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第2節 過去編 人魔大戦(アイリス)
第46話 作戦会議と写真
しおりを挟む作戦室の大きな円卓のテーブルには既にキール、リュネメイア、ジェイドの3隊長はそれぞれの副官を伴い席についており、その他にも二人が席につくと
キール「..よし、揃ったね。それでは会議を始めよう。あたしが進めるとはいえ、きちんと仕切るから安心してね♪」
キールが副官に合図すると、テーブルの中央に置かれた大きな水晶体に地図や映像が映し出されはじめ
キール「王国騎士団、情報部によると..敵のボスはここ....敵に奪われた1番砦の後方にある、魔族の宮殿....通称『黄昏の宮殿』。あたしたちは全勢力を持ってここに攻めこむ。
だけど、兵力的にも時間的にもまともに戦えば負けは見えてる。そこで..1番砦はジェイドに頼むから。方法は任せる。....あそこは砦を守る結界魔法も薄いから大丈夫だよね?
手段は問わないと国王からも許可を得てるから」
ジェイドが無言で頷くのを確認するとさらに話を続け
キール「ジェイドが1番砦を攻略したら、本丸である宮殿に攻めこむけど..ここは結界が強すぎるから白兵戦になる。....ここまではみんな大丈夫かな?コトリも大丈夫?」
ーーコトリ視点ーー
コトリ「ん、大丈夫だよ。
(魔族の結界か……半分魔族の私なら、結界内でも問題なく魔法を使えるかな…?)」
キールさんに大丈夫かと聞かれ、大丈夫だから話を続けてと言葉を返して…私も戦いについて色々と考えながら聞いていて。
結界辺りでは何があるか分からないが、闇魔法を使える私ならみんなのサポートもこなせるだろうと思う。
ーーーー
キール「わかった。続きだけど...この宮殿にいると推測されてる魔族の数だけでも、情報部によると少なくとも我が兵力の3倍はあるみたい。
このままじゃ、まともに戦えない。そこで...国王の立案で陽動隊を出して、2つの方向からせめるから」
いったん、グラスにつがれた水を飲み話を続け
キール「宮殿のここ....北の地点に国王の直属軍団がくる。この人たちは1人1人が、ホント強い。さながら裏の特殊部隊ってとこ。
だけど、数が少ないから敵に脅威に思わせて宮殿から魔族たちを誘い出すために、あたしとジェイドのみでこっちに合流して、魔族と戦う。」
そしてその後にキールは宮殿の正面を指を指して
キール「そしてこの砦の全勢力。つまり本隊をアイリスとリュネが指揮して、正面から攻めこんで..『キメラ』..敵のボスを叩く!あぁ、そうそう..」
思いだしたような表情をすると、コトリの方を向き
キール「コトリはアイリスの副官だけど、騎士団に入ったのが最近だから、まだ正式な配属は手続き上では決まってないんだよね。
だから、一応聞くんだけど..コトリはあたしらと行くか、アイリスたちと行くか選べるけど どうする?」
一応とつけ、コトリの答えは予測しているものの隊長の1人として確認を
ーーコトリ視点ーー
コトリ「国王直属の騎士たち…。
(キールさんがああ言うってことは本当にすごいんだろうな…教会の聖剣騎士たちとどっちが上かな…?)」
裏の特殊部隊…私は聞いたことがなくて、歴史の教科書などでは人為的に省かれてるのかな? と思ったりする。
コトリ「えっ…?
(ここがパラドクスさんの言っていた分岐点……それに…アイリス教官とリュネが『キメラ』と…多分きっとここで二人が袂を分かつきっかけになったんじゃないのかな…?)」
キールさんたちのことも心配だけど、アイリス教官のことを一人には出来ない…
それに、リュネとの関係も今のままでいさせてあげられればと思い。
それに…約束もあるから…私は……。
コトリ「キールさん、ごめん…私はアイリス教官とリュネメイア隊長と一緒に行くよ。
きっと、私にしか出来ない役割もあるはずだから…。
それに、私は…アイリス教官の副官で…生徒であり弟子だからさ……少しでも師匠の心の傷を癒すために、私は絶対に死なないってことを証明しておきたいの…!」
キールさんに謝り、私はアイリス教官たちと一緒に行くことを選ぶ。
お弟子さんたちを亡くしたことがトラウマになっている教官…
ならここで私が死なないということを証明して、これからも生きていくアイリス教官を勇気付けてあげたいとキールさんに言って。
ーーーー
アイリス「コトリ..♪ありがとう♪嬉しいよ♪」
キール「だよね♪いやいや謝んないでいいよ。あたしらは大丈夫だし、戦が終われば..必ずまた会えるさ♪アイリスのことよろしくね」
コトリのした選択に対して気分を害した様子もなく、彼女を励ますように言葉をかけ
ジェイド「..........」
ジェイドが椅子の背もたれに身体を預ける際に、一瞬だかフードに隠れた表情の一部..口元にニヤリと笑みを浮かべている様子が見え
キール「よし、それじゃ流れとしては..ジェイドが1番砦を攻略その後、私たちは2手に別れて別行動だ。大事だからきちんと覚えておいて。
この作戦にあわせて各地の騎士団もほぼ同時に行動を起こすから..作戦決行は明日の早朝。砦の正門前に集合して」
流れを話、説明を一段落し各自を見て
キール「とりあえず大まかな説明は以上だよ。なにか質問ある?ない人は、退出してさっそく部下たちに説明と、明日の準備よろしくっ」
キールの言葉にジェイドとその副官、リュネの副官、キールの副官が退出していき、誰か質問がないかキールは確認するため、各自の表情を伺い
ーーコトリ視点ーー
コトリ「ありがと、キールさん…。
ん、任された…アイリス教官は必ず、生きてキールさんのところへ帰らすから…!」
アイリス教官にお礼を言われ、キールさんに教官のことを任され…私はそう約束する。
みんなの前でも死なないって宣言したんだ…必ずリュネやアイリスと一緒に生きて帰らなきゃ。
コトリ「……?
(ジェイドさん何だか笑ってたような気がしたけど…気のせいかな?)」
一瞬笑ったジェイドさん…でも気のせいかなとその時は思い、私は何も聞かなかった。
コトリ「ん、私は大丈夫かな。
あっ、そうだ…キールさん、気をつけてね? キールさんも絶対に生きて帰ってきてね…!」
明日は別れて行動するため、私はキールさんに気をつけてと心配の言葉をかけて。
キール「ふふ....これでも王国騎士団の副長を勤めてるからね♪そう簡単にあたしはやられないよー♪」
サラリと自分の地位に関する発言をしつつ、質問がないことを察して立ち上がり手をヒラヒラ振りながら部屋を退出していってしまい
コトリ「キールさん、王国騎士団の副長だったんだ…。
ん、それじゃあまた明日…♪」
キールさんの立場に驚くものの、ちゃんと約束してくれて…私は少し安心し、クールな表情で自分も手をひらひら振って。
リュネ「ふ..♪いよいよ決戦か♪
アイリス....敵は不幸じゃな。主と妾の最強ダッグを相手にせねばならんとは♪....また明日会うとしよう友よ♪」
リュネメイアもアイリスに声をかけると退出しようとして
コトリ「あっ、ちょっと待って…。
リュネメイア隊長…リュネも、何があっても一緒に生きて帰ってくること…約束して?
リュネに何かあったら、アイリス教官も私も悲しむし…それに…リュネを慕ってるクロって子が悲しむの…わかった?」
リュネがアイリス教官に声をかけ、そのまま退出しようとして…だから私は声をかけ、リュネも一緒に無事に帰ってくることを約束して? と口にして。
隊長に偉そうなことを言ってるかもだけど…心配だから、リュネに何かあったら悲しむ人たちがいると言ってあげて。
リュネ「ふ....気持ちは受けとるが、明日の戦。まずは自分が生き残ることを考えよ♪妾は主に心配されるほど、弱くないでな♪」
少しだけ立ち止まると、会ったばかりのコトリが自分の愛称をしることに驚いた様子をみせるも、少しだけ微笑みながら退出し
コトリ「アイリス教官はこれからどうするの? 部下さんたちに報告が終わったら…その…今日は一緒に寝ても…いいかな…//」
アイリス教官に決戦前まで側にいてもいいかな? と赤くなりながらつぶやき。
ーーーー
アイリス「そうだね....事前の打ち合わせで、部下への伝達はリュネがやってくれるってことだから、私たちは今日は準備して、早めに寝ようか♪....っと?君は?」
2人だけが作戦室に残って話していると、若い騎士が入ってきてアイリスに敬礼すると
ケーガン「私は王国騎士団・情報部に所属するケーガンと申します。レイフィールド隊長にお伝えしたいことがあり、参上しました。」
彼はそうゆうと懐から何枚かの写真を取りだして、テーブルの上に置く。
そこには、逃げ惑う市民や騎士たちに容赦なく魔法をふるう闇色のローブ・フードを深くかぶったジェイドが映し出されていて
アイリス「これは....」
ケーガン「現在、調査中ですが....ジェイド隊長には各地で一般の市民や騎士たちを殺害した容疑がかかっております。
しかし、明日の作戦にジェイド隊長の絶大な力は必須....よって情報部は勝利後に拘束を考えています。
その際には貴女にも協力していただきたい。レムグラスト隊長には協力のお約束を頂いてます。」
淡々と表情を変えずに状況を説明するも、アイリスは考えこむ様子を見せ
ケーガン「....共同作戦で一緒に行動する、ゴールドウィン隊長には断られましたが..貴女のよい返事を期待しています。それでは..」
ケーガンはそれだけゆうと、写真を懐にしまいこみ部屋を出ていってしまい
ーーコトリ視点ーー
コトリ「ん、そっか…リュネには感謝しないとね。
それじゃあ準備しに行こっか……って…ん…貴方は…?
(この人、何だか見覚えが…えっ? 今ケーガンって言って…?)」
アイリス教官と話していると、そこにケーガンさんがやってきて…もしかして未来で会ったケーガンさんと同一人物? と少し驚く。
そしてある写真を見せられ、私はもっと驚くことに…。
コトリ「っ…これって……ジェイドさんが何でこんなことを…。
(この写真が何かの間違いなのか…それとも本当のことなのか…分からない……でも…何だか嫌な予感が…。)
……アイリス教官はどうするの?
私はどっちを選んでも、アイリス教官について行くけど…もしジェイドさんにこの事を今すぐ問いただそうとか思ってるのなら、一人では行かないでね…?
アイリス教官も私と同じで、すぐに一人で抱え込むし…ちゃんと私に相談してね? 私じゃ頼りないかもだけど…さ…。」
写真を見た私は…もしかして刻印の件にも絡んでるのか? と疑ってしまう。
どっちにしても、何だか嫌な予感がしていて…。
明日は一緒に戦う仲間であるジェイドさん…この事が本当か分からないけど、一応アイリス教官が一人で無茶なことはしないように釘を刺しておく。
ーーーー
アイリス「....私、ジェイドとは何度か一緒に戦ったことはあるの。ただ、素顔は見たことないしそこまで深く話したこともないから、どんな人かはわからない....
仲間として信じる気持ちもある反面、ジェイドは私やリュネと違って勝つためなら、手段を選らばない過激なこともするから..疑う気持ちもあるから..」
考えこみ信じるかどうか迷う様子を見せつつも
アイリス「ふふ♪大丈夫だよ?明日は決戦で揉めるのはよくないから、この話は全て終わってから答えを出すね。その時にはコトリにもきちんと話すから」
微笑みながら、自分の結論を保留することにしコトリに相談することを約束し
アイリス「さ、今日は早めに休もうか♪私は修理に出してた鎧をとって部屋にいくから、先に私の部屋にいっててもらっていいかな?」
ーーコトリ視点ーー
コトリ「アイリス教官もジェイドさんについて詳しくは知らないんだね。
(勝つためには何でも、か……勝つために大きな犠牲より少ない犠牲の方が…って人はいるよね…。)」
一緒に戦ったことのあるアイリス教官でも詳しく分からないなら、なおさら私には分からない。
だからもしアイリス教官が疑わないと言うなら、私が代わりに疑って用心することにする…万が一、もあるしね。
コトリ「ん、わかった……なんて、私が言うと思う?
いくらアイリス教官に約束されても…先に、なんて言われたら…ジェイドさんに確かめに行くんでしょ? って疑っちゃうよ…。
私、面倒くさい性格でしょ? 嫌いになってくれてもいいよ……でも、さ…私だって心配だし必死なの…だって…未来のアイリス教官が倒れた原因が未だに何処にあるのか分からないから…!
私の選択には、アイリス教官の命…それに、過去の人たちや未来の人たちの命まで背負ってるかも知れないの…!
だから…だから! 今アイリス教官を一人にするのは絶対に嫌…!」
アイリス教官を見つめたあと、少し辛そうな表情で言葉を口にする…アイリス教官を信用できない自分もいるから…悲しい…。
ジェイドさんの写真を見せられたことにより、ここからは一瞬でも油断したらアイリス教官たちを助けられない…
そう思ったら、今更ながら一人で過去に介入しようとしている不安を漏らしてしまい。
自分でもこういういきなり不安定な乱れかたするって心弱いな…と 言ったあと気づいて。
ーーーー
アイリス「..わかった♪コトリが抱えてる理由は..私にはわからないけど。大切に思ってくれてるのはよくわかったから♪..じゃ、鎧。一緒にとりに行こっか」
少し驚いた様子を見せつつも、立ち上がりながらコトリに笑顔を向けて、手招きして作戦室を二人で退出し、修理工房と書かれた部屋の前につくと
アイリス「じゃ、鎧とってくるから少し待ってて♪たぶん、2分もかからないから♪」
そうゆうとコトリを残してアイリスは修理工房に入っていってしまう。
するとほどなく、廊下の突き当たりから何やら揉める声がし、声がやむと闇色のローブを纏うジェイドが歩いてくるも、
揉みあった際に顔の右側のローブが僅かに破れたのか、そこから黒色の髪と金色の瞳のみが少しだけ露出していて
ジェイド「......!!」
コトリの姿を見つけると、顔を左側で隠しながらコトリとは逆の方に戻っていき、すぐに姿は見えなくなってしまい
アイリス「お待たせ♪あれ?コトリ....どうかしたのかな?何もないなら部屋に一緒に戻りたいんだけど..」
手に鎧を抱えたアイリスが工房から出てきて不思議そうな表情を
ーーコトリ視点ーー
コトリ「あっ…ご、ごめん……取り乱しちゃったうえに…アイリス教官のこと…一瞬でも疑っちゃって…。
(私、何やってるんだろ…しっかりしなきゃ……んっ…! 大丈夫…もう大丈夫…。)
うん…一緒に行く…♪」
アイリス教官の言葉で、私はハッと自分を取り戻し…ゆっくりと深呼吸をして心を落ち着かせる。
いろんな不安に潰されそうな時こそ冷静な判断でいられる…それが騎士に必要なことだと改めて理解し、これ以上心配させないように笑顔でこくりと頷き。
コトリ「ん、わかった…今度はおとなしく待ってるから。
ふぅ……やっぱりまだまだ心が弱いな私…って、そんなの分かってるか…まだまだ未熟だから頑張るんだよね、よし!
って、うん…?」
アイリス教官を扉前で待っている…その間にさっき取り乱したことを反省し、パンッ! と両手で頬を軽く叩いて気持ちを切り替えることに。
何度か深呼吸して冷静に戻ると、何処からか声が聞こえ…その方向を見ると…。
コトリ「今のってジェイドさん? それに…もう一人いたみたいだけど…。
(どうしよ…気になるから私だけでも様子を見に行くか…? でも…アイリス教官を一人にするのも不安だし…。)
……今ジェイドさんがいたの…誰かと言い争っていたみたい。
写真のことでジェイドさんは気になっているけど…誰と言い争っていたのか少し気になって…。」
ジェイドさんの容姿が少しだけ見え、それに少し驚くも…誰と言い争っていたのかが気になり。
アイリス教官が戻ってきて、私はそのことを伝えてみる…一体誰と、その誰かが一番気になっていて。
ーーーー
アイリス「ジェイドが誰かと言い争いを..?」
コトリの話を聞きながらジェイドの去った方向を見つめ、少しだけ笑うと
アイリス「私はさっき言った通り..ジェイドのことは、全てが終わって考えるつもりだから詮索はしない。
だけど、コトリが気になるなら行ってきていいよ♪私は部屋にいるから....っと、それじゃ心配しちゃうね。それなら..」
少しだけ笑うと懐から鍵を取り出して
アイリス「これ、私の部屋の鍵なんだけど..私の部屋は出るのにも入るのにも必ずこれがいるの。
だから、私が入った後 コトリが外から鍵をかければ私を部屋に閉じ込めれるからどこにもいけないよ♪もし、ジェイドを探しにいくならコトリに貸してあげてもいいから」
鍵をちらつかせながら、コトリに質問し
アイリス「別にいいなら、そのままお部屋に帰って一緒に寝ようか♪明日は早いしね♪」
ーーコトリ視点ーー
コトリ「あっ…さ、さっきのことはごめん……私の方が一人で抱え込んでた…。
それと、鍵はいらない…今度こそ私はアイリス教官を信じる……信じたり疑ったり、勝手すぎるかもだけど…。
もう一度、私にチャンスをくれるかな?」
優しく微笑むアイリス教官にもう一度謝り、私の方がいろいろと全部を一人で背負いこんでたとつぶやき。
少し申し訳なさそうな表情をしたあと…もう一度、アイリス教官の信頼をもらえるチャンスを頂戴と言って。
コトリ「私は、ジェイドさんのことを知りたい…。
明日の決戦に向けて、キールさんやリュネにアイリス教官の安全のためにだけど…何も相手のことを知らずに、ただジェイドさんを一方的に疑うってだめかなと思うから。
だから彼…いや彼女なのかな…?とりあえず、人柄を掴むためにジェイドさんとお話ししてくる!
それで、お話しするだけですぐに帰ってくるから…そしたら一緒に寝よっ…♪」
一方的にジェイドさんを疑うのは嫌になり…とりあえず写真のことは無しにして、ただお話だけしてくると言って。
ただお話ししてくるだけだからそんなに遅くならないと伝え、すぐに帰ると微笑み。
コトリ「それじゃ、ジェイドさんとお話ししてくる。」
アイリス教官に軽く手を振り、私はジェイドさんの去った方へ向かおうとして。
お話しして、ジェイドさんの疑いが自分の中で晴れればいいけど…出来るなら、ジェイドさんとも仲良くなれたらと思っていて。
ーーーー
アイリス「そっか。うん、もちろんだよ♪それじゃ、私は先にお部屋に戻ってるから、いっておいで♪あ、そうそう..」
コトリとは反対の方向に歩き出そうとして、すぐに立ち止まり手早く、紙にペンを走らせると
アイリス「これがジェイドの部屋への案内。この通りに行けば、きちんと着くから♪それじゃ、また後でね♪」
コトリに地図を手渡すと、そのまま鎧を抱えて自分の部屋の方向に歩いていってしまい
コトリ「あり…がと…//
案内図もありがと教官…ん、すぐに帰るから。
それじゃあ、行ってくるね…♪」
さっきのことを許してもらえ、ほっと安心した私は嬉しそうにしていて。
アイリス教官にお礼を言ったあと、すぐに帰るからと笑顔で教官を見送って……。
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