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アメリー 下克上編
大・失恋!
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「あのね、二人共、私はジェイコブお兄様とソフィア姉様に久しぶりに会えてすごく嬉しいよ!本当にね、嬉しいんだよ!」
気まずい雰囲気だった二人は私の顔を見てクスッと笑ってくれた。沢山人参を食べたから、ジェイコブお兄様は悪魔にならなかったからホッとするよ。‥‥ううん、たぶん、本来のジェイコブお兄様が自分のやりたい道を見つけてきたからかもね。
ジェイコブお兄様は自分が作った人参クッキーをソフィア姉様にそっと渡して話す。
「ソフィア‥‥僕は君にした過ちは消せない事はわかる。駄目な兄だ。それでも‥‥愚かだけどアデライトも、ソフィアも、アメリーも、僕にとっては‥やっぱり可愛い妹だと思ってる」
「ジェイコブお兄様らしいですね‥」
そうソフィア姉様は少し複雑そうな顔をしつつも笑って人参クッキーを一口食べてジェイコブお兄様は嬉しそうにしていた。
コンコンとドアが叩く音がした。シリウス伯父様と、アル兄様が入ってきた。
アル兄様はソフィア姉様を見つめてから、ぎゅっと抱きしめた。
「ただいま。アル」
「ん。おかえり‥‥」
「アル兄様!私まだソフィア姉様にぎゅっとされてないからズルイよ」
「あ、そうか‥ごめんな?アメリー」
「そういうのは、私が寝てからにしてね!今は家族との再会なの」
そう言うとソフィア姉様はクスクス笑いながら、私をめいいっぱい強く抱きしめてくれた。
ソフィア姉様が帰ってきてくれた。
本当に嬉しい‥‥正直寂しかった。シリウス伯父様に可愛がられても、お友達ができても、お勉強を頑張ってても‥家族がね、恋しかったの。会いたかったの。
これからは沢山お話しを聞いて欲しいな。
「‥‥ソフィア姉様、さびしかった」
「アメリー‥‥私もよ。本当に会いたかったわ」
そうもう一度ぎゅっと私はソフィア姉様に抱きしめてもらった。
シリウス伯父様とジェイコブ兄様は何故か涙目になってる。二人共感動屋さんかな?
「あぁ、そうだ。アメリー以外、全員別室で話す事がある。ルチータ王子とリリアン姫様がそこで待っていらっしゃるから‥アメリーはもう寝てなさい」
そうシリウス伯父様に言われて私はコクンと頷いた。多分、あのお姫様とフォース国の件についてだよね。今お姫様を国に返したところで、かなり危険だし。多分向こうは姫様を人質にしたとかなんとか言って何かしら仕掛けてきそう‥‥。
でもお姫様の存在はまだここにいる人間しか知らないから、知らない『フリ』もできる。
「うーん、そうするとお姫様はどうなるのかな?それにジェイコブ兄様は‥‥ホワイト国‥‥入ってきちゃ駄目だもんね‥」
本当はみんなで、ホワイト国‥‥帰りたいな。
夜になり、私はなかなか寝付けなかった。
少し人参のお化けの夢を見ちゃったせいかも‥‥
アル兄様やソフィア姉様は警護の為外で待機していた。
「お水‥欲しいな」
私はお水が貰えないか、部屋へ出ていくと廊下先から明るい部屋が見えた。
ルチータ王子が眼鏡をかけて、色々と書類に目を通してた。眼鏡姿初めてかも!
ちょっと違う感じで素敵だなあと思って見ていると
「眼鏡姿が珍しいかい?」
ルチータ王子はすぐに私に気づいて声をかけてきた。
私は部屋に入り、ルチータ王子の隣にちゃっかりと座ってみるとルチータ王子は見ていた書類をテーブルに置いた。
「‥‥今いうべきことじゃないけれど、君は私を好いてるようだね。だけど、それは憧れに近いものだよ」
「‥ルチータ王子はそう思うの?」
「そうだね。大人になればその気持ちも薄らいでいくよ。小さなレディ、君はとても賢く勇気のある子だけど、今は同年代の子達と仲良く遊んだり勉学に励んだ方がいいよ」
「‥私はルチータ王子のお嫁さんになるのよ」
「ならない。あと王妃になれないよ」
「‥‥‥それはルチータ王子が王になるつもりがないから、別に王妃に興味ないもん。でも‥みんなルチータ王子の事好きだよ」
そう私が話すとルチータ王子は少し目を丸くした後、初めて冷たい眼差しで私を見つめて話す。
「‥‥‥アメリー、いいかい。私は君に興味はないよ。あまりにも歳が離れてるし、お嫁さんにもなれないし、そのつもりは今後一切ない。わかったね」
そう部屋から追い出された私はトボトボと廊下を歩いた。
「‥‥ガーン‥」
ルチータ王子にフラれてしまった!!!
歳関係ないじゃんかー!!?
気まずい雰囲気だった二人は私の顔を見てクスッと笑ってくれた。沢山人参を食べたから、ジェイコブお兄様は悪魔にならなかったからホッとするよ。‥‥ううん、たぶん、本来のジェイコブお兄様が自分のやりたい道を見つけてきたからかもね。
ジェイコブお兄様は自分が作った人参クッキーをソフィア姉様にそっと渡して話す。
「ソフィア‥‥僕は君にした過ちは消せない事はわかる。駄目な兄だ。それでも‥‥愚かだけどアデライトも、ソフィアも、アメリーも、僕にとっては‥やっぱり可愛い妹だと思ってる」
「ジェイコブお兄様らしいですね‥」
そうソフィア姉様は少し複雑そうな顔をしつつも笑って人参クッキーを一口食べてジェイコブお兄様は嬉しそうにしていた。
コンコンとドアが叩く音がした。シリウス伯父様と、アル兄様が入ってきた。
アル兄様はソフィア姉様を見つめてから、ぎゅっと抱きしめた。
「ただいま。アル」
「ん。おかえり‥‥」
「アル兄様!私まだソフィア姉様にぎゅっとされてないからズルイよ」
「あ、そうか‥ごめんな?アメリー」
「そういうのは、私が寝てからにしてね!今は家族との再会なの」
そう言うとソフィア姉様はクスクス笑いながら、私をめいいっぱい強く抱きしめてくれた。
ソフィア姉様が帰ってきてくれた。
本当に嬉しい‥‥正直寂しかった。シリウス伯父様に可愛がられても、お友達ができても、お勉強を頑張ってても‥家族がね、恋しかったの。会いたかったの。
これからは沢山お話しを聞いて欲しいな。
「‥‥ソフィア姉様、さびしかった」
「アメリー‥‥私もよ。本当に会いたかったわ」
そうもう一度ぎゅっと私はソフィア姉様に抱きしめてもらった。
シリウス伯父様とジェイコブ兄様は何故か涙目になってる。二人共感動屋さんかな?
「あぁ、そうだ。アメリー以外、全員別室で話す事がある。ルチータ王子とリリアン姫様がそこで待っていらっしゃるから‥アメリーはもう寝てなさい」
そうシリウス伯父様に言われて私はコクンと頷いた。多分、あのお姫様とフォース国の件についてだよね。今お姫様を国に返したところで、かなり危険だし。多分向こうは姫様を人質にしたとかなんとか言って何かしら仕掛けてきそう‥‥。
でもお姫様の存在はまだここにいる人間しか知らないから、知らない『フリ』もできる。
「うーん、そうするとお姫様はどうなるのかな?それにジェイコブ兄様は‥‥ホワイト国‥‥入ってきちゃ駄目だもんね‥」
本当はみんなで、ホワイト国‥‥帰りたいな。
夜になり、私はなかなか寝付けなかった。
少し人参のお化けの夢を見ちゃったせいかも‥‥
アル兄様やソフィア姉様は警護の為外で待機していた。
「お水‥欲しいな」
私はお水が貰えないか、部屋へ出ていくと廊下先から明るい部屋が見えた。
ルチータ王子が眼鏡をかけて、色々と書類に目を通してた。眼鏡姿初めてかも!
ちょっと違う感じで素敵だなあと思って見ていると
「眼鏡姿が珍しいかい?」
ルチータ王子はすぐに私に気づいて声をかけてきた。
私は部屋に入り、ルチータ王子の隣にちゃっかりと座ってみるとルチータ王子は見ていた書類をテーブルに置いた。
「‥‥今いうべきことじゃないけれど、君は私を好いてるようだね。だけど、それは憧れに近いものだよ」
「‥ルチータ王子はそう思うの?」
「そうだね。大人になればその気持ちも薄らいでいくよ。小さなレディ、君はとても賢く勇気のある子だけど、今は同年代の子達と仲良く遊んだり勉学に励んだ方がいいよ」
「‥私はルチータ王子のお嫁さんになるのよ」
「ならない。あと王妃になれないよ」
「‥‥‥それはルチータ王子が王になるつもりがないから、別に王妃に興味ないもん。でも‥みんなルチータ王子の事好きだよ」
そう私が話すとルチータ王子は少し目を丸くした後、初めて冷たい眼差しで私を見つめて話す。
「‥‥‥アメリー、いいかい。私は君に興味はないよ。あまりにも歳が離れてるし、お嫁さんにもなれないし、そのつもりは今後一切ない。わかったね」
そう部屋から追い出された私はトボトボと廊下を歩いた。
「‥‥ガーン‥」
ルチータ王子にフラれてしまった!!!
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