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双子の兄と会食
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「プハッ!姫さん、様になってますねえー!悪の女王っぷり!」
ベッドで横たわる私のそばで、護衛のアクセルは笑っていた。アクセルは五歳だった私に魔法と剣術を教えてくれたいわば師匠みたいな人なんだけど‥‥
「あんまり、笑わないで!」
私は枕を投げるとアクセルはヒョイと交わす。おちゃらけな人だけど、相当腕が良い魔法使いさんなのか、城の者もアクセルに手を出してこないのよね。
‥‥あれから12年が経って、私の環境は変わった。
あまり城に出れない私、パーティーすら出席も許されなく、ずっと監禁状態。
私をすぐ殺さない理由は、留学しているフェルト王子と私を比較するため、あとは国王が何か企んでるのは間違いないのよね。それと‥‥実の母親とコルナゴ•ブラックは昔は恋人だったのを、国王は嫉妬していたのは調べてわかった。
私は似ていたから、コルナゴは保護したのかな。
一度もブラック家のみんなと会っていない。
生きているのは、わかってるし凄く活躍している事が嬉しい。
でも、まだ城の奥深い地下牢で彼は拘束されたままだ。なんとか‥‥彼を解放しなきゃいけない。ブラック家の名誉とみんなを守る為に、私は国王の言う通りに【我儘で傲慢なお姫様】を演じている。
コンコンと珍しくこの黒い塔の部屋のドアを叩く音がした。アクセルは警戒をしながら、ドアを開けるとそこに立っていたのは、アクセルと同じ青い髪色の騎士である男性だった。
あれ、この人どこかで見たような‥‥?そう考えていた時、アクセルはニコニコと笑顔でその男性に、抱きしめようとすると騎士の人は、不愉快な顔をしながら剣の刃を向ける。
「お兄ちゃんに会いにきたんだな!」
「声が大きく不愉快なので、近づかないでください。私は姫君にご用があるのです」
「2人とも、兄弟なの?なるほど、似てるね」
「俺の可愛い可愛い弟ブレーキなんすよ~!性格は悪いすんけどね!」
「頭が悪い兄上に言われたくありません!由緒ある騎士の家を継がずに、家出し、あの魔塔に所属していたなんて!」
「あはは!だからか!俺が心配で【12年】もこそこそと監視してたんだねえ。兄想いな弟をもってお兄ちゃん嬉しい」
ピリッと空気が重くなり、アクセルの弟のブレーキは、笑顔のままだけど自分を威嚇しているアクセルに少しだけ固まる。
アクセルは私に剣術を教えてくれたのは、元々そういう家系だからか。納得した!魔塔に所属している人は基本剣など持たないのに、私に教えれるほど結構強いんだよね。
私は2人の間に入り、今にでも闘いそうな雰囲気を止めて、ブレーキの方を見て話しかける。
「私になんの用かしら?」
「‥フェルト王子が留学から帰ってきました」
「だから?」
「一緒に食事をしよう、そうおっしゃってます」
「‥‥拒否権は私にはないのでしょう?ハッ‥笑える。主人公様はお気楽ね。アクセル!いくわよ」
「うっす」
私はアクセルの肩に触り、窓から飛び降りた。フェルト王子が待っているとされている食卓へと足を運ぶと、黄金のテーブルに豪華な食事が並び、そこにはフェルト王子‥‥金髪で物腰が柔らかく、優しい表情をする彼だ。この小説の主人公であるフェルト王子、兄が座っていた。
優しい感じはするけど‥‥なんか不気味。
私は形式な挨拶をせずに、ツカツカと歩き、テーブルに座ると、周りにいたメイドや執事達は「フェルト王子に挨拶もせず、勝手に座ったぞ」と不快な顔をしていた。
真正面に座るフェルト王子はニコニコと笑っているだけだった。
彼と会ったのって‥‥確か‥
「12年前、王家の主催のパーティーに一度会った以来だよね」
「‥‥‥そうですね。で?用件を」
そう私が言うとフェルト王子はメイドや執事達に、久しぶりに会う妹との食事を邪魔されたく無いと言い、出ていかせた。
フェルト王子の後ろには、先程会ったアクセルの弟であるブレーキと、私とアクセルだけが残った。いえ、ずっと私の肩に乗っている鴉のカアちゃんもいる。
フェルト王子は、悲しそうな顔をして食卓にあったマカロンをパチンと指を鳴らしたあと、マカロンは私の方へと向かって、私の前に置いた。
「マカロン好きでしょ。他国のマカロンもあるよ?あ、それと、ドレスを沢山プレゼントに持ってきたよ。君は華やかな色が似合うよ。黒だけなんてやめなよ」
「マカロンなど、嫌いです」
「久しぶりに会った双子の兄に冷た過ぎないかな?僕はデローザと仲良くなりたいんだ」
そう話すフェルト王子‥‥。私は王家が、国王陛下もフェルト王子も好きじゃない。自分勝手な気持ちだけど、ブラック家を陥れて、のびのびと暮らしてるフェルト王子に腹が立ってしょうがない。フェルト王子がみんなに囲まれて楽しい時間を過ごしていた時、メリダ姉様やスコット兄様、ルイガノは今日も明日も生きるか死ぬかの闘いをしている。
「ふふ、ご冗談を。私の兄弟はメリダ姉様、スコット兄様、ルイガノが私のキョウダイです」
そう笑って話すと、フェルト王子の後ろにいたブレーキが怒り前にでる。
「デローザ姫!フェルト王子の優しさをむげにするとは!」
「はーいはいはい!兄ちゃんがお前の悩みを解決するぞー!反抗期かな?」
「うるさい!邪魔だ!」
剣を出そうとした時、私の前にアクセルが出て、アクセルとブレーキは睨み合う。いや、一方的にブレーキが睨んでるわね。アクセルはからかってる‥‥。
フェルト王子はただ静かに笑っていた。不気味なくらい。
私が原作で知っているフェルトとは違う‥‥
なんというかダークな感じで‥‥
「来月僕が留学から帰ってきた祝いパーティーに、ブラック家である3人兄弟を呼ぼうと思ってるんだ」
その言葉に、驚いてガタッ!と私は席に立ち上がってしまった。
私が反応を示したからか、フェルト王子はクスッと笑った。
「デローザを閉じ込めず、家族三人、公にきちんと見せておくべきだと父上にお願いしたんだ。デローザもそのパーティーに参加だよ」
「‥‥あの、国王陛下が?私にパーティー出席を許した?‥‥何が目的?」
「あぁ、でも彼らに話をかけられても無視してね」
「は?なんで貴方にそう命じられなきゃーー」
フェルト王子はマカロンを一口食べながら話す。
「君の家族は僕だよ?何をムキになってるのかな‥‥。でもせっかく彼らの功績や良い噂が君と話したら、全部、水の泡になるよ。ね。我慢我慢」
そう私の頭を優しく撫でて、部屋から出るフェルト王子。
私はグッと堪えた。
「‥‥‥あの人、爽やか王子でもないわね。腹が立つ」
「姫さん、よく我慢しましたね。ところでパーティー参加、するんすよね」
「勿論。でも‥‥参加するだけ。メリダ姉様達とは話さない。もう疲れた。寝る」
そう私は塔へと戻る。
ベッドへと入るものの、なかなか寝れず、近くにいた鴉のカアちゃんに抱きしめる。
「‥‥みんなと会えたら嬉しいけど‥‥結局何も役に立たず、悪評ばかりの私を見たら‥‥嫌われちゃうよね」
どんなに抗っていても、私は悪女だと囁かれる。我儘で不気味なお姫様‥‥王家の邪魔者。
会いたいけど、少しだけ不安な気持ちのまま私は静かに眠りについた。
ベッドで横たわる私のそばで、護衛のアクセルは笑っていた。アクセルは五歳だった私に魔法と剣術を教えてくれたいわば師匠みたいな人なんだけど‥‥
「あんまり、笑わないで!」
私は枕を投げるとアクセルはヒョイと交わす。おちゃらけな人だけど、相当腕が良い魔法使いさんなのか、城の者もアクセルに手を出してこないのよね。
‥‥あれから12年が経って、私の環境は変わった。
あまり城に出れない私、パーティーすら出席も許されなく、ずっと監禁状態。
私をすぐ殺さない理由は、留学しているフェルト王子と私を比較するため、あとは国王が何か企んでるのは間違いないのよね。それと‥‥実の母親とコルナゴ•ブラックは昔は恋人だったのを、国王は嫉妬していたのは調べてわかった。
私は似ていたから、コルナゴは保護したのかな。
一度もブラック家のみんなと会っていない。
生きているのは、わかってるし凄く活躍している事が嬉しい。
でも、まだ城の奥深い地下牢で彼は拘束されたままだ。なんとか‥‥彼を解放しなきゃいけない。ブラック家の名誉とみんなを守る為に、私は国王の言う通りに【我儘で傲慢なお姫様】を演じている。
コンコンと珍しくこの黒い塔の部屋のドアを叩く音がした。アクセルは警戒をしながら、ドアを開けるとそこに立っていたのは、アクセルと同じ青い髪色の騎士である男性だった。
あれ、この人どこかで見たような‥‥?そう考えていた時、アクセルはニコニコと笑顔でその男性に、抱きしめようとすると騎士の人は、不愉快な顔をしながら剣の刃を向ける。
「お兄ちゃんに会いにきたんだな!」
「声が大きく不愉快なので、近づかないでください。私は姫君にご用があるのです」
「2人とも、兄弟なの?なるほど、似てるね」
「俺の可愛い可愛い弟ブレーキなんすよ~!性格は悪いすんけどね!」
「頭が悪い兄上に言われたくありません!由緒ある騎士の家を継がずに、家出し、あの魔塔に所属していたなんて!」
「あはは!だからか!俺が心配で【12年】もこそこそと監視してたんだねえ。兄想いな弟をもってお兄ちゃん嬉しい」
ピリッと空気が重くなり、アクセルの弟のブレーキは、笑顔のままだけど自分を威嚇しているアクセルに少しだけ固まる。
アクセルは私に剣術を教えてくれたのは、元々そういう家系だからか。納得した!魔塔に所属している人は基本剣など持たないのに、私に教えれるほど結構強いんだよね。
私は2人の間に入り、今にでも闘いそうな雰囲気を止めて、ブレーキの方を見て話しかける。
「私になんの用かしら?」
「‥フェルト王子が留学から帰ってきました」
「だから?」
「一緒に食事をしよう、そうおっしゃってます」
「‥‥拒否権は私にはないのでしょう?ハッ‥笑える。主人公様はお気楽ね。アクセル!いくわよ」
「うっす」
私はアクセルの肩に触り、窓から飛び降りた。フェルト王子が待っているとされている食卓へと足を運ぶと、黄金のテーブルに豪華な食事が並び、そこにはフェルト王子‥‥金髪で物腰が柔らかく、優しい表情をする彼だ。この小説の主人公であるフェルト王子、兄が座っていた。
優しい感じはするけど‥‥なんか不気味。
私は形式な挨拶をせずに、ツカツカと歩き、テーブルに座ると、周りにいたメイドや執事達は「フェルト王子に挨拶もせず、勝手に座ったぞ」と不快な顔をしていた。
真正面に座るフェルト王子はニコニコと笑っているだけだった。
彼と会ったのって‥‥確か‥
「12年前、王家の主催のパーティーに一度会った以来だよね」
「‥‥‥そうですね。で?用件を」
そう私が言うとフェルト王子はメイドや執事達に、久しぶりに会う妹との食事を邪魔されたく無いと言い、出ていかせた。
フェルト王子の後ろには、先程会ったアクセルの弟であるブレーキと、私とアクセルだけが残った。いえ、ずっと私の肩に乗っている鴉のカアちゃんもいる。
フェルト王子は、悲しそうな顔をして食卓にあったマカロンをパチンと指を鳴らしたあと、マカロンは私の方へと向かって、私の前に置いた。
「マカロン好きでしょ。他国のマカロンもあるよ?あ、それと、ドレスを沢山プレゼントに持ってきたよ。君は華やかな色が似合うよ。黒だけなんてやめなよ」
「マカロンなど、嫌いです」
「久しぶりに会った双子の兄に冷た過ぎないかな?僕はデローザと仲良くなりたいんだ」
そう話すフェルト王子‥‥。私は王家が、国王陛下もフェルト王子も好きじゃない。自分勝手な気持ちだけど、ブラック家を陥れて、のびのびと暮らしてるフェルト王子に腹が立ってしょうがない。フェルト王子がみんなに囲まれて楽しい時間を過ごしていた時、メリダ姉様やスコット兄様、ルイガノは今日も明日も生きるか死ぬかの闘いをしている。
「ふふ、ご冗談を。私の兄弟はメリダ姉様、スコット兄様、ルイガノが私のキョウダイです」
そう笑って話すと、フェルト王子の後ろにいたブレーキが怒り前にでる。
「デローザ姫!フェルト王子の優しさをむげにするとは!」
「はーいはいはい!兄ちゃんがお前の悩みを解決するぞー!反抗期かな?」
「うるさい!邪魔だ!」
剣を出そうとした時、私の前にアクセルが出て、アクセルとブレーキは睨み合う。いや、一方的にブレーキが睨んでるわね。アクセルはからかってる‥‥。
フェルト王子はただ静かに笑っていた。不気味なくらい。
私が原作で知っているフェルトとは違う‥‥
なんというかダークな感じで‥‥
「来月僕が留学から帰ってきた祝いパーティーに、ブラック家である3人兄弟を呼ぼうと思ってるんだ」
その言葉に、驚いてガタッ!と私は席に立ち上がってしまった。
私が反応を示したからか、フェルト王子はクスッと笑った。
「デローザを閉じ込めず、家族三人、公にきちんと見せておくべきだと父上にお願いしたんだ。デローザもそのパーティーに参加だよ」
「‥‥あの、国王陛下が?私にパーティー出席を許した?‥‥何が目的?」
「あぁ、でも彼らに話をかけられても無視してね」
「は?なんで貴方にそう命じられなきゃーー」
フェルト王子はマカロンを一口食べながら話す。
「君の家族は僕だよ?何をムキになってるのかな‥‥。でもせっかく彼らの功績や良い噂が君と話したら、全部、水の泡になるよ。ね。我慢我慢」
そう私の頭を優しく撫でて、部屋から出るフェルト王子。
私はグッと堪えた。
「‥‥‥あの人、爽やか王子でもないわね。腹が立つ」
「姫さん、よく我慢しましたね。ところでパーティー参加、するんすよね」
「勿論。でも‥‥参加するだけ。メリダ姉様達とは話さない。もう疲れた。寝る」
そう私は塔へと戻る。
ベッドへと入るものの、なかなか寝れず、近くにいた鴉のカアちゃんに抱きしめる。
「‥‥みんなと会えたら嬉しいけど‥‥結局何も役に立たず、悪評ばかりの私を見たら‥‥嫌われちゃうよね」
どんなに抗っていても、私は悪女だと囁かれる。我儘で不気味なお姫様‥‥王家の邪魔者。
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**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
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