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やっぱり私の推しはお姉様!完
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今日は特別な日…。
純白のウェディングドレスに、真珠のネックレスの姿は一度は着てみたい女の子の憧れだ。
そう、今日は…大好きな…大好きな…
「マリエお姉様あああ!素敵です!写メ撮りまくって永久保存したいくらいだわ!美しい!美しいは姉様の為にある言葉だもの!」
そう、我が推しの姉様の結婚式だ!!綺麗だよー!本当に美しいよう!!
「マリア…貴女もう少し落ち着きなさい。一応腹黒王子の婚約者でもあるのだから」
マリエお姉様は相変わらず美しい姿で、私の心配をしてくれてる。…でももう…私だけのお姉様ではないんだよね。姉様の結婚まで、かなりイバラの道だったトムはかなり頑張った。一番何を頑張っていたかというと…チラッと私は、私以上に泣いているお父様の様子を伺った。
「ぎっ、ぎっ、きれいだああああああ!嫁なんで…ぐすっ、むずめがああああ!!」
…ちょっと私よりうるさい父親はみんなは無視をして、沢山お祝いのメッセージを姉様に送っていた。
本来ヒロイン役であったカナリア、カナちゃんは今では私の良き友人の1人!カナちゃんは、ウェディングドレス姿の姉様を見て
「私の方が絶対似合うとおもうけど、でも、あの、その!これ、貴女にお祝いとしてあげるわ」
カナちゃんは、オシャレな薔薇模様のグラスコップ二つをプレゼントをしていた。そんなカナちゃんに姉様は微笑みかけた。あの微笑みは女神だわ!
クロは今では完璧な我が家の執事だ。クロは私が結婚してもずっと執事としてお供すると言ってて、エリオスと笑いながら
「あははは、冗談だよね?」
「いえ、本気です」
とかなんとか話してて、姉様はそんなクロを褒めていた。
「ふふ、きちんと見張り役はいるべきだものね」
と褒めていた。そんな姉様にエリオスはなんか、目が笑ってなかったような、そうでないような…?
「オーイ!トム!マリエ嬢!これお祝いのやつ!」
明るい声で手を振りながらやってきた、スクアーロ。どうやら、綺麗な剣…だね!?
「夫婦喧嘩したら、これで闘え!トム!」
「ふふ…あらまあ…スクアーロは本当に死にたいのかしら」
姉様は笑いながら、スクアーロのほうを見つめたらスクアーロは慌てて逃げていった。
そんな彼は今では立派な騎士団の1人だ。将来はというか、もう既に次世代の騎士団長としてしごかれていると嬉しそうに語っているのをみてなんだか私も嬉しいな!
「君は相変わらずだね。お妃教育は大丈夫なの?」
「レオ君!うん、頑張ってるよー」
レオ君は相変わらず可愛い男の子だ。レオ君はトムに沢山の本と、二人にと素敵な花瓶をプレゼントしていた。花瓶がオシャレだから、薔薇に似合うね!
ワアァアと沢山の人に祝福される姉様達…とても嬉しいような寂しいような…でもあんなに喜んでる姉様を見たら…
「姉様…幸せになってね!」
そう私が呟くと、そっと手を握ってくれたエリオス。エリオスはニコッと微笑む。
うん…私は私で幸せにならなきゃだね!
私はエリオスの手を握り返して笑った。
「次は私達だねー!」
そう私が話すとエリオスは顔を真っ赤しながら恥ずかしそうに
「自分達の事は考えてなかったと思ってたよ」
「私、結構やればできる子なんですよ?今はお妃教育に専念しなきゃならないけど。そういえば、またスターローズのお花私宛に届いてたよ」
「…そう。まあ体調も良くなったからいいけどね」
私とエリオスはお互い見つめ合った時、薔薇のブーケが飛んできた。
姉様だ。
「…ふふ、まだ先だとは思いますが、お先に。エリオス王子」
「ははは、まだ先かどうかはわからないよ」
姉様とエリオスは、お互い笑いながら挨拶をしていた。やっぱり仲良しさんだと私は思います。
「まったく、君の姉は敵にまわしたくないね」
「素敵な姉様でしょ?私の推しですから!…でも」
「でも?」
「…これから一生一緒にいたいのは、エリオスだけだよ」
私はそう彼の耳元でそう囁いた。
明日も明後日も、ずっと私は推しである姉様を応援する。
でも、幸せにしてあげたいこの大切な人を大事に大事にしようとそう誓った。
純白のウェディングドレスに、真珠のネックレスの姿は一度は着てみたい女の子の憧れだ。
そう、今日は…大好きな…大好きな…
「マリエお姉様あああ!素敵です!写メ撮りまくって永久保存したいくらいだわ!美しい!美しいは姉様の為にある言葉だもの!」
そう、我が推しの姉様の結婚式だ!!綺麗だよー!本当に美しいよう!!
「マリア…貴女もう少し落ち着きなさい。一応腹黒王子の婚約者でもあるのだから」
マリエお姉様は相変わらず美しい姿で、私の心配をしてくれてる。…でももう…私だけのお姉様ではないんだよね。姉様の結婚まで、かなりイバラの道だったトムはかなり頑張った。一番何を頑張っていたかというと…チラッと私は、私以上に泣いているお父様の様子を伺った。
「ぎっ、ぎっ、きれいだああああああ!嫁なんで…ぐすっ、むずめがああああ!!」
…ちょっと私よりうるさい父親はみんなは無視をして、沢山お祝いのメッセージを姉様に送っていた。
本来ヒロイン役であったカナリア、カナちゃんは今では私の良き友人の1人!カナちゃんは、ウェディングドレス姿の姉様を見て
「私の方が絶対似合うとおもうけど、でも、あの、その!これ、貴女にお祝いとしてあげるわ」
カナちゃんは、オシャレな薔薇模様のグラスコップ二つをプレゼントをしていた。そんなカナちゃんに姉様は微笑みかけた。あの微笑みは女神だわ!
クロは今では完璧な我が家の執事だ。クロは私が結婚してもずっと執事としてお供すると言ってて、エリオスと笑いながら
「あははは、冗談だよね?」
「いえ、本気です」
とかなんとか話してて、姉様はそんなクロを褒めていた。
「ふふ、きちんと見張り役はいるべきだものね」
と褒めていた。そんな姉様にエリオスはなんか、目が笑ってなかったような、そうでないような…?
「オーイ!トム!マリエ嬢!これお祝いのやつ!」
明るい声で手を振りながらやってきた、スクアーロ。どうやら、綺麗な剣…だね!?
「夫婦喧嘩したら、これで闘え!トム!」
「ふふ…あらまあ…スクアーロは本当に死にたいのかしら」
姉様は笑いながら、スクアーロのほうを見つめたらスクアーロは慌てて逃げていった。
そんな彼は今では立派な騎士団の1人だ。将来はというか、もう既に次世代の騎士団長としてしごかれていると嬉しそうに語っているのをみてなんだか私も嬉しいな!
「君は相変わらずだね。お妃教育は大丈夫なの?」
「レオ君!うん、頑張ってるよー」
レオ君は相変わらず可愛い男の子だ。レオ君はトムに沢山の本と、二人にと素敵な花瓶をプレゼントしていた。花瓶がオシャレだから、薔薇に似合うね!
ワアァアと沢山の人に祝福される姉様達…とても嬉しいような寂しいような…でもあんなに喜んでる姉様を見たら…
「姉様…幸せになってね!」
そう私が呟くと、そっと手を握ってくれたエリオス。エリオスはニコッと微笑む。
うん…私は私で幸せにならなきゃだね!
私はエリオスの手を握り返して笑った。
「次は私達だねー!」
そう私が話すとエリオスは顔を真っ赤しながら恥ずかしそうに
「自分達の事は考えてなかったと思ってたよ」
「私、結構やればできる子なんですよ?今はお妃教育に専念しなきゃならないけど。そういえば、またスターローズのお花私宛に届いてたよ」
「…そう。まあ体調も良くなったからいいけどね」
私とエリオスはお互い見つめ合った時、薔薇のブーケが飛んできた。
姉様だ。
「…ふふ、まだ先だとは思いますが、お先に。エリオス王子」
「ははは、まだ先かどうかはわからないよ」
姉様とエリオスは、お互い笑いながら挨拶をしていた。やっぱり仲良しさんだと私は思います。
「まったく、君の姉は敵にまわしたくないね」
「素敵な姉様でしょ?私の推しですから!…でも」
「でも?」
「…これから一生一緒にいたいのは、エリオスだけだよ」
私はそう彼の耳元でそう囁いた。
明日も明後日も、ずっと私は推しである姉様を応援する。
でも、幸せにしてあげたいこの大切な人を大事に大事にしようとそう誓った。
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