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アデライト 逆行復讐編
人参ジャーのリーダーの言う事は絶対
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真夜中、ソフィア、アメリ、ルチータ、アルフレッド、ジェイコブとフレデリック、リリアン達は人を払い、フレデリックの部屋へと集まる。
ジェイコブは青ざめた顔でルチータ王子に話しかける。
「ちょ、‥それは本気ですか?もし国王陛下達にバレたら‥‥我々マカロン家だけでない。ルチータ王子やフレデリック王子、‥‥リリアン姫の立場も危ういんですよ?!国同士の信頼も失われかねない!」
「ジェイコブ、落ちついてよ。ほら、お菓子でも食べて。この案は小さなレディが言い出した事だよ?」
ジェイコブは珍しくアメリに怒っていた。
「アメリ!これは遊びじゃないんだ!もし、この事がバレたら‥‥」
「知ってる!遊びでいったわけじゃない!これしか方法がないんだもん!」
ぐすっと涙目になるアメリに、隣りにいたソフィアは手を挙げた。
「ルチータ王子、発言をしてもよろしいでしょうか」
「うん、なに。ソフィア嬢」
「‥‥この作戦はアデライトお姉様にお伝えするのですか?」
そうソフィアが聞くと、ルチータ王子は首を横に振る。
「彼女にはきちんと、向き合ってもらわないとね。それに、知ってしまったら取り乱さないだろう?彼女にとってルカは大事な人なのは、国王陛下達も知っている」
ルチータ王子をキッと睨むソフィアに、ずっとそばに控えていたアルフレッドはソフィアの手をぎゅっと握る。
「‥‥‥フレデリック王子やリリアン姫はいいのか?」
そうアルフレッドが聞くとフレデリック王子とリリアン姫はお互いの顔を見て、コクンと頷く。
「父上は、ただ息子の‥ヒューゴの過ちを認めたくないんだ。正直恥ずかしながら、我が国は汚い事ばかりしている‥‥私達の代で悲しい事はもう終わらせたい」
「フレデリックお兄様‥‥。あの、ジェイコブ様‥貴方の大切な妹様を悲しい思いをさせ、傷つけたのは我が愚弟ヒューゴですわ。ごめんなさい‥‥皆様にも心からお詫びを‥」
リリアン姫は大きな粒の涙を流してジェイコブ達に頭を下げる。そんなリリアン姫にジェイコブは慌てた。
バン!とテーブルを叩くアメリに皆一斉に見つめる。
「私は将来の王太子姫だから、大丈夫!」
「それは君の妄想かい?小さなレディ」
アメリはルチータ王子に自信満々な笑顔を向ける。
「我ら『人参ジャー』のリーダーは誰!?それは私アメリ•マカロン!」
「うん、それは初めて知ったよ。というか、懐かしいね。それ」
「リーダーの言う事はぜったい絶対!アル兄!ジェイコブ兄様!そうだよね?ソフィア姉さま!大丈夫だよ!」
小さな女の子の無謀な作戦が吉とでるのか、凶とでるのか‥‥
全ては明日の死刑の日にならないとわからなかった。
‥‥フォース国の城の前に、沢山の人達が集まっていた。処刑台にはロープが吊るされていた。絞首刑‥‥。
ルカのお母様は倒れて、ベッドへと塞ぎ込んでいた。
私は‥‥‥結局何も出来ず、ただ、ルカが現れるのを待っていた。
王二人は椅子に座り、二人で何かを話し合っていて笑っていた。
あの者達を殺しても文句は言わないよね?
ルチータ王子とフレデリック王子、リリアン姫も椅子に座っていた。
「罪人はどんな奴なんだ?」
「国王二人が見に来てるんだ。よっぽど酷いことをしたんだよ。大罪人さ!」
「反逆者らしいぞ。ひでー奴だ。さっさと殺せ殺せ!」
「あ!きたぞ!罪人!」
ワァアと人々の歓声が上がる。ルカを連れてきたのは、ジェイコブお兄様だった。友人として最後までいるとかの理由なら、私にして欲しかった。ルカは顔を布で覆われて、死刑台へと案内されて歩く。
「‥‥顔を見たいのに‥‥」
私もルカも寝れてない筈だ。彼はせっかく生きていたのに、全部、全部私のせいで‥‥
フォース国王は立ち上がる。
「この者は我が息子ヒューゴを殺めただけではなく、ホワイト国にも反乱を企て沢山の者を殺めた大罪人だ!!」
あぁ‥‥‥もう少しで‥‥私は‥‥
「刑を執行しろ!」
私は鞭を取り出し、前にでようとした時。小さな手が私の手を握る。ソフィアも私が鞭を出そうとした右手を止めていた。
「駄目だよ。アデライト姉様。いまは駄目!‥‥‥泣かないで。人参あげるから」
「‥‥‥アメリ?ソフィアも‥貴女達‥‥」
アメリとソフィアに気を取られたせいで、私はバッと後ろを振り向いた瞬間、ガコン!とルカは一瞬で‥‥‥
「‥‥死んだ‥‥はは‥‥呆気ない‥‥。
ふふ、あはははははは!!」
私はルカに貰った薬草学をぎゅっと握りしめたまま、笑うしかなかった。
涙ももう出し切って、泣くのもできない。周りにいた者達は私を避けて帰る。
ルカを殺した国王陛下達もルカが処刑されたのを見届けて、平和になったとほざいてる。
ルカの遺体は‥?
「まっ‥‥まって‥‥嫌!!」
私は遺体の方へと向かうものの、ソフィアに止められる。
「ソフィア!離しなさい!!この私に逆らう気!?」
「アデライト姉様‥‥!とりあえずここは目立ちます!」
ソフィアは馬鹿力なのかしら、私を無理矢理広場から離れさせて森の方へと案内する。
「‥‥‥‥アデライト姉様」
「何?‥‥ふふ、私はお前が嫌いよ。大嫌い。話しをかけないでちょうだい」
私はソフィアの顔を見ずに、小さな小川を見つめる。
水面に映る私の顔はとても醜いわね‥‥。
終わった‥‥何もかも。私は何の為に、やり直したのかしら‥‥ルカ‥‥
「‥‥‥誰か私を殺してちょうだい‥‥」
私はコッソリとルカが作った毒薬の瓶を手に持ち、飲もうとした時、小川の向こうからバシャッと誰かが水をかけてきた。
「‥‥冷たっ‥‥?!なに!?だれーー」
小川の向こうには、フードを被っている青年と、その青年の後ろには馬を連れて待っているアルフレッド王子がいた。
強い風がビュウと吹いた瞬間、フードの帽子が取れるとそこにいたのは‥‥‥死んだ筈のルカだった。
「‥‥‥‥ル‥‥カ?」
「やあ、アディー」
ニッコリ微笑むルカ‥‥ルカは生きてる。
私がルカの方へと行こうとした時、ルカは手で止め、私はピタッと足を止めてしまった。
「ここね、国境の近くなんだよ。この小川が境目。‥‥‥アディー、時間があまりないから説明は後でルチータにでも聞いて」
「‥‥‥一人で何処へ行くの?」
「言えない。昨日言ったよね、僕は沢山の人を殺した。自分の罪をきちんと向き合わないと」
ルカはいつものように、穏やかな話し方で自分は遠い所へ行くと言っている。
「‥‥私はルカの側に‥‥いたいのに」
「うん、僕もだよ。でもケジメはつけなくちゃ。それに君は‥‥家族ときちんと向き合ってみて」
は?何を‥‥何で今更‥私が家族となんて‥‥
そう思いながら、後ろに控えているソフィアとアメリを見ると、二人共何故か泣いていた。
「‥‥なんで貴女達まで泣いてるの‥‥」
ソフィアは涙を拭いながら悔しがっていた。
「何も出来ないのが悔しくて‥‥二人には幸せになって欲しいのに‥‥私‥私役立たずで」
「ルカ兄と離ればなれ、私もやだよ‥‥ぐすっ‥‥わだじが早く王妃様なって、ルカ兄を早くもどれるようするがら!ヒック‥‥ごめんなさい‥私も人参しか持っできでないー!」
と、どさくさに紛れて、アメリはルカに大量の人参を渡す。‥いつのまに人参なんてもってきたのかしら。
「アディー」
「‥‥このお馬鹿な妹達は‥‥私がいないと駄目みたいだわ‥」
「あは、そうだね!アディーが必要みたいだ」
ルカはそう優しく私に微笑みかけた。
‥‥‥またいつか会えると信じてる。
だから‥‥私は‥‥私達は‥‥
「「‥‥サヨナラ」」
それだけ挨拶をして、ルカはアルフレッド王子と共に去っていく姿を私は見えなくなるまでずっと見つめていた。
ーーそれから12年後ーー
私はルカに笑われないよう、美しい女性として今日も腹ただしいけれど、お国の為に働いていた。
ジェイコブは青ざめた顔でルチータ王子に話しかける。
「ちょ、‥それは本気ですか?もし国王陛下達にバレたら‥‥我々マカロン家だけでない。ルチータ王子やフレデリック王子、‥‥リリアン姫の立場も危ういんですよ?!国同士の信頼も失われかねない!」
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ジェイコブは珍しくアメリに怒っていた。
「アメリ!これは遊びじゃないんだ!もし、この事がバレたら‥‥」
「知ってる!遊びでいったわけじゃない!これしか方法がないんだもん!」
ぐすっと涙目になるアメリに、隣りにいたソフィアは手を挙げた。
「ルチータ王子、発言をしてもよろしいでしょうか」
「うん、なに。ソフィア嬢」
「‥‥この作戦はアデライトお姉様にお伝えするのですか?」
そうソフィアが聞くと、ルチータ王子は首を横に振る。
「彼女にはきちんと、向き合ってもらわないとね。それに、知ってしまったら取り乱さないだろう?彼女にとってルカは大事な人なのは、国王陛下達も知っている」
ルチータ王子をキッと睨むソフィアに、ずっとそばに控えていたアルフレッドはソフィアの手をぎゅっと握る。
「‥‥‥フレデリック王子やリリアン姫はいいのか?」
そうアルフレッドが聞くとフレデリック王子とリリアン姫はお互いの顔を見て、コクンと頷く。
「父上は、ただ息子の‥ヒューゴの過ちを認めたくないんだ。正直恥ずかしながら、我が国は汚い事ばかりしている‥‥私達の代で悲しい事はもう終わらせたい」
「フレデリックお兄様‥‥。あの、ジェイコブ様‥貴方の大切な妹様を悲しい思いをさせ、傷つけたのは我が愚弟ヒューゴですわ。ごめんなさい‥‥皆様にも心からお詫びを‥」
リリアン姫は大きな粒の涙を流してジェイコブ達に頭を下げる。そんなリリアン姫にジェイコブは慌てた。
バン!とテーブルを叩くアメリに皆一斉に見つめる。
「私は将来の王太子姫だから、大丈夫!」
「それは君の妄想かい?小さなレディ」
アメリはルチータ王子に自信満々な笑顔を向ける。
「我ら『人参ジャー』のリーダーは誰!?それは私アメリ•マカロン!」
「うん、それは初めて知ったよ。というか、懐かしいね。それ」
「リーダーの言う事はぜったい絶対!アル兄!ジェイコブ兄様!そうだよね?ソフィア姉さま!大丈夫だよ!」
小さな女の子の無謀な作戦が吉とでるのか、凶とでるのか‥‥
全ては明日の死刑の日にならないとわからなかった。
‥‥フォース国の城の前に、沢山の人達が集まっていた。処刑台にはロープが吊るされていた。絞首刑‥‥。
ルカのお母様は倒れて、ベッドへと塞ぎ込んでいた。
私は‥‥‥結局何も出来ず、ただ、ルカが現れるのを待っていた。
王二人は椅子に座り、二人で何かを話し合っていて笑っていた。
あの者達を殺しても文句は言わないよね?
ルチータ王子とフレデリック王子、リリアン姫も椅子に座っていた。
「罪人はどんな奴なんだ?」
「国王二人が見に来てるんだ。よっぽど酷いことをしたんだよ。大罪人さ!」
「反逆者らしいぞ。ひでー奴だ。さっさと殺せ殺せ!」
「あ!きたぞ!罪人!」
ワァアと人々の歓声が上がる。ルカを連れてきたのは、ジェイコブお兄様だった。友人として最後までいるとかの理由なら、私にして欲しかった。ルカは顔を布で覆われて、死刑台へと案内されて歩く。
「‥‥顔を見たいのに‥‥」
私もルカも寝れてない筈だ。彼はせっかく生きていたのに、全部、全部私のせいで‥‥
フォース国王は立ち上がる。
「この者は我が息子ヒューゴを殺めただけではなく、ホワイト国にも反乱を企て沢山の者を殺めた大罪人だ!!」
あぁ‥‥‥もう少しで‥‥私は‥‥
「刑を執行しろ!」
私は鞭を取り出し、前にでようとした時。小さな手が私の手を握る。ソフィアも私が鞭を出そうとした右手を止めていた。
「駄目だよ。アデライト姉様。いまは駄目!‥‥‥泣かないで。人参あげるから」
「‥‥‥アメリ?ソフィアも‥貴女達‥‥」
アメリとソフィアに気を取られたせいで、私はバッと後ろを振り向いた瞬間、ガコン!とルカは一瞬で‥‥‥
「‥‥死んだ‥‥はは‥‥呆気ない‥‥。
ふふ、あはははははは!!」
私はルカに貰った薬草学をぎゅっと握りしめたまま、笑うしかなかった。
涙ももう出し切って、泣くのもできない。周りにいた者達は私を避けて帰る。
ルカを殺した国王陛下達もルカが処刑されたのを見届けて、平和になったとほざいてる。
ルカの遺体は‥?
「まっ‥‥まって‥‥嫌!!」
私は遺体の方へと向かうものの、ソフィアに止められる。
「ソフィア!離しなさい!!この私に逆らう気!?」
「アデライト姉様‥‥!とりあえずここは目立ちます!」
ソフィアは馬鹿力なのかしら、私を無理矢理広場から離れさせて森の方へと案内する。
「‥‥‥‥アデライト姉様」
「何?‥‥ふふ、私はお前が嫌いよ。大嫌い。話しをかけないでちょうだい」
私はソフィアの顔を見ずに、小さな小川を見つめる。
水面に映る私の顔はとても醜いわね‥‥。
終わった‥‥何もかも。私は何の為に、やり直したのかしら‥‥ルカ‥‥
「‥‥‥誰か私を殺してちょうだい‥‥」
私はコッソリとルカが作った毒薬の瓶を手に持ち、飲もうとした時、小川の向こうからバシャッと誰かが水をかけてきた。
「‥‥冷たっ‥‥?!なに!?だれーー」
小川の向こうには、フードを被っている青年と、その青年の後ろには馬を連れて待っているアルフレッド王子がいた。
強い風がビュウと吹いた瞬間、フードの帽子が取れるとそこにいたのは‥‥‥死んだ筈のルカだった。
「‥‥‥‥ル‥‥カ?」
「やあ、アディー」
ニッコリ微笑むルカ‥‥ルカは生きてる。
私がルカの方へと行こうとした時、ルカは手で止め、私はピタッと足を止めてしまった。
「ここね、国境の近くなんだよ。この小川が境目。‥‥‥アディー、時間があまりないから説明は後でルチータにでも聞いて」
「‥‥‥一人で何処へ行くの?」
「言えない。昨日言ったよね、僕は沢山の人を殺した。自分の罪をきちんと向き合わないと」
ルカはいつものように、穏やかな話し方で自分は遠い所へ行くと言っている。
「‥‥私はルカの側に‥‥いたいのに」
「うん、僕もだよ。でもケジメはつけなくちゃ。それに君は‥‥家族ときちんと向き合ってみて」
は?何を‥‥何で今更‥私が家族となんて‥‥
そう思いながら、後ろに控えているソフィアとアメリを見ると、二人共何故か泣いていた。
「‥‥なんで貴女達まで泣いてるの‥‥」
ソフィアは涙を拭いながら悔しがっていた。
「何も出来ないのが悔しくて‥‥二人には幸せになって欲しいのに‥‥私‥私役立たずで」
「ルカ兄と離ればなれ、私もやだよ‥‥ぐすっ‥‥わだじが早く王妃様なって、ルカ兄を早くもどれるようするがら!ヒック‥‥ごめんなさい‥私も人参しか持っできでないー!」
と、どさくさに紛れて、アメリはルカに大量の人参を渡す。‥いつのまに人参なんてもってきたのかしら。
「アディー」
「‥‥このお馬鹿な妹達は‥‥私がいないと駄目みたいだわ‥」
「あは、そうだね!アディーが必要みたいだ」
ルカはそう優しく私に微笑みかけた。
‥‥‥またいつか会えると信じてる。
だから‥‥私は‥‥私達は‥‥
「「‥‥サヨナラ」」
それだけ挨拶をして、ルカはアルフレッド王子と共に去っていく姿を私は見えなくなるまでずっと見つめていた。
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