされ…
その感覚にびくびくと全身震わせ、私は情けない声を漏らして足をがくがくさせ、涙目でぺたりと地面に座り込んでしまって。

からかうようなマリスに、私は少し力のない声で誘惑なんてするわけないと叫び…。
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