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ほんの少し素敵な王子様でした
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「夏休みに入るとゆうのに、メアリーへの嫌がらせが目立っている。」
イライラしながら、書類を見てるジオ様。
「私べつに平気ですわ。そのうち犯人も飽きてきます」
「メアリー、こういう時は俺を頼ってくれよ」
悲しそうな表情を出しているジオ様に紅茶をカップに注ぎながらクロは
「ローズさんが一番怪しいとは思われますが犯人は別ですよ」
「え?犯人分かったの?」
ビックリだわ。嫌がらせからまだ3日くらいしか経って、やはりクロは有能な執事ね。
クロの目の下にはクマが出来ており
「誰かさんが、犯人は誰だと血眼になって一緒に探してましたから色々証拠や証言集めに必死でしたよ」
「ローズ嬢を支持している女性達だ」
ようは、ジオ様の過激なファンの方ではないでしょうか。
「流石にメアリーへの嫌がらせが頻繁に酷くなってる。
対処はしとくから。」
一瞬ジオ様の顔は悪魔のような顔をしていました…気のせいかしら。
「みさき、でなくてジャスミン姫に聞いたらさ、本来教科書破られたり、嫌がらせはピンク頭がされる話らしいが、そんなんもうどうでもいいけど。」
「…最近ジャスミン様と仲がよろしいですわね」
お互い前世では兄妹だったという証言は良くわかりませんが、本当に仲が良いです。
「おや、メアリー様は妬いているのですか?」
クスクスとからかうクロに
「違います」と否定をしていたらジオ様は
しょぼんと何故か落ち込んでいました。
ジャスミン様達に呼ばれ、一人で学園の庭園を歩いていたら男子生徒二人の方に呼び止められました。
「なんの御用でしょうか?」
二人は「ジオ殿下のものになるくらいなら、私達が!」
「ずっとお慕いしておりました…この気持ちが、抑えきれず…貴女に酷いことをしてしまいっ」
ローズ嬢を支持している方達、ジオ様のファン方は
この二人に指示をして色々させてたようですね。
なんて浅はかで軽率な事を…
「メッ!メアリー嬢!」
気がついたら押し倒されてました。気づくのが遅すぎて、男性二人の力には敵わないです。
どうしましょう!?
「あ、ぁ、メアリー嬢がこんなに近くに、、、」
怖い…
「…れか…誰か!!!」
「メアリーに触るな。下衆共」
ジオ様だった。一瞬で男子生徒を気を失わせ、私の元にかけよる。
「メアリー大丈夫か?!」
ギュッと私を力強く抱きしめて
「怖かっただろ、すまない」と謝まってました。
そばにいたクロは
「少し尋問してきます」と私を襲った男性生徒を引きずって何処かへ行かれました。
「あの…ジオ様。大丈夫ですわ」
ジオ様は笑顔で、そうか、と安心してたようです。
そのあとジオ様は当分一人で行動しないように、とお願いしてきました。
「メアリーに何かあったら、嫌だからね」
誰か、助けて欲しいと頭に浮かんできた人は、、、ジオ様でした。
普段は残念な王子様ですが、今日は、そうですね。
ほんの少し素敵な王子様でした。
イライラしながら、書類を見てるジオ様。
「私べつに平気ですわ。そのうち犯人も飽きてきます」
「メアリー、こういう時は俺を頼ってくれよ」
悲しそうな表情を出しているジオ様に紅茶をカップに注ぎながらクロは
「ローズさんが一番怪しいとは思われますが犯人は別ですよ」
「え?犯人分かったの?」
ビックリだわ。嫌がらせからまだ3日くらいしか経って、やはりクロは有能な執事ね。
クロの目の下にはクマが出来ており
「誰かさんが、犯人は誰だと血眼になって一緒に探してましたから色々証拠や証言集めに必死でしたよ」
「ローズ嬢を支持している女性達だ」
ようは、ジオ様の過激なファンの方ではないでしょうか。
「流石にメアリーへの嫌がらせが頻繁に酷くなってる。
対処はしとくから。」
一瞬ジオ様の顔は悪魔のような顔をしていました…気のせいかしら。
「みさき、でなくてジャスミン姫に聞いたらさ、本来教科書破られたり、嫌がらせはピンク頭がされる話らしいが、そんなんもうどうでもいいけど。」
「…最近ジャスミン様と仲がよろしいですわね」
お互い前世では兄妹だったという証言は良くわかりませんが、本当に仲が良いです。
「おや、メアリー様は妬いているのですか?」
クスクスとからかうクロに
「違います」と否定をしていたらジオ様は
しょぼんと何故か落ち込んでいました。
ジャスミン様達に呼ばれ、一人で学園の庭園を歩いていたら男子生徒二人の方に呼び止められました。
「なんの御用でしょうか?」
二人は「ジオ殿下のものになるくらいなら、私達が!」
「ずっとお慕いしておりました…この気持ちが、抑えきれず…貴女に酷いことをしてしまいっ」
ローズ嬢を支持している方達、ジオ様のファン方は
この二人に指示をして色々させてたようですね。
なんて浅はかで軽率な事を…
「メッ!メアリー嬢!」
気がついたら押し倒されてました。気づくのが遅すぎて、男性二人の力には敵わないです。
どうしましょう!?
「あ、ぁ、メアリー嬢がこんなに近くに、、、」
怖い…
「…れか…誰か!!!」
「メアリーに触るな。下衆共」
ジオ様だった。一瞬で男子生徒を気を失わせ、私の元にかけよる。
「メアリー大丈夫か?!」
ギュッと私を力強く抱きしめて
「怖かっただろ、すまない」と謝まってました。
そばにいたクロは
「少し尋問してきます」と私を襲った男性生徒を引きずって何処かへ行かれました。
「あの…ジオ様。大丈夫ですわ」
ジオ様は笑顔で、そうか、と安心してたようです。
そのあとジオ様は当分一人で行動しないように、とお願いしてきました。
「メアリーに何かあったら、嫌だからね」
誰か、助けて欲しいと頭に浮かんできた人は、、、ジオ様でした。
普段は残念な王子様ですが、今日は、そうですね。
ほんの少し素敵な王子様でした。
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