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トムにカツ丼で事情聴取!
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「……トム、カツ丼よ」
「えっと、、あのマリアお嬢様…」
私はあの後トムを拉致…いえ事情聴取することにした。後ろにはエリオスが溜息混じりで私が何かやらかすのでないかと見張って…いや、心配してるのかな??と思う事にするわ!
密室空間で私はトムに話しをする。
「トム…貴方の罪は恋泥棒なのね…!」
「ププッ…」
「エリオス!笑わないで!私真剣なのよ!?」
「マリアお嬢様…ずっと内緒にしていて申し訳ありませんでした…」
シュンと落ち込むトムを見て私がなんだか悪者になったみたいですよ!トムは大事な友達で家族みたいなものだもの!嫌いじゃない!
「や、あの、別に、反対しているわけじゃあ…カ、カツ丼食べて?とりあえず食べて?私今警察官役だから、ね?ここで喚いてちょうだい!そして世間話をするから」
「マリア…最後の言っている意味は多分トムも僕もわからないよ?」
エリオスが後ろで色々言ってきてるけど、トムはニッコリ笑ってくれて、カツ丼を食べてくれた。
「姉様…素敵だもんね…世の中の男が姉様狙ってきたら爆弾投げつけようとしたけど…トムにはできないなぁ…」
「えーと…それは、ありがとうございます…」
「何よりも…トムは私の命の恩人だもん…私もエリオスが大好きだって…知ったからわかるもの…」
「マリアお嬢様…ってエリオス王子何ドヤ顔しているんですか…。えーと、あの、昔からマリエお嬢様の事をお慕いしておりました…ただ僕は庶民でマリエ様は次期クリスタルティーン家の当主になる方、高貴な方です…不釣り合いなのはわかっています……」
「トム…」
後ろにいたエリオスは私達の間に入ってきて
「トムをね、僕の遠い親戚の家へ養子にいれようと思っているんだ。元々子供がいなかった夫婦でね、だから不釣り合いとは誰にも言わせやしないよ」
「頑張って勉強をしてマリエお嬢様に似合う男になったら…マリエお嬢様を…お嫁さんにしたいです」
ニコッと微笑みながら話すトムはとても真剣な目だった。私の知らないところで、色々な物語があったんだなあ…。
「私より、、多分父様が強敵だよ?」
「うっ…それは覚悟の上です」
「そっかあーうん!わかった!今から姉様呼んでくるから沢山二人でデートしちゃいなよ!ね!」
私は早速、別の部屋で待っていた姉様を呼んだ。
「マリア…あのトムは?」
「トムは外でまってるよ?いってらっしゃい」
姉様は私の顔をジッと見つめてから微笑む。
可愛いですよ!姉様!
「…ありがとう…マリア」
そう姉様は私の頭を撫でてから、トムの元へ行った。
私の隣にいたエリオスはクスッと笑いながら
「よくできました、マリア」
「姉離れ…しなくちゃいけないから…ぐすっ。あ、すぐは無理かも。姉離れ。ほんの少しだけ姉離れする…」
推しの悪役令嬢マリエ・クリスタルティーンは庭師の男の子と恋に落ちてただなんてビックリだよ!!
カナちゃんに言ったら
「気づくの遅!」と馬鹿にされました。
「えっと、、あのマリアお嬢様…」
私はあの後トムを拉致…いえ事情聴取することにした。後ろにはエリオスが溜息混じりで私が何かやらかすのでないかと見張って…いや、心配してるのかな??と思う事にするわ!
密室空間で私はトムに話しをする。
「トム…貴方の罪は恋泥棒なのね…!」
「ププッ…」
「エリオス!笑わないで!私真剣なのよ!?」
「マリアお嬢様…ずっと内緒にしていて申し訳ありませんでした…」
シュンと落ち込むトムを見て私がなんだか悪者になったみたいですよ!トムは大事な友達で家族みたいなものだもの!嫌いじゃない!
「や、あの、別に、反対しているわけじゃあ…カ、カツ丼食べて?とりあえず食べて?私今警察官役だから、ね?ここで喚いてちょうだい!そして世間話をするから」
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エリオスが後ろで色々言ってきてるけど、トムはニッコリ笑ってくれて、カツ丼を食べてくれた。
「姉様…素敵だもんね…世の中の男が姉様狙ってきたら爆弾投げつけようとしたけど…トムにはできないなぁ…」
「えーと…それは、ありがとうございます…」
「何よりも…トムは私の命の恩人だもん…私もエリオスが大好きだって…知ったからわかるもの…」
「マリアお嬢様…ってエリオス王子何ドヤ顔しているんですか…。えーと、あの、昔からマリエお嬢様の事をお慕いしておりました…ただ僕は庶民でマリエ様は次期クリスタルティーン家の当主になる方、高貴な方です…不釣り合いなのはわかっています……」
「トム…」
後ろにいたエリオスは私達の間に入ってきて
「トムをね、僕の遠い親戚の家へ養子にいれようと思っているんだ。元々子供がいなかった夫婦でね、だから不釣り合いとは誰にも言わせやしないよ」
「頑張って勉強をしてマリエお嬢様に似合う男になったら…マリエお嬢様を…お嫁さんにしたいです」
ニコッと微笑みながら話すトムはとても真剣な目だった。私の知らないところで、色々な物語があったんだなあ…。
「私より、、多分父様が強敵だよ?」
「うっ…それは覚悟の上です」
「そっかあーうん!わかった!今から姉様呼んでくるから沢山二人でデートしちゃいなよ!ね!」
私は早速、別の部屋で待っていた姉様を呼んだ。
「マリア…あのトムは?」
「トムは外でまってるよ?いってらっしゃい」
姉様は私の顔をジッと見つめてから微笑む。
可愛いですよ!姉様!
「…ありがとう…マリア」
そう姉様は私の頭を撫でてから、トムの元へ行った。
私の隣にいたエリオスはクスッと笑いながら
「よくできました、マリア」
「姉離れ…しなくちゃいけないから…ぐすっ。あ、すぐは無理かも。姉離れ。ほんの少しだけ姉離れする…」
推しの悪役令嬢マリエ・クリスタルティーンは庭師の男の子と恋に落ちてただなんてビックリだよ!!
カナちゃんに言ったら
「気づくの遅!」と馬鹿にされました。
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