12 / 29
女子高生のティータイム
しおりを挟む
二人と約束をした放課後のティータイムが、やってきた。この学校には、学校専用のメイドもいないし、誰がお茶を淹れてくれるのだろうか?そう疑問がありつつも由美さんと文香さんについていく事にした。廊下で誰かとすれ違うたびに、みんなこの世の者でない者を見たように、私を見てくる。
そんな彼らに、由美さんは私の顔を再度ジッと見てウンウンと頷く。
「…あの…何か顔についてるのかしら…」
そう質問をすると、隣りにいた文香さんが笑った。
「そりゃ、みんな驚くよー。如月さん、凄く雰囲気が変わったし、まだ一部では如月さんと知らずに即ホの字になってる男子いたもの」
ほのじ…って何かしら…。何かの暗号ね。由美さんが持ってきた白い袋には大量のお菓子が入っていた。階段を登り、屋上へ向かって着いた。
「……ここからの景色はとても素晴らしいわ」
「でしょ!ここあまり人が、来ないし私達たまにここでティータイムをしてまーす!てか如月さん、マジでお嬢様言葉になっててウケる」
テーブルも椅子もない…ここでのティータイム…。由美さんは、大量にあったお菓子をドバッと少し乱暴に出しつつ笑顔で私にお菓子をひとつくれた。
「まあまあ、おじょうさん!座りなさいな!女子高生のティータイムだよん!あ、そのふ菓子めちゃくちゃおいしーよ!」
「由美!地べたのまま座らないでよー。ほら、レジャーシート持ってきたから!如月さん、ここに座って。ごめんね、由美ガサツすぎて」
「…お二人は仲がよろしいのね」
「そりゃ、文香と私らさ、幼稚園の頃から幼なじみだしねー!あ、文香、お茶くだせいませ」
「…まったく、元彼と別れてヤケ食いに付き合わされて私まだ胃もたれ中なのに、よくこんな甘いもの沢山用意して」
そう文香さんは呆れていた。
「……幼なじみ…そう、とても良好な関係で素敵ね」
そう私が話すと、二人は照れていた。…私もルイ様とは幼なじみだったわね…。私がいなくなった時…どう過ごしてたのかしら…。
「「如月さん?」」
「あ、ごめんなさい…すこし考え事をしてて」
「いーよ!いーよ!可愛いから許すぞー!とりあえず、私は彼氏と別れてカンパーイ!&如月さん復活!にカンパーイ!」
「…由美、やけくそだねー」
「ふふ」
飲み物やオヤツが沢山置いてあり、私の知ってるお茶会とは程遠いような雰囲気だけど二人は楽しいお話をしてくれて、とても和やかな気持ちになれた。
私は先程、由美さんから頂いた知らないお菓子を食べるか迷っていたら、由美さんはまた違うお菓子をもってきた。素手で食べるのね。
「如月さん、ポテチたべる?チョコいーい?カップ麺もあるよ?」
「コレをいただくわ」
ポテチとやらを一口食べてみたら、これはジャガイモを揚げたものね。カリカリとしてて香ばしく…素晴らしい!
お菓子を食べてると、二人は改めて私をじっと見つめる。お菓子、食べすぎてはしたなかったかしら。
「あの…?」
「うーん、マジぜんっぜん違う!!雰囲気も何もかも!記憶が無いって本当なの?」
「ちょっ、由美、そういう事ズカズカと」
私はある程度、二人に説明をし二人は驚きながらお菓子を食べてました。
「前の如月さんは近寄りにくいし、関わりたくない雰囲気だったしねえ。ヤンキーとゆうか、とにかく怖かったもんねー。あ、ごめん」
うんうんと、頷く由美さん。
「とにかく問題児さんだったのね…私」
「しかもさ!」
急に立ち上がって話す由美さん。
「白王子と話してる如月さんみて、あれヤバイよね!お似合いだよね!いつから仲良くなったの?」
「あ!あの雰囲気ヤバイよねえ!姫と王子みたいなヤバさだよ」
何がヤバイの?やばいやばいって何か危ないの?彼女達の言語が時々わからないわ。
「白王子…?って誰です?この国の王子がいるの?」
「あはは!違うよー!本物の王子ではなくてあだ名だよ!西園寺君のことだよ!女子に凄い人気なんだから」
あぁ、と頷く私に二人はキョトンとした。
「西園寺君に話しかけられてときめかなかった?たまに眼鏡はずすのが、いやん、エロ!って感じるし」
「勉強好きで良い方、ぐらいではないかしら」
そう答えると二人はプッと吹き出した。
「それ只のガリ勉だわ!」
「あ、白王子なら黒王子もいまっせ!」
由美さんはニヤリと話しだした。
「…黒王子?なんだか皆さん王子とかつけるの好きですね」
王子とか、そんなのもうこりごりかな。私はね…。
「えー、本当知らないんだ?黒王子は如月さんの弟、真斗くんだよー。西園寺君も真斗君も勉強もスポーツもできて人気なの、かなりの!」
「あ、ほら!屋上からみえるよ。真斗くんサッカーしてるし」
「そうなの?」
屋上から私は真斗を探した。確かに運動をしていて、真剣にボールを蹴ってるわね。その周りにはきゃーきゃーと黄色い声援が聞こえてきた。なるほど…我が義弟は女子生徒にモテてるのね。ふふ、自慢な弟で誇らしいわ。
「あとさ由美ってよんでね!私も如月さんのこと紫苑で呼ぶわ!」
「私は、文香とかふーちゃんとか呼ばれてるから好きに呼んでねー」
「はい」
二人共、テンション高めの女の子で前にいた世界の子達とはまた違うけど、とてもいい子達だとわかった。
三人でのお茶会は終わり、私は帰ろうとしたら
真斗が私を待っててくれた。そんな真斗の登場に由美と文香は何故か興奮していた。
「あ!私ら先帰るわ!またねー」
「バイバイ、紫苑」
「えぇ、二人とも。また明日」
私は真斗の方へと近くと、周りにいた女子生徒達は私の存在に気づき、睨んだり、怯えたりしていたわ。
「…遅い、帰るぞ」
そう真斗が私に声をかけると周りはまたザワザワし始める。
「仲わるかったよね…あの二人」
「うそぉーショック!」
真斗は周りにいる人達を睨み、周りに誰もいなくなった。
「真斗、貴方黒王子と呼ばれてるようね。」
少しからかいクスクス笑っていると真斗は少し意地悪な顔をしながら私に話す。
「おい…お前は以前、なんて呼ばれてたか知ってるか?悪役お嬢様、だとよ。もしくは悪役お嬢ヤンキー」
悪役令嬢と呼ばれて、次はそんな呼ばれ方をされていたとは…それは由々しき問題だわ。
そんな彼らに、由美さんは私の顔を再度ジッと見てウンウンと頷く。
「…あの…何か顔についてるのかしら…」
そう質問をすると、隣りにいた文香さんが笑った。
「そりゃ、みんな驚くよー。如月さん、凄く雰囲気が変わったし、まだ一部では如月さんと知らずに即ホの字になってる男子いたもの」
ほのじ…って何かしら…。何かの暗号ね。由美さんが持ってきた白い袋には大量のお菓子が入っていた。階段を登り、屋上へ向かって着いた。
「……ここからの景色はとても素晴らしいわ」
「でしょ!ここあまり人が、来ないし私達たまにここでティータイムをしてまーす!てか如月さん、マジでお嬢様言葉になっててウケる」
テーブルも椅子もない…ここでのティータイム…。由美さんは、大量にあったお菓子をドバッと少し乱暴に出しつつ笑顔で私にお菓子をひとつくれた。
「まあまあ、おじょうさん!座りなさいな!女子高生のティータイムだよん!あ、そのふ菓子めちゃくちゃおいしーよ!」
「由美!地べたのまま座らないでよー。ほら、レジャーシート持ってきたから!如月さん、ここに座って。ごめんね、由美ガサツすぎて」
「…お二人は仲がよろしいのね」
「そりゃ、文香と私らさ、幼稚園の頃から幼なじみだしねー!あ、文香、お茶くだせいませ」
「…まったく、元彼と別れてヤケ食いに付き合わされて私まだ胃もたれ中なのに、よくこんな甘いもの沢山用意して」
そう文香さんは呆れていた。
「……幼なじみ…そう、とても良好な関係で素敵ね」
そう私が話すと、二人は照れていた。…私もルイ様とは幼なじみだったわね…。私がいなくなった時…どう過ごしてたのかしら…。
「「如月さん?」」
「あ、ごめんなさい…すこし考え事をしてて」
「いーよ!いーよ!可愛いから許すぞー!とりあえず、私は彼氏と別れてカンパーイ!&如月さん復活!にカンパーイ!」
「…由美、やけくそだねー」
「ふふ」
飲み物やオヤツが沢山置いてあり、私の知ってるお茶会とは程遠いような雰囲気だけど二人は楽しいお話をしてくれて、とても和やかな気持ちになれた。
私は先程、由美さんから頂いた知らないお菓子を食べるか迷っていたら、由美さんはまた違うお菓子をもってきた。素手で食べるのね。
「如月さん、ポテチたべる?チョコいーい?カップ麺もあるよ?」
「コレをいただくわ」
ポテチとやらを一口食べてみたら、これはジャガイモを揚げたものね。カリカリとしてて香ばしく…素晴らしい!
お菓子を食べてると、二人は改めて私をじっと見つめる。お菓子、食べすぎてはしたなかったかしら。
「あの…?」
「うーん、マジぜんっぜん違う!!雰囲気も何もかも!記憶が無いって本当なの?」
「ちょっ、由美、そういう事ズカズカと」
私はある程度、二人に説明をし二人は驚きながらお菓子を食べてました。
「前の如月さんは近寄りにくいし、関わりたくない雰囲気だったしねえ。ヤンキーとゆうか、とにかく怖かったもんねー。あ、ごめん」
うんうんと、頷く由美さん。
「とにかく問題児さんだったのね…私」
「しかもさ!」
急に立ち上がって話す由美さん。
「白王子と話してる如月さんみて、あれヤバイよね!お似合いだよね!いつから仲良くなったの?」
「あ!あの雰囲気ヤバイよねえ!姫と王子みたいなヤバさだよ」
何がヤバイの?やばいやばいって何か危ないの?彼女達の言語が時々わからないわ。
「白王子…?って誰です?この国の王子がいるの?」
「あはは!違うよー!本物の王子ではなくてあだ名だよ!西園寺君のことだよ!女子に凄い人気なんだから」
あぁ、と頷く私に二人はキョトンとした。
「西園寺君に話しかけられてときめかなかった?たまに眼鏡はずすのが、いやん、エロ!って感じるし」
「勉強好きで良い方、ぐらいではないかしら」
そう答えると二人はプッと吹き出した。
「それ只のガリ勉だわ!」
「あ、白王子なら黒王子もいまっせ!」
由美さんはニヤリと話しだした。
「…黒王子?なんだか皆さん王子とかつけるの好きですね」
王子とか、そんなのもうこりごりかな。私はね…。
「えー、本当知らないんだ?黒王子は如月さんの弟、真斗くんだよー。西園寺君も真斗君も勉強もスポーツもできて人気なの、かなりの!」
「あ、ほら!屋上からみえるよ。真斗くんサッカーしてるし」
「そうなの?」
屋上から私は真斗を探した。確かに運動をしていて、真剣にボールを蹴ってるわね。その周りにはきゃーきゃーと黄色い声援が聞こえてきた。なるほど…我が義弟は女子生徒にモテてるのね。ふふ、自慢な弟で誇らしいわ。
「あとさ由美ってよんでね!私も如月さんのこと紫苑で呼ぶわ!」
「私は、文香とかふーちゃんとか呼ばれてるから好きに呼んでねー」
「はい」
二人共、テンション高めの女の子で前にいた世界の子達とはまた違うけど、とてもいい子達だとわかった。
三人でのお茶会は終わり、私は帰ろうとしたら
真斗が私を待っててくれた。そんな真斗の登場に由美と文香は何故か興奮していた。
「あ!私ら先帰るわ!またねー」
「バイバイ、紫苑」
「えぇ、二人とも。また明日」
私は真斗の方へと近くと、周りにいた女子生徒達は私の存在に気づき、睨んだり、怯えたりしていたわ。
「…遅い、帰るぞ」
そう真斗が私に声をかけると周りはまたザワザワし始める。
「仲わるかったよね…あの二人」
「うそぉーショック!」
真斗は周りにいる人達を睨み、周りに誰もいなくなった。
「真斗、貴方黒王子と呼ばれてるようね。」
少しからかいクスクス笑っていると真斗は少し意地悪な顔をしながら私に話す。
「おい…お前は以前、なんて呼ばれてたか知ってるか?悪役お嬢様、だとよ。もしくは悪役お嬢ヤンキー」
悪役令嬢と呼ばれて、次はそんな呼ばれ方をされていたとは…それは由々しき問題だわ。
0
お気に入りに追加
437
あなたにおすすめの小説

愛しき夫は、男装の姫君と恋仲らしい。
星空 金平糖
恋愛
シエラは、政略結婚で夫婦となった公爵──グレイのことを深く愛していた。
グレイは優しく、とても親しみやすい人柄でその甘いルックスから、結婚してからも数多の女性達と浮名を流していた。
それでもシエラは、グレイが囁いてくれる「私が愛しているのは、あなただけだよ」その言葉を信じ、彼と夫婦であれることに幸福を感じていた。
しかし。ある日。
シエラは、グレイが美貌の少年と親密な様子で、王宮の庭を散策している場面を目撃してしまう。当初はどこかの令息に王宮案内をしているだけだと考えていたシエラだったが、実はその少年が王女─ディアナであると判明する。
聞くところによるとディアナとグレイは昔から想い会っていた。
ディアナはグレイが結婚してからも、健気に男装までしてグレイに会いに来ては逢瀬を重ねているという。
──……私は、ただの邪魔者だったの?
衝撃を受けるシエラは「これ以上、グレイとはいられない」と絶望する……。

妹に婚約者を奪われたので妹の服を全部売りさばくことに決めました
常野夏子
恋愛
婚約者フレデリックを妹ジェシカに奪われたクラリッサ。
裏切りに打ちひしがれるも、やがて復讐を決意する。
ジェシカが莫大な資金を投じて集めた高級服の数々――それを全て売りさばき、彼女の誇りを粉々に砕くのだ。

【完】愛人に王妃の座を奪い取られました。
112
恋愛
クインツ国の王妃アンは、王レイナルドの命を受け廃妃となった。
愛人であったリディア嬢が新しい王妃となり、アンはその日のうちに王宮を出ていく。
実家の伯爵家の屋敷へ帰るが、継母のダーナによって身を寄せることも敵わない。
アンは動じることなく、継母に一つの提案をする。
「私に娼館を紹介してください」
娼婦になると思った継母は喜んでアンを娼館へと送り出して──
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します
けんゆう
恋愛
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」
五年間、婚約者として尽くしてきたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。
他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。
だが、彼らは知らなかった――。
ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。
そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。
「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」
逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。
「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」
ブチギレるお兄様。
貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!?
「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!?
果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか?
「私の未来は、私が決めます!」
皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!
婚約「解消」ではなく「破棄」ですか? いいでしょう、お受けしますよ?
ピコっぴ
恋愛
7歳の時から婚姻契約にある我が婚約者は、どんな努力をしても私に全く関心を見せなかった。
13歳の時、寄り添った夫婦になる事を諦めた。夜会のエスコートすらしてくれなくなったから。
16歳の現在、シャンパンゴールドの人形のような可愛らしい令嬢を伴って夜会に現れ、婚約破棄すると宣う婚約者。
そちらが歩み寄ろうともせず、無視を決め込んだ挙句に、王命での婚姻契約を一方的に「破棄」ですか?
ただ素直に「解消」すればいいものを⋯⋯
婚約者との関係を諦めていた私はともかく、まわりが怒り心頭、許してはくれないようです。
恋愛らしい恋愛小説が上手く書けず、試行錯誤中なのですが、一話あたり短めにしてあるので、サクッと読めるはず? デス🙇
【完】嫁き遅れの伯爵令嬢は逃げられ公爵に熱愛される
えとう蜜夏☆コミカライズ中
恋愛
リリエラは母を亡くし弟の養育や領地の執務の手伝いをしていて貴族令嬢としての適齢期をやや逃してしまっていた。ところが弟の成人と婚約を機に家を追い出されることになり、住み込みの働き口を探していたところ教会のシスターから公爵との契約婚を勧められた。
お相手は公爵家当主となったばかりで、さらに彼は婚約者に立て続けに逃げられるといういわくつきの物件だったのだ。
少し辛辣なところがあるもののお人好しでお節介なリリエラに公爵も心惹かれていて……。
22.4.7女性向けホットランキングに入っておりました。ありがとうございます 22.4.9.9位,4.10.5位,4.11.3位,4.12.2位
Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
ⓒえとう蜜夏(無断転載等はご遠慮ください)

【完結】悪役令嬢だったみたいなので婚約から回避してみた
21時完結
恋愛
春風に彩られた王国で、名門貴族ロゼリア家の娘ナタリアは、ある日見た悪夢によって人生が一変する。夢の中、彼女は「悪役令嬢」として婚約を破棄され、王国から追放される未来を目撃する。それを避けるため、彼女は最愛の王太子アレクサンダーから距離を置き、自らを守ろうとするが、彼の深い愛と執着が彼女の運命を変えていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる