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青鬼と粽(ちまき)③
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「あの時の優ちゃん……かっこよかった……命令されただけで射精しそうになっちゃった」
股間から顔を上げた龍星が嬉しそうに明かす。
「直ぐ出しちゃったもんなー、その後、俺のを咥えながら自分の扱いて……」
ずっと不埒な妄想の対象だった人の想像を上回る痴態に、優斗の計画は彼方に吹っ飛んだ。
「フェラだけかと思いきや、ローションまで用意されてて」
「アナルの開発もしてたからね。毎日優ちゃんをオカズにして」
「とんだ淫乱だったよな」
「俺の淫乱は、優ちゃん限定だからね」
竿を扱かれつつ鈴口をチロチロと舐められて、突き上がる快感に自然と腰が揺れた。
「龍兄、そこ寝て、足開いて」
龍星はいそいそと命令に従う。ラグマットの上に仰向けになり、開いた足を自ら持ち上げた。菊門は期待にヒクヒク蠢き、トロトロと泣いている。
「やらしいなぁ、そんなに挿れて欲しいのかよ」
「ごめんね、我慢できなくて」
「年下の幼なじみを身体で縛りつけようとするだとか」
優斗はコンドームを装着し、そそり立つ棹を掴んだ。そして、待ち侘びる場所へズブズブと押し込んでやる。プツプツと溢れ出す粘液が、涎のように尻を伝っていった。
「あっ、はん、優ちゃんんん」
「万年発情しちゃって困った鬼ちゃんだよなぁ」
「あん!ごめんね、いやらしくってぇ」
「ここはちょっとな。中イキしてぇんだろ?」
「うん、中がいいっ」
「じゃ、我慢な」
優斗は龍星の乳首と陰茎を同時に責める。眉を寄せ、必死で耐える美しい顔を堪能し、滾らせた。
「あ、や、イク、イッちゃうよ」
「イッたら辛いだろ、俺はまだだもん。もっとガンガン突きたいもん、奥まで、ほら」
激しい律動に華奢な身体が揺れる。断続的に高い声を上げる恋人を、優斗は嬉々として苛めた。
「あああっ、イクッ、出ちゃうよ!優ちゃん、扱かないでっ」
「はっ、まだだ。出したらお仕置、ちっ、先走り汁出しすぎだろ、もうぐちょぐちょじゃねぇか」
「お仕置して欲しいんだけどぉ!どうしたらいーのぉ!もぉっ、ダメぇ」
痙攣するアナルを指で抑え、動きを封じる。射精できないもどかしさに、龍星が泣いて訴えた。
「あっ、ああっ、イクッ、イキたいよぅ!」
優斗はほくそ笑む。快楽に翻弄され悲痛に歪む表情に、激しく興奮した。腰を引き、ビキビキと脈打つ棹をガツンと奥まで打ち込む。
「仕方ねぇなぁ、イッていーぞ」
欲望のまま突き上げれば、龍星が仰け反り、勃ち上がった陰茎がぶるりと震えた。白濁を吐き出す様を眺めながら何度か腰を打ち付けた後、優斗も蠢く壁に欲望を放つ。
荒い息を吐き、自分の精液で濡れた白い腹を揺らす龍星に、再び欲望が首をもたげた。
「はぁっ、気持ち良かった優ちゃん……もっとシタイ」
「また朝までコースかよ。明日は休みだから良いけどさ」
「オトコノコの日だろ?めいいっぱい楽しもうよ。優ちゃんをいっぱい食べさせて」
美しい鬼は舌を出す。尖った八重歯を舐め、妖艶に笑った。
「来年も再来年も。ずっと優ちゃんの『粽』は俺のもの。お互い食べ合おう。柏餅に浮気しちゃ嫌だよ」
結局、捕えられたのは優斗の方なのかもしれない。
首輪に繋がった鎖の先には、雁字搦めの飼い主。
欲張りな鬼に求めるまま餌を与え続ける奴隷。
――それでも良い。
挙句の果てに食われても、この美しい鬼の糧となるならば。
顔を寄せた優斗に、しなやかな腕が伸ばされる。
開いた赤い口から除く尖った歯。
引き寄せられ食われる瞬間、湧き上がる恍惚。
食べられたいのは、果たしてどっちだ?
青鬼さんは食べられたい
「青鬼と粽」――終――
股間から顔を上げた龍星が嬉しそうに明かす。
「直ぐ出しちゃったもんなー、その後、俺のを咥えながら自分の扱いて……」
ずっと不埒な妄想の対象だった人の想像を上回る痴態に、優斗の計画は彼方に吹っ飛んだ。
「フェラだけかと思いきや、ローションまで用意されてて」
「アナルの開発もしてたからね。毎日優ちゃんをオカズにして」
「とんだ淫乱だったよな」
「俺の淫乱は、優ちゃん限定だからね」
竿を扱かれつつ鈴口をチロチロと舐められて、突き上がる快感に自然と腰が揺れた。
「龍兄、そこ寝て、足開いて」
龍星はいそいそと命令に従う。ラグマットの上に仰向けになり、開いた足を自ら持ち上げた。菊門は期待にヒクヒク蠢き、トロトロと泣いている。
「やらしいなぁ、そんなに挿れて欲しいのかよ」
「ごめんね、我慢できなくて」
「年下の幼なじみを身体で縛りつけようとするだとか」
優斗はコンドームを装着し、そそり立つ棹を掴んだ。そして、待ち侘びる場所へズブズブと押し込んでやる。プツプツと溢れ出す粘液が、涎のように尻を伝っていった。
「あっ、はん、優ちゃんんん」
「万年発情しちゃって困った鬼ちゃんだよなぁ」
「あん!ごめんね、いやらしくってぇ」
「ここはちょっとな。中イキしてぇんだろ?」
「うん、中がいいっ」
「じゃ、我慢な」
優斗は龍星の乳首と陰茎を同時に責める。眉を寄せ、必死で耐える美しい顔を堪能し、滾らせた。
「あ、や、イク、イッちゃうよ」
「イッたら辛いだろ、俺はまだだもん。もっとガンガン突きたいもん、奥まで、ほら」
激しい律動に華奢な身体が揺れる。断続的に高い声を上げる恋人を、優斗は嬉々として苛めた。
「あああっ、イクッ、出ちゃうよ!優ちゃん、扱かないでっ」
「はっ、まだだ。出したらお仕置、ちっ、先走り汁出しすぎだろ、もうぐちょぐちょじゃねぇか」
「お仕置して欲しいんだけどぉ!どうしたらいーのぉ!もぉっ、ダメぇ」
痙攣するアナルを指で抑え、動きを封じる。射精できないもどかしさに、龍星が泣いて訴えた。
「あっ、ああっ、イクッ、イキたいよぅ!」
優斗はほくそ笑む。快楽に翻弄され悲痛に歪む表情に、激しく興奮した。腰を引き、ビキビキと脈打つ棹をガツンと奥まで打ち込む。
「仕方ねぇなぁ、イッていーぞ」
欲望のまま突き上げれば、龍星が仰け反り、勃ち上がった陰茎がぶるりと震えた。白濁を吐き出す様を眺めながら何度か腰を打ち付けた後、優斗も蠢く壁に欲望を放つ。
荒い息を吐き、自分の精液で濡れた白い腹を揺らす龍星に、再び欲望が首をもたげた。
「はぁっ、気持ち良かった優ちゃん……もっとシタイ」
「また朝までコースかよ。明日は休みだから良いけどさ」
「オトコノコの日だろ?めいいっぱい楽しもうよ。優ちゃんをいっぱい食べさせて」
美しい鬼は舌を出す。尖った八重歯を舐め、妖艶に笑った。
「来年も再来年も。ずっと優ちゃんの『粽』は俺のもの。お互い食べ合おう。柏餅に浮気しちゃ嫌だよ」
結局、捕えられたのは優斗の方なのかもしれない。
首輪に繋がった鎖の先には、雁字搦めの飼い主。
欲張りな鬼に求めるまま餌を与え続ける奴隷。
――それでも良い。
挙句の果てに食われても、この美しい鬼の糧となるならば。
顔を寄せた優斗に、しなやかな腕が伸ばされる。
開いた赤い口から除く尖った歯。
引き寄せられ食われる瞬間、湧き上がる恍惚。
食べられたいのは、果たしてどっちだ?
青鬼さんは食べられたい
「青鬼と粽」――終――
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