とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛

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隣のクラスの水瀬さん

第1話 とある桃色の昼下がり

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 昼休み。みんながお昼ごはんを食べて休んでいる時間。次の授業の準備をしたり、小テストの追い込みに必死だったり、そんな昼下がりに私は授業の準備をするわけでもなく、勉強をするわけでもなく、旧校舎の教室にいた。
「ねぇ、本当にやるの?」
そんなことを言いながら、入ってきた隣のクラスの彼女は既に赤くした顔を羞恥に歪めている。誰もいないとは言っても、恥ずかしいのだろう。クラスの中では本当に恥ずかしかったのではないだろうか。
たぶん私でも恥ずかしすぎて一日挙動不審になっているだろう。
「いいから、ほら見せて」
「でも・・・」
「いいから、つけてないならシてあげないよって言ったでしょ?」
「う・・・」
恥ずかし気にたくし上げたスカートの中には今朝から入れさせていたバイブがある。流石に電源は入れていないけど、いぼが付いているので入れているだけでかなりキツイだろう。
朝に彼女に入れさせた時より確実に深く入っており、しっかりずっと入れていたことが窺える。


「おはよう」
「・・・おはよう」
爽やかな朝には似つかない嫌そうな顔が迎える。
「そんな嫌そうにしなくてもいいじゃない」
「あんたは碌なことしないじゃない」
失敬な。そんなことを言われるようなことはしていないはずだ。だってみんな気持ちよさそうだし、嬉しそうだし。
この前だってあれだけよがっていたのに碌なこと、なんて酷いことを言ってくれる。
「そんなことを言うんだ、ふーん」
「な、何よ」
「この前シたとき、動画撮ってあるんだけど、見る?」
「は?撮ったの?」
「可愛かったから」
「かわ、そういう問題じゃないでしょ!?ちょっと、携帯貸しなさい!」
「や」
「や、じゃない!ちょっと!」
「じゃあ、一緒に来て?」
「・・・」
「来てくれたら消す。っていうか携帯渡すから自分で消していいよ」
返事を待たずに校舎に入る。こう言えば、彼女は絶対についてくるから。例え私が絶対にその動画を誰かに見せることもないことがわかっているとしても。
「ほんっと最悪、顔と身体以外まともな所がないんだから」
後ろから聞こえてくる嫌味は聞こえないことにして、そのままトイレに向かう。

「ねえ、何する気?」
「いいからいいから」
有無を言わせず、トイレに入り、一番奥の個室に二人で入る。
うちの学校は妙にトイレが広い。もう少し狭くしていいから、個室の数を増やしてほしいというのはほぼ生徒の総意だ。男子トイレも同じ状態らしい。
広めのトイレだと二人がすっぽり入ることが出来る。
「じゃーん」
私がバックから出したのは昨日買ったばかりのコンパクトサイズのディルド。少し小さめなので目立ちづらいのがセールスポイント。私が作ったわけじゃないけど。
「何それ?」
「何って、知ってるでしょ?」
「知ってるわよ!私が聞いているのはなんでそれが学校のバックから出てくるのかってことよ!」
「あんま、大きい声出したら他の人に聞こえるよ」
凄い顔をしながらも、深呼吸をして心を落ち着けている。
でもトイレの空気って独特の匂いがあるから好きじゃない。ここで深呼吸してもたぶん私は落ちつくことは無い気がする。
「・・・で?何で?」
「違う娘に使おうと思って。でもあなたが絡んできたから予定変更したの」
「つまり、私が普通に接してたらこんなことになってないってこと?」
「まあ、そうだね」
「はぁ・・・」
凄い露骨なため息を見せつけてくる。何を終わったかのような雰囲気を醸し出しているのだろうか。
「ほら、下脱いで?」
「は?」
「動画」
すごい渋々と言った顔でスカートとパンツを脱ぐ。
の割にはしっかりとパンツに染みが付いていたけど。
「えい」
彼女の割れ目を軽く触る。既に少し濡れている。ここの連れてこられた時点である程度何をされるのか察していたのだろう。
興奮した時特有の甘さと酸っぱさが混ざったにおいがする。
糸を引く指はいつかの彼女を思い出す。あの日の彼女を思い出すと私の方も濡れてきそうだ。
濡れた指で彼女を弄びたい気持ちをぐっと押さえて、その割れ目に指をあてがう。開いた穴からさっきとは比較にならない濃い匂いがする。まるでそのまま液が落ちてきそうな熱だが、そこまではまだ至っていないらしい。
火傷しそうな壺の中に指を滑り込ませる。待ち構えていたかのように、中の肉が私の指に絡みつく。
「ん」
彼女の口から漏れた声はどう繕っても喘ぎ声と言われるもので、どれだけ押し殺したとしても赤くなった顔と溢れる蜜が彼女に言い訳を許さない。
言い訳をするかは知らないけど。
「濡れてきた」
「あっそ」
素っ気ない彼女の顔は赤くて、耳まで真っ赤だった。必死に顔を逸らしているけれど、そのせいで余計に赤い耳が際立つ。
中で動かすたびに、彼女の愛液が指に絡んで卑猥な音を立てる。それはきっと彼女も聞こえているはずだけど。
しばらく指を動かしているともう指がふやけそうな量の蜜でコーティングされる。
「もう十分かな」
「何が」
「コレを入れるのに」
さっき見せたディルドを彼女の秘部に押し当て、ゆっくりと押し込んでいく。コンパクトサイズなのもあって、あっさりと全部飲み込まれる。あっさりと飲み込んだ秘部とは正反対に全身は軽く痙攣している。足が生まれたての小鹿も斯くやという震えっぷりで少し面白い。
「で、どうしたいの?」
気丈にふるっているが、まだ顔の熱が引いていないし、全身から発情のオーラが見えてくる気さえする。声も少し震えているし、息も荒い。まるで誘われているようだ。
「それお昼まで入れておいてね」
「は?」
まるで空気を読んだかのようなタイミングでチャイムが鳴る。
「じゃ、またお昼にね」
「な、ちょっ」
「別に抜いても良いけど、動画は消さないし、気持ちよくもしてあげない」
耳元で囁けば、もう彼女には首輪がついたも同然だ。
恥ずかしさか、怒りか、それともその両方か。震える彼女を置いて、私は駆け足でホームルームに向かった。
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