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風紀委員長の紀さん
第17話 boil down huckleberry
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「これで終わるわけないでしょ?」
急に余裕の戻った声で彼女が耳元で囁く。まだ息の荒さも残っているし、私の指の締め付けもまだまだ健在だ。痙攣するような締め付け、でもさっきとは違って随分と余裕のある感じ。
「そうですか?」
「そうなのよ、残念だけど」
私の下で軽く唇を舐める彼女が纏うのは年上が持つ妖艶さと余裕だ。さっきまでの私に好き放題されていた時とは全く違う顔になっている。
「ちょっ」
急に下に引っ張られる。その行き先は当然下にいる彼女だ。容易く私の唇を奪った彼女の顔にはさっきまでの泣かされた幼女の顔はどこにも見つからず、ただその色香で人を惑わす女の顔がある。
「言ったでしょ?勝手に終わらないでくれる?」
「・・・さっきまでとはなんか雰囲気違いますね」
「まぁね」
いつの間にか私の腰に回った手が静かに私の制服の中に入ってくる。さっきまでの行為で乱れていた服では彼女の手を防ぐことなどできるはずも無くあっさりと侵入を許す。でもなぜか不思議と嫌な気分はしない。まるで最初から定められた形に戻るような心地よさがあって、彼女の手に全てを委ねてもいいかもなんて思ってしまう。
「先輩、なんか慣れてますね」
「あら、今さら?私、どっちも行けるし」
「ああ、そういう・・・」
制服の中に入った先輩の手を止めることなんてできるわけが無くて、妙に慣れた手つきは確実に私の弱くて、敏感な部分を確実に、しっかりと刺激する。さっきの余裕を見せた表情は伊達ではなくて、本当に余裕だったらしい。
「手慣れすぎじゃないですか?」
「これが一年の差よ」
「・・・そうですか。んっ」
彼女の手が背中を撫でる。ぞわりとした感覚が全身に広がって思わず体の力が抜けていく。
「ほっと」
くるりとフライ返しでひっくり返すように私たちの上下が入れ替わる。いつの間にか場所どころか攻守すら入れ替わっている。抱かれるのはあまり好みじゃない。私が抱かれたいのは一人しかいない。未だにあの人よりも私の心を動かすような人に出会ったことは無い。水瀬だって蜜柑だってあの人に比べるとやっぱり物足りないし、抱かれたいとはあまりならない。目の前のロリータだって例外じゃない。むしろ、いつもなら抱き潰しているような体格だ。
「攻められるのはあんまり経験ないの?」
私があまり乗り気でないことが分かったのか挑発するような笑みでこちらに囁く。耳の中で反響するような、脳みその中に浸透するような、匂いのような声。
彼女のむき出しの乳房が私のとぶつかる。互いに痛い程固くなった突起がコリコリと絡み合う。
「・・・っ」
声未満の空気はきっと私の口から出ている。我慢したわけじゃない。声になる前に彼女に潰された声の残骸だ。彼女の短めの舌が首を這い回る。生温かい、それでいて妙に気持ちいい感触が私に余計な声を挙げさせる余地を与えない。
絡みつくような彼女のほっそりとした指は私の両手にしっかりとしがみついて私の余計な悪戯を許さない。
今の私は彼女という網に完全に捕らわれた獲物で、ただ食べられるのを待つしか選択肢が無い。
「意外と攻められるとしおらしいのね」
「・・・。別に、先輩の顔を立てなきゃなって思っただけです」
「それだけ強がれるならまだいけるわね」
服の中に入っていた指が遠慮を忘れたかのように私の肌を撫でる。さっきまで私の胸を弄っていた手が少し下がってお腹を這い回る。
「ふぅっ、んっ」
今まで味わったことのない快感が私の下半身に叩き込まれる。まるで子宮そのものを直接撫でられているような、そんな未知の感覚が脳をスパークさせる。お腹全体が痙攣しているような、そんな痙攣に引っ張られて声もうまく出ない。
「あっ、アッ、あ”あ”、ま”っって」
私の制止する声なんて聞いてくれるわけもなく、ただ快楽に翻弄される。そしてその時間はなんだか気持ちがよくて、懐かしいような感じ。
「ほら、だんだん指の締め付けがきつくなってきた」
「はっ、ぁあッ、き、きのせい、で、す」
「そんな嘘が通じるわけないでしょ。こんなに痙攣してるのに」
いつの間にか私の秘部に入っている彼女の指を私の肉壺は恥も外聞もかなぐり捨てて締め付けている。言われて意識するとどれだけ蠢いているのかがわかってしまうし、今こうやって認識することでもっと激しく動くようになっている。
「そんなに無理しないで、ほら、気持ちよくなろ?」
「あ”」
彼女の言葉が耳を通じてそのまま下半身にダイレクトに突き刺さってしまったのかと勘違いしてしまうような激しい快感。脳みそを丸焦げにするような快楽。理性を全て火にくべてしまったかのような勢いの悦楽。
一瞬の浮遊感の後の全身の気怠さでやっと自分が絶頂を迎えたことを理解する。蜜柑にされたような大人に犯されるのとは違う、同世代の貪るような激しい行為は偶には受けでもいいかななんて考えてしまうほどによかった。
「やっと意識が戻ったの?」
「先輩」
「イったと思ったら目が虚ろになってるんだもの、ちょっとやりすぎたわね」
確かに最期のほうの記憶が曖昧だけど、そんない時間が経ったのだろうか。時計を見ても、そもそもいつから始めたのかの記憶も怪しい。
「・・・そんなに時間経ったんですか?」
「いや、五分ぐらいかな」
「そうですか・・・」
「ま、大丈夫そうだし、もう少し休んでから帰りなさい」
「そうですね」
「私、上手かったでしょ」
「・・・まぁ、下手ではなかったですよ」
「負け惜しみね。私の方が上手かったでしょ」
「それは無い」
それは無い、はず。私だって後輩っていう遠慮さえなければ先輩ぐらい激しくできるはずだ、たぶん。
「さっきのあなたの痴態を見てもどっちが上手いかなんて自明だと思うけど」
「だとしてもまだ一勝一敗です」
「じゃあ、また今度決着をつけなきゃいけないわね」
「そうですね、また今度」
「また今度ね」
結局、全身から怠さが抜けて帰れるようになったのはそれから30分ほど後だった。
急に余裕の戻った声で彼女が耳元で囁く。まだ息の荒さも残っているし、私の指の締め付けもまだまだ健在だ。痙攣するような締め付け、でもさっきとは違って随分と余裕のある感じ。
「そうですか?」
「そうなのよ、残念だけど」
私の下で軽く唇を舐める彼女が纏うのは年上が持つ妖艶さと余裕だ。さっきまでの私に好き放題されていた時とは全く違う顔になっている。
「ちょっ」
急に下に引っ張られる。その行き先は当然下にいる彼女だ。容易く私の唇を奪った彼女の顔にはさっきまでの泣かされた幼女の顔はどこにも見つからず、ただその色香で人を惑わす女の顔がある。
「言ったでしょ?勝手に終わらないでくれる?」
「・・・さっきまでとはなんか雰囲気違いますね」
「まぁね」
いつの間にか私の腰に回った手が静かに私の制服の中に入ってくる。さっきまでの行為で乱れていた服では彼女の手を防ぐことなどできるはずも無くあっさりと侵入を許す。でもなぜか不思議と嫌な気分はしない。まるで最初から定められた形に戻るような心地よさがあって、彼女の手に全てを委ねてもいいかもなんて思ってしまう。
「先輩、なんか慣れてますね」
「あら、今さら?私、どっちも行けるし」
「ああ、そういう・・・」
制服の中に入った先輩の手を止めることなんてできるわけが無くて、妙に慣れた手つきは確実に私の弱くて、敏感な部分を確実に、しっかりと刺激する。さっきの余裕を見せた表情は伊達ではなくて、本当に余裕だったらしい。
「手慣れすぎじゃないですか?」
「これが一年の差よ」
「・・・そうですか。んっ」
彼女の手が背中を撫でる。ぞわりとした感覚が全身に広がって思わず体の力が抜けていく。
「ほっと」
くるりとフライ返しでひっくり返すように私たちの上下が入れ替わる。いつの間にか場所どころか攻守すら入れ替わっている。抱かれるのはあまり好みじゃない。私が抱かれたいのは一人しかいない。未だにあの人よりも私の心を動かすような人に出会ったことは無い。水瀬だって蜜柑だってあの人に比べるとやっぱり物足りないし、抱かれたいとはあまりならない。目の前のロリータだって例外じゃない。むしろ、いつもなら抱き潰しているような体格だ。
「攻められるのはあんまり経験ないの?」
私があまり乗り気でないことが分かったのか挑発するような笑みでこちらに囁く。耳の中で反響するような、脳みその中に浸透するような、匂いのような声。
彼女のむき出しの乳房が私のとぶつかる。互いに痛い程固くなった突起がコリコリと絡み合う。
「・・・っ」
声未満の空気はきっと私の口から出ている。我慢したわけじゃない。声になる前に彼女に潰された声の残骸だ。彼女の短めの舌が首を這い回る。生温かい、それでいて妙に気持ちいい感触が私に余計な声を挙げさせる余地を与えない。
絡みつくような彼女のほっそりとした指は私の両手にしっかりとしがみついて私の余計な悪戯を許さない。
今の私は彼女という網に完全に捕らわれた獲物で、ただ食べられるのを待つしか選択肢が無い。
「意外と攻められるとしおらしいのね」
「・・・。別に、先輩の顔を立てなきゃなって思っただけです」
「それだけ強がれるならまだいけるわね」
服の中に入っていた指が遠慮を忘れたかのように私の肌を撫でる。さっきまで私の胸を弄っていた手が少し下がってお腹を這い回る。
「ふぅっ、んっ」
今まで味わったことのない快感が私の下半身に叩き込まれる。まるで子宮そのものを直接撫でられているような、そんな未知の感覚が脳をスパークさせる。お腹全体が痙攣しているような、そんな痙攣に引っ張られて声もうまく出ない。
「あっ、アッ、あ”あ”、ま”っって」
私の制止する声なんて聞いてくれるわけもなく、ただ快楽に翻弄される。そしてその時間はなんだか気持ちがよくて、懐かしいような感じ。
「ほら、だんだん指の締め付けがきつくなってきた」
「はっ、ぁあッ、き、きのせい、で、す」
「そんな嘘が通じるわけないでしょ。こんなに痙攣してるのに」
いつの間にか私の秘部に入っている彼女の指を私の肉壺は恥も外聞もかなぐり捨てて締め付けている。言われて意識するとどれだけ蠢いているのかがわかってしまうし、今こうやって認識することでもっと激しく動くようになっている。
「そんなに無理しないで、ほら、気持ちよくなろ?」
「あ”」
彼女の言葉が耳を通じてそのまま下半身にダイレクトに突き刺さってしまったのかと勘違いしてしまうような激しい快感。脳みそを丸焦げにするような快楽。理性を全て火にくべてしまったかのような勢いの悦楽。
一瞬の浮遊感の後の全身の気怠さでやっと自分が絶頂を迎えたことを理解する。蜜柑にされたような大人に犯されるのとは違う、同世代の貪るような激しい行為は偶には受けでもいいかななんて考えてしまうほどによかった。
「やっと意識が戻ったの?」
「先輩」
「イったと思ったら目が虚ろになってるんだもの、ちょっとやりすぎたわね」
確かに最期のほうの記憶が曖昧だけど、そんない時間が経ったのだろうか。時計を見ても、そもそもいつから始めたのかの記憶も怪しい。
「・・・そんなに時間経ったんですか?」
「いや、五分ぐらいかな」
「そうですか・・・」
「ま、大丈夫そうだし、もう少し休んでから帰りなさい」
「そうですね」
「私、上手かったでしょ」
「・・・まぁ、下手ではなかったですよ」
「負け惜しみね。私の方が上手かったでしょ」
「それは無い」
それは無い、はず。私だって後輩っていう遠慮さえなければ先輩ぐらい激しくできるはずだ、たぶん。
「さっきのあなたの痴態を見てもどっちが上手いかなんて自明だと思うけど」
「だとしてもまだ一勝一敗です」
「じゃあ、また今度決着をつけなきゃいけないわね」
「そうですね、また今度」
「また今度ね」
結局、全身から怠さが抜けて帰れるようになったのはそれから30分ほど後だった。
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