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入学式の前の準備体操
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双山家、私が生まれた家で、他の家とは少しだけ様子がおかしい家系。いや、これを少しと言えるかどうかはだいぶ人に依ってしまう、とは思う。でも大きさだけを言うのなら少し、だ。体の大きさから考えるのなら矮小とすら言える。でも医療や、人間という範疇から考えるとかなり大きな問題ではないかと思う。そして私たちが何の不自由もなく、いや自由気儘に過ごしていることからも、自分の家の力の大きさに圧倒されてしまう。いや、私の家なんだけど。
「うっ。ありがと、猫山さん、どんどん上手くなってくるね」
「ありがたい言葉でございます。成美お嬢様」
私の腰に顔を埋めて顔色一つ変えずに精子を搾り取り、汚れた顔を何の衒いも無く向けてくる専属花柳係である猫山を見ていると、やっと収まってきていた朝の欲がまた起きてきそうだったので、着替える振りをして顔を体ごと後ろに向ける。とはいえ、そんなことでどうにかできるほど花柳係の淫気はちゃちではない。
と思ったのも束の間、下を向いているはずの私の欲棒は上を向いていた。自分の性欲に付き合ってもう十年を超えたところだけど、毎朝律義に暴発寸前で目が覚める。夢精もすることなく、導火線に火が付いた爆弾が放置された状態で朝を迎える。
「猫山さん、やっぱり待って。服脱いで?」
「しかし、お嬢様。もうあまり時間が」
「すぐ終わらせるから、ね?お願い」
しぶしぶといった顔で、でも手際よく品の良いメイド服を脱いでいく。一皮剥けば、なんて言うけれど彼女、いや彼女たちは、例外なくその服の中に匂い立つような色と艶を忍ばせている。私の専属は平均から見ると胸の大きさは小さいとすら言える。でも形の良さとしっかりと主張するお尻が好きで、私の専属に指名している。
ただ劣情を煽るために作られたとしか思えない下着には各所にスリットが入っていて、隠さなければいけないところを全く隠していない。そういう格好が好きというのもあるけれど、脱がなくてもデキるというのが一番でもある。朝の時間ない時にもしやすいし。
「お嬢様、最近我慢が出来なくなっているように見えますが」
「うるさいってば、お小言なら後で聞くから」
小言を言いながらもベッドに手をついてこっちにしっかりと下半身をグイっと見せつけてくる。何度も見た光景。でも未だに飽きるどころか、慣れたこともない。下半身に血が集まりすぎた時のあの気持ちよさが昇ってくる。
酸欠気味の脳が果たして正常な判断を下せるのか。下せるのなら朝っぱらからさっき着たばかりの制服を一気に脱ぎ捨てたりはしないだろう。
「お嬢様・・・」
猫山の呆れたような声が出しているけど、そんなものは今関係ない。でもそれ以上はなにも言ってこない。口論のほうが時間がかかるのはわかっているだろうし、服まで脱いだ私がここから諦めるわけがないことをわからないほど一緒に過ごした時間は少なくない。
私の我慢の限界を彼女のぐっしょりと濡れた秘部にあてがう。特殊な訓練でも積んでいるのか、猫山の家の使用人はみんな服を脱ぐころにはしとどにと濡れている。
「うっ」
あっさりと全部を何の抵抗もなく、飲み込む。私のは平均よりもそれなりに太いし長い、と言っても男性用の資料だけど。
さっさと抜いて学校に向かわなければならない、とは思いつつももっと猫山を味わいたいという気持ちが腰の動きを鈍らせる。そんな私の葛藤も猫山には関係なく、何の容赦もなく締めあげる。
「ちょっと猫山、締めすぎだって」
「いえ、そんなことはしておりませんよ?お嬢様の我慢が利かないだけでは?」
会話の隙を衝かれて、一気に猫山の締め付けがマックスまで上がる。絶対に我慢なんて許さないという意思が聞こえてくるような強い締め付けに何の辛抱もできなかった。
「あ」
奥までしっかりと入っている状態で、ほとんど動かすこともなく、私は果てた。どくどくと熱いのが自分の中から吐き出されていくのを感じる。びくりと棒が震えるたびに少しづつ出る。
「お嬢様、こちらに」
そういってあまり大きくないはずの口が驚くほどの大きく開く。見る度に驚いている気がする。昔見た卵を丸呑みしようとしている蛇の口ってこんな感じだった気がする。導線のように口から出ている舌の上に下を向き始めた私をそっと載せる。
「・・・」
その瞬間、罠にはめるかのように口がすっと閉じる。ハエトリグサも驚きの捕食を見せた彼女の口の中は熱くてあったかくて気持ちがいい。さっきも咥えてもらったというのに、興奮が薄まることない。
しっかりと口の中に咥えたところで掃除機もびっくりの勢いでまあちょっと残っていた分まで何もかも吸い取られていった。ラーメン屋とかの麺を啜る音だけを集めて濃縮したような音で根こそぎ吸い取って、まるで完食と言わんばかりの勢いで口から私が出てくる。
「はぁ」
正直頑張っているのは私では無いのだけれど、根こそぎ、それこそ精も根も吸い取られてはため息ぐらいしか出ない。
「もう一滴も出なささそうですね」
口元を真っ白にしながらも声色に変化はない。それを見て、私は高校在学中にこの人に泣くような喘ぎ声を上げさせてやる、そう密かに決意した。
「じゃあ私、着替えるから。猫山さんも準備してきて」
「かしこまりました」
後ろからは何の音もないけど、きっともう部屋から出ているし、私が家の外に出るころには学校に向かう準備が出来ている。手早く朝を済ませて、学校に向かう。母がいれば、こんな雑に朝を済ませると小言の一つでも飛んでくるものだけど、いないならこちらのものだ。猫山も諦めたのか何も言ってこない。
学校に向かう車の中で見慣れた街の景色を眺める、のも良いと思ったけれど数分で飽きた。見越していたらしく車の中にはこれから三年間通う学校のパンフレットが置いてある。「双子山女子高等学校」どこかで見たことのあるキャッチコピーと写真が並んでいる。変わった点を一つ上げるとすれば一ページ目にある理事長の顔が母親の顔だということだろうか。
学校に着いたらまず理事長室に来るように言われている。面倒だとは思いつつ、行かないほうが面倒なことになるのは見えている。朝からわがままを聞いてもらった手前、猫山に愚痴を言うのも憚られて、私はばれないようにため息をついた。
「うっ。ありがと、猫山さん、どんどん上手くなってくるね」
「ありがたい言葉でございます。成美お嬢様」
私の腰に顔を埋めて顔色一つ変えずに精子を搾り取り、汚れた顔を何の衒いも無く向けてくる専属花柳係である猫山を見ていると、やっと収まってきていた朝の欲がまた起きてきそうだったので、着替える振りをして顔を体ごと後ろに向ける。とはいえ、そんなことでどうにかできるほど花柳係の淫気はちゃちではない。
と思ったのも束の間、下を向いているはずの私の欲棒は上を向いていた。自分の性欲に付き合ってもう十年を超えたところだけど、毎朝律義に暴発寸前で目が覚める。夢精もすることなく、導火線に火が付いた爆弾が放置された状態で朝を迎える。
「猫山さん、やっぱり待って。服脱いで?」
「しかし、お嬢様。もうあまり時間が」
「すぐ終わらせるから、ね?お願い」
しぶしぶといった顔で、でも手際よく品の良いメイド服を脱いでいく。一皮剥けば、なんて言うけれど彼女、いや彼女たちは、例外なくその服の中に匂い立つような色と艶を忍ばせている。私の専属は平均から見ると胸の大きさは小さいとすら言える。でも形の良さとしっかりと主張するお尻が好きで、私の専属に指名している。
ただ劣情を煽るために作られたとしか思えない下着には各所にスリットが入っていて、隠さなければいけないところを全く隠していない。そういう格好が好きというのもあるけれど、脱がなくてもデキるというのが一番でもある。朝の時間ない時にもしやすいし。
「お嬢様、最近我慢が出来なくなっているように見えますが」
「うるさいってば、お小言なら後で聞くから」
小言を言いながらもベッドに手をついてこっちにしっかりと下半身をグイっと見せつけてくる。何度も見た光景。でも未だに飽きるどころか、慣れたこともない。下半身に血が集まりすぎた時のあの気持ちよさが昇ってくる。
酸欠気味の脳が果たして正常な判断を下せるのか。下せるのなら朝っぱらからさっき着たばかりの制服を一気に脱ぎ捨てたりはしないだろう。
「お嬢様・・・」
猫山の呆れたような声が出しているけど、そんなものは今関係ない。でもそれ以上はなにも言ってこない。口論のほうが時間がかかるのはわかっているだろうし、服まで脱いだ私がここから諦めるわけがないことをわからないほど一緒に過ごした時間は少なくない。
私の我慢の限界を彼女のぐっしょりと濡れた秘部にあてがう。特殊な訓練でも積んでいるのか、猫山の家の使用人はみんな服を脱ぐころにはしとどにと濡れている。
「うっ」
あっさりと全部を何の抵抗もなく、飲み込む。私のは平均よりもそれなりに太いし長い、と言っても男性用の資料だけど。
さっさと抜いて学校に向かわなければならない、とは思いつつももっと猫山を味わいたいという気持ちが腰の動きを鈍らせる。そんな私の葛藤も猫山には関係なく、何の容赦もなく締めあげる。
「ちょっと猫山、締めすぎだって」
「いえ、そんなことはしておりませんよ?お嬢様の我慢が利かないだけでは?」
会話の隙を衝かれて、一気に猫山の締め付けがマックスまで上がる。絶対に我慢なんて許さないという意思が聞こえてくるような強い締め付けに何の辛抱もできなかった。
「あ」
奥までしっかりと入っている状態で、ほとんど動かすこともなく、私は果てた。どくどくと熱いのが自分の中から吐き出されていくのを感じる。びくりと棒が震えるたびに少しづつ出る。
「お嬢様、こちらに」
そういってあまり大きくないはずの口が驚くほどの大きく開く。見る度に驚いている気がする。昔見た卵を丸呑みしようとしている蛇の口ってこんな感じだった気がする。導線のように口から出ている舌の上に下を向き始めた私をそっと載せる。
「・・・」
その瞬間、罠にはめるかのように口がすっと閉じる。ハエトリグサも驚きの捕食を見せた彼女の口の中は熱くてあったかくて気持ちがいい。さっきも咥えてもらったというのに、興奮が薄まることない。
しっかりと口の中に咥えたところで掃除機もびっくりの勢いでまあちょっと残っていた分まで何もかも吸い取られていった。ラーメン屋とかの麺を啜る音だけを集めて濃縮したような音で根こそぎ吸い取って、まるで完食と言わんばかりの勢いで口から私が出てくる。
「はぁ」
正直頑張っているのは私では無いのだけれど、根こそぎ、それこそ精も根も吸い取られてはため息ぐらいしか出ない。
「もう一滴も出なささそうですね」
口元を真っ白にしながらも声色に変化はない。それを見て、私は高校在学中にこの人に泣くような喘ぎ声を上げさせてやる、そう密かに決意した。
「じゃあ私、着替えるから。猫山さんも準備してきて」
「かしこまりました」
後ろからは何の音もないけど、きっともう部屋から出ているし、私が家の外に出るころには学校に向かう準備が出来ている。手早く朝を済ませて、学校に向かう。母がいれば、こんな雑に朝を済ませると小言の一つでも飛んでくるものだけど、いないならこちらのものだ。猫山も諦めたのか何も言ってこない。
学校に向かう車の中で見慣れた街の景色を眺める、のも良いと思ったけれど数分で飽きた。見越していたらしく車の中にはこれから三年間通う学校のパンフレットが置いてある。「双子山女子高等学校」どこかで見たことのあるキャッチコピーと写真が並んでいる。変わった点を一つ上げるとすれば一ページ目にある理事長の顔が母親の顔だということだろうか。
学校に着いたらまず理事長室に来るように言われている。面倒だとは思いつつ、行かないほうが面倒なことになるのは見えている。朝からわがままを聞いてもらった手前、猫山に愚痴を言うのも憚られて、私はばれないようにため息をついた。
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