【完結・BL】騎士団長様は「とある疼き」を解消したい！【賢者×騎士団長】

8】恋人になって初めての⑧

8】恋人になって初めての⑧

「ぉ゛……♡おちんぽ……♡♡おっぱいみたいに♡♡気持ち良くして下さ……ぁ゛っ♡」

勃起を始める下半身を見られている。髪と同じ色をした陰毛も、漏れ出る白濁だって見られている。恥ずかしいのに、私は口元を抑えること無く。騎士団長として口にしないであろう言葉を吐いて、レオ殿を見つめた。

「ははっ。今の姿、きっと誰も騎士団長だと思いませんよ」

「ひ……っ゛！♡ぁ、あ……♡♡今は……今はぁ……！」

酷い。そう思ったが、何度も思うが仕方がないのだ。だって、ベッドの上で二人きり。こんなことをしている相手は、レオ殿なわけで。

「今は？」

「今は……っ、騎士団長ではなく……ぅ゛ぁ……♡ただのアランなので……！」

肩書なんて無い、ただのアラン。一人の人間としてのアランなのだ。

「はっ……、何ですそれ？」

グイッ！　ギシッ……────！

「ぐっ……！」

身体が折り曲げられ苦しかった。僅かに離れたレオ殿が、私の下半身に身体をくっつけたまま、私の顏の近くに顔を寄せる。何度見ても整った顔が、また嬉しそうな表情を浮かべたかと思えば意地悪げに笑った。

ドキン。

　（意地悪なことをする時の表情だが、私は恐らくこの表情が好きだ）

「レオ……殿っ……」

「そんなこと言われた、もっと好きになるじゃないですか」

もっと好きになってくれればいいのに。私がこんなにレオ殿に振り回されてしまうんだ。レオ殿も、少しくらい私の気持ちが分かればいいのに。

「ふ……ふふっ。良いですよ？　好きになって下さい」

「言いますね。まぁ、もうずっと好きなんですけど。俺だけのアラン様とか、最高ですね。ああ、勿論。賢者の肩書のない、ただのレオの俺もアラン様だけのものですよ」

──────ちゅっ。

「ん……っ、ぁ……れ、レオ殿……♡」

「アレン様、同性同士。男同士で子作りする方法知っていますか？」

ヒソリと耳元で囁かれ。

「……っ♡」

思わず身体が震え、疼いたのは腹のナカだった。それから、私は質問の答えを知っている。

「知ってます……！」

「へぇ……？」

一瞬、レオ殿の眉尻がピクリと動く。どうして？　といぶかしがる様子に、不味いと思い私はすぐに言葉を続けた。

「あ、ちがっ……！　誰にも聞いてません！　そのっ……自分で調べたので……」

「ふーん。そうですか。忙しいアラン様が、俺と子作りしたくて調べたと？」

「う、ぅう゛……意地悪しないで下さい……」

「じゃあ、どこに挿れるか教えて下さい」

「え……！　ぉ……お尻の穴です……アナルです……♡」

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更新しました！
お気に入り・エール・コメント有難うございます！
なかなか伸び悩みなので、これも早めに終わらせるかもしれません汗