【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。

「すまない、アデライトを愛してしまった」

「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」

いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。

「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……



私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。


「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」

「はい、お父様、お母様」

「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」

「……はい」

「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」

「はい、わかりました」


パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。

誰も私の言葉を聞いてくれない。

誰も私を見てくれない。

そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。


ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。

「……なんか、馬鹿みたいだわ!」

もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!

ふるゆわ設定です。

※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!

※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇‍♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!


追加文

番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。





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