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手汗凄いのに
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「この前、あの馬鹿が失礼な事を言ったようで申し訳ございません」
今日はエリザベス様と二人でお茶会をしている時、この前の教会の炊き出しでダージリン王太子に言われた事が既にエリザベス様に知られていた。
私は後ろに控えて立っているセイを見つめるけど、セイは何食わぬ顔をしているけど‥‥セイがエリザベス様に伝えてたようね。
「あの、私は気にしてませんよ?んー、なんというか痛いところを突かれて‥‥色々と向き合わないといけないと考えてたところですから」
そう私は気にせずにトリュフを食べていたけど、それでもエリザベス様は申し訳なさそうな顔をしている。エリザベス様は悪くもなんともないのになぁ。
「リゼ様、あのお馬鹿は根は悪い方ではないんですの‥‥性格は少しばかり変わってるかもしれませんが」
「勿論わかってますよ。それにしても、教会でダージリン王太子と会うなんて驚きました。エリザベス様もよく一緒に行かれると聞きました!」
そう私が話すといつものようにエリザベス様は笑顔で話しだした。
「あぁ、あの教会ですか?そうですねぇ‥‥最近でしょうか。ふふ、一年くらい前かしら。ダージリンが慌てた様子で私の顔を見て来た時から、あの教会へよく行くようになりました」
え、あのダージリン王太子が慌てた?!ちょっとレアかも。いつも自由気ままに動いてる人で我が道を行くタイプだと思ってるから、慌てた様子見たかったかもなあ。
「ダージリン王太子の慌てた様子見てみたかったかもしれません。あ、これは内緒で」
「ふふ、では内緒話をもう一つ。実は、その時泣いてたんですよ」
「えっ!?泣いてたんですか!わあ‥‥」
「急に私に謝ってきて、男性の泣き顔は初めて見ました。何に対して謝ってきたのかよくわかりませんが‥‥あの時からでしょうか。色々と変わってきたような‥いえ、これはこちらの話ですわ」
そう話すエリザベス様に、私はフと思い出した。回帰前、死ぬ直前にセイは私を見て泣いていたんだ‥‥。チラッとセイを見ると目が合うものの、私はなんだか恥ずかしくてすぐにエリザベス様の方へと向き直る。
「‥‥確かに、男性の泣き顔は珍しいですね」
何故あの時の貴方は、すごく泣いていたの?と本人に聞きたいけど‥‥今のセイにその質問をしたところでわからないわよね。
それでも‥‥あの泣き顔は忘れられないかも。
こうして、私はエリザベス様と会った後、屋敷へと戻るとちょうどキャンディが買い物を終えて帰ってきたようだった。
「あら、リゼお姉様!見て見て!この宝石ね、ニルギリ叔父様に沢山買ってもらったの!」
私に宝石を見せびらかして、上機嫌のキャンディだけど、あんなに沢山の宝石いつつけるのよ?
「‥‥ニルギリ叔父様が来てたの?」
ニルギリ•リプトン‥‥お義母様の弟で、現リプトン家当主であり、薬など薬草の知識が長けておりその知識と経験により、国王陛下にも信頼されているのよね。
あまり、興味がなかったから関わりはなかったわね。たまに親戚同士の集まりで顔を合わせるだけだし‥‥。
だけど‥‥なんとなく気になる。
ダージリン王太子とアールグレイ王子の反応を見る限り、何かがあるに違いない。
実はエリザベス様には気にしてないと伝えたけど、ダージリン王太子遠回しに、私に喧嘩売ってるような言い方してるのも腹が立つのよね。
‥‥もし何かあれば、あれ?
グータラどころじゃないわよね?!
面倒事とか‥‥ないわよね?
「ニルギリ叔父様は姪っ子の私が可愛いみたい!お願い事も聞いてくれるもの!」
「へえ、そう。私はもう自分の部屋に戻るわ」
「リゼお姉様、学園のパーティーは参加するわよね?!‥‥あら。ねえ、学園の生徒でもある、セイロン、貴方も参加するのでしょ?」
キャンディは何故か、近くにいたセイロンに声をかけるとセイロンは頭を下げて挨拶をしてから答える。
「‥‥はい。学園の生徒というのもありますが、ダージリン王太子の命により強制参加とされております」
「え!?そうなの!?!ダージリン王太子が言ってきたの!?」
あの方は、どうしてもセイを自分の側近にしたがっているの丸わかりだわ!‥‥正直行く気がないけど‥‥。わからない!いまいち、ダージリン王太子という人物がよくわからないわ!
私が行くか行かないか迷っている時、キャンディは嫌っているはずのセイロンの腕を絡めて笑顔で話かける。
「あら!それって凄く楽しみよね!?」
‥‥いや、ベッタリしすぎじゃない?!なんでいちいち腕を絡めるわけ!?
私はセイの腕を引っ張り、キャンディから引き離してキャンディを睨む。
キョトンとした顔をしたキャンディは一気に顔を真っ青になる。なんでよ。
「‥‥まさかリゼお姉様‥‥こんなやつ‥」
「学園パーティーに行くわよ。参加する、だからいちいち絡まないでちょうだい!ほら、セイ!いくわよ!」
「‥‥あ、ハイ」
私はキャンディを無視して、セイを引っ張り出し自分の部屋へと戻るため速足で歩く。
「リゼお嬢様」
「なに?」
「‥‥‥手を離してもらえますか」
「ふぁ!?!」
私はセイの手を握ったまま、ずっと歩いてた!?!セイもジッと手を見つめすぎでは!?
「「‥‥‥‥」」
私がアワアワと固まって手を離そうとした私に、クスッと笑ったセイはもう一度私の手を握り直す。
「な、なんでまた手を‥‥!誰かに見られたら‥私手汗ものすごいのよ」
そう私が言うと、セイはシーと人差し指で静かに、何も言わず一緒に歩いた。
手汗‥‥凄いのに!!
今日はエリザベス様と二人でお茶会をしている時、この前の教会の炊き出しでダージリン王太子に言われた事が既にエリザベス様に知られていた。
私は後ろに控えて立っているセイを見つめるけど、セイは何食わぬ顔をしているけど‥‥セイがエリザベス様に伝えてたようね。
「あの、私は気にしてませんよ?んー、なんというか痛いところを突かれて‥‥色々と向き合わないといけないと考えてたところですから」
そう私は気にせずにトリュフを食べていたけど、それでもエリザベス様は申し訳なさそうな顔をしている。エリザベス様は悪くもなんともないのになぁ。
「リゼ様、あのお馬鹿は根は悪い方ではないんですの‥‥性格は少しばかり変わってるかもしれませんが」
「勿論わかってますよ。それにしても、教会でダージリン王太子と会うなんて驚きました。エリザベス様もよく一緒に行かれると聞きました!」
そう私が話すといつものようにエリザベス様は笑顔で話しだした。
「あぁ、あの教会ですか?そうですねぇ‥‥最近でしょうか。ふふ、一年くらい前かしら。ダージリンが慌てた様子で私の顔を見て来た時から、あの教会へよく行くようになりました」
え、あのダージリン王太子が慌てた?!ちょっとレアかも。いつも自由気ままに動いてる人で我が道を行くタイプだと思ってるから、慌てた様子見たかったかもなあ。
「ダージリン王太子の慌てた様子見てみたかったかもしれません。あ、これは内緒で」
「ふふ、では内緒話をもう一つ。実は、その時泣いてたんですよ」
「えっ!?泣いてたんですか!わあ‥‥」
「急に私に謝ってきて、男性の泣き顔は初めて見ました。何に対して謝ってきたのかよくわかりませんが‥‥あの時からでしょうか。色々と変わってきたような‥いえ、これはこちらの話ですわ」
そう話すエリザベス様に、私はフと思い出した。回帰前、死ぬ直前にセイは私を見て泣いていたんだ‥‥。チラッとセイを見ると目が合うものの、私はなんだか恥ずかしくてすぐにエリザベス様の方へと向き直る。
「‥‥確かに、男性の泣き顔は珍しいですね」
何故あの時の貴方は、すごく泣いていたの?と本人に聞きたいけど‥‥今のセイにその質問をしたところでわからないわよね。
それでも‥‥あの泣き顔は忘れられないかも。
こうして、私はエリザベス様と会った後、屋敷へと戻るとちょうどキャンディが買い物を終えて帰ってきたようだった。
「あら、リゼお姉様!見て見て!この宝石ね、ニルギリ叔父様に沢山買ってもらったの!」
私に宝石を見せびらかして、上機嫌のキャンディだけど、あんなに沢山の宝石いつつけるのよ?
「‥‥ニルギリ叔父様が来てたの?」
ニルギリ•リプトン‥‥お義母様の弟で、現リプトン家当主であり、薬など薬草の知識が長けておりその知識と経験により、国王陛下にも信頼されているのよね。
あまり、興味がなかったから関わりはなかったわね。たまに親戚同士の集まりで顔を合わせるだけだし‥‥。
だけど‥‥なんとなく気になる。
ダージリン王太子とアールグレイ王子の反応を見る限り、何かがあるに違いない。
実はエリザベス様には気にしてないと伝えたけど、ダージリン王太子遠回しに、私に喧嘩売ってるような言い方してるのも腹が立つのよね。
‥‥もし何かあれば、あれ?
グータラどころじゃないわよね?!
面倒事とか‥‥ないわよね?
「ニルギリ叔父様は姪っ子の私が可愛いみたい!お願い事も聞いてくれるもの!」
「へえ、そう。私はもう自分の部屋に戻るわ」
「リゼお姉様、学園のパーティーは参加するわよね?!‥‥あら。ねえ、学園の生徒でもある、セイロン、貴方も参加するのでしょ?」
キャンディは何故か、近くにいたセイロンに声をかけるとセイロンは頭を下げて挨拶をしてから答える。
「‥‥はい。学園の生徒というのもありますが、ダージリン王太子の命により強制参加とされております」
「え!?そうなの!?!ダージリン王太子が言ってきたの!?」
あの方は、どうしてもセイを自分の側近にしたがっているの丸わかりだわ!‥‥正直行く気がないけど‥‥。わからない!いまいち、ダージリン王太子という人物がよくわからないわ!
私が行くか行かないか迷っている時、キャンディは嫌っているはずのセイロンの腕を絡めて笑顔で話かける。
「あら!それって凄く楽しみよね!?」
‥‥いや、ベッタリしすぎじゃない?!なんでいちいち腕を絡めるわけ!?
私はセイの腕を引っ張り、キャンディから引き離してキャンディを睨む。
キョトンとした顔をしたキャンディは一気に顔を真っ青になる。なんでよ。
「‥‥まさかリゼお姉様‥‥こんなやつ‥」
「学園パーティーに行くわよ。参加する、だからいちいち絡まないでちょうだい!ほら、セイ!いくわよ!」
「‥‥あ、ハイ」
私はキャンディを無視して、セイを引っ張り出し自分の部屋へと戻るため速足で歩く。
「リゼお嬢様」
「なに?」
「‥‥‥手を離してもらえますか」
「ふぁ!?!」
私はセイの手を握ったまま、ずっと歩いてた!?!セイもジッと手を見つめすぎでは!?
「「‥‥‥‥」」
私がアワアワと固まって手を離そうとした私に、クスッと笑ったセイはもう一度私の手を握り直す。
「な、なんでまた手を‥‥!誰かに見られたら‥私手汗ものすごいのよ」
そう私が言うと、セイはシーと人差し指で静かに、何も言わず一緒に歩いた。
手汗‥‥凄いのに!!
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