6 / 6
フウタと俺※ツトム視点
しおりを挟む
「じいちゃん、この魚なに?」
「お、それネウだわ。味噌とネギ混ぜてネウのタタキを母ちゃんに作ってもらうか」
俺には孫がいる。いや、遠い未来の先の孫らしい。普通なら、コイツ何言ってるんだ?と思うだろうけど、この島には不思議な出来事が沢山あるから俺はすんなり受け止めれた。
孫のフウタは容姿は俺にそっくりで、カッコいいが性格は正反対だな。とにかくおっとりしてるし、マイペースな感じ。でも、根性もあって粘り強さはあるなあと思う。
「じいちゃん!また釣れた!」
「おーすげっ!メバルだな、フウタ!お前釣りの才能あんなあ」
「じいちゃんが教えてくれたんだよ。あ、未来のね」
ニッコリと微笑むフウタの姿がなんだか何処かに消えそうだと一瞬感じてしまった…。
アイツは今何故、この時代へきたのか。
猫神は何を考えているんだろうか。
そして一番気になるのは……
「じいちゃん?そろそろ夕飯だよ。帰ろ」
「ん、おー」
フウタに影がない事だ。この時代の人間じゃないからか?
早く元の時代へ帰れるように助けてあげないと…それには少し、いや、かなり嫌だが…
「アイツに相談するしかねぇのかな」
ポソリと呟くツトムには気付かずに、大量の魚が入ってるバケツをフウタは良い気分だと綺麗な夕日を見て歩いていた。
「お、それネウだわ。味噌とネギ混ぜてネウのタタキを母ちゃんに作ってもらうか」
俺には孫がいる。いや、遠い未来の先の孫らしい。普通なら、コイツ何言ってるんだ?と思うだろうけど、この島には不思議な出来事が沢山あるから俺はすんなり受け止めれた。
孫のフウタは容姿は俺にそっくりで、カッコいいが性格は正反対だな。とにかくおっとりしてるし、マイペースな感じ。でも、根性もあって粘り強さはあるなあと思う。
「じいちゃん!また釣れた!」
「おーすげっ!メバルだな、フウタ!お前釣りの才能あんなあ」
「じいちゃんが教えてくれたんだよ。あ、未来のね」
ニッコリと微笑むフウタの姿がなんだか何処かに消えそうだと一瞬感じてしまった…。
アイツは今何故、この時代へきたのか。
猫神は何を考えているんだろうか。
そして一番気になるのは……
「じいちゃん?そろそろ夕飯だよ。帰ろ」
「ん、おー」
フウタに影がない事だ。この時代の人間じゃないからか?
早く元の時代へ帰れるように助けてあげないと…それには少し、いや、かなり嫌だが…
「アイツに相談するしかねぇのかな」
ポソリと呟くツトムには気付かずに、大量の魚が入ってるバケツをフウタは良い気分だと綺麗な夕日を見て歩いていた。
0
お気に入りに追加
14
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。
神さま御用達! 『よろず屋』奮闘記
九重
キャラ文芸
旧タイトル:『よろず屋』奮闘記~ヤマトタケルノミコトは、オトタチバナヒメを諦めない!~
現在、書籍化進行中!
無事、出版された際は、12月16日(金)に引き下げ、レンタル化されます。
皆さまの応援のおかげです。ありがとうございます!
(あらすじ)
その昔、荒れ狂う海に行く手を阻まれ絶体絶命になったヤマトタケルノミコトを救うため、妻であるオトタチバナヒメは海に身を投じ彼を救った。
それから千年以上、ヤマトタケルノミコトはオトタチバナが転生するのを待っている。
アマテラスオオミカミに命じられ、神々相手の裏商売を営む『よろず屋』の店主となったヤマトタケルノミコトの前に、ある日一人の女性が現れる。
これは、最愛の妻を求める英雄神が、前世などきれいさっぱり忘れて今を生きる行動力抜群の妻を捕まえるまでのすれ違いラブコメディー。
呪い子と銀狼の円舞曲《ワルツ》
悠井すみれ
キャラ文芸
【第7回キャラ文大賞参加作品です。お楽しみいただけましたら投票お願いいたします。】
声を封じられた令嬢が、言葉の壁と困難を乗り越えて幸せをつかみ、愛を語れるようになるまでの物語。
明治時代・鹿鳴館を舞台にした和風シンデレラストーリーです。
明治時代、鹿鳴館が華やいだころの物語。
華族令嬢の宵子は、実家が祀っていた犬神の呪いで声を封じられたことで家族に疎まれ、使用人同然に扱われている。
特に双子の妹の暁子は、宵子が反論できないのを良いことに無理難題を押し付けるのが常だった。
ある夜、外国人とのダンスを嫌がる暁子の身代わりとして鹿鳴館の夜会に出席した宵子は、ドイツ貴族の青年クラウスと出会い、言葉の壁を越えて惹かれ合う。
けれど、折しも帝都を騒がせる黒い人喰いの獣の噂が流れる。狼の血を引くと囁かれるクラウスは、その噂と関わりがあるのか否か──
カクヨム、ノベマ!にも掲載しています。
2024/01/03まで一日複数回更新、その後、完結まで毎朝7時頃更新です。

若返って、常世の国へ仮移住してみました
九重
キャラ文芸
『若返って”常世の国”に仮移住しませんか?』
『YES』
日々の生活に疲れ切った三十歳のOLは、自棄でおかしなメールに返信してしまった。
そこからはじまった常世の国への仮移住と、その中で気づいたこと。
彼女が幸せになるまでの物語。
ひきこもり瑞祥妃は黒龍帝の寵愛を受ける
緋村燐
キャラ文芸
天に御座す黄龍帝が創りし中つ国には、白、黒、赤、青の四龍が治める国がある。
中でも特に広く豊かな大地を持つ龍湖国は、白黒対の龍が治める国だ。
龍帝と婚姻し地上に恵みをもたらす瑞祥の娘として生まれた李紅玉は、その力を抑えるためまじないを掛けた状態で入宮する。
だが事情を知らぬ白龍帝は呪われていると言い紅玉を下級妃とした。
それから二年が経ちまじないが消えたが、すっかり白龍帝の皇后になる気を無くしてしまった紅玉は他の方法で使命を果たそうと行動を起こす。
そう、この国には白龍帝の対となる黒龍帝もいるのだ。
黒龍帝の皇后となるため、位を上げるよう奮闘する中で紅玉は自身にまじないを掛けた道士の名を聞く。
道士と龍帝、瑞祥の娘の因果が絡み合う!

大神様のお気に入り
茶柱まちこ
キャラ文芸
【現在休載中……】
雪深い農村で育った少女・すずは、赤子のころにかけられた呪いによって盲目となり、姉や村人たちに虐いたげられる日々を送っていた。
ある日、すずは村人たちに騙されて生贄にされ、雪山の神社に閉じ込められてしまう。失意の中、絶命寸前の彼女を救ったのは、狼と人間を掛け合わせたような姿の男──村人たちが崇める守護神・大神だった。
呪いを解く代わりに大神のもとで働くことになったすずは、大神やあやかしたちの優しさに触れ、幸せを知っていく──。
神様と盲目少女が紡ぐ、和風恋愛幻想譚
海の見える家で……
梨香
キャラ文芸
祖母の突然の死で十五歳まで暮らした港町へ帰った智章は見知らぬ女子高校生と出会う。祖母の死とその女の子は何か関係があるのか? 祖母の死が切っ掛けになり、智章の特殊能力、実父、義理の父、そして奔放な母との関係などが浮き彫りになっていく。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる