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オマケ話 酔っ払いのお姉さんとニートの話 ※ペイリン王子
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大学を卒業しても、何もうまくいかず、現在ニート真っ盛りだ。
親には申し訳ない、だから働かないといけない。みんな頑張っているから、自分も頑張らないといけない‥‥。
だけど‥‥無能レッテルを貼られているようで、人と関わるのが怖かった。いや、怖いと言いただ動きたくなかったかもしれない‥‥。
リビングでは親達が喧嘩をしていた。
「お前の躾がなっていないからだな!アイツはいまだに引きこもってるんだぞ!!」
「あなたは、ずっと仕事ばかりでしょ!それに私だって仕事をしててーー」
あぁ‥‥下に降りても自分に気づいてくれない両親。
五つしたの妹は、僕を見ては
「うげ、きもっ」
そう呟いて無視をする。
夜なら‥‥少しだけ‥‥気分転換になるかな。
夜中なら誰もいないし。
そう思ってコンビニへ行き、近くの公園の前に通ると、薄暗くてよく見えないが泣いてる声がした。
「うぁあああん!なんなの!グスッ‥一人で生きでいげるってなんだ!強そうだって!?ただ我慢強いだけなんじゃああ!ボケい!」
‥‥社会人であろう女性が酔っていた。
「うぅ‥浮気してー、、、「なんだ泣くかと思ってたら余裕じゃん」だと!?ぐすっ、仕事もキツイし、男運がなーー‥‥なに?何みてんのよ!?」
「え、いや‥‥僕はー」
何故か、知らないお姉さんに絡まれた。この人は、お酒飲まないほうが良いとすぐにわかるな。
お姉さんは、浮気された話をしていたけれど、、僕にとっては‥‥
「ぼ、僕はお姉さんが羨ましいですよ、愚痴がでるぐらい仕事をして、男運があるかとかわかりませんが‥‥友人も沢山いるみたいですし‥‥」
ずっと引きこもっていた事を何故か見知らぬ女性に話すと、女性はただ黙って聞いてくれた。
女性は特に励ます言葉をかけず、ただ僕の背中をポンと押してくれた。
ただ笑顔で微笑んでくれていた。
「君に愚痴を聞いてもらってスッキリしたわ!ありがとうね。もしさ、なんか、こう、ここだけは許さん!って譲れないときは私が加勢してあげるね」
「い、いや、僕はーー」
お酒の匂いがまだ残しつつ、彼女は立ち去る。
「ペイリン様?どうされましたの?エマちゃんが起きたみたいです。レイモンドもいるみたいですし、様子を見に行きましょう」
「ソフィア、ううん。お見舞いにいこうか」
酔っ払いのお姉さん、今僕は、次期王になるんだ。
政治家とかわからなかったけれど、国の1番上に立つものとして生まれ変わったのだから‥‥
「頑張るよ、僕は」
そうペイリン王子は、エマのお見舞いへと向かった。
親には申し訳ない、だから働かないといけない。みんな頑張っているから、自分も頑張らないといけない‥‥。
だけど‥‥無能レッテルを貼られているようで、人と関わるのが怖かった。いや、怖いと言いただ動きたくなかったかもしれない‥‥。
リビングでは親達が喧嘩をしていた。
「お前の躾がなっていないからだな!アイツはいまだに引きこもってるんだぞ!!」
「あなたは、ずっと仕事ばかりでしょ!それに私だって仕事をしててーー」
あぁ‥‥下に降りても自分に気づいてくれない両親。
五つしたの妹は、僕を見ては
「うげ、きもっ」
そう呟いて無視をする。
夜なら‥‥少しだけ‥‥気分転換になるかな。
夜中なら誰もいないし。
そう思ってコンビニへ行き、近くの公園の前に通ると、薄暗くてよく見えないが泣いてる声がした。
「うぁあああん!なんなの!グスッ‥一人で生きでいげるってなんだ!強そうだって!?ただ我慢強いだけなんじゃああ!ボケい!」
‥‥社会人であろう女性が酔っていた。
「うぅ‥浮気してー、、、「なんだ泣くかと思ってたら余裕じゃん」だと!?ぐすっ、仕事もキツイし、男運がなーー‥‥なに?何みてんのよ!?」
「え、いや‥‥僕はー」
何故か、知らないお姉さんに絡まれた。この人は、お酒飲まないほうが良いとすぐにわかるな。
お姉さんは、浮気された話をしていたけれど、、僕にとっては‥‥
「ぼ、僕はお姉さんが羨ましいですよ、愚痴がでるぐらい仕事をして、男運があるかとかわかりませんが‥‥友人も沢山いるみたいですし‥‥」
ずっと引きこもっていた事を何故か見知らぬ女性に話すと、女性はただ黙って聞いてくれた。
女性は特に励ます言葉をかけず、ただ僕の背中をポンと押してくれた。
ただ笑顔で微笑んでくれていた。
「君に愚痴を聞いてもらってスッキリしたわ!ありがとうね。もしさ、なんか、こう、ここだけは許さん!って譲れないときは私が加勢してあげるね」
「い、いや、僕はーー」
お酒の匂いがまだ残しつつ、彼女は立ち去る。
「ペイリン様?どうされましたの?エマちゃんが起きたみたいです。レイモンドもいるみたいですし、様子を見に行きましょう」
「ソフィア、ううん。お見舞いにいこうか」
酔っ払いのお姉さん、今僕は、次期王になるんだ。
政治家とかわからなかったけれど、国の1番上に立つものとして生まれ変わったのだから‥‥
「頑張るよ、僕は」
そうペイリン王子は、エマのお見舞いへと向かった。
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