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体育の授業の女王様?
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「ねぇ、リリー!将来ぼくはね、この国の王となるんだ。だからリリーがずっとそばにいてくれたらぼく頑張れそうだよ」
「はいっ、ルイ様。私もルイ様の隣にいても恥ずかしくない女性になりますわ」
「へへへ、リリー…えっと、大好きだよ!ずっと一緒にいようねっ」
幼かった頃、よく二人で城の近くにある湖のそばで遊んでいたのが懐かしい…あの頃は幸せだった。どんなに両親に厳しくされ辛くても、ルイ様がそばにいてくれたから…。
私に優しい笑顔を向ける貴方が愛おしかった…。ずっと一緒にいたかった。
その笑顔が突然消えた。貴方は私に嫌悪感を出し始めて冷たい眼差しだけが今でも鮮明に覚えてる。何がいけなかっただろう……
ルイ様はどんどんと離れていく。隣には彼女と見つめ合いながら歩いていた。
「……っ!ルイ様」
嫌だ。本当は貴方のそばにいたかったのに。なのに、どんなに手を伸ばしても、どんなに走っても、貴方の元へいけない。ただ背中だけがみえる。…私は必死で汗だくになりながらも手を一生懸命伸ばしていた。
「いやッ!ルイ様!まって!いかないで…!」
ハッと目が覚めたら目の前にオロオロしているメイド二人が私の顔を伺っていた。
「し、紫苑お嬢様?おはようございます、。あの、うなされていましたが、ご気分が悪いのですか?」
「………お水をもらえるかしら…」
「あ、ハイ!かしこまりました!」
夢…そう先程のは夢よね。今は日本に、私はいるんだったわ。
私はメイドが持ってきてくれた水を飲み干した。
「…怖い夢を見たみたいだけど、もう大丈夫よ。支度の準備をするから手伝ってもらえるかしら?」
「ハイッ」
学園へ行くと、相変わらず周りは私を避けている。
「真斗、わざわざ教室まで送ってくれてありがとう」
「……ん。」
真斗に学年が違うのにわざわざ、クラスまで送ってもらっているけど、なんだか私が妹みたいね。
「紫苑!おはやー!おや、真斗君!相変わらず王子様だねえ!あはは!」
由美が真斗の背中をバンバンと叩いてからかっていると、真斗は面倒そうな顔をしつつ、頭をペコリと下げた。
「真斗、無愛想な態度は紳士らしくないわ。女性には優しくしなきゃダメよ?」
そう注意してるとわかってるのかわかってないのか「めんどい」とか、そう言って自分の教室へ向かっていった。
めんどい…って言葉、面倒臭いという意味らしいけど。何故かここの国の人達は言葉を省略する傾向があるわね。
「あ、紫苑ちゃん!おはー」
「文香…おはよう、でしょう?」
ここにも、省略する子がいたわ。
「あはは。紫苑ちゃん、先生よりも先生っぽいー」
由美と文香はあれから仲良くさせてもらっている。たまによくわからない事をする二人だけど、周りはまだ私を避けているのに、二人は普通に接してくれている……良い友だと感謝だわ。
「あ、あと体育は男子と合同でバスケだよ!バスケ!」
嬉しそうに話しだす由美に、文香は体育が「めんどーい」と、言っていた。まためんどい…。由美はウキウキと嬉しそうに話す。
「結構一組男子もなかなかいい人達いるみたいなんだよねー!それとクラスの男子達の良い姿もみれるだろうし!恋と出会いがあるかも!」
「そんなに嬉しいものかしら?」
「紫苑!周りを見てみなさい!女子はね、気になる男子が一人二人いるわけじゃん?その男子のバスケしてるとこ見たいわけよ!?男子も男子で自分のカッコいーところ見せたいわけよ!ほら、ごらんなさーい!!クラスの女子なんて体育の授業なのにメイクし始めてるもん。あと私ら、三組だけど一組とも一緒だから!皆んなテンションあがるわよ」
周りを見ると、クラスの女子は何度も鏡を見て自分をチェックしているわ。運動をするのに、メイクしていいのかしら?そもそもメイクをこんな大勢の中でして恥ずかしいというのは…ないみたい。みんなはりきってるわ。でも、そんなクラスの男女はソワソワしているのっ…ふふ、なんか可愛いわね!
パチと西園寺さんと目が合って西園寺さんは、ただ微笑んでくれたので私も微笑み返した。
そんな紫苑の様子にとんでもなく誤解をする男子が増えつつある。
「ヤバイ…可愛い…無理」
「なあ!如月さん今俺を見て微笑んでたよな!?」
「いや、色々気持ちの整理できない!いままでの彼女と違いすぎる!!あれはずるい!あざとい!今の可愛いすぎるだろぉ!!」
何やら男子生徒は悶えて叫んでいた。バスケしているところ好きなこに見せたいのね。私も早く体育着に着替えましょう。
「魔性だわ」
「魔性だねー」
由美と文香はウンウンと頷いていたけど、よく聞こえなかった。
体育の授業で皆集まった。一組と三組の男女合同バスケをするとのこと。今回、私は応援だけらしい。
体育の担当の先生は、貧血の子がいたので保健室へ連れていくと不在になり、とりあえず生徒たちだけでバスケをする事になった。
「よおし!この陸上部エースである由美様がでてやりますか!西園寺君!パスまわしてね!」
由美と西園寺さんは試合に出るみたいね。
私は、体育の授業に使う教科書を持ってきた。あとバスケとは何かわからなかったので図書室でルールの勉強をしたのに…ちょっと残念だわ。
「ピピー!!」
笛の音が鳴いた。試合が始まった。
男女合同だからバスケも男子と女子クラスごとに混ざって試合をしていた。男子と女子の力の差はあるけれど、見ていて楽しいわね。
「キャー!西園寺くぅん!!」
「眼鏡を外してる!王子が眼鏡をはずしてるう!」
やはり西園寺さんは人気があり女子からの声援が凄いわね。西園寺さんがゴールを次々と決めていた時、相手の男子生徒がそれに腹を立てて西園寺さんの足を引っかけて、西園寺さんは転んでしまった。
「こらー!一組男子ずるいよ!」
女子生徒からのブーイングで一組の男子生徒は舌を出した。
「るっせー!!ブス!つかここにいる三組も、一組も、女子全員ブスばっかでキメェよ!男子だけでやろーぜ!女子としてもおもしろくねえわ!」
そう彼は暴言を吐き捨て、一組の男子はコートにいた女子を追いやった。あらまあ…自分と同じクラスの女子生徒なのに…。
「そういう態度はよくないよ、田中くん」
「へいへい。王子様は偉い偉い!かっけーかっけー」
西園寺さんが注意しても聞いてくれないようね。
こういう言っても聞かない子にはお仕置きが必要なのよ。
喧嘩がはじまりそうだったので、私は手をあげたわ。
みんなの視線が一気集中しザワザワし始める。その男子生徒は私をみて少し驚いていた。
「え…如月、さん、なんだよ?」
「試合に参加します」
後ろから由美と文香が同時に声をあげた。
「え!紫苑何馬鹿なことを言ってるの!?」と止めてきた。
「貴方と私だけの二人で試合をしましょう」
私は先程の男子生徒へと声をかけた。
「は?え、なんだよ、んじゃあさ、この試合に俺が勝ったら言うこと聞いてくれるわけ?なんつって」
「いいわよ」
「え」
一組の男子生徒がザワザワし始めた。
「へ…へえーなんでもいい、んだ?ふぅん、なら絶対俺のいうこときけよ!」
周りの女子も騒いでた。
「あいつ!ヤラシーことしか考えてないよ!」
「キモい!ムカつく!」
西園寺さんは私の方へかけ寄り心配そうに止めてきた。
「やめたほうがいいよ、如月さん女の子だし…」
心配してくれてるのがわかるわ。
「ふふ、大丈夫。ルールはこの本で学びました、後のコツは先程、西園寺さんから学ばせて頂きましたから」
キョトンとした西園寺さんを私無視して、その男子学生の前に立つ。男子学生はニヤリと余裕な笑みを見せた瞬間私は思いっきりボールを彼の顔面にめがけて投げた。
「ガハッ!…え、ちょ?バスケじゃな…」
「あら、うるさい蝿ね。由美、ボール」
「え!?あ、はい、ボール!」
私は無言のまま、彼にボールを次々と投げる。
「ふふ、貴方にはお仕置きが必要だもの」
バスケの試合とかの前に、不意打ちに男子学生の一人を痛めつけてる紫苑の姿を皆こう見えた。
「…女王様だね」
「…うん。なんかー鞭が見えるわ」
そう由美と文香が言って、周りにいたクラスは頷いていた。
「…えっと…僕から学んだって言ってたけど、僕あんなことしてたっけ?」
そう西園寺だけは少し戸惑いながら呟いていた。
「はいっ、ルイ様。私もルイ様の隣にいても恥ずかしくない女性になりますわ」
「へへへ、リリー…えっと、大好きだよ!ずっと一緒にいようねっ」
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「……っ!ルイ様」
嫌だ。本当は貴方のそばにいたかったのに。なのに、どんなに手を伸ばしても、どんなに走っても、貴方の元へいけない。ただ背中だけがみえる。…私は必死で汗だくになりながらも手を一生懸命伸ばしていた。
「いやッ!ルイ様!まって!いかないで…!」
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「し、紫苑お嬢様?おはようございます、。あの、うなされていましたが、ご気分が悪いのですか?」
「………お水をもらえるかしら…」
「あ、ハイ!かしこまりました!」
夢…そう先程のは夢よね。今は日本に、私はいるんだったわ。
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「…怖い夢を見たみたいだけど、もう大丈夫よ。支度の準備をするから手伝ってもらえるかしら?」
「ハイッ」
学園へ行くと、相変わらず周りは私を避けている。
「真斗、わざわざ教室まで送ってくれてありがとう」
「……ん。」
真斗に学年が違うのにわざわざ、クラスまで送ってもらっているけど、なんだか私が妹みたいね。
「紫苑!おはやー!おや、真斗君!相変わらず王子様だねえ!あはは!」
由美が真斗の背中をバンバンと叩いてからかっていると、真斗は面倒そうな顔をしつつ、頭をペコリと下げた。
「真斗、無愛想な態度は紳士らしくないわ。女性には優しくしなきゃダメよ?」
そう注意してるとわかってるのかわかってないのか「めんどい」とか、そう言って自分の教室へ向かっていった。
めんどい…って言葉、面倒臭いという意味らしいけど。何故かここの国の人達は言葉を省略する傾向があるわね。
「あ、紫苑ちゃん!おはー」
「文香…おはよう、でしょう?」
ここにも、省略する子がいたわ。
「あはは。紫苑ちゃん、先生よりも先生っぽいー」
由美と文香はあれから仲良くさせてもらっている。たまによくわからない事をする二人だけど、周りはまだ私を避けているのに、二人は普通に接してくれている……良い友だと感謝だわ。
「あ、あと体育は男子と合同でバスケだよ!バスケ!」
嬉しそうに話しだす由美に、文香は体育が「めんどーい」と、言っていた。まためんどい…。由美はウキウキと嬉しそうに話す。
「結構一組男子もなかなかいい人達いるみたいなんだよねー!それとクラスの男子達の良い姿もみれるだろうし!恋と出会いがあるかも!」
「そんなに嬉しいものかしら?」
「紫苑!周りを見てみなさい!女子はね、気になる男子が一人二人いるわけじゃん?その男子のバスケしてるとこ見たいわけよ!?男子も男子で自分のカッコいーところ見せたいわけよ!ほら、ごらんなさーい!!クラスの女子なんて体育の授業なのにメイクし始めてるもん。あと私ら、三組だけど一組とも一緒だから!皆んなテンションあがるわよ」
周りを見ると、クラスの女子は何度も鏡を見て自分をチェックしているわ。運動をするのに、メイクしていいのかしら?そもそもメイクをこんな大勢の中でして恥ずかしいというのは…ないみたい。みんなはりきってるわ。でも、そんなクラスの男女はソワソワしているのっ…ふふ、なんか可愛いわね!
パチと西園寺さんと目が合って西園寺さんは、ただ微笑んでくれたので私も微笑み返した。
そんな紫苑の様子にとんでもなく誤解をする男子が増えつつある。
「ヤバイ…可愛い…無理」
「なあ!如月さん今俺を見て微笑んでたよな!?」
「いや、色々気持ちの整理できない!いままでの彼女と違いすぎる!!あれはずるい!あざとい!今の可愛いすぎるだろぉ!!」
何やら男子生徒は悶えて叫んでいた。バスケしているところ好きなこに見せたいのね。私も早く体育着に着替えましょう。
「魔性だわ」
「魔性だねー」
由美と文香はウンウンと頷いていたけど、よく聞こえなかった。
体育の授業で皆集まった。一組と三組の男女合同バスケをするとのこと。今回、私は応援だけらしい。
体育の担当の先生は、貧血の子がいたので保健室へ連れていくと不在になり、とりあえず生徒たちだけでバスケをする事になった。
「よおし!この陸上部エースである由美様がでてやりますか!西園寺君!パスまわしてね!」
由美と西園寺さんは試合に出るみたいね。
私は、体育の授業に使う教科書を持ってきた。あとバスケとは何かわからなかったので図書室でルールの勉強をしたのに…ちょっと残念だわ。
「ピピー!!」
笛の音が鳴いた。試合が始まった。
男女合同だからバスケも男子と女子クラスごとに混ざって試合をしていた。男子と女子の力の差はあるけれど、見ていて楽しいわね。
「キャー!西園寺くぅん!!」
「眼鏡を外してる!王子が眼鏡をはずしてるう!」
やはり西園寺さんは人気があり女子からの声援が凄いわね。西園寺さんがゴールを次々と決めていた時、相手の男子生徒がそれに腹を立てて西園寺さんの足を引っかけて、西園寺さんは転んでしまった。
「こらー!一組男子ずるいよ!」
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「るっせー!!ブス!つかここにいる三組も、一組も、女子全員ブスばっかでキメェよ!男子だけでやろーぜ!女子としてもおもしろくねえわ!」
そう彼は暴言を吐き捨て、一組の男子はコートにいた女子を追いやった。あらまあ…自分と同じクラスの女子生徒なのに…。
「そういう態度はよくないよ、田中くん」
「へいへい。王子様は偉い偉い!かっけーかっけー」
西園寺さんが注意しても聞いてくれないようね。
こういう言っても聞かない子にはお仕置きが必要なのよ。
喧嘩がはじまりそうだったので、私は手をあげたわ。
みんなの視線が一気集中しザワザワし始める。その男子生徒は私をみて少し驚いていた。
「え…如月、さん、なんだよ?」
「試合に参加します」
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「え!紫苑何馬鹿なことを言ってるの!?」と止めてきた。
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「は?え、なんだよ、んじゃあさ、この試合に俺が勝ったら言うこと聞いてくれるわけ?なんつって」
「いいわよ」
「え」
一組の男子生徒がザワザワし始めた。
「へ…へえーなんでもいい、んだ?ふぅん、なら絶対俺のいうこときけよ!」
周りの女子も騒いでた。
「あいつ!ヤラシーことしか考えてないよ!」
「キモい!ムカつく!」
西園寺さんは私の方へかけ寄り心配そうに止めてきた。
「やめたほうがいいよ、如月さん女の子だし…」
心配してくれてるのがわかるわ。
「ふふ、大丈夫。ルールはこの本で学びました、後のコツは先程、西園寺さんから学ばせて頂きましたから」
キョトンとした西園寺さんを私無視して、その男子学生の前に立つ。男子学生はニヤリと余裕な笑みを見せた瞬間私は思いっきりボールを彼の顔面にめがけて投げた。
「ガハッ!…え、ちょ?バスケじゃな…」
「あら、うるさい蝿ね。由美、ボール」
「え!?あ、はい、ボール!」
私は無言のまま、彼にボールを次々と投げる。
「ふふ、貴方にはお仕置きが必要だもの」
バスケの試合とかの前に、不意打ちに男子学生の一人を痛めつけてる紫苑の姿を皆こう見えた。
「…女王様だね」
「…うん。なんかー鞭が見えるわ」
そう由美と文香が言って、周りにいたクラスは頷いていた。
「…えっと…僕から学んだって言ってたけど、僕あんなことしてたっけ?」
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