売春少女を救う教師の話

神谷 愛

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秘め花

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 彼女にああは言ったものの、まだまだ愛撫を止めるつもりはない。男と違って私たちは数回絶頂を迎えることが出来る。きっと碌にそんなことを知らずにただ流されて、満足した気がしているのだろう。
「せんせい、イかせてください・・・」
「まだ駄目」
極上の絶頂は我慢の果てにある。あまり我慢するのはよくないが、それを差し引いても極上だ。
服の上からでも彼女の乳首が痛い程勃起しているのがわかる。そこを爪で引っ掻く。カリカリとされるのは感触よりも視覚的な意味が大きい。どれだけ引っ掻かれようとも動きに比して与えられる刺激が少ないのでより焦らされる。
「せんせぇ」
これだけ焦らされたことが無いであろう彼女にはこの類の快楽は劇薬にも等しい。既に軽くはイっているようだが、果てるのはそれの比ではない。
座っているだけの元気も無い彼女が懸ける体重が心地いい。温かくて、甘い匂いがする、そして甘い声を漏らす抱き枕。
手をスカートの中に伸ばす。抵抗されることも無くすんなりと入った彼女のスカートの中は彼女が発する熱で蒸れていて、入れた手が湿るほどだ。

援助交際をしていると言っても、それだけの女生徒だ。学校では真面目な生徒だし、悪い人間とつながっているわけでもない。スカートが過度に短いわけでもないし、髪を染めているわけでもない。授業を思い出してもぱっと思い出せない程度には目立た
ない生徒だ。だからこそ、援助交際なんてことをしたのだろうけど。

「せんせい?」
「あ、ごめんね」
止めていた手をまた動かす。彼女のじっとりと濡れた下着をかき分け、その中に指を入れる。溢れるように零れる彼女の愛液が手をべったりと濡らす。
「すごい興奮してるじゃない。女同士なんてありえないってさっき言ってたのに」
「それは、だって、せんせいが、うまいから」
「かわいいこと言えるじゃない」
不覚にもきゅんとしてしまった。十は歳が離れている相手にときめくとは思っていもいなかった。教師になってからは荒れた生活を送っていないので耐性がさがっているのだろうか。それを隠すように私は彼女を責め立てることにした。
「双葉さん、スカート脱ぎましょっか」
「え?」
「これ以上シたらスカートもう履けなくなるわよ。ああ、下着もね」
「で、でも」
「脱ぎなさいって言ったのよ」
耳元で命令を囁き流し込む。これだけ私に好き放題されればもう彼女が私に逆らうのは難しい。
震える足で立ってスカートを下ろし始める。生まれたての小鹿みたいな足は見ていてとても保護欲が掻き立てられる。生まれたての小鹿なんて見たことないけど。
スカートのホックに手を掛けてもやっぱり恥ずかしいらしい。
「先生、やっぱり・・・」
「脱ぎなさいって言ったんだけどね?」
「でも、今日は処理も甘いし、また明日でも・・・」
「だめ、脱ぎなさい」
彼女が今日の手入れを怠っていることなんてさっき手を突っ込んだんだから知っている。手入れが甘い女性もなんだか隙があって可愛いものだ。
恥ずかしそうにスカートを落とす。明るみに出た彼女の下着はもう言い訳のしようもない程に濡れていて、白いパンツは透けて手入れのされていない毛が見えている。
「ほら、パンツも」
そこまで透けていればもう履いている意味もない。脱いだ彼女のパンツからする匂いは紛うことなき発情の匂い。
「ほら、こっちおいで」
私に言われるままにまた私の膝の間に座る。さっきまでの甘い匂いだけではない、誘うような雌の匂いが脳にダイレクトに刺さる。
もう一度彼女の膣に手を伸ばす。べったりとした愛液は私の指の侵入を拒むどころか奥に奥にと指を運んでいく。絡みつくような内部は私の指に絡まり締め付け離そうとしない。
あぁ、この感触がたまらない。さっきまで私を拒絶までしていた彼女が今こうして私の指に媚びている。今まで幾度となく味わったがやっぱり興奮する。
快楽から身を捩って逃げようとする彼女をしっかりと抱きしめて逃がさない。その間にも乳首を引っ掻くことは忘れない。
「もう少し、もう少し。もう少し我慢しようね」
「んっ、はぁっ」
すがるような彼女の目つきが本当に興奮させてくれる。蕩け切った目の奥から訴えてくるのは終わってほしいではなく、快楽を知りたい、だ。
「双葉さん」
「んぇ?」
「イかせてあげる。イきたいでしょ?」
「は、はい」
「3」
カウントに合わせて、さっき外しておいたシャツの中に手を入れる。ブラの中に入れて直に触った乳首はびっくりするほど大きくなっていた。
「2」
乳首の周りを円を描くように指を回す。怖いのか私の腕を握る彼女の手に力が入る。
「1」
彼女の中に入れた指でザラリとした彼女の裏側に指をつける。まだ動かしはしないが。準備をするように膣の中が一瞬緩む。
「0。イっていいわよ」
言葉と同時に両手を思い切り動かす。
「ひぎぃぃっ。あぐっ」
焦らされ続けた乳首を思い切り摘ままれればこんな声も出る。
「んぁっ。イックゥ」
中に入れた指にしっかりとまとわりつく膣が彼女の絶頂の深さの証左だ。
「せ、せんせい、イくの、とまらない、んですけど」
「それはそうよ。しばらくはまともに動けないと思うわよ」

やっと彼女が動けるようになったのはもう最終下校時間が迫ろうとする時間だった。
「先生」
「なんですか?」
「その、ありがとうございました」
「・・・。ふふっ」
私に好き放題されてお礼を言われるとは思わなかった。
「またいつでも来なさい。私があなたを認めるし、満たしてあげるから」
「は、はい。先生」
「それじゃ、また今度ね。蕾さん」
「!」
「この生徒指導室にいるときは女と女よ。別に先生と呼ばなくても良いわ」
「先生って下の名前なんて言うんですか?」
「曖子よ。不昧 曖子らふまい あいこよ」
「じゃあ、曖子さん。また今度」
「また来るの?」
「いつでもって言ったのは曖子さんでしょ?」
順応性の高さに一瞬言葉に詰まる。そして、その隙をつかれた。
彼女の顔にいたずらっぽい笑顔が広がる。
「私のファーストキスも上げますね?」
それだけ言って彼女は部屋を出て行った。

「生意気じゃない」
次あったらもっと激しくしようかしら。
そんなことを考えながら部屋の掃除をすることにした。
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