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私が1番の悪者!?
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煌びやかなシャンデリアと沢山のご馳走が並ぶ中、音楽が流れていた。映画でよく見るワンシーンのようだ。
「‥‥キラキラ‥わあ」
私は周りを見渡しながら、ブラック家と歩いていると、サーと周りのみんなは道を空けてくれている。というか、ブラック家を恐れている様子だった‥‥まあ、確かに威圧感半端ないものね。
コルナゴ•ブラックとビアンキ様は国王陛下達に会いに行くと言い去っていく。
じゃあ、お肉でも食べていいのかな?そう考えていると、何故かメリダお姉様とスコットお兄様、ルイガノまでも不機嫌な顔をしていた。
どうしたのかな?肉食べないのかな?
「‥‥‥ねえ‥‥あの小さな女の子って‥噂の養女の‥‥」
「髪が真っ白で‥‥変ね」
あ。私か‥‥髪色で変に目立っちゃってるかな?好奇な目で見てくる人もいて、メリダお姉様達には恐る恐る挨拶をしてくるけど、私には誰一人も挨拶はしてこなかった。
どう扱っていいのか、わからないみたいだしね。
「マロカンとかあるかな?」
とりあえず私は腹ごしらえだね!タッパーがあれば全部持ち帰ってチェリーにも食べさせたい!
私は少し離れたデザートの場所を探しまわると、少し小太りしていた男の子と周りにいた貴族らしき男の子達に囲まれて泣いていた。
「おい!お前使用人の息子のくせに、なんでパーティー参加しているんだよ!」
「‥‥ぼ、ぼぼくは、ただ、父さんの仕事を待っててーー」
「はあ?どうせ、コソコソ食べてたんだろ?豚みたいなやつ!ほら!ケーキ拾って食べろよ!高貴な俺達のお恵みだよ」
小太りの男の子は泣きながらしゃがみ込み、地面に落ちていたケーキを無理矢理食べようとしていたのを私は止めた。
「‥‥え?」
「たべなくて大丈夫よ。デロのケーキ食べる?なかないで」
「あ、あああの‥」
私は彼にケーキが乗っているお皿を渡すと、男の子はワケがわからない顔をしていた。
「うわ!白い髪!」
「なんだよ!お前!俺達が誰か知ってるのかよ!」
「しらなーい」
そう私は無視しようとした時、貴族の子達はテーブルに置いてあったケーキを沢山私に投げつけてきて、私は見事にぐちゃぐちゃなケーキまみれになってしまった!
「食べもの、おそまつして、悪いことだよ!」
「はあー?ブスは黙ってろよ!おい!もっとケーキ投げようーーひっ!?!」
急に青ざめる貴族の子達‥‥私の背後から冷たい空気と殺気がダダ漏れなのがわかる。うん、これは‥
「あら、私の可愛い妹のうさぎちゃんに‥‥なにしてるのかしらー?」
「お前ら、ブラック家である俺達の妹にふざけた事をしてくれたなあぁ」
「‥‥‥‥デローザ。こっちへ」
クイッとルイガノは私の腕を引っ張り、ハンカチで汚れを拭いてくれた。
「せっかくおめかししたのに、台無しなっちゃった。マロカン食べそこねた」
「‥‥‥今は着替えたほう良いと思うけど」
三人が貴族達を睨んだだけで‥‥貴族の子達泣いちゃった‥‥。
「うわあああん!すいませんでした!」
「こ、殺さないでえ!」
そう言いながら逃げていった。
三人が現れたことで、先程助けた男の子は、三人のオーラに、気絶しちゃったみたい。
パチパチと何処からか拍手が出てきた。
「うわー!きみ、ブラック家のこなんだねー。すごいね」
ん?何故か下から‥‥
「「「「‥‥‥‥」」」」
テーブルの下から現れたのは、口の周りにチョコレートだらけ姿の金髪で青い目の私と同い年くらいのショタっ子君が突然出てきた。
いや、何1番君がコソコソ、ケーキを食べてたんだと、突っ込みたい。
「へへ、かっこいーね!僕いつでればよいか迷って」
「あ、ありあと‥」
太陽のように眩しく、可愛らしい笑顔を向けるこの小さな少年は‥‥ハッ!もしや!?
フェルト・ゴールド・フェアリー!!
小説の主人公だ!あ、あれ?ルイガノの反応は!?うん、よし!無表情!大丈夫!
メリダお姉様とスコットお兄様達は、何故また不機嫌に!?
「あーら、王太子様様じゃありませんか。私達の大切な妹デローザですの!私達の、大事な、妹!」
「あ、メリダだ!また背が高くなったね!」
「おい、王子だからってあんまり調子のるなよ!?」
「スコット君はー、声でかいね」
メイドや、執事だけではなく、先程周りにいる大人や子供達だけでもブラック家を見ては恐れているのに‥‥フェルト王子は震えないのね。満面な笑みだもの。
「名前はデローザなんだね、僕はフェルト!よろしくね!ってわわわ!鴉!」
そうフェルト王子が握手をしようと私に近づこうとした時、鴉が何匹かフェルト王子の前で邪魔をする。
「‥‥うん?ルイ?どうしたの?えっと‥王子様困ってるよ」
「‥‥‥ちっ」
え?なんで舌打ち?反抗期?
そう私達が集まっていた中、ピンク色の髪を靡かせ白いドレスを着ている小さな少女が現れた。
「あ、悪い人ってあなたね?」
「え?」
「い、いじめとか、よくないわ!」
頬を膨らませて怒っているのは‥‥ひと目でわかる!!この子ヒロインちゃんだ!え?どうしよ!まだルイガノは反抗期?中だから、今貴女を見て一目惚れしたら、大変よ!?
私はバッ!とルイガノの反応を見ると、ルイガノは何故かフェルトを睨んでいた。え、もう何か始まったの!?なんで睨んでるの!?
メリダお姉様とスコット兄様は突然現れたヒロインちゃんを睨むし‥‥。
ヒロインちゃんは‥‥プルプル震えていた。
「‥‥ブラック家のひとね。悪い人達だわ。特にあなた!この気絶してるこ、いじめたのね!きいたわ!」
え、なんで私!?
‥‥お肉とマカロン‥‥沢山食べたいだけなのにぃ!!
「‥‥キラキラ‥わあ」
私は周りを見渡しながら、ブラック家と歩いていると、サーと周りのみんなは道を空けてくれている。というか、ブラック家を恐れている様子だった‥‥まあ、確かに威圧感半端ないものね。
コルナゴ•ブラックとビアンキ様は国王陛下達に会いに行くと言い去っていく。
じゃあ、お肉でも食べていいのかな?そう考えていると、何故かメリダお姉様とスコットお兄様、ルイガノまでも不機嫌な顔をしていた。
どうしたのかな?肉食べないのかな?
「‥‥‥ねえ‥‥あの小さな女の子って‥噂の養女の‥‥」
「髪が真っ白で‥‥変ね」
あ。私か‥‥髪色で変に目立っちゃってるかな?好奇な目で見てくる人もいて、メリダお姉様達には恐る恐る挨拶をしてくるけど、私には誰一人も挨拶はしてこなかった。
どう扱っていいのか、わからないみたいだしね。
「マロカンとかあるかな?」
とりあえず私は腹ごしらえだね!タッパーがあれば全部持ち帰ってチェリーにも食べさせたい!
私は少し離れたデザートの場所を探しまわると、少し小太りしていた男の子と周りにいた貴族らしき男の子達に囲まれて泣いていた。
「おい!お前使用人の息子のくせに、なんでパーティー参加しているんだよ!」
「‥‥ぼ、ぼぼくは、ただ、父さんの仕事を待っててーー」
「はあ?どうせ、コソコソ食べてたんだろ?豚みたいなやつ!ほら!ケーキ拾って食べろよ!高貴な俺達のお恵みだよ」
小太りの男の子は泣きながらしゃがみ込み、地面に落ちていたケーキを無理矢理食べようとしていたのを私は止めた。
「‥‥え?」
「たべなくて大丈夫よ。デロのケーキ食べる?なかないで」
「あ、あああの‥」
私は彼にケーキが乗っているお皿を渡すと、男の子はワケがわからない顔をしていた。
「うわ!白い髪!」
「なんだよ!お前!俺達が誰か知ってるのかよ!」
「しらなーい」
そう私は無視しようとした時、貴族の子達はテーブルに置いてあったケーキを沢山私に投げつけてきて、私は見事にぐちゃぐちゃなケーキまみれになってしまった!
「食べもの、おそまつして、悪いことだよ!」
「はあー?ブスは黙ってろよ!おい!もっとケーキ投げようーーひっ!?!」
急に青ざめる貴族の子達‥‥私の背後から冷たい空気と殺気がダダ漏れなのがわかる。うん、これは‥
「あら、私の可愛い妹のうさぎちゃんに‥‥なにしてるのかしらー?」
「お前ら、ブラック家である俺達の妹にふざけた事をしてくれたなあぁ」
「‥‥‥‥デローザ。こっちへ」
クイッとルイガノは私の腕を引っ張り、ハンカチで汚れを拭いてくれた。
「せっかくおめかししたのに、台無しなっちゃった。マロカン食べそこねた」
「‥‥‥今は着替えたほう良いと思うけど」
三人が貴族達を睨んだだけで‥‥貴族の子達泣いちゃった‥‥。
「うわあああん!すいませんでした!」
「こ、殺さないでえ!」
そう言いながら逃げていった。
三人が現れたことで、先程助けた男の子は、三人のオーラに、気絶しちゃったみたい。
パチパチと何処からか拍手が出てきた。
「うわー!きみ、ブラック家のこなんだねー。すごいね」
ん?何故か下から‥‥
「「「「‥‥‥‥」」」」
テーブルの下から現れたのは、口の周りにチョコレートだらけ姿の金髪で青い目の私と同い年くらいのショタっ子君が突然出てきた。
いや、何1番君がコソコソ、ケーキを食べてたんだと、突っ込みたい。
「へへ、かっこいーね!僕いつでればよいか迷って」
「あ、ありあと‥」
太陽のように眩しく、可愛らしい笑顔を向けるこの小さな少年は‥‥ハッ!もしや!?
フェルト・ゴールド・フェアリー!!
小説の主人公だ!あ、あれ?ルイガノの反応は!?うん、よし!無表情!大丈夫!
メリダお姉様とスコットお兄様達は、何故また不機嫌に!?
「あーら、王太子様様じゃありませんか。私達の大切な妹デローザですの!私達の、大事な、妹!」
「あ、メリダだ!また背が高くなったね!」
「おい、王子だからってあんまり調子のるなよ!?」
「スコット君はー、声でかいね」
メイドや、執事だけではなく、先程周りにいる大人や子供達だけでもブラック家を見ては恐れているのに‥‥フェルト王子は震えないのね。満面な笑みだもの。
「名前はデローザなんだね、僕はフェルト!よろしくね!ってわわわ!鴉!」
そうフェルト王子が握手をしようと私に近づこうとした時、鴉が何匹かフェルト王子の前で邪魔をする。
「‥‥うん?ルイ?どうしたの?えっと‥王子様困ってるよ」
「‥‥‥ちっ」
え?なんで舌打ち?反抗期?
そう私達が集まっていた中、ピンク色の髪を靡かせ白いドレスを着ている小さな少女が現れた。
「あ、悪い人ってあなたね?」
「え?」
「い、いじめとか、よくないわ!」
頬を膨らませて怒っているのは‥‥ひと目でわかる!!この子ヒロインちゃんだ!え?どうしよ!まだルイガノは反抗期?中だから、今貴女を見て一目惚れしたら、大変よ!?
私はバッ!とルイガノの反応を見ると、ルイガノは何故かフェルトを睨んでいた。え、もう何か始まったの!?なんで睨んでるの!?
メリダお姉様とスコット兄様は突然現れたヒロインちゃんを睨むし‥‥。
ヒロインちゃんは‥‥プルプル震えていた。
「‥‥ブラック家のひとね。悪い人達だわ。特にあなた!この気絶してるこ、いじめたのね!きいたわ!」
え、なんで私!?
‥‥お肉とマカロン‥‥沢山食べたいだけなのにぃ!!
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