29 / 39
いざ、パーティーへ
しおりを挟む
「どうも怪しいのよね」
「リゼお嬢様にまた負けてしまった!なんでこんなに強いんですか!」
「はい、チェックメイト」
「だああ!負けた!」
私はキリス団長とチェスをしながら妹のキャンディの事や継母の実家であるリプトン家の事を考えていた。
特にリプトン家‥‥前回は特に気にはしなかったけれど、屋敷のメイドにお義母の帳簿をバレないようにと確認していくと、色々と調べた結果
「‥‥真っ黒だったわ」
前回の私はアッサム様の事ばかり中心に考えて、家や周り事を見ているようで見ていなかった。これは長女である私自身の責任よね。
「‥‥確かにこちらのチョコレートケーキは黒いチョコレートケーキと有名ですが‥‥真剣な顔をしながらケーキを5個食べる令嬢なんていませんけど」
「セイ、そんな呆れた顔をしないでちょうだい。ケーキの5個や10個くらいでそんなにーー」
「太りますよ」
‥‥‥ピタッと私の手が止まる。私は部屋の中で護衛をしてくれているセイの顔をもう一度見た。確かに、ここ最近チョコレートケーキやらお菓子を沢山食べている。
我慢していた分爆発してしまった。
「‥‥レディに対して失礼よ」
「正直に申し上げただけです。それとキリス団長‥‥あなたまで何ケーキを食べてるんですか?いいかげん仕事をしてください」
そう苛立ちながらセイはキリス団長に注意するもののキリス団長はふざけて彼をからかっていた。
もう少しで学園のパーティーが開かれる。前回は婚約者であったアッサム様はキャンディの手をとり、私は一人で参加したけれど‥
「ねえ、セイ。もう少ししたらパーティーが開かれるでしょう?私のパートナーになって欲しいの」
そう誘うとセイはコクンと頷くだけだった。
これは良いってことよね、「ありがとう」とお礼を言いとセイは私に互いに笑い合う。
‥うん、普通にキュンときてしまったわ!普段無愛想なのに、急に笑顔を見せるのは反則よね!?
そんな二人をキリス団長は
「もしもーし?二人の世界ならないでくださいますかー?おーい」
そう見つめあう二人に話しかけていた。
ガシャん!とティーカップを割る音が
別館の庭にて鳴り響いた。
苛々としているキャンディはティーカップを割り当たり散らしていた。そんなキャンディと一緒にいたのはアッサムだった。
「‥なんで、お姉様は冷たくなったの!?あの男が近寄ってきたからだわ!アッサム様もなんでそんなに冷静なの!?今からでも会いにいけばいいのに!」
「キャンディ、落ちついて僕はいたって冷静だよ。ただ、会いに行ってもいつも忙しいと断られるんだ‥‥」
ポロポロと涙を流すキャンディを宥めるアッサムの前に髭を生やした男性がやってきた。
その男性の姿を見てアッサムは挨拶をする。
「リプトン家当主の‥お久しぶりですね」
「アッサム君か、元気にしてたかい?あぁ、硬い挨拶は良い。私は可愛い姪っ子の顔を久しぶりに見に来たんだ」
そうリプトン家当主は泣いていたキャンディに話しかける。
「頼まれたものをもってきてやったぞ。ほら、泣くな。可愛い顔が台無しだぞ」
「おじさまぁ‥‥ありがとうっ。ふふ」
小さな小袋をキャンディに渡して、リプトン家当主はキャンディの母に会いに行くとまた立ち去る。
小袋を手にした途端キャンディは嬉しそうな顔をしていたのを、アッサムは不思議そうにしていた。
「キャンディ、それはなんだい?」
「え?これ?うふふ、今回のアッサム様には不必要なものよー♩パーティー楽しみだわ!あ、アッサム様、今回もパートナーをお願い。私何故かみんなに避けられててぇ‥‥」
「あぁ、わかった」
そう機嫌が良くなっているキャンディだった。
パーティー当日
学園パーティーが始まる今日。一つだけ気になる事がある。
エリザベス様なのよね‥‥
回帰前では私と同じく一人でパーティーに参加していた一人だったのを思い出した。
当時の私はアッサム様とキャンディが二人で踊る姿を見たくなく、友人達に挨拶だけ済ませてバルコニーで過ごしていた。
気づいた時には、彼女は一人でいた。
王太子は外で大会やら参加して王宮主催であるパーティーなど参加する事がなかった為、婚約者であったエリザベス様は笑い者にされていた。ドレスも質素でエスコートもされていない彼女‥‥
「‥‥あの時、私は自分の事しか考えてなかったわね」
馬車の中でそう私が呟いていると、向かいに座っているセイは何も聞かずただ見つめてくる。
「セイ、パーティーまでまだだけど、早く出たのはエリザベス様の元へ行きたいの。いいかしら?」
そう私が話すとコクンと頷くセイだった。
エリザベス様の元へ足を運ぶと、案の定回帰前と同じく地味なドレスを着ていた。
「エリザベス様」
「まあ、どうされたんです?セイ様まで‥あら、二人共同じデザインなんて、ふふ素敵ですわね」
私はキッと彼女を睨み、エリザベス様を椅子に座らせる。彼女はよくわからないという顔だったけれど、周りにいるメイド達と私は言葉を交わせずともわかっていた。
ドレスをなんとかしたい!!!
「エリザベス様、ドレスを変えましょう!」
「シンプルなドレスこそ、時期国の母たるもの質素でと妃見習いであるメイド長から習いましたので、私はこれで‥‥」
はあー?!んなわけあるか!!あら?王宮のメイド長って‥‥メイド長は確か
「「リプトン家の者」」
私の声が重なり、バッと後ろを振り向くと絶対参加などしなかったダージリン王太子が現れた。
窓際の外の木から‥
いや普通に現れて欲しいとツッコミたいとこだけど。
エリザベス様はダージリン王太子が来た事に驚いていた。
「‥‥貴方が王宮以外の決められたパーティー以外参加するなんて‥‥どうして?何?また悪さでもしたのですか?」
眼鏡をクイッとしながら、疑うエリザベス様にダージリン王太子は少し困った顔をしつつ笑顔で誤魔化す。
「あはは!そりゃ、婚約者として参加しなきゃだろ?」
私とダージリン王太子は目があう。なんか、腹が立つのよね、あの余裕な笑み。
「‥‥リプトン家が妃教育に関わっていたのですか?いえ、この話はまたあとでしましょう。今はエリザベス様です!男性は廊下で待ってください!ダージリン王太子はとりあえず、きちんと窓からではなく来てくださいませ」
私はもう一度エリザベス様の方を見て、セイとダージリン王太子を追い出す。
「リゼ嬢、あの‥私はこのドレスでーー」
「とびっきり素敵な姿になってあの王太子をビックリさせましょう」
「え?あの、リゼ嬢?メイドのみ、みんなも‥あの!?」
玄関ホールでまつダージリン王太子はセイロンにまた誘いの話をする。
「もう一度言うが、俺のそばにこないか?」
「‥‥結構です」
「俺のプロポーズを断るのか!?」
「‥貴方のその誤解を生む発言やめてください。学園で王太子と私の仲が良い本が流通されて今でも不快感が‥」
ハアとため息を出すセイロンをからかっていたダージリン王太子の前に階段から現れたリゼ嬢が声をかける。
「ダージリン王太子、セイお待たせしました」
ダージリン王太子は階段の方へと見上げると、リゼの隣には眼鏡をかけず、髪を下ろし赤と金色のドレスを身に纏うエリザベスの姿にダージリン王太子は固まっていた。
ふっふっー!凄い綺麗に仕上がって私もメイド達も満足よ!メイド達もずっと我慢してたみたいだったし!ダージリン王太子の顔が豆鉄砲みたいになってスッキリしたわ!
「リゼ嬢、私おかしくないですか?」
「エリザベス様、全然おかしくありません!さあパーティーへ行って美味しいお菓子を食べましょう」
そう誘うとエリザベス様は可愛いらしい笑顔を私に向けた。可愛い過ぎる!!
セイロンは無表情のまま馬車の中で、エリザベスと一緒の馬車に乗れなかったダージリン王太子を睨む。リゼとエリザベスは別の馬車に乗ったのだ。そんなセイロンをダージリン王太子は笑って誤魔化す。
「‥‥そんな睨むなよ。友よ」
「友になったつもりはありませんよ。私はリゼお嬢様をパートナーとしてエスコートしにきたんです。なのに、なぜあなたと二人仲良く馬車の中にいるんです」
大の男が二人仲良くパーティーに参加する姿をまたもや、変な噂が流れる‥そう深いため息を出すセイロンと、綺麗になったエリザベスに声をかける事もできずため息をだすダージリン王太子だった。
「リゼお嬢様にまた負けてしまった!なんでこんなに強いんですか!」
「はい、チェックメイト」
「だああ!負けた!」
私はキリス団長とチェスをしながら妹のキャンディの事や継母の実家であるリプトン家の事を考えていた。
特にリプトン家‥‥前回は特に気にはしなかったけれど、屋敷のメイドにお義母の帳簿をバレないようにと確認していくと、色々と調べた結果
「‥‥真っ黒だったわ」
前回の私はアッサム様の事ばかり中心に考えて、家や周り事を見ているようで見ていなかった。これは長女である私自身の責任よね。
「‥‥確かにこちらのチョコレートケーキは黒いチョコレートケーキと有名ですが‥‥真剣な顔をしながらケーキを5個食べる令嬢なんていませんけど」
「セイ、そんな呆れた顔をしないでちょうだい。ケーキの5個や10個くらいでそんなにーー」
「太りますよ」
‥‥‥ピタッと私の手が止まる。私は部屋の中で護衛をしてくれているセイの顔をもう一度見た。確かに、ここ最近チョコレートケーキやらお菓子を沢山食べている。
我慢していた分爆発してしまった。
「‥‥レディに対して失礼よ」
「正直に申し上げただけです。それとキリス団長‥‥あなたまで何ケーキを食べてるんですか?いいかげん仕事をしてください」
そう苛立ちながらセイはキリス団長に注意するもののキリス団長はふざけて彼をからかっていた。
もう少しで学園のパーティーが開かれる。前回は婚約者であったアッサム様はキャンディの手をとり、私は一人で参加したけれど‥
「ねえ、セイ。もう少ししたらパーティーが開かれるでしょう?私のパートナーになって欲しいの」
そう誘うとセイはコクンと頷くだけだった。
これは良いってことよね、「ありがとう」とお礼を言いとセイは私に互いに笑い合う。
‥うん、普通にキュンときてしまったわ!普段無愛想なのに、急に笑顔を見せるのは反則よね!?
そんな二人をキリス団長は
「もしもーし?二人の世界ならないでくださいますかー?おーい」
そう見つめあう二人に話しかけていた。
ガシャん!とティーカップを割る音が
別館の庭にて鳴り響いた。
苛々としているキャンディはティーカップを割り当たり散らしていた。そんなキャンディと一緒にいたのはアッサムだった。
「‥なんで、お姉様は冷たくなったの!?あの男が近寄ってきたからだわ!アッサム様もなんでそんなに冷静なの!?今からでも会いにいけばいいのに!」
「キャンディ、落ちついて僕はいたって冷静だよ。ただ、会いに行ってもいつも忙しいと断られるんだ‥‥」
ポロポロと涙を流すキャンディを宥めるアッサムの前に髭を生やした男性がやってきた。
その男性の姿を見てアッサムは挨拶をする。
「リプトン家当主の‥お久しぶりですね」
「アッサム君か、元気にしてたかい?あぁ、硬い挨拶は良い。私は可愛い姪っ子の顔を久しぶりに見に来たんだ」
そうリプトン家当主は泣いていたキャンディに話しかける。
「頼まれたものをもってきてやったぞ。ほら、泣くな。可愛い顔が台無しだぞ」
「おじさまぁ‥‥ありがとうっ。ふふ」
小さな小袋をキャンディに渡して、リプトン家当主はキャンディの母に会いに行くとまた立ち去る。
小袋を手にした途端キャンディは嬉しそうな顔をしていたのを、アッサムは不思議そうにしていた。
「キャンディ、それはなんだい?」
「え?これ?うふふ、今回のアッサム様には不必要なものよー♩パーティー楽しみだわ!あ、アッサム様、今回もパートナーをお願い。私何故かみんなに避けられててぇ‥‥」
「あぁ、わかった」
そう機嫌が良くなっているキャンディだった。
パーティー当日
学園パーティーが始まる今日。一つだけ気になる事がある。
エリザベス様なのよね‥‥
回帰前では私と同じく一人でパーティーに参加していた一人だったのを思い出した。
当時の私はアッサム様とキャンディが二人で踊る姿を見たくなく、友人達に挨拶だけ済ませてバルコニーで過ごしていた。
気づいた時には、彼女は一人でいた。
王太子は外で大会やら参加して王宮主催であるパーティーなど参加する事がなかった為、婚約者であったエリザベス様は笑い者にされていた。ドレスも質素でエスコートもされていない彼女‥‥
「‥‥あの時、私は自分の事しか考えてなかったわね」
馬車の中でそう私が呟いていると、向かいに座っているセイは何も聞かずただ見つめてくる。
「セイ、パーティーまでまだだけど、早く出たのはエリザベス様の元へ行きたいの。いいかしら?」
そう私が話すとコクンと頷くセイだった。
エリザベス様の元へ足を運ぶと、案の定回帰前と同じく地味なドレスを着ていた。
「エリザベス様」
「まあ、どうされたんです?セイ様まで‥あら、二人共同じデザインなんて、ふふ素敵ですわね」
私はキッと彼女を睨み、エリザベス様を椅子に座らせる。彼女はよくわからないという顔だったけれど、周りにいるメイド達と私は言葉を交わせずともわかっていた。
ドレスをなんとかしたい!!!
「エリザベス様、ドレスを変えましょう!」
「シンプルなドレスこそ、時期国の母たるもの質素でと妃見習いであるメイド長から習いましたので、私はこれで‥‥」
はあー?!んなわけあるか!!あら?王宮のメイド長って‥‥メイド長は確か
「「リプトン家の者」」
私の声が重なり、バッと後ろを振り向くと絶対参加などしなかったダージリン王太子が現れた。
窓際の外の木から‥
いや普通に現れて欲しいとツッコミたいとこだけど。
エリザベス様はダージリン王太子が来た事に驚いていた。
「‥‥貴方が王宮以外の決められたパーティー以外参加するなんて‥‥どうして?何?また悪さでもしたのですか?」
眼鏡をクイッとしながら、疑うエリザベス様にダージリン王太子は少し困った顔をしつつ笑顔で誤魔化す。
「あはは!そりゃ、婚約者として参加しなきゃだろ?」
私とダージリン王太子は目があう。なんか、腹が立つのよね、あの余裕な笑み。
「‥‥リプトン家が妃教育に関わっていたのですか?いえ、この話はまたあとでしましょう。今はエリザベス様です!男性は廊下で待ってください!ダージリン王太子はとりあえず、きちんと窓からではなく来てくださいませ」
私はもう一度エリザベス様の方を見て、セイとダージリン王太子を追い出す。
「リゼ嬢、あの‥私はこのドレスでーー」
「とびっきり素敵な姿になってあの王太子をビックリさせましょう」
「え?あの、リゼ嬢?メイドのみ、みんなも‥あの!?」
玄関ホールでまつダージリン王太子はセイロンにまた誘いの話をする。
「もう一度言うが、俺のそばにこないか?」
「‥‥結構です」
「俺のプロポーズを断るのか!?」
「‥貴方のその誤解を生む発言やめてください。学園で王太子と私の仲が良い本が流通されて今でも不快感が‥」
ハアとため息を出すセイロンをからかっていたダージリン王太子の前に階段から現れたリゼ嬢が声をかける。
「ダージリン王太子、セイお待たせしました」
ダージリン王太子は階段の方へと見上げると、リゼの隣には眼鏡をかけず、髪を下ろし赤と金色のドレスを身に纏うエリザベスの姿にダージリン王太子は固まっていた。
ふっふっー!凄い綺麗に仕上がって私もメイド達も満足よ!メイド達もずっと我慢してたみたいだったし!ダージリン王太子の顔が豆鉄砲みたいになってスッキリしたわ!
「リゼ嬢、私おかしくないですか?」
「エリザベス様、全然おかしくありません!さあパーティーへ行って美味しいお菓子を食べましょう」
そう誘うとエリザベス様は可愛いらしい笑顔を私に向けた。可愛い過ぎる!!
セイロンは無表情のまま馬車の中で、エリザベスと一緒の馬車に乗れなかったダージリン王太子を睨む。リゼとエリザベスは別の馬車に乗ったのだ。そんなセイロンをダージリン王太子は笑って誤魔化す。
「‥‥そんな睨むなよ。友よ」
「友になったつもりはありませんよ。私はリゼお嬢様をパートナーとしてエスコートしにきたんです。なのに、なぜあなたと二人仲良く馬車の中にいるんです」
大の男が二人仲良くパーティーに参加する姿をまたもや、変な噂が流れる‥そう深いため息を出すセイロンと、綺麗になったエリザベスに声をかける事もできずため息をだすダージリン王太子だった。
188
お気に入りに追加
3,322
あなたにおすすめの小説

マルフィル嬢の日々
夏千冬
恋愛
第一王子アルバートに婚約破棄をされてから二年経ったある日、自分には前世があったのだと思い出したマルフィルは、己のわがままボディに絶句する。
それも王命により屋敷に軟禁状態。肉襦袢を着込んだ肉塊のニート令嬢だなんて絶対にいかん!
改心を決めたマルフィルは、手始めにダイエットを始めた。そして今年行われるアルバートの生誕祝賀パーティーに出席することをスタート目標に、更生計画を開始する!
※こちらはアルファポリス様、小説家になろう様で投稿させて頂きました「婚約破棄から〜2年後〜からのおめでとう」の連載版です。タイトルは仮決定です。

死の予言のかわし方
海野宵人
恋愛
シーニュ王国第二王子を婚約者に持つアンヌマリーは、ある日、隣国の留学生からとんでもないことを耳打ちされた。
「きみ、このままだと一年後に婚約者から断罪されて婚約破棄された上に、一家そろって死ぬことになるよ」
ニナという名の義妹をメイドのように働かせて虐げた、と糾弾されることになると言う。
でも、彼女に義妹などいない。
ニナというメイドなら確かにいるが、「メイドのように働かせる」も何も実際メイドだ。糾弾されるいわれがない。
笑えない冗談かと、聞かなかったことにしようとしたが、少しずつ、少しずつ、彼から聞かされる予言の内容が現実になっていく。
アンヌマリーとその家族が、留学生たちの助けを借りながら、何とか予言から逃れるために選んだ方法は──。
※「とある茶番劇の華麗ならざる舞台裏」のスピンオフ
共通した登場人物は多々いますが、物語としては独立しているので、あちらを読まなくてもお楽しみいただけるはずです。
というか、あちらを先に読むと割とがっつりネタバレしてます……。
こちらからお断りです
仏白目
恋愛
我が家は借金だらけの子爵家
ある日侯爵家から秘密裏に契約結婚が持ちかけられた、嫡男との結婚 受けて貰えるなら子爵家を支援するが?という話
子爵家には年頃の娘が3人いる 貧乏子爵家に縁を求めてくる者はなく、まだ誰も婚約者はいない、侯爵家はその中の一番若い末娘を求めていた、
両親はその話に飛びついた,これで自分たちの暮らしも楽になる、何も無い子爵家だったが娘がこんな時に役に立ってくれるなんて,と大喜び
送り出され娘はドナドナな気分である
「一体何をされるんだろう・・・」
*作者ご都合主義の世界観でのフィクションです。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。

【完結】どうやら私は婚約破棄されるそうです。その前に舞台から消えたいと思います
りまり
恋愛
私の名前はアリスと言います。
伯爵家の娘ですが、今度妹ができるそうです。
母を亡くしてはや五年私も十歳になりましたし、いい加減お父様にもと思った時に後妻さんがいらっしゃったのです。
その方にも九歳になる娘がいるのですがとてもかわいいのです。
でもその方たちの名前を聞いた時ショックでした。
毎日見る夢に出てくる方だったのです。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m

希望通り婚約破棄したのになぜか元婚約者が言い寄って来ます
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢ルーナは、婚約者で公爵令息エヴァンから、一方的に婚約破棄を告げられる。この1年、エヴァンに無視され続けていたルーナは、そんなエヴァンの申し出を素直に受け入れた。
傷つき疲れ果てたルーナだが、家族の支えで何とか気持ちを立て直し、エヴァンへの想いを断ち切り、親友エマの支えを受けながら、少しずつ前へと進もうとしていた。
そんな中、あれほどまでに冷たく一方的に婚約破棄を言い渡したはずのエヴァンが、復縁を迫って来たのだ。聞けばルーナを嫌っている公爵令嬢で王太子の婚約者、ナタリーに騙されたとの事。
自分を嫌い、暴言を吐くナタリーのいう事を鵜呑みにした事、さらに1年ものあいだ冷遇されていた事が、どうしても許せないルーナは、エヴァンを拒み続ける。
絶対にエヴァンとやり直すなんて無理だと思っていたルーナだったが、異常なまでにルーナに憎しみを抱くナタリーの毒牙が彼女を襲う。
次々にルーナに攻撃を仕掛けるナタリーに、エヴァンは…

助けた青年は私から全てを奪った隣国の王族でした
Karamimi
恋愛
15歳のフローラは、ドミスティナ王国で平和に暮らしていた。そんなフローラは元公爵令嬢。
約9年半前、フェザー公爵に嵌められ国家反逆罪で家族ともども捕まったフローラ。
必死に無実を訴えるフローラの父親だったが、国王はフローラの父親の言葉を一切聞き入れず、両親と兄を処刑。フローラと2歳年上の姉は、国外追放になった。身一つで放り出された幼い姉妹。特に体の弱かった姉は、寒さと飢えに耐えられず命を落とす。
そんな中1人生き残ったフローラは、運よく近くに住む女性の助けを受け、何とか平民として生活していた。
そんなある日、大けがを負った青年を森の中で見つけたフローラ。家に連れて帰りすぐに医者に診せたおかげで、青年は一命を取り留めたのだが…
「どうして俺を助けた!俺はあの場で死にたかったのに!」
そうフローラを怒鳴りつける青年。そんな青年にフローラは
「あなた様がどんな辛い目に合ったのかは分かりません。でも、せっかく助かったこの命、無駄にしてはいけません!」
そう伝え、大けがをしている青年を献身的に看護するのだった。一緒に生活する中で、いつしか2人の間に、恋心が芽生え始めるのだが…
甘く切ない異世界ラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる