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第四章 啼いて血を吐く魂迎鳥
第十八話 佐世邸㈢
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佐世夫人は顔色を曇らせて、湯呑みを取った。
菖蒲が健気な良い子だったのは、本妻にとって、かえってつらかったのかもしれない。
竜子のように憎しみをぶつけやすい相手であったほうが溜飲が下がるものだ。
「とにかく、主人も私も、あの子には幸せになってほしかったのです。ですが、菖蒲は母親と二人で住んでいた自宅の火事で、ひどい火傷を負ってしまって……」
「火事で火傷を!? それは大変だ。親の監督不行き届きだな。我々が知りたいのは、なんというか彼女にそういった良くない面がなかったか、ってな件でね。ごにょごにょ。巡査、ちゃんと覚え書きをしてくれ給えよ!」
「へいよ」
すでに知っている事実だが、言われたとおりに手帖を取りだして書きつける。
それを見た佐世夫人は、打ち明け話をするように小声になった。
「探偵さん。想像するだに恐ろしい話ですが、あの女、わざと火をつけたのではないかしら……」
「ほう、なにか確証でも?」
「だって、そういう女なんです。火事の原因は台所の竈だと噂で聞きました。警察にはお正月だったから娘のために雑煮を拵えていただけだと話していたんですって。断言いたしますが、絶対に手料理なんて作らない女ですよ。主人も一度も口にしたことがないと話しておりましたし、花街のいかがわしいお店だって仕出し屋を頼むだけなのでしょう」
この部分は事実だ。出火場所も、竜子の証言も。
目の前に座る夫人は知らないだろうが、あの火事に最初に駆けつけたのは、他でもない私である。
十年前のあの火事だけは、事件性がなく住人による過失の事故だった。少なくともそう処理された。
夫人が言うように故意だったかどうかは、もう藪の中だ。
「動機も十分にあります。あの女は──ずっと、自分の娘に嫉妬していました。あの子ばかりが可愛がられて、自分に関心が向かなくなるのを恐れていたわ。菖蒲がいないと佐世の心を繋ぎとめられないから、しかたなく育てていたようなものです。といっても言えに置き去りにして禄に帰らなかったり、娘を土間に閉じ込めて客を連れ込んだり、それはもう酷い母親でしたよ」
息も荒く、佐世夫人は主張した。
「主人は不憫がって、あの女にねだられるままにお店を開業する資金まで出したんです。もう嫁にいかせられないから財産を残してやりたいと言いくるめられて」
「店の経営状況は? うまくやっていた様子でしたか」
「ほどほどに繁盛していたようですよ。上っ面のお愛想だけはいい女だもの。経営の手腕があると主人も褒めていましたが、あの方は花柳界が性分に合っているんでしょう。でも、すべて見せかけだったのかもしれませんね。上辺だけ華やかな芸者あがりにふさわしいわ。まさか金銭に目が眩んで、あんなにおぞましいことをするなんて……私には、ちっとも理解できません」
この先の結末も、我々は知っている。
「結局、娘を手放してしまったの。将来を思って奉公にやっただなんて説明していたらしいですけれど、親が身代金を受け取っているのだから、要は身売りです。さすがの主人もこれには見限って、ついに縁切りをしたのです。遅すぎるくらいですけれどね。手切れ金もしっかりうちからお出ししました」
「手切れ金ですか。下世話な質問で申し訳ありませんが、おいくらほど渡されたのですか? いやぁ、我々庶民には想像もつかないのでねー。安月給の鶯出巡査殿は妾どころか嫁すらきてもらえないですからねー。参考程度に聞いてみたいなー」
なぜ私を引き合いにだすのだと肘で突いて制したかったが、なんとか耐えた。
夫人も最初は濁していたものの、結局教えてくれた。
「ほう。巡査殿の一年分の俸給くらいかな」
「先生の一年分の酒代くらいだろ」
「若山牧水じゃあるまいし。さすがに三年分はあるさ」
その額は小切手とぴったり同じだった。
金庫にはいっていたのは、やはり離縁されたときの手切れ金だったようだ。
「もうびた一文援助はしておりませんし、佐世家と関わりはございません。近ごろでは質の悪い金貸し屋に手を出したとの噂も聞き及んでおります。唄や踊りしかできない女ですからね、もともと経営の才などなかったのでしょう。菖蒲がいないのなら私たちの知ったことではありませんわ」
一度は引き取る覚悟を決めていただけあって、菖蒲を心配しているのは本心のようだ。
「もうわかったでしょう、あの女がどんな人物か。娘が憐れですよ、ほんとうに」
「菖蒲さんが売られたあと、捜そうとは思わなかったのですか」
つい、自分の感情を含んだ質問を投げてしまった。
「血の繋がった母親はあの女で、娘に責任を持つべきなのもあちらです。息子たちが事業を継ぐために大事な時期になってきて、主人も家に戻って参りましたし」
そして、これはこれで本心なのだろう。
冷たいように感じるが、皆が可愛がっている妾腹の子を受け入れなければ、自身が孤立する状況だった。
ずっと耐えてきた他人に心うちまで責めるのは気の毒だ。
憎みたくても、菖蒲の性格もあって憎みきれず、溜まった負の感情は袋小路だった。
少々疲れてきたらしく、佐世夫人は茶をゆっくりと飲み干した。そろそろ引き上げる頃合いだ。
短い会合だったが、彼女はなにをどうかんちかしたのか、兎田谷先生を信頼できる人物だとみなしたようだった。
「あなた、銀座じゃちょっと有名な探偵さんよね。大層胡散臭い人物だと聞いていたけれど、警察にも仕事を頼まれるほどの方なのね」
「まあ~そうです! これほどの資産家なら素行調査なんかも入用でしょう。ぜひ依頼は兎田谷文豪探偵事務所に!」
「あらまあ、息子たちが婚約したときお宅にお願いすればよかったわ。嫁ときたら、派手好きなうえに娘しかいないのに遊び歩いてばかりで、早く跡取りの男児を産んでもらわないと──」
「ではでは、ご協力ありがとうございます!」
止まらなさそうな愚痴を受け流し、ちゃっかりと宣伝まで残して、我々は佐世家を後にした。二度と会わない相手だから、とか言っていたのは都合よく忘れたらしい。
「あ、そうだ。忘れていた。最後にもう一つ」
「はい?」
大きな玄関まで見送りにきてくれた夫人に、探偵が振り返って帽子をちょいとあげる。
「一番初めは一の宮……って数え唄はご存知ですか」
「ええ、まあ。有名ですから。どなたでも知っているんじゃなくて?」
「唄にでてくる神社仏閣を竜子さんが訪ねていたようで、部屋で蒐印帖を見つけました。俺は俗世に疎いのでね、どんなご利益があるのかと思いまして」
「あの女のことなんて知りませんが、商売繁盛の験担ぎでもしていたんじゃないですか。その唄でしたら菖蒲もよく唄っていましたよ。うちの庭で、私も一緒に毬をついてやったものです。はじめに唄を教えたのは主人だと思います。存外信心深い人ですから、お参りも毎年欠かしません」
政治家や事業家などの権力者が、神仏への礼儀を重んじるというのは事実らしい。
話しているうちにふと思いだしたらしく、佐世夫人は複雑そうな表情を浮かべた。
「そういえば、主人がよく菖蒲に話していたんです。数え歌にでてくるのは霊験あらたかな寺社ばかりだから、巡れば願いを叶えてくれると」
このときばかりは、心から気の毒そうに瞼を伏せた。
「菖蒲の火傷だって、願掛けをすればきっと治るとあの母娘に言ったらしいんです。でも、あの子は『火傷なんて治らなくていいから願掛けはいらない。お母さんがいてくれたらいい』と笑ったそうです。主人にとっては優しさのつもりだったのでしょうが、子どもの菖蒲が全国をめぐることなんてできやしないとわかったうえで話したのだとしたら──少々、残酷ですね」
この夫人は悪人ではない。だが、完全に善人でもない。
話を聞くかぎり、父親である佐世もおそらくそうなのだ。
佐世綴造は噂どおりの人格者か、そうではないか。
確かめるつもりでやってきたが、私の見方そのものが一面的だったようだ。
🐾🐾🐾
佐世邸をあとにして、ふうっと息を吐く。
短時間だったが、妙に疲れた。
というのも、毎度のことながらこの口八丁探偵にひやひやさせられるせいだ。
「まったく、呼吸をするように嘘を吐くよな、先生は」
「警察だってやるだろう? 共感とか脅しで相手を揺さぶって自白させるとか。鶯出巡査殿は性格的に得意じゃなさそうだけどね。まっすぐぶつかろうとするんだから」
「不得手もあるが、こちらが不利になるから嘘は言わない。はあ、私が市民の悪評を流布したと思われたらどうするんだ」
「あの感じだと実際に竜子さんの評判は良くなさそうだし、近所の奥方たちからもそれとなく悪口を聞き出して、辻褄を合わせといたらいいんじゃないかね」
どれだけ嘘で固めても、最終的に帳尻を合わせて解決する──
それがこの男のやり方なのはよく知っている。
愚痴をこぼすのは諦めた。
「金庫にあった金の出所は、やはり手切れ金と判明したな。だが、手をつけずに叉崎のような危ない金貸しから借金をした理由はやはりわからんままだ。先生はどう思う?」
碌でなしの探偵はまったく聞いていなかった。
一人で満足げに頷いて、
「うん、情報は集まった。鶯出巡査殿、明日は久しぶりの休み?」
「そうだが」
「じゃあ、存分にただ働きしてくれ給え」
満面の笑みで、私の肩を叩いた。
菖蒲が健気な良い子だったのは、本妻にとって、かえってつらかったのかもしれない。
竜子のように憎しみをぶつけやすい相手であったほうが溜飲が下がるものだ。
「とにかく、主人も私も、あの子には幸せになってほしかったのです。ですが、菖蒲は母親と二人で住んでいた自宅の火事で、ひどい火傷を負ってしまって……」
「火事で火傷を!? それは大変だ。親の監督不行き届きだな。我々が知りたいのは、なんというか彼女にそういった良くない面がなかったか、ってな件でね。ごにょごにょ。巡査、ちゃんと覚え書きをしてくれ給えよ!」
「へいよ」
すでに知っている事実だが、言われたとおりに手帖を取りだして書きつける。
それを見た佐世夫人は、打ち明け話をするように小声になった。
「探偵さん。想像するだに恐ろしい話ですが、あの女、わざと火をつけたのではないかしら……」
「ほう、なにか確証でも?」
「だって、そういう女なんです。火事の原因は台所の竈だと噂で聞きました。警察にはお正月だったから娘のために雑煮を拵えていただけだと話していたんですって。断言いたしますが、絶対に手料理なんて作らない女ですよ。主人も一度も口にしたことがないと話しておりましたし、花街のいかがわしいお店だって仕出し屋を頼むだけなのでしょう」
この部分は事実だ。出火場所も、竜子の証言も。
目の前に座る夫人は知らないだろうが、あの火事に最初に駆けつけたのは、他でもない私である。
十年前のあの火事だけは、事件性がなく住人による過失の事故だった。少なくともそう処理された。
夫人が言うように故意だったかどうかは、もう藪の中だ。
「動機も十分にあります。あの女は──ずっと、自分の娘に嫉妬していました。あの子ばかりが可愛がられて、自分に関心が向かなくなるのを恐れていたわ。菖蒲がいないと佐世の心を繋ぎとめられないから、しかたなく育てていたようなものです。といっても言えに置き去りにして禄に帰らなかったり、娘を土間に閉じ込めて客を連れ込んだり、それはもう酷い母親でしたよ」
息も荒く、佐世夫人は主張した。
「主人は不憫がって、あの女にねだられるままにお店を開業する資金まで出したんです。もう嫁にいかせられないから財産を残してやりたいと言いくるめられて」
「店の経営状況は? うまくやっていた様子でしたか」
「ほどほどに繁盛していたようですよ。上っ面のお愛想だけはいい女だもの。経営の手腕があると主人も褒めていましたが、あの方は花柳界が性分に合っているんでしょう。でも、すべて見せかけだったのかもしれませんね。上辺だけ華やかな芸者あがりにふさわしいわ。まさか金銭に目が眩んで、あんなにおぞましいことをするなんて……私には、ちっとも理解できません」
この先の結末も、我々は知っている。
「結局、娘を手放してしまったの。将来を思って奉公にやっただなんて説明していたらしいですけれど、親が身代金を受け取っているのだから、要は身売りです。さすがの主人もこれには見限って、ついに縁切りをしたのです。遅すぎるくらいですけれどね。手切れ金もしっかりうちからお出ししました」
「手切れ金ですか。下世話な質問で申し訳ありませんが、おいくらほど渡されたのですか? いやぁ、我々庶民には想像もつかないのでねー。安月給の鶯出巡査殿は妾どころか嫁すらきてもらえないですからねー。参考程度に聞いてみたいなー」
なぜ私を引き合いにだすのだと肘で突いて制したかったが、なんとか耐えた。
夫人も最初は濁していたものの、結局教えてくれた。
「ほう。巡査殿の一年分の俸給くらいかな」
「先生の一年分の酒代くらいだろ」
「若山牧水じゃあるまいし。さすがに三年分はあるさ」
その額は小切手とぴったり同じだった。
金庫にはいっていたのは、やはり離縁されたときの手切れ金だったようだ。
「もうびた一文援助はしておりませんし、佐世家と関わりはございません。近ごろでは質の悪い金貸し屋に手を出したとの噂も聞き及んでおります。唄や踊りしかできない女ですからね、もともと経営の才などなかったのでしょう。菖蒲がいないのなら私たちの知ったことではありませんわ」
一度は引き取る覚悟を決めていただけあって、菖蒲を心配しているのは本心のようだ。
「もうわかったでしょう、あの女がどんな人物か。娘が憐れですよ、ほんとうに」
「菖蒲さんが売られたあと、捜そうとは思わなかったのですか」
つい、自分の感情を含んだ質問を投げてしまった。
「血の繋がった母親はあの女で、娘に責任を持つべきなのもあちらです。息子たちが事業を継ぐために大事な時期になってきて、主人も家に戻って参りましたし」
そして、これはこれで本心なのだろう。
冷たいように感じるが、皆が可愛がっている妾腹の子を受け入れなければ、自身が孤立する状況だった。
ずっと耐えてきた他人に心うちまで責めるのは気の毒だ。
憎みたくても、菖蒲の性格もあって憎みきれず、溜まった負の感情は袋小路だった。
少々疲れてきたらしく、佐世夫人は茶をゆっくりと飲み干した。そろそろ引き上げる頃合いだ。
短い会合だったが、彼女はなにをどうかんちかしたのか、兎田谷先生を信頼できる人物だとみなしたようだった。
「あなた、銀座じゃちょっと有名な探偵さんよね。大層胡散臭い人物だと聞いていたけれど、警察にも仕事を頼まれるほどの方なのね」
「まあ~そうです! これほどの資産家なら素行調査なんかも入用でしょう。ぜひ依頼は兎田谷文豪探偵事務所に!」
「あらまあ、息子たちが婚約したときお宅にお願いすればよかったわ。嫁ときたら、派手好きなうえに娘しかいないのに遊び歩いてばかりで、早く跡取りの男児を産んでもらわないと──」
「ではでは、ご協力ありがとうございます!」
止まらなさそうな愚痴を受け流し、ちゃっかりと宣伝まで残して、我々は佐世家を後にした。二度と会わない相手だから、とか言っていたのは都合よく忘れたらしい。
「あ、そうだ。忘れていた。最後にもう一つ」
「はい?」
大きな玄関まで見送りにきてくれた夫人に、探偵が振り返って帽子をちょいとあげる。
「一番初めは一の宮……って数え唄はご存知ですか」
「ええ、まあ。有名ですから。どなたでも知っているんじゃなくて?」
「唄にでてくる神社仏閣を竜子さんが訪ねていたようで、部屋で蒐印帖を見つけました。俺は俗世に疎いのでね、どんなご利益があるのかと思いまして」
「あの女のことなんて知りませんが、商売繁盛の験担ぎでもしていたんじゃないですか。その唄でしたら菖蒲もよく唄っていましたよ。うちの庭で、私も一緒に毬をついてやったものです。はじめに唄を教えたのは主人だと思います。存外信心深い人ですから、お参りも毎年欠かしません」
政治家や事業家などの権力者が、神仏への礼儀を重んじるというのは事実らしい。
話しているうちにふと思いだしたらしく、佐世夫人は複雑そうな表情を浮かべた。
「そういえば、主人がよく菖蒲に話していたんです。数え歌にでてくるのは霊験あらたかな寺社ばかりだから、巡れば願いを叶えてくれると」
このときばかりは、心から気の毒そうに瞼を伏せた。
「菖蒲の火傷だって、願掛けをすればきっと治るとあの母娘に言ったらしいんです。でも、あの子は『火傷なんて治らなくていいから願掛けはいらない。お母さんがいてくれたらいい』と笑ったそうです。主人にとっては優しさのつもりだったのでしょうが、子どもの菖蒲が全国をめぐることなんてできやしないとわかったうえで話したのだとしたら──少々、残酷ですね」
この夫人は悪人ではない。だが、完全に善人でもない。
話を聞くかぎり、父親である佐世もおそらくそうなのだ。
佐世綴造は噂どおりの人格者か、そうではないか。
確かめるつもりでやってきたが、私の見方そのものが一面的だったようだ。
🐾🐾🐾
佐世邸をあとにして、ふうっと息を吐く。
短時間だったが、妙に疲れた。
というのも、毎度のことながらこの口八丁探偵にひやひやさせられるせいだ。
「まったく、呼吸をするように嘘を吐くよな、先生は」
「警察だってやるだろう? 共感とか脅しで相手を揺さぶって自白させるとか。鶯出巡査殿は性格的に得意じゃなさそうだけどね。まっすぐぶつかろうとするんだから」
「不得手もあるが、こちらが不利になるから嘘は言わない。はあ、私が市民の悪評を流布したと思われたらどうするんだ」
「あの感じだと実際に竜子さんの評判は良くなさそうだし、近所の奥方たちからもそれとなく悪口を聞き出して、辻褄を合わせといたらいいんじゃないかね」
どれだけ嘘で固めても、最終的に帳尻を合わせて解決する──
それがこの男のやり方なのはよく知っている。
愚痴をこぼすのは諦めた。
「金庫にあった金の出所は、やはり手切れ金と判明したな。だが、手をつけずに叉崎のような危ない金貸しから借金をした理由はやはりわからんままだ。先生はどう思う?」
碌でなしの探偵はまったく聞いていなかった。
一人で満足げに頷いて、
「うん、情報は集まった。鶯出巡査殿、明日は久しぶりの休み?」
「そうだが」
「じゃあ、存分にただ働きしてくれ給え」
満面の笑みで、私の肩を叩いた。
応援ありがとうございます!
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