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些細な喧嘩

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そして、苦手な世界史も終わり、
やっと昼休みだ。

そんな昼休みも、直ぐに終わりあと2時間。

あっという間に放課後だ。
今週は掃除がないから、
華を迎えに行こうと、教室を出た。

廊下で、数人の人が話していた。
そこを通った時に聞こえた。
「華ってさ。やっぱ可愛いよな。」
そうだろうそうだろう。 
俺はすごく共感した。
「でもあいつ彼氏いるぞ~」
「でもさ。別に、ヤれない訳じゃないだろ‪w」
「確か旧校舎に空き教室あるんだよな~‪」
「お前まさか。ヤル気か‪wバレたら殺されるぞ~」
その言葉を聞いた瞬間殺意が湧いた。
「おい。お前ら。」
俺は胸ぐらを掴み、殴ろうとした。
その時、
「なにしてんの!渉!」
と聞きなれた声がした。
華の声だ。

でも今の俺は苛立ちすぎて華にさえ
「お前には関係ない!」
そう怒鳴ってしまった。
やばい。そう冷静になった時には遅かった。
「なんで!そんな怒ってるの!もう知らない!
渉のばか!人のこと殴ろうとしたらダメなんだから!」そう言い残し、華は駆け出した。 

俺は冷静になったものの、
まだどこか苛立っていて、
華のことを変な目で見ていたヤツらに、
一言言ってやろうと、華の後を追わなかった。
いつも喧嘩しても、家に行って謝って解決していたからだ。

「おい。お前ら次華のこと変な目で見たらどうなるか分かるな?」そう言い残し、華の家に向かった。

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